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3 男を惹きつけてやまないミステリアスな女。なってやろうじゃないか! ミステリアスラビュリンス大暴走の私が行きつく先は…
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しおりを挟む連絡が途切れてから2か月。
もはや浩太からかかってくることなど無いと思っていた。
そうとわかっていたらずぶ濡れのままでも出てきたのに…。
ここは私から電話をかけた方がいいのだろうか?
でも…何を話せばいいんだろう?
てか、そもそも浩太は今頃何で電話してきたんだろう?
悩んでいてもしょうがない。
かけよう!
私は浩太に電話した。
「久しぶり、浩太。あの…さっき電話してくれた?」
「あぁ、うん。」
「どしたの?」
「いや、別にどうしたって訳じゃないけど…。」
「そっか…。」
あれだけスパムのように連絡し続けていた私がこの二か月全く音沙汰無しだったから、もしかして死んでるんじゃないかとでも思われて、その為の生存確認の電話だっのかな…。
「俺さ、今にいるフランクフルトにいるんだ。」
「あぁ、駅前の?」
駅前にフランクフルトという美味しいドイツ料理の店があるのだ。
浩太め、一人でいいもん食ってんだな!
「違うよ! ドイツだよ!」
「え? やべっ! 速く言ってよ! 電話料金やばいじゃん!」
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