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第1章
1-17 勇者のこれまで
しおりを挟むやぁ、皆さん初めまして。
突然の事で驚く人もいるかもしれないが、そこは許してくれ
僕の名前は、ゼクス・ティード。世界を救う為、勇者の役職を賜わっている。
幼い頃に勇者のみあるとされる刻印が腕に現れた事から僕の全てが始まった。ロヌギッサ帝国領にある僕の村に宰相と呼ばれる人が来て言われるがまま帝国の城に行った。そしてあのおとぎ話で聞いた様な勇者に君はなれる、だからコレから君はこの城で剣と勉学を学び、いつの日か現れる魔王を討伐するのだと宰相は興奮気味に僕に言った。
そして僕は、童話の様な勇者になれるという嬉しさでロヌギッサ帝国で帝国式剣術と勉学にひたすら打ち込んだ
そして年月が経って僕が18歳になった頃、魔物が活発化しどこかで魔王が復活したらしい。
そこで最終試練という事で帝国領にあるとある遺跡へと潜った。
そこに住む魔物はとても強かったが勇者としての身体能力のお陰で何とか対処ができ奥まで行く事が出来た。
そこで出会った
勇者の象徴とされる勇者にしか装備出来ない一振の聖剣がそこに刺さっていた。
僕はその聖剣に自然と手が伸びる。
そして聖剣に触れた、すると脳内に直接声が響く
《 当剣に接触を確認、スリープモードを解除。確認される生体反応を確認、解析を開始・・・・完了。貴方が勇者である事を確認、当剣は貴方を我が担い手と認定します。当剣の名称または呼称はレヴィリオンと申します、それでは勇者よ存分に我が剣をお使い下さい》
・・・それは、一瞬と言っても過言では無いほどに脳内に声が響いた。そして言われた通りに剣を引き抜く。それは驚くくらい軽い。今まで使っていたどの武器よりも軽く、まるで長年使い込んだかの様に手に馴染む。
帰り道に聖剣の試し斬りをするとスパスパと簡単に斬れる。そして驚いた事に、勇者としての身体能力だけでなく聖剣を扱う事により更に身体能力が向上した。
そして僕は・・・正真正銘の勇者になった
そして帝国領に帰ると、褒め称えられ皇帝から魔王討伐に向けて旅立つ様にと拝命された。ついでに皇帝の実の娘もついていくとのこと。彼女は純粋な回復魔法職でとても美しい。勇者と言えど1人の男である。
そして2人で旅に出た。そんな旅の中彼女に好意を持つのに時間は掛からなかった。2人は恋に落ち、将来を誓いあい、愛し合った
だが、それは長く続かなかった。
とある国を助けた際に、是非自分の娘もと引き締まった体、そしてしなやかに伸びるスラリとした脚のお姫様が加わった
彼女はお姫様だが繰り出される拳打や体捌きは間違いなく玄人レベルだ。そしてそんな野性味溢れる彼女と体の関係を持ってしまった。
勇者を愛したお姫様達はそんな匂いを嗅ぎつけたのか日を追う事に関係が悪化して行った
そんな折、とある国でそれは優しいお姫様と会った。ゼクスはこれ以上関係を悪化させない為に自制する様にした。もちろんこれ以上関係を持たない様にする為だ
だが、心優しいお姫様はゼクスが悩んでいたようだったので相談に乗り、ゼクスもまた濁す様に相談をした。ゼクスの抱える状況を知り酷く胸を痛めて真摯に解決策を出していく。そんな真面目で優しい彼女に自制心の鎖は解け愛してしまった
状況を知りながらも関係を持った彼女もパーティーに加わり旅が始まった
それからいつ頃だっただろうか、大量の魔物が現れた。3人はお互いが勇者の事を好きで小競り合いが日に日に増してきて僕もストレスが溜まっていたので八つ当たりするかの様に敵を倒していった。魔物達は途中で逃げ始めたので追い掛けたその時だった。誰かが深追いはしなくていいと言った瞬間に僕は怒りが爆発してしまった
「僕に、この僕に命令するなぁぁぁぁ!!」
初めて見せた僕の怒りに彼女達は驚き、そして震えた。だが僕は止まらなかった
「どうせ、お前達は俺と関係を持つ事で魔王を討伐した際に得られる栄誉とこの俺を欲しただけなんだろ!お前達の親がどうせそうやって唆したんだろう!?そこに本当の愛なんて無い!」
全ては自分が引き起こしてしまった事なのに、頭では分かっているのに怒りが溜まりに溜まっていた為に当たってしまった。それと同時に怯える彼女達を見て興奮した、いわゆる支配欲が満たされたからなのか分からないが。彼女達が自分の言う事を聞く所を見ると非常に気持ちが良い。
どれだけ僕が悪かろうと全てこの勇者の力で黙らせてしまえばいい
ああ、もういいや。隠すことなんてする必要はもう無い。今まで胸の中にあったつっかえが無くなったかのように心が晴々している
そう思った瞬間に自分の胸の中の奥に閉まっていた欲望がどんどん溢れ出てきた
「・・・おい、お前達、今後僕に命令するな、意見するな、僕の命令は絶対遵守すること、いいな?」
聖剣を3人に向けて問う
「「「ひっ!は、はい!」」」
こうして僕は新たな自分に生まれ変わり、楽しく、愉快な旅を始めた
そしてある村で賢く、強く、美しいお姫様の話を聞いた。そんな人を虐げたらどんな快感を得られるだろうか?果てしなく気持ちいいのは間違い無い。国は、アレスト王国?よし!行こう!
そして彼は幸か不幸か必然的に彼と邂逅を果たす
ーーーーーーーーーーー
あとがき
いや~たびたび遅くなってすみません
長期休暇に入ったので出来るだけ書いていこうと思います。はい
コンコン←扉を叩く音
作者「はーい?どちら様ですか?」
ガチャ←扉を開ける音
作者「ん?どちら様ですか?」(誰だ!こんな美人知り合いにいないぞ!?)
スっ←腕を十字に構える
ズドン←ダイビングクロスチョップを喰らった音
作者「ぐえっ!ぐおぉぉ......」←クロスチョップをくらい床と人とサンドイッチ状態になり苦痛に喘ぐ声
?「貴方と言う人は!一体何時になったら私が出てくるというのですか!」
作者「??えっとホントに誰ですか?」
?「私が分からないと…そう言うのですか?」
作者「はい」←キョトンとした顔
?「私は.....ミリアです!女神ミリア!!」
作者「はぁ.....それでその芽賀見 美梨亜さんが一体どんなご用でしょうか?」←状況が理解出来ずに会話をする作者
ミリア「.....貴方、絶対、今勘違いしてますよね」
作者「いやいや、勘違いってなんでせぅ?」←やばい気配を感じたので嘘を通す作者
ミリア「!!絶対分かってませんね。ほら思い出して下さい。居たでしょ女神ミリア。貴方が書いた小説に!」
作者「.....ああ!あのミリア様!?えっ?でも何でここに?あれフィクションなんですが?実在するの?」
ミリア「そこを話すと長くなるので省略します。本題を簡潔に言わせてもらいます」
ガっ!←馬乗りされている状態で胸倉を掴まれる作者
ミリア「私の最後の登場シーン覚えています?」
タラタラ←思い出せない作者
作者「えっと、1-8?」
ミリア「へぇー、そうですかそうですか1-8?わ・た・し・が最後に出たのは1-6です!!」
作者(惜しい!外してしまった!クソっこの状況一体どうすればいい?)
ミリア「そろそろ私の出番も欲しいのですが?それを伝える為にわざわざ出張って来ました」
作者「はい!もちろんです。そろそろ出て頂こうかなと思っていました!!あと数話もすればミリア様を書かせて頂きます!!」
ミリア「.......そうですか、それならば良いのです早めにお願いしますよ!」
スっ←いつの間にかミリア様が消えた
ガチャ←扉を閉める音
カタカタ←小説を書き上げる音
作者(勇者が終わったらミリア様無理やり出そうかな…怖いし)
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