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3 男を惹きつけてやまないミステリアスな女。なってやろうじゃないか! ミステリアスラビュリンス大暴走の私が行きつく先は…

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その後、遼太郎さんと食事に行った。

私は終始、遼太郎さんの好みの清楚な女を完璧に演じ続けた。

遼太郎さんと別れる時、また会ってくださいと言われた。

やった! 

達成感が半端ない! 

今日は帰ってビール飲むぞ! 

浮かれた気分で運転して帰った。

何だ…浩太にフラれても、私何とかやっていけそうじゃん! 

マンションに帰ってシャワーを浴び、冷蔵庫からビールを取り出してソファにドカっと座った。

テレビを付けてビールを開け、グビグビっと飲んだ。


…疲…れ…た………。


緊張の糸がほどけたのか、半端ない疲労感に襲われた。

足の裏から巨大な根が生えてその場から動けなくなった。

背中、肩、腕、頭、凝りまくっている。

ウ…ウ…ウ………

どうして私、こんなに疲れてるんだろ?



 その週、仕事終わりに遼太郎さんと二回ほど食事に行った。

会っている時は楽しかったけど、家に帰りつくと、また極度の疲労感に襲われた。

それは回をこなせば慣れてくるようなものではなく、回数が重なるごとに重くなっていった。

私は耐えられなくなって、遼太郎さんにお付き合いする事は出来ないと告げた。


「プハーッ たまんねぇ~なぁ~!」

久しぶりのフリーの週末。

私は朝からコーラをがぶ飲みしながらゲームをしていた。

つまみのポテチの用意も抜かりが無い。

久しぶりだ、こんな解放感。

昔はよくこうしていたな…浩太とだけど…。

ブルブルブル。

私は頭を振って浩太の思い出を振り払った。

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