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3 男を惹きつけてやまないミステリアスな女。なってやろうじゃないか! ミステリアスラビュリンス大暴走の私が行きつく先は…
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しおりを挟むその日は彼に一切メッセージを送らなかった。
時間がすごく長く感じた。
仕事も信じられないようなスピードで終わって、久しぶりに残業しなかった。
どれだけ彼へのメッセージに時間喰ってたんだ!
この給料泥棒!
私のような社員を抱える経営者側に同情心すら湧いてくる始末…。
いつもくるメッセージが来なくなって、今頃きっと、彼は大慌してるだろう…。
「どうしたんだ、穂香? 何かあったのか? 大丈夫なのか?」きっとそう思っているに違いない。
心配している彼の事を思うと胸が痛くなってきた。
自分がやっているくせに、彼の事が可哀そうになってきた。
少しくらいなら大丈夫かな?
メッセージ送ってみようか…。
いや、ダメだ!
ここで折れては追っかけられる女になれぬぞ、穂香!
私は今にもスマホに入力しようとする右手をガッツリと掴み、メッセージを送りたくなる気持ちを必死に我慢した。
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