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第41話 ステラ決戦
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ユミ
ステラは海にぼっかりと空いた穴みたいな構造物で、すでにソアラたちの世界革命号は到着していて内部に降り立っているみたいだった。そのステラの縁に赤髪のサイクロイド、アルカ、が立っていた
エクセ「誰かが船を守らないといけないし、稚地味の相手はボクの仕事みたいだ、ユミはステラに潜入するといい、ステラは無線が通じない、有線ケーブルが切れたらそこで終わりだ」
ユミ「了解しました」
このワタシが手が震えていた。これが武者震いってやつだ、いよいよソアラと戦える、あの日から、ワタシはこのためにだけ生きてきた。このギアも、全てはソアラを倒すために考え出したもの、手だけじゃなくて身体全体がガクガクと震えている。やばいな、興奮しすぎて死ぬかも。
アルカ「決着をつけようぜ、レム。オマエの目的はなんなんだ、一体どうするつもりなんだ」
レム「悪いけれど、ボクはもう世界革命には興味を失ってしまった、すまない。今はただ、人類が自分で運命をどう切り開くかを見守るだけだ。神が人類を救ってしまったら、二度と人類は自らの足で立ち上げることは出来ないだろう、人間を救えるのは人間だけだ」
アルカ「ふざけんじゃねぇ・・・、みんなオマエを信じていたんだぞ、エクセはオマエを信じて死んじまった、それがもう興味は無いだと!なめんじゃねぇ!」
うぅ・・・激熱な対決な予感だけれどワタシは見てるわけには行かない!誰かビデオ回しといてくれ!
カナビス
レムとアルカの対決が始まっちまった、正直どっちを応援していいのかもわからん、確かにレムは無責任だ、オレは昔からずっとアルカのほうが好きだった。レムは天才過ぎて共感を感じない。
でもレムは結局いっつも正しかった、誰もレムには敵わなかった、だからレムはどんどん孤立していった、自ら孤立していったって感じだったけど・・・結局はじめっからオレたちはバラバラだった、エクセがみんなのバランスをとってくれてた。エクセがいなくなったらみんなバラバラになってしまう・・・
オレにはまったく付け入ることもできない異次元の戦いが行われていた、でもやっぱりレムのほうが優勢だ、アルカは気合だけでそれを乗り切ってるって感じだった。
レム「もうわかっただろう?アルカにはボクは倒せない、まだ続けるか?もうやめないか、こんな戦いは無益だ」
アルカ「うるせぇ!いっつもいっつも!すべてわかったような事を言いやがって!」
レム「死に場所を探してるってことなら、ボクが責任を取るしかないみたいだ」
レムはさらに追加でギアを2つ出した。ずるい、なんだそれは、そんなのありかよ。レムは三体のギアを同時に操って、アルカを串刺しにした。
レム「さよなら」
アルカの死体は海に落ちていった。なんてあっけない。
ユミ
ステラの内部は瓦礫の山でボロボロで海水が入りこみまくっていたが、ソアラ達が地下への動線を切り開いてあった、またお馴染みの声が聞こえる。
シャンブルズ「だからオレは最初からオマエなんかをSaintに加えるのは反対だったんだ、ソアラに近づくな」
ユミ「ワタシも始めっからてめぇが大っきらいだぜ、なんでそんなに気が合わないのがようやくわかったよ。お互いソアラ信者の大ファンだったんだね、ファン同士で喧嘩なんて、同族嫌悪ってやつだ。
そこをどけ、普通に戦ったらオマエはワタシには勝てんよ、ソアラと戦う前にほんの少しでも傷をつけたくない」
シャンブルズ「死ねっ」
ワールドギアで負けたのは、シャンブルズがガンメタでワタシのギアだけを潰しに来たからだ、あれはソアラの王座をワタシに渡したくないってことだったんだな。キモいファンだぜ。
死神ギアは研究の材料がいっぱいあったから対策も出来た。けれどこのソルスティスギアの戦い方を研究出来ていまい、今まで一度も出していないんだから。
勝負は一瞬で決まった、クードリオンの時みたいな魅せ技もなし、ワタシが何をしたかもわかるまい。プレイヤースキルが違うのよ。
ユミ「何億回挑んだってオマエはワタシには勝てんよ、シャンブルズ、あなた本当はゲームが好きでもなんでもないでしょ、ただソアラを守るために戦ってるだけだ、好きでもないことをいくらやってもたどり着ける限界は知れてんのよ。好きでやってる人間には絶対勝てない」
シャンブルズ「くそおぉぉっっ!!!」
シャンブルズのギアを爆殺した、ウォーミングアップくらいにはなったかな。
ユミ「シャンブルズ、いいこと教えてあげるよ、 ゲームが好きじゃない人って、ゲーマーは現実で働くのが嫌で楽したいからゲームやってるって思ってるヒトがいるけど、そりゃ真逆だ、ラクしたいなら、何もしないほうがラクだ。
勝てないところからゲームは始まるんだ、いきなり無敵だったらゲームになってない。勝てない敵にどうやって勝つ?それを考えて、練習して、実践、実験、精度を高めて、それでやっと勝てたら嬉しい、それがゲームだ。面白さ、とはそういうことでしょ?自分の力で、一個ずつステップをあがっていくのが楽しいってことなのだ。
負けて怒るのはゲーマーじゃない、負けたらワクワクするよ、自分より強いやつがいるってことに感謝するよ、どんな親友よりも、敵がいることがありがたい。負けたらイライラするようなやつは公務員とかのほうが向いてるぜ」
少しだけ落ち着いた。さぁいよいよだ、なんだかここまでそのプレッシャーを感じる、気温なんて感じるわけないんだけえれと地下の溶岩に向かって進んでるみたいになんだか熱い。そう、この熱量だ、ワタシが初めてソアラを見た時から感じたこの熱量・・・
ステラは海にぼっかりと空いた穴みたいな構造物で、すでにソアラたちの世界革命号は到着していて内部に降り立っているみたいだった。そのステラの縁に赤髪のサイクロイド、アルカ、が立っていた
エクセ「誰かが船を守らないといけないし、稚地味の相手はボクの仕事みたいだ、ユミはステラに潜入するといい、ステラは無線が通じない、有線ケーブルが切れたらそこで終わりだ」
ユミ「了解しました」
このワタシが手が震えていた。これが武者震いってやつだ、いよいよソアラと戦える、あの日から、ワタシはこのためにだけ生きてきた。このギアも、全てはソアラを倒すために考え出したもの、手だけじゃなくて身体全体がガクガクと震えている。やばいな、興奮しすぎて死ぬかも。
アルカ「決着をつけようぜ、レム。オマエの目的はなんなんだ、一体どうするつもりなんだ」
レム「悪いけれど、ボクはもう世界革命には興味を失ってしまった、すまない。今はただ、人類が自分で運命をどう切り開くかを見守るだけだ。神が人類を救ってしまったら、二度と人類は自らの足で立ち上げることは出来ないだろう、人間を救えるのは人間だけだ」
アルカ「ふざけんじゃねぇ・・・、みんなオマエを信じていたんだぞ、エクセはオマエを信じて死んじまった、それがもう興味は無いだと!なめんじゃねぇ!」
うぅ・・・激熱な対決な予感だけれどワタシは見てるわけには行かない!誰かビデオ回しといてくれ!
カナビス
レムとアルカの対決が始まっちまった、正直どっちを応援していいのかもわからん、確かにレムは無責任だ、オレは昔からずっとアルカのほうが好きだった。レムは天才過ぎて共感を感じない。
でもレムは結局いっつも正しかった、誰もレムには敵わなかった、だからレムはどんどん孤立していった、自ら孤立していったって感じだったけど・・・結局はじめっからオレたちはバラバラだった、エクセがみんなのバランスをとってくれてた。エクセがいなくなったらみんなバラバラになってしまう・・・
オレにはまったく付け入ることもできない異次元の戦いが行われていた、でもやっぱりレムのほうが優勢だ、アルカは気合だけでそれを乗り切ってるって感じだった。
レム「もうわかっただろう?アルカにはボクは倒せない、まだ続けるか?もうやめないか、こんな戦いは無益だ」
アルカ「うるせぇ!いっつもいっつも!すべてわかったような事を言いやがって!」
レム「死に場所を探してるってことなら、ボクが責任を取るしかないみたいだ」
レムはさらに追加でギアを2つ出した。ずるい、なんだそれは、そんなのありかよ。レムは三体のギアを同時に操って、アルカを串刺しにした。
レム「さよなら」
アルカの死体は海に落ちていった。なんてあっけない。
ユミ
ステラの内部は瓦礫の山でボロボロで海水が入りこみまくっていたが、ソアラ達が地下への動線を切り開いてあった、またお馴染みの声が聞こえる。
シャンブルズ「だからオレは最初からオマエなんかをSaintに加えるのは反対だったんだ、ソアラに近づくな」
ユミ「ワタシも始めっからてめぇが大っきらいだぜ、なんでそんなに気が合わないのがようやくわかったよ。お互いソアラ信者の大ファンだったんだね、ファン同士で喧嘩なんて、同族嫌悪ってやつだ。
そこをどけ、普通に戦ったらオマエはワタシには勝てんよ、ソアラと戦う前にほんの少しでも傷をつけたくない」
シャンブルズ「死ねっ」
ワールドギアで負けたのは、シャンブルズがガンメタでワタシのギアだけを潰しに来たからだ、あれはソアラの王座をワタシに渡したくないってことだったんだな。キモいファンだぜ。
死神ギアは研究の材料がいっぱいあったから対策も出来た。けれどこのソルスティスギアの戦い方を研究出来ていまい、今まで一度も出していないんだから。
勝負は一瞬で決まった、クードリオンの時みたいな魅せ技もなし、ワタシが何をしたかもわかるまい。プレイヤースキルが違うのよ。
ユミ「何億回挑んだってオマエはワタシには勝てんよ、シャンブルズ、あなた本当はゲームが好きでもなんでもないでしょ、ただソアラを守るために戦ってるだけだ、好きでもないことをいくらやってもたどり着ける限界は知れてんのよ。好きでやってる人間には絶対勝てない」
シャンブルズ「くそおぉぉっっ!!!」
シャンブルズのギアを爆殺した、ウォーミングアップくらいにはなったかな。
ユミ「シャンブルズ、いいこと教えてあげるよ、 ゲームが好きじゃない人って、ゲーマーは現実で働くのが嫌で楽したいからゲームやってるって思ってるヒトがいるけど、そりゃ真逆だ、ラクしたいなら、何もしないほうがラクだ。
勝てないところからゲームは始まるんだ、いきなり無敵だったらゲームになってない。勝てない敵にどうやって勝つ?それを考えて、練習して、実践、実験、精度を高めて、それでやっと勝てたら嬉しい、それがゲームだ。面白さ、とはそういうことでしょ?自分の力で、一個ずつステップをあがっていくのが楽しいってことなのだ。
負けて怒るのはゲーマーじゃない、負けたらワクワクするよ、自分より強いやつがいるってことに感謝するよ、どんな親友よりも、敵がいることがありがたい。負けたらイライラするようなやつは公務員とかのほうが向いてるぜ」
少しだけ落ち着いた。さぁいよいよだ、なんだかここまでそのプレッシャーを感じる、気温なんて感じるわけないんだけえれと地下の溶岩に向かって進んでるみたいになんだか熱い。そう、この熱量だ、ワタシが初めてソアラを見た時から感じたこの熱量・・・
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