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1 不倫地獄にハマって人生どん詰まりの私が幼馴染のメガネイケメンに再会し起死回生するまでの話

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私だって好きでこんなとこ来てるんじゃないよ! 

後ろから女の彼氏らしき男がやってきた。

上半身裸でスウェットのズボンだけ履いて、さっきまで寝てましたと言わんばかりに髪はぼさぼさ。

とりあえずかけた眼鏡は曲がっている。

「どちら様ですか?」

男は私に尋ねた。

尋ねられても何も答えられない。

来なければよかった…。

あ、そうだ! 

部屋を間違えたことにして逃げよう! 

我ながらいい案を思いついたと思ったその時、男は思いがけない事を言った。

「坂井?」

え? 

何故? 

確かに私の苗字は坂井だが、何故お前がそれを知っている?


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