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3 男を惹きつけてやまないミステリアスな女。なってやろうじゃないか! ミステリアスラビュリンス大暴走の私が行きつく先は…
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しおりを挟むどん底に落ち込んでいた時、スマホが鳴った。
泣きながら電話に出た。
「もしもし…。」
「あぁ、穂香。俺だけど…」
「浩太? ほんとに浩太なの? 死んだんじゃなかったんだねっ!」
「何で俺が死んでんだよ。勝手に殺すな。」
「あぁ、良かった。で、どうしたの?」
「どうしたのって…。元気ならいいんだよ。」
「え? もしかして私の事心配してくれてたの?」
「いや、いつもスパムの如く大量にくるメッセージが来てなかったから倒れてんのかと思って。」
「…浩太~。」
私はニヤケてしまった。
あの記事は正しい!
普段、私だけがメッセージを送ってばかりなのに、浩太の方から心配して電話をかけて来てくれた!
神から賜った3つの金言!
守り抜きますよ~!
そうだ!
二番目の金言!
ミステリアスな女になる!
さっそく実践しようではないかっ!
「浩太、今日私が何を考えていたかわかる?」
「何?」
「…ひ・み・つ…」
「何それ、言いたくないなら聞くなよ。」
う~ん、ミステリアス度が足りないようだ…。
「ベランダで…ずっと星を眺めていたの…」
「嘘つけっ! 雨降ってるぞ!」
チッ!
浩太め、なかなか手ごわい。
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