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第3章 3年時 ーアレックス編ー
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「じゃあアレックス、留守をよろしくね。」
「はい。母上、兄さん、いってらっしゃい。」
夏休みのある日、家族でリアの家、マクレガー家に遊びに行くことになったのを何かと理由をつけてアレックスだけお留守番するように手を回した。
僕がいると兄さんはリアと話さないから、と言えば母上はすんなり許可してくれた。
父上は議会の仕事で今は首都におり、郊外の自宅を留守にしている。
そうして家族みんなが家を出るという状況を作り上げた。
「「「お邪魔しまーす。」」」
ノエル、ハロルド、ショーンがドーリン家にやってきた。なぜかノエルは腕に猫を抱いていた。
「ごめん、アレックス。家の猫がついてきちゃった。」
いつかにも見た青っぽい色の毛の猫だ。アレックスに向かってニャーと鳴く。
「大人しい子だから安心して。ね、オズマ、いい子にしてるよね?」
ノエルに対しても猫はニャーと鳴いた。まるで返事するかのようだ。
「ノエルの猫が神出鬼没なのはいつものことだから。さ、行こう。ネックレスの場所に当たりはついてる?」
「うん。母上の部屋のショーケースの中だよ。」
4人はぞろぞろとドーリン夫人の部屋まで移動する。
「通いの使用人は今日はお休み?」
「うん。もともと食事と母上の着替えの世話をしてくれる人だから、僕だけだったら作り置きで大丈夫って言って休んでもらった。」
母上の部屋は、もとはおばあさまの部屋でこの屋敷で二番目にいい部屋だ。アレックスは子供の頃から何度も中に入っており、今日もいつもの調子で扉を開いて中に入った。ノエルが中に続こうとすると、カバンの中から猫がニャーと鳴いてばたばたと暴れた。
「あら、オズマ。どうしたの?」
「…この部屋。僕たちは入れないみたいだ。」
ハロルドがどこからかハンカチを取り出して入口に向かってぽいと投げると、部屋と廊下の狭間でバチバチと火花が散り、ハンカチが焦げた。
「多分、部屋主不在だと血縁者しか入れなくなるんだ。アレックス、ネックレス取ってこれる?」
「う、うん。」
アレックスも知らなかった部屋にかけられている魔法にちょっとびくびくしながらも、母上の衣裳部屋に入り、母上がネックレスをしまっているケースを取り出した。
とりあえずそれを持って衣裳部屋を出て、ノエルたちのいる扉の方へ向かう。
「待った。アレックス。もしかしたらネックレスの持ち出しにも制約があるかも。」
眼鏡をかけたハロルドがこちらを見た。
「この部屋の魔法、多分かけられたのは100年ぐらい前だ。この部屋に主がいる限り続くことになってる。もしかしたらそのネックレスがファクターになってるかも。」
「…この家、100年以上前からあるの?」
「貴族の家ってみんなそうだよ。魔法で綺麗に維持してるんだ。使用人も魔法使いな場合がほとんどだからね。」
「…我が家、掃除の使用人は雇ってないんだよ。ひいひいおばあ様が強い魔法使いで、強力なお掃除の魔法をかけてくれたから…。」
「それだ。アレックスはそこで箱をあけてネックレスを見せてくれる?」
アレックスは頷いて入口ぎりぎりで箱を開けて床に置く。中から出てきたのは緑色の大きな石が中央につき、その周りも同色の小さな石が飾っている。
アレックスもしばらく見ていなかったが、以前に見せられた”古の魔道具”と全く同じものだ。
「これだ。アレックス、一度部屋を出て。ノエル、試しにこの魔法越しにネックレスに光魔法がかけられそうかやってみて。ショーン、ビビを呼んで。」
この場の司令塔・ハロルドの指示にみんなが従う。『ちょっと!気安く名前を呼ぶんじゃないわよ!ショーンしか私の名前は呼んじゃダメなの!』と怒りながら出てきた時の精霊を除いて。
「ハロルド、かけれるみたい。」
「よかった。時の精霊はどう?」
『ちょっと!私にはショーンにもらったビビっていう名前があるの!』
この精霊さん、ちょっとあほの子だ。ショーンが頼みなおすとすんなり言うことを聞いてくれた。魔法越しに時の魔法をかけるのも問題ないようだ。
「周りの石から一つずつ術がかかるようにしてほしいんだ。真ん中の大きな石には最後に術がかかるように。期間は3年間で全部完了するように。」
ショーンがハロルドの指示を復唱してビビに指示を出す。
「これで、徐々に魔道具の力は弱くなっていくと思う。でもドーリン夫人の精神が健全に戻るとは保証できない。いきなり壊すよりかはましだと思うけど。
どうする?アレックス?始める?」
アレックスは少し震えた。これだけのことをしても三年後に母上が廃人になる可能性がある。でも、このままだと将来家族になる人たちにも魔道具が作用してしまう。
「アレックス、大丈夫よ。どちらを選んでもアレックスのお母さんはアレックスのことを愛してるし、アレックスもそうでしょう?
話を聞いてるだけの私でもわかるわ。いつも心配してたくさん手紙をくださる素敵なお母さんじゃない?」
アレックスは頷いてノエルを見た。
「アレックスがお母さんのためだと思う方をすればいいのよ。」
「うん。…お願いします。魔道具を壊してください。」
ーーーー
こうして母上の精神汚染をした魔道具のネックレスは徐々に効力を失っていった。母上は時々貴族至上主義理論を振りかざす途中で言いよどむことが増えていった。
石が割れ始めたネックレスをつけることもなくなり、「もともと気に入ってなかったの」と潤ってきたドーリン家の財政で新しいネックレスを買っていた。
そうして、アレックスが4年生を終えた夏休み、ついに魔道具は完全に効力を失った。母上はその後寝込みがちになったが、ドーリン家が貴族主義から脱却して行っても怒ることはなかった。
あの日、ノエルと魔法汽車で同じ個室に乗り合わせたこと。ノエルに冒険クラブに誘われたこと。ノエルと出会ったおかげでいい方向に物事が進んだ。
唯一、兄さんのことだけは全く良い方向に転んでいないが、それは兄さんのせいだし。
いつしかアレックスも特別な気持ちでノエルを見るようになっていった。
「はい。母上、兄さん、いってらっしゃい。」
夏休みのある日、家族でリアの家、マクレガー家に遊びに行くことになったのを何かと理由をつけてアレックスだけお留守番するように手を回した。
僕がいると兄さんはリアと話さないから、と言えば母上はすんなり許可してくれた。
父上は議会の仕事で今は首都におり、郊外の自宅を留守にしている。
そうして家族みんなが家を出るという状況を作り上げた。
「「「お邪魔しまーす。」」」
ノエル、ハロルド、ショーンがドーリン家にやってきた。なぜかノエルは腕に猫を抱いていた。
「ごめん、アレックス。家の猫がついてきちゃった。」
いつかにも見た青っぽい色の毛の猫だ。アレックスに向かってニャーと鳴く。
「大人しい子だから安心して。ね、オズマ、いい子にしてるよね?」
ノエルに対しても猫はニャーと鳴いた。まるで返事するかのようだ。
「ノエルの猫が神出鬼没なのはいつものことだから。さ、行こう。ネックレスの場所に当たりはついてる?」
「うん。母上の部屋のショーケースの中だよ。」
4人はぞろぞろとドーリン夫人の部屋まで移動する。
「通いの使用人は今日はお休み?」
「うん。もともと食事と母上の着替えの世話をしてくれる人だから、僕だけだったら作り置きで大丈夫って言って休んでもらった。」
母上の部屋は、もとはおばあさまの部屋でこの屋敷で二番目にいい部屋だ。アレックスは子供の頃から何度も中に入っており、今日もいつもの調子で扉を開いて中に入った。ノエルが中に続こうとすると、カバンの中から猫がニャーと鳴いてばたばたと暴れた。
「あら、オズマ。どうしたの?」
「…この部屋。僕たちは入れないみたいだ。」
ハロルドがどこからかハンカチを取り出して入口に向かってぽいと投げると、部屋と廊下の狭間でバチバチと火花が散り、ハンカチが焦げた。
「多分、部屋主不在だと血縁者しか入れなくなるんだ。アレックス、ネックレス取ってこれる?」
「う、うん。」
アレックスも知らなかった部屋にかけられている魔法にちょっとびくびくしながらも、母上の衣裳部屋に入り、母上がネックレスをしまっているケースを取り出した。
とりあえずそれを持って衣裳部屋を出て、ノエルたちのいる扉の方へ向かう。
「待った。アレックス。もしかしたらネックレスの持ち出しにも制約があるかも。」
眼鏡をかけたハロルドがこちらを見た。
「この部屋の魔法、多分かけられたのは100年ぐらい前だ。この部屋に主がいる限り続くことになってる。もしかしたらそのネックレスがファクターになってるかも。」
「…この家、100年以上前からあるの?」
「貴族の家ってみんなそうだよ。魔法で綺麗に維持してるんだ。使用人も魔法使いな場合がほとんどだからね。」
「…我が家、掃除の使用人は雇ってないんだよ。ひいひいおばあ様が強い魔法使いで、強力なお掃除の魔法をかけてくれたから…。」
「それだ。アレックスはそこで箱をあけてネックレスを見せてくれる?」
アレックスは頷いて入口ぎりぎりで箱を開けて床に置く。中から出てきたのは緑色の大きな石が中央につき、その周りも同色の小さな石が飾っている。
アレックスもしばらく見ていなかったが、以前に見せられた”古の魔道具”と全く同じものだ。
「これだ。アレックス、一度部屋を出て。ノエル、試しにこの魔法越しにネックレスに光魔法がかけられそうかやってみて。ショーン、ビビを呼んで。」
この場の司令塔・ハロルドの指示にみんなが従う。『ちょっと!気安く名前を呼ぶんじゃないわよ!ショーンしか私の名前は呼んじゃダメなの!』と怒りながら出てきた時の精霊を除いて。
「ハロルド、かけれるみたい。」
「よかった。時の精霊はどう?」
『ちょっと!私にはショーンにもらったビビっていう名前があるの!』
この精霊さん、ちょっとあほの子だ。ショーンが頼みなおすとすんなり言うことを聞いてくれた。魔法越しに時の魔法をかけるのも問題ないようだ。
「周りの石から一つずつ術がかかるようにしてほしいんだ。真ん中の大きな石には最後に術がかかるように。期間は3年間で全部完了するように。」
ショーンがハロルドの指示を復唱してビビに指示を出す。
「これで、徐々に魔道具の力は弱くなっていくと思う。でもドーリン夫人の精神が健全に戻るとは保証できない。いきなり壊すよりかはましだと思うけど。
どうする?アレックス?始める?」
アレックスは少し震えた。これだけのことをしても三年後に母上が廃人になる可能性がある。でも、このままだと将来家族になる人たちにも魔道具が作用してしまう。
「アレックス、大丈夫よ。どちらを選んでもアレックスのお母さんはアレックスのことを愛してるし、アレックスもそうでしょう?
話を聞いてるだけの私でもわかるわ。いつも心配してたくさん手紙をくださる素敵なお母さんじゃない?」
アレックスは頷いてノエルを見た。
「アレックスがお母さんのためだと思う方をすればいいのよ。」
「うん。…お願いします。魔道具を壊してください。」
ーーーー
こうして母上の精神汚染をした魔道具のネックレスは徐々に効力を失っていった。母上は時々貴族至上主義理論を振りかざす途中で言いよどむことが増えていった。
石が割れ始めたネックレスをつけることもなくなり、「もともと気に入ってなかったの」と潤ってきたドーリン家の財政で新しいネックレスを買っていた。
そうして、アレックスが4年生を終えた夏休み、ついに魔道具は完全に効力を失った。母上はその後寝込みがちになったが、ドーリン家が貴族主義から脱却して行っても怒ることはなかった。
あの日、ノエルと魔法汽車で同じ個室に乗り合わせたこと。ノエルに冒険クラブに誘われたこと。ノエルと出会ったおかげでいい方向に物事が進んだ。
唯一、兄さんのことだけは全く良い方向に転んでいないが、それは兄さんのせいだし。
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