160 / 262
4 愛する妻、可愛い子供たち、パパは頑張るよ~! あれ? 僕は何がしたかったんだっけ? 自分を見失いそうになっていた僕の前に現れたのは…
29
しおりを挟む「…特にね、この前髪と顔周りのカット、カズさんじゃなきゃダメなんですよ~! 地元で切ってた時は、絶対こんな感じにしてくれなかったもん!」
「ハハハ、穂香ちゃん、それは持ち上げすぎだよ~!」
「ほんとですよ~! 何て言うか、カズさん、絶対私に似合う髪にしてくれるじゃないですか! 写真見せてこんな感じにしてって言ったら、でもここは骨格が写真の人とちょっと違うから、こういう感じの方がいいんじゃないって、ちゃんとハッキリ言ってくれる! 覚えてます? 前に私がミステリアスな女を目指してた時、黒髪ストレートにしようとしたら、カズさん止めてくれたでしょ? 今思うと、そうしなくて良かったって思うの。やっぱり私は私らしくいるのが一番だって。だから…ほんとカズさんには安心して任せられるんだぁ~!」
「ありがとう! そう言ってもらえると、やる気が漲ってくるよ!」
来てくれるお客さん、みんな可愛くしてあげたい。
その子の魅力を最大限に引き出してあげたい。
だから、お客さんにそういう風に言ってもらえると生きがいを感じる!
穂香ちゃんは満足そうに上機嫌で帰って行った。
これから彼とウェディングドレスの試着に行くんだって。
若い人は羨ましいなぁ~。
って、僕も幸せ一杯なんだけどね。
「カズ~!」
入口のドアが開いた。
え、嘘!
「姉ちゃん! 日本に帰ってきてたの?」
「カズ~! 会いたかったよ~!」
姉は僕に抱き着いて再会を喜んだ。
周りのスタッフやお客さんたちは目を真ん丸にして時が止まったように姉に釘付けになった。
無理も無い。
今や彼女は世界で活躍するモデルなんだから。
僕は姉と話したい事がたくさんあった。
ちょうど今から遅い昼休みを取るところだ。
近所のカフェにでも一緒に行こうと思ったら、姉はみんなから囲まれてサインを求められたり一緒に写真を撮らせてくださいと頼まれたりで、僕は全く近づけなかった。
まあ、いいさ。
今晩、ヒカちゃんも一緒にゆっくり話をしよう。
僕の平安絵巻を!
終り
※ 第四章、これにて完結です。最後まで読んで下さって、本当にありがとうございました。
引き続き、第五章の連載を始めようと思っています。
お時間ありましたら是非お付き合いよろしくお願いいたします。^^
第五章では、いよいよ話の核心に迫っていきます。(まだ終わらないですけど…(;^_^A)
謎の中古車屋さんのお兄さんも登場して、ナビの秘密も少しだけ明らかになっていきます。
今後ともナビ共々よろしくお願いいたします。
まんまるムーン^^
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
これって政略結婚じゃないんですか? ー彼が指輪をしている理由ー
小田恒子
恋愛
この度、幼馴染とお見合いを経て政略結婚する事になりました。
でも、その彼の左手薬指には、指輪が輝いてます。
もしかして、これは本当に形だけの結婚でしょうか……?
表紙はぱくたそ様のフリー素材、フォントは簡単表紙メーカー様のものを使用しております。
全年齢作品です。
ベリーズカフェ公開日 2022/09/21
アルファポリス公開日 2025/06/19
作品の無断転載はご遠慮ください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
神楽坂gimmick
涼寺みすゞ
恋愛
明治26年、欧州視察を終え帰国した司法官僚 近衛惟前の耳に飛び込んできたのは、学友でもあり親戚にあたる久我侯爵家の跡取り 久我光雅負傷の連絡。
侯爵家のスキャンダルを収めるべく、奔走する羽目になり……
若者が広げた夢の大風呂敷と、初恋の行方は?
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる