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第五章
妙な納得感
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そんなこんなで他のお店も巡り、時間が過ぎるのはあっという間で。
「ここですか、ガブさん」
「そう、ここ」
海辺の街の裏路地にひっそりと、こじんまりとした入口。
知る人ぞ知る、といったようなお店は、中に入るとまず庭が広がってました。
あー! 料亭って感じ!
お店の中も個室になっててすごい、好きな雰囲気。
調度品も上品というか、お金かかってる感ある。モチーフは、海辺の街だからだと思うけど、貝殻とかそういうのが多い。
注文はガブさんが、コースで事前にお願いしてくれてるみたい。
飲み物を聞いてもらって、そして……私はそこで、追加はお願いできますかと告げる。
それはもちろんできるけれど、何をと問われて。
「わ、私は……生魚が食べたいです。ここだと新鮮だから、大丈夫だと思うんだけど!」
お店の、給仕のおねーさんはどうしましょう、という感じで。
少し待っていてくださいと奥へ。するとしばらくして料理長さんが出てきた。
「生魚を食したい、と……」
「はい。新鮮なのなら、大丈夫でしょう?」
「そりゃ、今日あがったものなら……良いんですか、殿下」
「うん、もう好きにさせてあげて……」
やったー! ということで私は生魚を薄く切ってくださいと言って。
ひとつはそのままで、もう一つはオイル系のドレッシングをかけてサラダ風にとお願いをした。あとお醤油つけてって。
わくわく。わくわく!!
「ガブさんも、お兄様もテオも食べないんでしょ? 私だけでいいですよ」
「……いや、俺も少し」
「え、テオも食べるの?」
「うん。だってこれからもレティ、食べたいって言うんでしょ? それなら、何食べてるのか……ちょっと気になる、というか……」
チャレンジしてみたいなら、したらいいんじゃないかな!
ということで楽しみとわくわく。
「でも、なんでそんなに生魚食べたいわけ?」
「え、なんとなく」
「それに俺が食べてたものにも嬉しそうで……あれってお前、何食べてるんだって顔を最初に見た時はするんだけど」
「……本で読んだので」
「お前、そういう本は読まないだろ」
うぐっ。お兄様は痛いところをつんつんしてくる。
学術書とかは読むけども、確かに風土的な本はあんまり。
うぅーん……なんかもう、記憶あるとかしゃべった方が良い? 面倒じゃない?
きっと別にはぐらかしても、問題はないんだろうけど。それに知られても、別にどうなるかってことも無いと思うしー。
「あの、お前何言ってるんだって言わない? 言わないでいてくれる?」
「それは内容によるかなぁ。だいたいレティ、いつも何言ってるんだ、だし」
「えー! なにそれー!」
テオは、私のことを本当に好きなの? いや、好きだから言える事だと思うけど。
だけどねだけどね!!
「まぁ、確かに何言ってるだからな」
「お兄様まで! ガブさんは!?」
「うーん、ごめんね?」
ちょ、三人ともとか!
ええええええ!!!!!
「はいはい、それでぷーっと膨れてないで、何が何言ってるなのか教えて欲しいな」
「あー……もー……なんかどきどきしてた私が馬鹿みたいじゃない?」
えーっと、と。
まぁ突然の話なんですが、と。
「私、多分前世の記憶っぽいのがあるみたいで。それで、それってこの世界じゃないとこの話で、その文化圏が生魚とかふつーに食べてたので美味しいって記憶があるんです。他の食材もそんな感じ。あと魔術とかもそこでの感覚が生きてる、とは思う。空を飛ぶ、とか」
ということなんだけど、と言うと。
三人とも黙って、そしてそれぞれあーとかなるほどーとか、そういう納得がいったっていうような変な声を零した。
「俺は、お前の頭のねじが何個かイってるのかと思ってた。確かに、そういう記憶があるなら理解ができるし腑に落ちる」
というのはお兄様で。
「別に記憶があるだけで、レティはレティなんでしょ? 別に気にしないけど」
というのはテオで。
「前世の記憶かー! 違う世界……異世界のっていうのは初めて聞いたな。でも、うん、俺も納得」
というのはガブさん。
なんかするっと受け入れられてしまった。
あ、こんなもんなのかな。反応って!
どういう反応されるかなぁって構えてた私は拍子抜けだ。
妙な納得感があるって皆言う。なるほどなるほど、みたいな。
「で、レティのその……違う世界はどんなとこ?」
「えーっと」
魔法はなくて、その代わりに機械とかが発達。
大きな、鉄の塊が空を飛ぶと言えば、魔力も無いのに、魔法もないのに? と興味津々。
でもそれがどうやって動いてるかはもちろん、私もよくわかんない。
そうやって話しているとご飯がきて。もちろんご飯優先ー!
話の続きはまた今度、ということになった。
「わぁい、お刺身!」
醤油ももちろんついてる。
まずはそのままのを、お醤油つけてーぱく。わさびはないけど、仕方ない。
似たようなものはあるけど、それを言うのは忘れたというか。
けど、白身のお魚。タンパクなんだけど歯ごたえがあっておいしい。ひぃ…幸せ。次に赤身も……ぱくっと。
おいしい……ああああ、これは本当に。あああああいつぶりー!!
「……すっごく幸せそうな顔してるね」
「おいしくて幸せなんだと思いますけど」
「顔にそのまま出るからな……」
呆れたような声だけど、おいしいから仕方ないじゃない!
それからサラダ風の方。わぁい! 葉っぱと一緒にぱくっと食べるのもまた美味しい。
ドレッシングが、ちょっとぴりっとした感じのでまたよし。
「おいしい……あ、食べるならこっちのサラダの方がいいんじゃない?」
葉っぱと一緒だし、小さめに切ってあるからハードルも下がるかなと。
テオは恐る恐る、というように手をだす。そしてぱくっと食べて、咀嚼して、飲み込んで。
「どう?」
「未知の味って感じはする。美味しいかどうかというよりドレッシングの味がすごくてよくわかんないかな」
「えー……じゃあそのままいってみる? 赤身のほう」
「赤身……」
テオはそれじゃあ、とお刺身の方に手を伸ばす。
ちょっとお醤油つけてぱくっと。すると、こっちの方が好きと頬えんだ。
「そのままの方が美味しいって思うかな……」
「でしょ。貝柱とかも生でいけるんだけどね……まぁそれはおいおい」
「おいおいって……」
え、だって私。
今日のこの一度だけで終わらせるつもりは、ないのよ!!
そう話しているといつのまにかお兄様とガブさんもそれに手を伸ばしていて。
「あれ、結構いける。つかうまいかも」
「確かに……酒が進みそうだ」
「あ、いいね。何飲む?」
「ちょ、ガブさん! お兄様にお酒はだめです!!」
「え? なんで?」
「お願いなので外ではやめてください」
この前みたいになったらお世話するの、私たちになるから!!
と、必死で止めたんだけど。
止めたのも空しく……ガブさんとお兄様は二人で飲み、二人で楽しそうにどこかへ消えていきました。
私とテオ?
もう見なかったふりで帰りました。
というのも、護衛さんたちがそっと後ろをついていきますとのことで。
そうですねよろしくおねがいします! ということに。
なんかこう、ああいう駄目な大人になりたくはないな、と思った。
「ここですか、ガブさん」
「そう、ここ」
海辺の街の裏路地にひっそりと、こじんまりとした入口。
知る人ぞ知る、といったようなお店は、中に入るとまず庭が広がってました。
あー! 料亭って感じ!
お店の中も個室になっててすごい、好きな雰囲気。
調度品も上品というか、お金かかってる感ある。モチーフは、海辺の街だからだと思うけど、貝殻とかそういうのが多い。
注文はガブさんが、コースで事前にお願いしてくれてるみたい。
飲み物を聞いてもらって、そして……私はそこで、追加はお願いできますかと告げる。
それはもちろんできるけれど、何をと問われて。
「わ、私は……生魚が食べたいです。ここだと新鮮だから、大丈夫だと思うんだけど!」
お店の、給仕のおねーさんはどうしましょう、という感じで。
少し待っていてくださいと奥へ。するとしばらくして料理長さんが出てきた。
「生魚を食したい、と……」
「はい。新鮮なのなら、大丈夫でしょう?」
「そりゃ、今日あがったものなら……良いんですか、殿下」
「うん、もう好きにさせてあげて……」
やったー! ということで私は生魚を薄く切ってくださいと言って。
ひとつはそのままで、もう一つはオイル系のドレッシングをかけてサラダ風にとお願いをした。あとお醤油つけてって。
わくわく。わくわく!!
「ガブさんも、お兄様もテオも食べないんでしょ? 私だけでいいですよ」
「……いや、俺も少し」
「え、テオも食べるの?」
「うん。だってこれからもレティ、食べたいって言うんでしょ? それなら、何食べてるのか……ちょっと気になる、というか……」
チャレンジしてみたいなら、したらいいんじゃないかな!
ということで楽しみとわくわく。
「でも、なんでそんなに生魚食べたいわけ?」
「え、なんとなく」
「それに俺が食べてたものにも嬉しそうで……あれってお前、何食べてるんだって顔を最初に見た時はするんだけど」
「……本で読んだので」
「お前、そういう本は読まないだろ」
うぐっ。お兄様は痛いところをつんつんしてくる。
学術書とかは読むけども、確かに風土的な本はあんまり。
うぅーん……なんかもう、記憶あるとかしゃべった方が良い? 面倒じゃない?
きっと別にはぐらかしても、問題はないんだろうけど。それに知られても、別にどうなるかってことも無いと思うしー。
「あの、お前何言ってるんだって言わない? 言わないでいてくれる?」
「それは内容によるかなぁ。だいたいレティ、いつも何言ってるんだ、だし」
「えー! なにそれー!」
テオは、私のことを本当に好きなの? いや、好きだから言える事だと思うけど。
だけどねだけどね!!
「まぁ、確かに何言ってるだからな」
「お兄様まで! ガブさんは!?」
「うーん、ごめんね?」
ちょ、三人ともとか!
ええええええ!!!!!
「はいはい、それでぷーっと膨れてないで、何が何言ってるなのか教えて欲しいな」
「あー……もー……なんかどきどきしてた私が馬鹿みたいじゃない?」
えーっと、と。
まぁ突然の話なんですが、と。
「私、多分前世の記憶っぽいのがあるみたいで。それで、それってこの世界じゃないとこの話で、その文化圏が生魚とかふつーに食べてたので美味しいって記憶があるんです。他の食材もそんな感じ。あと魔術とかもそこでの感覚が生きてる、とは思う。空を飛ぶ、とか」
ということなんだけど、と言うと。
三人とも黙って、そしてそれぞれあーとかなるほどーとか、そういう納得がいったっていうような変な声を零した。
「俺は、お前の頭のねじが何個かイってるのかと思ってた。確かに、そういう記憶があるなら理解ができるし腑に落ちる」
というのはお兄様で。
「別に記憶があるだけで、レティはレティなんでしょ? 別に気にしないけど」
というのはテオで。
「前世の記憶かー! 違う世界……異世界のっていうのは初めて聞いたな。でも、うん、俺も納得」
というのはガブさん。
なんかするっと受け入れられてしまった。
あ、こんなもんなのかな。反応って!
どういう反応されるかなぁって構えてた私は拍子抜けだ。
妙な納得感があるって皆言う。なるほどなるほど、みたいな。
「で、レティのその……違う世界はどんなとこ?」
「えーっと」
魔法はなくて、その代わりに機械とかが発達。
大きな、鉄の塊が空を飛ぶと言えば、魔力も無いのに、魔法もないのに? と興味津々。
でもそれがどうやって動いてるかはもちろん、私もよくわかんない。
そうやって話しているとご飯がきて。もちろんご飯優先ー!
話の続きはまた今度、ということになった。
「わぁい、お刺身!」
醤油ももちろんついてる。
まずはそのままのを、お醤油つけてーぱく。わさびはないけど、仕方ない。
似たようなものはあるけど、それを言うのは忘れたというか。
けど、白身のお魚。タンパクなんだけど歯ごたえがあっておいしい。ひぃ…幸せ。次に赤身も……ぱくっと。
おいしい……ああああ、これは本当に。あああああいつぶりー!!
「……すっごく幸せそうな顔してるね」
「おいしくて幸せなんだと思いますけど」
「顔にそのまま出るからな……」
呆れたような声だけど、おいしいから仕方ないじゃない!
それからサラダ風の方。わぁい! 葉っぱと一緒にぱくっと食べるのもまた美味しい。
ドレッシングが、ちょっとぴりっとした感じのでまたよし。
「おいしい……あ、食べるならこっちのサラダの方がいいんじゃない?」
葉っぱと一緒だし、小さめに切ってあるからハードルも下がるかなと。
テオは恐る恐る、というように手をだす。そしてぱくっと食べて、咀嚼して、飲み込んで。
「どう?」
「未知の味って感じはする。美味しいかどうかというよりドレッシングの味がすごくてよくわかんないかな」
「えー……じゃあそのままいってみる? 赤身のほう」
「赤身……」
テオはそれじゃあ、とお刺身の方に手を伸ばす。
ちょっとお醤油つけてぱくっと。すると、こっちの方が好きと頬えんだ。
「そのままの方が美味しいって思うかな……」
「でしょ。貝柱とかも生でいけるんだけどね……まぁそれはおいおい」
「おいおいって……」
え、だって私。
今日のこの一度だけで終わらせるつもりは、ないのよ!!
そう話しているといつのまにかお兄様とガブさんもそれに手を伸ばしていて。
「あれ、結構いける。つかうまいかも」
「確かに……酒が進みそうだ」
「あ、いいね。何飲む?」
「ちょ、ガブさん! お兄様にお酒はだめです!!」
「え? なんで?」
「お願いなので外ではやめてください」
この前みたいになったらお世話するの、私たちになるから!!
と、必死で止めたんだけど。
止めたのも空しく……ガブさんとお兄様は二人で飲み、二人で楽しそうにどこかへ消えていきました。
私とテオ?
もう見なかったふりで帰りました。
というのも、護衛さんたちがそっと後ろをついていきますとのことで。
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