63 / 245
本編
56
しおりを挟む
朝食をとる間もディートリヒ様はわたくしにずっと話しかけてきますが、それを無視して差し上げました。
なんだかそれですら楽しげで、何をやってもこの方には通じないのでは、と思うのです。
朝食の終わり、食後の紅茶を飲んでいると手紙がとツェリが持ってきてくれました。
わたくしとディートリヒ様に一通ずつ。その封をしてある印はわたくしにとってなじみの深いもの。
お父様からでした。
「お前の父上からだな」
無言で封を開けて中に目を通すと、ミヒャエルから贈り物を受け取ったこと、お義母様がお喜びになったこと。それから、こちらに来るとの連絡がありました。
それは公務ではなく私的な旅行、とありますが……わたくしの様子を見に来る為でしょう。
「……内々でも、手厚くお迎えせねばいかんな。どうしたい?」
「あなたのお好きなように」
「そうか。では夜会をしよう。小さな、身内の者だけでな」
公務でなくとも、リヒテールの地位ある相手と縁を結びたい者はいる。そういった機会を与えるのも俺の仕事でなとディートリヒ様は仰います。
おそらく、お父様たちもそういった事が用意されるのは承知しておられるでしょう。
日程もありましたから、ディートリヒ様はすぐに準備を始めると仰りました。
それから、一息ついてわたくしにはやることがありました。
そこに一緒についてくると言うディートリヒ様の存在をわたくしの意識から追い出しながら、といってもエスコートを勝手にしてきて、わたくしもそれに自然と反応してしまうのですが。
ああ、この自分に染み付いたこうされたらこう答えるという反応が悔しくてたまらない。
少し瞳細めて、余計なことはしないでくださると言えば、余計なことではないだろうと楽しげ。
しかし言葉を交わせば無為に時間をすごし、約束の時間を過ぎてしまいます。
セレンファーレさんとレオノラ嬢をお呼びした部屋。そちらには先に二人がいらっしゃってました。
ごきげんよう、と挨拶をして二人に着席を促します。当たり前のようにわたくしの隣に腰を下ろした方を無視しつつ、お二人を見れば。
「……何かありましたの?」
「いいえ、何もありません」
「ええ、何も」
面白い事、というのはこの事でしょう。
二人とも、目線を合わせません。それはまるで、喧嘩をした子供のような、そんな様子なのです。
けれど、王妃様が面白い事と言ったのもわかる気がしました。
「そう、何もなかったのですね。それでは……わたくしのお渡しした本はお読みになって?」
「はい、とても面白く楽しんで読みました」
先に答えたのはセレンファーレさん。どのお話が一番好きだったとか、この話にはこういう含みもあるのでしょうと予想して、踏み込んで感想を述べてくださいました。
それからいくつか、わたくしは質問を。
それにも的確に答えをもっていらっしゃいました。抽象的な、自分の考え、感じ方を問うようなことも尋ねたのですがしっかりと、ご自身の、ほかの方からのうけうりではない言葉をお持ちでした。
ご自身の考えを持たれるのは大事な事ですから、とても良いことではと思います。
「それでは……レオノラ嬢の方はいかがでした?」
「私は……自国の事をよくわかっていないことを痛感しました。ですので今の私では、きっと王太子妃様の問いに十分答えられないと思います」
「本を読むお時間はありましたよね?」
「はい。本は読んだのですが……いろいろと分からないことを調べていると、時間が足りなくて」
お恥ずかしい限りですが、とレオノラ嬢は苦笑い。
わたくしも、あの本1冊では足りない事が沢山ありました。読み込むには調べ物も必要です。
ですので、彼女の言う事に頷きます。
「その話だけで十分ですわ。わたくしでわかる事なら教えますから」
わたくしが与えた課題をお二人はそれぞれ、自分なりにされているようです。
それでは、本題に参りましょう。
「勉強以外に作法などもありましたが、そちらも問題なく? お互いに学ぶ事もあったでしょう?」
どうですの、と二人を交互に見ます。すると、ちらりと視線合わせた後にお互いにそっぽを向いたのです。
あら、本当に喧嘩をしているようですね。
「……何かありましたの? お互いに言いませんと、わかりませんのよ?」
ねぇと微笑むと、セレンファーレさんはディートリヒ様にちらりと視線をやりました。
それに気づいたディートリヒ様はどうしたと笑って。
「お兄様の前ではお話したくありません」
「……だそうですよ?」
「ああ、また仲間はずれか……」
ディートリヒ様は仕方ないと笑って立ち上がります。その際にするりとわたくしに触れるのは、一体何を思ってなのか。
「アーデルハイト、待ってる」
わたくしの返事の前に身を翻すと、部屋を出ていかれるディートリヒ様。
その姿が消えると、セレンファーレさんはひとつ、息を吐きました。
レオノラ嬢もどこかほっとしているようです。
「アーデルハイト様、私達喧嘩をしておりますので、お互いここにいないものと思ってお話します」
そう言って、先を切ったのはセレンファーレさんで。
意外だと思いました。その言葉の放ち方がなかなか、強気でいらっしゃる。
「アーデルハイト様がいらっしゃらない時にしたお茶会で、レオノラさんは私が最後に、楽しみにしていたタルトを食べてしまいましたのよ」
一番最後に食べようと置いていた、楽しみにしていたものをとセレンファーレさんは呻きます。
ええ、そんな理由? とわたくしが思うのは仕方ない事でしょう。
それについて口を挟まず聞いていたレオノラ嬢に視線を向けますと。
「だってタルトが、ティースタンドにあったのですもの。食べないのかと思うじゃないですか」
つまり、セレンファーレさんが楽しみに取っておいたタルト。それはティースタンドにずっとあったわけで。食べないのだと思ったレオノラ嬢がとって食べてしまって。
喧嘩になった、と。
「な……なんて」
なんてくだらない、と思わず零してしまいました。
すると、二人は声をそろえて。
「くだらなくありません!」
「大事なことです!」
そう言ってわたくしに向かってきたのです。
「アーデルハイト様、楽しみに取っておいたものをとられたんですよ?」
「え、ええ……そうね」
「そんなに楽しみにしてたなら、さっさとお皿にとりなさいよ!」
「何よ! 二つ目に手をのばしたのあなたじゃない! 普通は一個でしょう?」
「ずっと置いてあったら食べないって思うじゃない!」
そうして二人は、お互いいない者と思ってといいつつ、その場で喧嘩を初めてしまいました。
わたくしはあっけにとられていたのですが、だんだんそれが面白くなって。
ぷっと吹き出してしまったのです。それから笑いが零れ、我慢できなくなってしまいました。
「ふふ、おかしい。やだ、涙出てきちゃったわ……」
「ア、アーデルハイト様?」
「大丈夫ですか?」
「え? ふふ、どうぞ喧嘩を続けてらして? なかなかに面白いわ」
そう言うと、気まり悪くなったのか二人はしゅんとおとなしくなりました。
「……目の前で喧嘩を初めて、申し訳ありません」
「私も、大人げなかったですね」
セレンファーレさんとレオノラ嬢は視線を合わせると、苦笑を零しました。
そしてふふとお互いに笑い始めます。
「ごめんなさい。次からはちゃんとあなたがタルトを食べないのか、確認するわ」
「私も……色々言ってごめんなさい」
わたくしの目の前で、二人は仲直りをされました。
なるほど、喧嘩をする程度には打ち解けたのですね。それは良い事でしょう。
「お二人とも、良い御友達になれそうですわね」
友人を持つのはきっとプラスになるでしょう。
セレンファーレさんは他の方との関わりが少なかったからこそ、世間知らずでしょうし。
レオノラ嬢の所作についても彼女から学ぶことがたくさんあるでしょう。
最初は競い合ってもらおうと思っていたのですが、それだけでは無くこれは良い流れでしょう。
話の一区切りに、わたくしは二人へと向けて今度、小さい物ですが夜会をすることになりますのと紡ぎました。
「お二人とも参加なさいませ。エスコートは……ジーク達に頼んであげますから」
これはお勉強でもありますよと続けると、どちらも頑張りますと答えてくれました。
小さい物、と言いましたがわたくしのお父様を迎えるわけですし夜会の質としては、最上のものとなるでしょう。
将来的なことも考えると、お父様とセレンファーレさんをお引き合わせする必要はありますし、レオノラ嬢の脱出先として、リヒテールのどこぞの家という選択肢もあります。それにお気づきになられるか、そしてそれを自分で生み出せるかは彼女次第ではありますが。
何にせよしばらく、忙しい日々になりそうとわたくしは思うのです。
なんだかそれですら楽しげで、何をやってもこの方には通じないのでは、と思うのです。
朝食の終わり、食後の紅茶を飲んでいると手紙がとツェリが持ってきてくれました。
わたくしとディートリヒ様に一通ずつ。その封をしてある印はわたくしにとってなじみの深いもの。
お父様からでした。
「お前の父上からだな」
無言で封を開けて中に目を通すと、ミヒャエルから贈り物を受け取ったこと、お義母様がお喜びになったこと。それから、こちらに来るとの連絡がありました。
それは公務ではなく私的な旅行、とありますが……わたくしの様子を見に来る為でしょう。
「……内々でも、手厚くお迎えせねばいかんな。どうしたい?」
「あなたのお好きなように」
「そうか。では夜会をしよう。小さな、身内の者だけでな」
公務でなくとも、リヒテールの地位ある相手と縁を結びたい者はいる。そういった機会を与えるのも俺の仕事でなとディートリヒ様は仰います。
おそらく、お父様たちもそういった事が用意されるのは承知しておられるでしょう。
日程もありましたから、ディートリヒ様はすぐに準備を始めると仰りました。
それから、一息ついてわたくしにはやることがありました。
そこに一緒についてくると言うディートリヒ様の存在をわたくしの意識から追い出しながら、といってもエスコートを勝手にしてきて、わたくしもそれに自然と反応してしまうのですが。
ああ、この自分に染み付いたこうされたらこう答えるという反応が悔しくてたまらない。
少し瞳細めて、余計なことはしないでくださると言えば、余計なことではないだろうと楽しげ。
しかし言葉を交わせば無為に時間をすごし、約束の時間を過ぎてしまいます。
セレンファーレさんとレオノラ嬢をお呼びした部屋。そちらには先に二人がいらっしゃってました。
ごきげんよう、と挨拶をして二人に着席を促します。当たり前のようにわたくしの隣に腰を下ろした方を無視しつつ、お二人を見れば。
「……何かありましたの?」
「いいえ、何もありません」
「ええ、何も」
面白い事、というのはこの事でしょう。
二人とも、目線を合わせません。それはまるで、喧嘩をした子供のような、そんな様子なのです。
けれど、王妃様が面白い事と言ったのもわかる気がしました。
「そう、何もなかったのですね。それでは……わたくしのお渡しした本はお読みになって?」
「はい、とても面白く楽しんで読みました」
先に答えたのはセレンファーレさん。どのお話が一番好きだったとか、この話にはこういう含みもあるのでしょうと予想して、踏み込んで感想を述べてくださいました。
それからいくつか、わたくしは質問を。
それにも的確に答えをもっていらっしゃいました。抽象的な、自分の考え、感じ方を問うようなことも尋ねたのですがしっかりと、ご自身の、ほかの方からのうけうりではない言葉をお持ちでした。
ご自身の考えを持たれるのは大事な事ですから、とても良いことではと思います。
「それでは……レオノラ嬢の方はいかがでした?」
「私は……自国の事をよくわかっていないことを痛感しました。ですので今の私では、きっと王太子妃様の問いに十分答えられないと思います」
「本を読むお時間はありましたよね?」
「はい。本は読んだのですが……いろいろと分からないことを調べていると、時間が足りなくて」
お恥ずかしい限りですが、とレオノラ嬢は苦笑い。
わたくしも、あの本1冊では足りない事が沢山ありました。読み込むには調べ物も必要です。
ですので、彼女の言う事に頷きます。
「その話だけで十分ですわ。わたくしでわかる事なら教えますから」
わたくしが与えた課題をお二人はそれぞれ、自分なりにされているようです。
それでは、本題に参りましょう。
「勉強以外に作法などもありましたが、そちらも問題なく? お互いに学ぶ事もあったでしょう?」
どうですの、と二人を交互に見ます。すると、ちらりと視線合わせた後にお互いにそっぽを向いたのです。
あら、本当に喧嘩をしているようですね。
「……何かありましたの? お互いに言いませんと、わかりませんのよ?」
ねぇと微笑むと、セレンファーレさんはディートリヒ様にちらりと視線をやりました。
それに気づいたディートリヒ様はどうしたと笑って。
「お兄様の前ではお話したくありません」
「……だそうですよ?」
「ああ、また仲間はずれか……」
ディートリヒ様は仕方ないと笑って立ち上がります。その際にするりとわたくしに触れるのは、一体何を思ってなのか。
「アーデルハイト、待ってる」
わたくしの返事の前に身を翻すと、部屋を出ていかれるディートリヒ様。
その姿が消えると、セレンファーレさんはひとつ、息を吐きました。
レオノラ嬢もどこかほっとしているようです。
「アーデルハイト様、私達喧嘩をしておりますので、お互いここにいないものと思ってお話します」
そう言って、先を切ったのはセレンファーレさんで。
意外だと思いました。その言葉の放ち方がなかなか、強気でいらっしゃる。
「アーデルハイト様がいらっしゃらない時にしたお茶会で、レオノラさんは私が最後に、楽しみにしていたタルトを食べてしまいましたのよ」
一番最後に食べようと置いていた、楽しみにしていたものをとセレンファーレさんは呻きます。
ええ、そんな理由? とわたくしが思うのは仕方ない事でしょう。
それについて口を挟まず聞いていたレオノラ嬢に視線を向けますと。
「だってタルトが、ティースタンドにあったのですもの。食べないのかと思うじゃないですか」
つまり、セレンファーレさんが楽しみに取っておいたタルト。それはティースタンドにずっとあったわけで。食べないのだと思ったレオノラ嬢がとって食べてしまって。
喧嘩になった、と。
「な……なんて」
なんてくだらない、と思わず零してしまいました。
すると、二人は声をそろえて。
「くだらなくありません!」
「大事なことです!」
そう言ってわたくしに向かってきたのです。
「アーデルハイト様、楽しみに取っておいたものをとられたんですよ?」
「え、ええ……そうね」
「そんなに楽しみにしてたなら、さっさとお皿にとりなさいよ!」
「何よ! 二つ目に手をのばしたのあなたじゃない! 普通は一個でしょう?」
「ずっと置いてあったら食べないって思うじゃない!」
そうして二人は、お互いいない者と思ってといいつつ、その場で喧嘩を初めてしまいました。
わたくしはあっけにとられていたのですが、だんだんそれが面白くなって。
ぷっと吹き出してしまったのです。それから笑いが零れ、我慢できなくなってしまいました。
「ふふ、おかしい。やだ、涙出てきちゃったわ……」
「ア、アーデルハイト様?」
「大丈夫ですか?」
「え? ふふ、どうぞ喧嘩を続けてらして? なかなかに面白いわ」
そう言うと、気まり悪くなったのか二人はしゅんとおとなしくなりました。
「……目の前で喧嘩を初めて、申し訳ありません」
「私も、大人げなかったですね」
セレンファーレさんとレオノラ嬢は視線を合わせると、苦笑を零しました。
そしてふふとお互いに笑い始めます。
「ごめんなさい。次からはちゃんとあなたがタルトを食べないのか、確認するわ」
「私も……色々言ってごめんなさい」
わたくしの目の前で、二人は仲直りをされました。
なるほど、喧嘩をする程度には打ち解けたのですね。それは良い事でしょう。
「お二人とも、良い御友達になれそうですわね」
友人を持つのはきっとプラスになるでしょう。
セレンファーレさんは他の方との関わりが少なかったからこそ、世間知らずでしょうし。
レオノラ嬢の所作についても彼女から学ぶことがたくさんあるでしょう。
最初は競い合ってもらおうと思っていたのですが、それだけでは無くこれは良い流れでしょう。
話の一区切りに、わたくしは二人へと向けて今度、小さい物ですが夜会をすることになりますのと紡ぎました。
「お二人とも参加なさいませ。エスコートは……ジーク達に頼んであげますから」
これはお勉強でもありますよと続けると、どちらも頑張りますと答えてくれました。
小さい物、と言いましたがわたくしのお父様を迎えるわけですし夜会の質としては、最上のものとなるでしょう。
将来的なことも考えると、お父様とセレンファーレさんをお引き合わせする必要はありますし、レオノラ嬢の脱出先として、リヒテールのどこぞの家という選択肢もあります。それにお気づきになられるか、そしてそれを自分で生み出せるかは彼女次第ではありますが。
何にせよしばらく、忙しい日々になりそうとわたくしは思うのです。
0
お気に入りに追加
1,564
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる