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本編
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美しい、綺麗と言われることに特別、心踊ることはなかったのです。
そう、近頃リヒトにそう言われるまでは。
犬達だって褒めてはくれます。でもそれは今更、というようなもの。
でもリヒトに言われて、手を引かれて、微笑まれるのらわたくしの心にさざ波をたてる。
欲がでてしまう。
わたくしをもっと見て、褒めて欲しいのと。
そのなんて、自分勝手ではしたない事と思いはするのだけれど、止められないのです。
その気持ちは。
わかっているの、その感情がどこからきてるかなんて。わたくしのうちでは認めても、いるのです。
けれど、それを口にするのは憚られる。わたくしの、勇気がないだけなのだけれども。
そして素直に、好意を受け取れないだけでもあるのです。
鏡の中のわたくしはふと溜息を一つ零す。夜会への準備を終え、綺麗に着飾って。
セレンファーレさんが白なので、わたくしは黒を。
裾を少し引きずるドレスは背中が開いており、一枚ショールを羽織って隠す。
髪もハーフアップにしパールの髪飾りを流れに合わせて差し込んで。
お化粧も失礼の無いようにしっかりと。
それから宝石をつけ、準備は終わり。
ツェリの手を借りて部屋から出ると、すぐに視線ひとつ感じる。
「……いかがかしら?」
「綺麗だ。誰にも見せたく無い」
「それは無理なお話ね」
「そうだな。残念ながら」
行くか、と手を取ってもらい夜会の場所へ。わたくし達より先に、国王様たちは入っておられるようです。
そしてわたくし達とセレンファーレさんとミヒャエルが一緒に。
案内の声がかかり迎え入れられる。
国王様の夜会を始めると声がかり、わたくしたちの紹介と挨拶と。
セレンファーレさんのお披露目のようなものですから、彼女も挨拶を問題なく終えました。
わたくしは、リヒトが挨拶しますからその隣で微笑んで共に礼をするのみです。
全体へ向かってのものが終われば、ダンスが始まるのです。
国王様と王妃様、ミヒャエルとセレンファーレさん。それからわたくし達も。
曲はゆったりとしたものでつつがなく終わりわたくし達はそこより離れました。
それからわたくし達は用意された席について挨拶にくる方達を待つのです。
リヒトを真ん中にしてわたくしとセレンファーレさんが挟む。ミヒャエルはまたあとでとセレンファーレさんに囁いていました。
それを見て、リヒトは渋そうな顔をしていたのです。まだ恋心が疼いてらっしゃるの? と以前のわたくしならからかって、あとで痛い目をみたのでしょう。けれど今は、それが家族の親愛からきていることをわたくしは知っています。
だから困った人ねと苦笑はすれども、いじわるを言ったりはしません。
けれど、わたくしが笑いをこらえているのを見てどうしたとリヒトは視線で尋ねてきます。なんでもないのよと首を振ってもいぶかしげな顔。
それよりほらとわたくしは示します。挨拶にいらっしゃる方の姿が見えたからです。
挨拶は上位の貴族、五公から始まります。
最初に来られたのはダーダトア公爵夫妻とアザレア嬢。
夫妻の後ろに見えるアザレア嬢はおかわりないようでした。
金色の髪を緩く流し、一部を結い上げる。その髪飾りは贅を尽くしたもの。宝石をちりばめて作った花を飾っていました。ドレスは淡い黄色。彼女はお顔は幼いものの体つきは女性のものでしっかりと胸を強調されたドレスでした。
フリルとレースをふんだんに使ったドレスは流行遅れのように見えますが、それが彼女にあっているのですから違和感はありません。
リヒトとダーダトア公爵夫妻のやりとりを聞きつつ、わたくしは笑いをこらえるのを必死でした。
遠慮のない突き刺さる様な視線。その送り手はもちろんアザレア嬢でした。
わたくしは彼女の視線に笑って返します。すると、アザレア嬢もにっこりと微笑まれました。
「お久しぶりですわ、アザレア様」
「ええ、アーデルハイトも相変わらずのようで」
あら。
以前と同じように呼び捨てにされましたわ。これが私的な場ならともかく、公の場で。
ダーダトア公爵はすぐにアザレア嬢を窘められました。しかし、アザレア嬢は大丈夫ですわと微笑むのです。
「知らぬ仲ではありませんし、他国に嫁がれてもわたくしとの親しさは変わりませんもの。ねぇ、咎めたりされませんわよね?」
「ええ、わたくしはそれくらいで咎めたりいたしませんわ。昔、良くしていただいたお姉様に名を呼んでいただけるのは、忘れられていなかったと嬉しい事ですもの。ダーダトア公爵、ご安心なさって」
アザレア嬢ではなく、ダーダトア公爵に微笑みかける。
ひやひやされているのは公爵の方でしょう。わたくしがそう言っても、周囲の方達はこの国の出であったも他国の王妃を呼び捨てにしてと思っている方がほとんどでしょう。
不敬、と言ってしまうのは簡単なことですけれど、セレンファーレさんもいますし波風立てるのもよくありません。
アザレア嬢はわたくしがこう答えるのをわかって、仰ったのでしょうけれど。
となると、残りのお二人からもわたくしは呼び捨てにされるのでしょうね。ええ、別に名くらいで構いませんのよ。
「ふふ、けれどアザレア様。わたくしはわたくしが良いと言っているので構いませんがセレンファーレ嬢はちゃんとお呼びになってくださいませ。未来の、王妃ですし。いくらわたくしが良くしているからといっても、わたくしのように気安くお声をかける方ではありませんわ」
けれど、はっきりとさせておかねばいけないことはあります。
わたくしの言葉にぱちぱちと大きな瞳が瞬くことはありません。少しだけ、その瞳が細められました。
「セレンファーレ嬢はこの国にとっても大切な姫ですが、我が国にとってはそれ以上に大切な姫なのです。そして、ヴァンヘルにとっても。彼女はお優しいので多少の事は許してくださいますけれど……そうはいかない方達がたくさんいらっしゃいますから」
ねぇ、とわたくしはリヒトに視線を向ける。リヒトはそうだなと苦笑交じりに頷いてくださいます。
しかしその視線には、早速やっているのかと、どこか呆れたものも含まれていました。
いいえ、これはとても大切な事ですのよ。
それにこうして、下手なことをすればあなた、追い込まれますのよと先に言って差し上げるのはわたくしの優しさですし。
「……肝に銘じておきますわ」
「ああ、そうだわ。また後日、お茶にでもお誘いしますわね」
「楽しみにしてますわ」
ダーダトア公爵夫妻とアザレア嬢は礼をしてこの場をされれます。
わたくしがそれを笑顔で見送っていると、リヒトがお前はとため息交じりに声をかけてきました。
「ああいうのをあと2度やるのか?」
「ええ、しますわ。これくらいまだ軽いものですのよ? 黙ってみててくださいませ」
そうか、とリヒトは笑ってセレンファーレさんによく見ておくと良いと言います。
「ああいう風にあしらうそうだ」
「はい、お勉強になります」
学ぶことは問題ないと思いますが、セレンファーレさんがわたくしと同じようにできるかは別問題ですのよ。
きっと彼女には彼女なりのやり方があると思いますし。
そして次はアイリス嬢がやってまいりました。しかしその隣にいらっしゃるのはわたくしの知っているザーヴァイン公爵ではありませんでした。
アイリス嬢をエスコートする若い男性。彼女と似てらっしぃますから、アイリス嬢のお兄様かしら。
ディートリヒ様にご挨拶をするお二人。するとその方はザーヴァイン公爵の嫡子でいらっしゃいました。
公爵はお歳を召してらっしゃいますから、代替わりをされるとのこと。公の場には彼がすでに出ているとの事でした。
アイリス嬢はただ笑みを浮かべ、傍らにいらっしゃるだけ。彼女は弁えてらっしゃいますから、最低限の言葉しか発しませんでした。
というのも、兄が公爵となる、その地固めのためにも粗相があってはならないとわかってらっしゃるのでしょう。
ですからお兄様に促され、やっとわたくしの方へと視線を向けられました。
「お久しぶりですわね。アーデルハイト様」
「ええ、相変わらずでらっしゃいますわね、アイリス様」
相変わらず、キツイ香水でらっしゃいますわね。
濃すぎるこの香りを隣にいらっしゃる次期公爵は何も感じられないのかしら。いえ、慣れて麻痺されているのかもしれません。
アイリス嬢はこの場でわたくしをちゃんと立てていらっしゃいます。まぁそれが、後にどうなるかはわかりませんけれど。
「アイリス様も、また後日お茶に誘わせていただきますわね」
「ええ。いつでもお声掛けくださいませ」
ザーヴァイン家の方達との挨拶もつつがなく終わり、残るはバリウス公爵家とガートルージュ公爵家のご挨拶。
その後は三候と、まだまだ挨拶は終わらないのです。
そう、近頃リヒトにそう言われるまでは。
犬達だって褒めてはくれます。でもそれは今更、というようなもの。
でもリヒトに言われて、手を引かれて、微笑まれるのらわたくしの心にさざ波をたてる。
欲がでてしまう。
わたくしをもっと見て、褒めて欲しいのと。
そのなんて、自分勝手ではしたない事と思いはするのだけれど、止められないのです。
その気持ちは。
わかっているの、その感情がどこからきてるかなんて。わたくしのうちでは認めても、いるのです。
けれど、それを口にするのは憚られる。わたくしの、勇気がないだけなのだけれども。
そして素直に、好意を受け取れないだけでもあるのです。
鏡の中のわたくしはふと溜息を一つ零す。夜会への準備を終え、綺麗に着飾って。
セレンファーレさんが白なので、わたくしは黒を。
裾を少し引きずるドレスは背中が開いており、一枚ショールを羽織って隠す。
髪もハーフアップにしパールの髪飾りを流れに合わせて差し込んで。
お化粧も失礼の無いようにしっかりと。
それから宝石をつけ、準備は終わり。
ツェリの手を借りて部屋から出ると、すぐに視線ひとつ感じる。
「……いかがかしら?」
「綺麗だ。誰にも見せたく無い」
「それは無理なお話ね」
「そうだな。残念ながら」
行くか、と手を取ってもらい夜会の場所へ。わたくし達より先に、国王様たちは入っておられるようです。
そしてわたくし達とセレンファーレさんとミヒャエルが一緒に。
案内の声がかかり迎え入れられる。
国王様の夜会を始めると声がかり、わたくしたちの紹介と挨拶と。
セレンファーレさんのお披露目のようなものですから、彼女も挨拶を問題なく終えました。
わたくしは、リヒトが挨拶しますからその隣で微笑んで共に礼をするのみです。
全体へ向かってのものが終われば、ダンスが始まるのです。
国王様と王妃様、ミヒャエルとセレンファーレさん。それからわたくし達も。
曲はゆったりとしたものでつつがなく終わりわたくし達はそこより離れました。
それからわたくし達は用意された席について挨拶にくる方達を待つのです。
リヒトを真ん中にしてわたくしとセレンファーレさんが挟む。ミヒャエルはまたあとでとセレンファーレさんに囁いていました。
それを見て、リヒトは渋そうな顔をしていたのです。まだ恋心が疼いてらっしゃるの? と以前のわたくしならからかって、あとで痛い目をみたのでしょう。けれど今は、それが家族の親愛からきていることをわたくしは知っています。
だから困った人ねと苦笑はすれども、いじわるを言ったりはしません。
けれど、わたくしが笑いをこらえているのを見てどうしたとリヒトは視線で尋ねてきます。なんでもないのよと首を振ってもいぶかしげな顔。
それよりほらとわたくしは示します。挨拶にいらっしゃる方の姿が見えたからです。
挨拶は上位の貴族、五公から始まります。
最初に来られたのはダーダトア公爵夫妻とアザレア嬢。
夫妻の後ろに見えるアザレア嬢はおかわりないようでした。
金色の髪を緩く流し、一部を結い上げる。その髪飾りは贅を尽くしたもの。宝石をちりばめて作った花を飾っていました。ドレスは淡い黄色。彼女はお顔は幼いものの体つきは女性のものでしっかりと胸を強調されたドレスでした。
フリルとレースをふんだんに使ったドレスは流行遅れのように見えますが、それが彼女にあっているのですから違和感はありません。
リヒトとダーダトア公爵夫妻のやりとりを聞きつつ、わたくしは笑いをこらえるのを必死でした。
遠慮のない突き刺さる様な視線。その送り手はもちろんアザレア嬢でした。
わたくしは彼女の視線に笑って返します。すると、アザレア嬢もにっこりと微笑まれました。
「お久しぶりですわ、アザレア様」
「ええ、アーデルハイトも相変わらずのようで」
あら。
以前と同じように呼び捨てにされましたわ。これが私的な場ならともかく、公の場で。
ダーダトア公爵はすぐにアザレア嬢を窘められました。しかし、アザレア嬢は大丈夫ですわと微笑むのです。
「知らぬ仲ではありませんし、他国に嫁がれてもわたくしとの親しさは変わりませんもの。ねぇ、咎めたりされませんわよね?」
「ええ、わたくしはそれくらいで咎めたりいたしませんわ。昔、良くしていただいたお姉様に名を呼んでいただけるのは、忘れられていなかったと嬉しい事ですもの。ダーダトア公爵、ご安心なさって」
アザレア嬢ではなく、ダーダトア公爵に微笑みかける。
ひやひやされているのは公爵の方でしょう。わたくしがそう言っても、周囲の方達はこの国の出であったも他国の王妃を呼び捨てにしてと思っている方がほとんどでしょう。
不敬、と言ってしまうのは簡単なことですけれど、セレンファーレさんもいますし波風立てるのもよくありません。
アザレア嬢はわたくしがこう答えるのをわかって、仰ったのでしょうけれど。
となると、残りのお二人からもわたくしは呼び捨てにされるのでしょうね。ええ、別に名くらいで構いませんのよ。
「ふふ、けれどアザレア様。わたくしはわたくしが良いと言っているので構いませんがセレンファーレ嬢はちゃんとお呼びになってくださいませ。未来の、王妃ですし。いくらわたくしが良くしているからといっても、わたくしのように気安くお声をかける方ではありませんわ」
けれど、はっきりとさせておかねばいけないことはあります。
わたくしの言葉にぱちぱちと大きな瞳が瞬くことはありません。少しだけ、その瞳が細められました。
「セレンファーレ嬢はこの国にとっても大切な姫ですが、我が国にとってはそれ以上に大切な姫なのです。そして、ヴァンヘルにとっても。彼女はお優しいので多少の事は許してくださいますけれど……そうはいかない方達がたくさんいらっしゃいますから」
ねぇ、とわたくしはリヒトに視線を向ける。リヒトはそうだなと苦笑交じりに頷いてくださいます。
しかしその視線には、早速やっているのかと、どこか呆れたものも含まれていました。
いいえ、これはとても大切な事ですのよ。
それにこうして、下手なことをすればあなた、追い込まれますのよと先に言って差し上げるのはわたくしの優しさですし。
「……肝に銘じておきますわ」
「ああ、そうだわ。また後日、お茶にでもお誘いしますわね」
「楽しみにしてますわ」
ダーダトア公爵夫妻とアザレア嬢は礼をしてこの場をされれます。
わたくしがそれを笑顔で見送っていると、リヒトがお前はとため息交じりに声をかけてきました。
「ああいうのをあと2度やるのか?」
「ええ、しますわ。これくらいまだ軽いものですのよ? 黙ってみててくださいませ」
そうか、とリヒトは笑ってセレンファーレさんによく見ておくと良いと言います。
「ああいう風にあしらうそうだ」
「はい、お勉強になります」
学ぶことは問題ないと思いますが、セレンファーレさんがわたくしと同じようにできるかは別問題ですのよ。
きっと彼女には彼女なりのやり方があると思いますし。
そして次はアイリス嬢がやってまいりました。しかしその隣にいらっしゃるのはわたくしの知っているザーヴァイン公爵ではありませんでした。
アイリス嬢をエスコートする若い男性。彼女と似てらっしぃますから、アイリス嬢のお兄様かしら。
ディートリヒ様にご挨拶をするお二人。するとその方はザーヴァイン公爵の嫡子でいらっしゃいました。
公爵はお歳を召してらっしゃいますから、代替わりをされるとのこと。公の場には彼がすでに出ているとの事でした。
アイリス嬢はただ笑みを浮かべ、傍らにいらっしゃるだけ。彼女は弁えてらっしゃいますから、最低限の言葉しか発しませんでした。
というのも、兄が公爵となる、その地固めのためにも粗相があってはならないとわかってらっしゃるのでしょう。
ですからお兄様に促され、やっとわたくしの方へと視線を向けられました。
「お久しぶりですわね。アーデルハイト様」
「ええ、相変わらずでらっしゃいますわね、アイリス様」
相変わらず、キツイ香水でらっしゃいますわね。
濃すぎるこの香りを隣にいらっしゃる次期公爵は何も感じられないのかしら。いえ、慣れて麻痺されているのかもしれません。
アイリス嬢はこの場でわたくしをちゃんと立てていらっしゃいます。まぁそれが、後にどうなるかはわかりませんけれど。
「アイリス様も、また後日お茶に誘わせていただきますわね」
「ええ。いつでもお声掛けくださいませ」
ザーヴァイン家の方達との挨拶もつつがなく終わり、残るはバリウス公爵家とガートルージュ公爵家のご挨拶。
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