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1 不倫地獄にハマって人生どん詰まりの私が幼馴染のメガネイケメンに再会し起死回生するまでの話
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しおりを挟む「キモッ。」
「俺と言えば、言わずもがな天才だ。それに加えてこの塩顔。俺の頭脳×おまえの身体能力×俺の塩顔×おまえのタヌキ顔。どうだ、この遺伝子の組み合わせ、完璧だと思わないか!」
真宙は目の中を真っ白にしてドヤ顔で言った。
「どうだって言われてもね…。つかタヌキ顔って失敬な!」
「って、冗談だよ。おまえ、俺に全く興味無さそうだし。たださ、お前はアホだけど嘘は無い。そういうとこはいいと思う。いつも真っすぐで…それを利用する男に引っ掛かりやすいけど、俺だったら大丈夫だからな。こう見えても浮気はしたことは無い。」
「だって私、今日失恋したてのホヤホヤだよ! その日のうちに他の男に乗り換えるってどうよ? あんただってそうでしょ! 私は別れてすぐ男つくるようなインラン女じゃないの!」
「ま、確かにな…。」
私たちはしばらく無言で寝転がった。
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