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3 男を惹きつけてやまないミステリアスな女。なってやろうじゃないか! ミステリアスラビュリンス大暴走の私が行きつく先は…

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「今カラ、オ相手ニ 会イ ニ 行キマス。」

「え! 今から? ちょっと待ってよ! 私、メークもほとんどしてないし、服だって…。」

その辺を少しドライブして帰ってくるつもりだったから、日焼け止めを兼ねたファンデーションと色付きリップを塗ったくらいだったのだ。

そして洋服はこの前買ったワンピの白の方。

これじゃ、病人みたく見えない?

「大丈夫デス! ソノ辺ハ 想定内デス! ナンッテッタッテ 私、最新鋭ノAI搭載ナビ デスノデ。」

ナビは自信満々だ。

私は行きたくなかったが、外に出ようにもドアはロックされて出られないし、とりあえずナビに従って約束の場所へ行くしかなかった。

「猿渡遼太郎サン。36歳。IT企業ニ オ勤メ サレテ イマス。趣味ハ 読書。オ休ミ ノ日ハ ヨク 本屋ト カフェ巡リ ヲ スルソウデス。好キナ タイプ ハ 清楚デ 優シイ人。同ジ 趣味ヲ 共有デキル方ヲ オ探シデス。」

来る途中、ナビは相手の人の情報を教えてくれた。

映し出された画像は、線の細い、大人しそうな感じの人だった。

顔は…悪くない。

誠実そうな感じだし、好感度高め。

見えてきた微かな希望の光に、私はみるみる力が湧いてきた。


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