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第四章
軽い
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「いやー、ほんと迷惑かけたな。俺、絶対死んでたよな、あはは」
わぁ、軽い。
ガブさんはそう言ってへらりと笑って、ありがとうと私達に頭を下げた。
ミカエラ様も、同じように。
「君たちのおかげでガブが助かった……本当に、ありがとう」
頭を下げられるとそんな、やめてください頭あげてー! ってなる。
ガブさんが兄貴、とミカエラ様を立たせる。
それから、昨日の後始末について話してくれた。
ミカエラ様の私兵さん達がいろいろと証拠を抑えて帰ってきたそうで。
それらでセドリックという人は王族籍から外され、投獄されることになった。
家族は関係しているかわからない。けれどこれは独断だろうと判断され、監視下で生活するようになるとのこと。
他の、手を組んでいた大臣とかも一掃するらしい。
「なんにせよ、反意を持つものの大半はこれで駆逐することになるだろう」
これでこの国も落ち着くとミカエラ様は仰って、ガブも安全になると笑われた。
そして申し訳ないのだがと表情崩される。
「君たちがガブを助けたことによって、あの魔術について多くの賓客から尋ねられることになった」
ミカエラ様曰く、あの魔術は奇跡的な治癒なのだという事にしている。
けれどそうそう、簡単にできるものではないと。
それは魔術の心得があるものがみればわかるもの。でも、そうは言っても納得できるものじゃないってこともわかる。
「そんなわけで……君たちに合わせて欲しいという要望が多く……今は、体力を使い切って休んでいると誤魔化しているんだが」
「限界ですよね……」
「一度だけでいい、その姿を見せてあれについて説明してもらえると助かる」
俺たちも質問攻め、と殿下は苦笑する。そうか、殿下とデジレ様は私たちの身元保証しちゃってますもんね。
「テオ、どうする?」
「俺は良いけど、今日すぐにっていうのは無理じゃないかな、レティが」
「あー、うん……明日、ちょっとだけならいけると思う、けど……」
「わかった、では明日の昼に茶会を行う。そこで座って対応、というのでどうだろうか。体調が悪くなればすぐに退席すると言い含んで行おう。傍には、君の兄上とそれからアレクシス殿、デジレ殿もご一緒に」
それならと私とテオは頷く。
そしてそれまでの間に、皆で口裏合わせも必要。
「あ、そういえば、お兄様が謹慎と聞いたのですが……」
「ああ、一応まだ、皇族相手であったので……気持ち的には良くやった、だったんだが対面もあった。謹慎は今日一日で明日からは自由だ」
「いや、謹慎させても足りないくらいだ。あいつは悪いと思っていないから」
デジレ様がぴしゃっとおっしゃる。その様子に殿下とガブさんは尻に敷かれてるのか、そうでないのかと苦笑していた。
ああ、でも。
でもこういうちょっとほっこりするような雰囲気はとっても安心する。
それからもう少しだけ話して、ミカエラ様は仕事があると去っていった。陛下一人に客の応対などをまかせっきりなのだそうだ。
去り際に私からもお礼のプレゼントを用意しておこうとにこにこしていたので、期待したのはなつかしの日本食のあれそれ。り、りくえすとしてもいいかな、そわ!
と、言うのを我慢しつつ。
ミカエラ様がすぐにでていってしまったのは陛下がお体の具合がちょっと悪いそうで、長時間は無理だけどしばらくはと賓客の接待を請け負ってくださったらしい。
ガブさんは行かなくていいの、と尋ねると俺もまだ本調子じゃないし、行けば囲まれるからと残った。
そして、あの魔術は何だったのかと、それがどういうものかわかるけどちゃんと教えて欲しいと言われた。
私とテオは顔を見合わせて、あれは巻き戻しなのだと告げる。
そもそも、時間が巻き戻ればいいなぁくらいは思うけど、巻き戻せるとは思わない。
それが一般的な考え。
私たちはそれを覆して、やってたわけで。
「けど、御覧の通り、ものすっごく魔力使うし燃費悪いのであれはやっちゃだめですね……私が事前に魔力詰め込んでた魔石が二つあっても足りなくて、周囲からかき集めて作って、皆からも貰うくらいだったし……」
「そもそもできないね……」
だからこそ、明日の口裏合わせが必要と殿下は言う。
「どうしたらいいです?」
「巻き戻しには触れない。あれは長年溜め込んだ魔力を使ったからこそできた癒しの奇跡、直後だったからできたのでは、くらいかな……」
「幸いなのは、舞台の上でどう治ったのか、見えてないことだね」
だから言いくるめることはできるなと、二人は夢中だったからわからないという感じで誤魔化せと言われた。
「わかりましたー」
「あとは、他に何ができるか言わないこと。飛べるのは見られたから仕方ないけど……」
「飛ぶのは、やろうと思えば誰でもできますからねー」
とにかく私は余計なことを言わない。言いそうになったらテオが止める。
デジレ様と殿下が対応を手伝うという事に。お兄様は後ろで睨みを聞かせるという形かなー!
「しかし、茶会か……問題があるな」
「え?」
デジレ様がむむ、と唸る。何がですか、と尋ねると問題はレティだと言われた。
えー! 何がですか、おとなしくしてますが!
「いや、行動ではなく……服が、ないだろう。私のでは体系も違うし……」
「あっ」
「え、服がない? それなら……あてがないこともないけど」
ガブさんがでもなぁ、と零す。
何をためらってらっしゃるのか!
「……まぁ、いいか。親類に同じくらいの子がいるから頼んでくる。だけどなぁ……」
そう言ってガブさんはちらっとテオを見た。
テオは何ですか、とその視線の意味を問う。私はその視線の意味が何か、思い至った。
「あ、テオの事がかっこいいとか会いたいとか言ってるんですね」
「そう。君はあっても大丈夫?」
「俺は……レティは、いいの?」
「うん? え、だって二人きりで会うとかじゃないでしょ? うん?」
「……そうだけど」
何言ってんだろ、と思ったんだけど、言ってから気づいた。
あ、これ私が妬かないか心配してるやつ! そもそも、テオが浮気するなんて、浮気? 浮気って響きがなんかこう、すごい……大人な響き。いや、そうじゃない。そうじゃないぞ私ー!
テオが浮気とかまずない。
だってテオ、ずっと私の事好きだったし。私も好きだけど。
そんな想いずーっと抱えてた人が、初めて会った人にぱっと心捕らわれるような、一目ぼれとかないでしょう。あっちゃ困る!
口には出さないけど、テオ色々重いよね、とは私思ってるし。
もし心変わりを一瞬でするならテオは私の事、本当には好きじゃなかったんだなってこと。
うわぁ、ないない。そんなの絶対、ない。ありえないことだと思う。
うぬぼれてる、とかじゃなくて、そうとしか思えない。
逆に、私から突然心離れたら何か悪い魔術に引っかかった!? とか思っちゃう。
「だって、テオがいつも通りしれっとあしらうのしか想像できないから……心移りとかまずないじゃないですかー」
「なんかそうやって信じてくれてるのは嬉しいけど、まったく妬きそうにないのがちょっと悔しいんだけど、俺」
「えー、妬いて欲しいの?」
「いや、別に。そもそも、そんなレティが妬くようなことしたら俺、トリスタン様に命とられるだろうし」
ああ、うん。
それもそうだね、と皆頷いた。うん。
わぁ、軽い。
ガブさんはそう言ってへらりと笑って、ありがとうと私達に頭を下げた。
ミカエラ様も、同じように。
「君たちのおかげでガブが助かった……本当に、ありがとう」
頭を下げられるとそんな、やめてください頭あげてー! ってなる。
ガブさんが兄貴、とミカエラ様を立たせる。
それから、昨日の後始末について話してくれた。
ミカエラ様の私兵さん達がいろいろと証拠を抑えて帰ってきたそうで。
それらでセドリックという人は王族籍から外され、投獄されることになった。
家族は関係しているかわからない。けれどこれは独断だろうと判断され、監視下で生活するようになるとのこと。
他の、手を組んでいた大臣とかも一掃するらしい。
「なんにせよ、反意を持つものの大半はこれで駆逐することになるだろう」
これでこの国も落ち着くとミカエラ様は仰って、ガブも安全になると笑われた。
そして申し訳ないのだがと表情崩される。
「君たちがガブを助けたことによって、あの魔術について多くの賓客から尋ねられることになった」
ミカエラ様曰く、あの魔術は奇跡的な治癒なのだという事にしている。
けれどそうそう、簡単にできるものではないと。
それは魔術の心得があるものがみればわかるもの。でも、そうは言っても納得できるものじゃないってこともわかる。
「そんなわけで……君たちに合わせて欲しいという要望が多く……今は、体力を使い切って休んでいると誤魔化しているんだが」
「限界ですよね……」
「一度だけでいい、その姿を見せてあれについて説明してもらえると助かる」
俺たちも質問攻め、と殿下は苦笑する。そうか、殿下とデジレ様は私たちの身元保証しちゃってますもんね。
「テオ、どうする?」
「俺は良いけど、今日すぐにっていうのは無理じゃないかな、レティが」
「あー、うん……明日、ちょっとだけならいけると思う、けど……」
「わかった、では明日の昼に茶会を行う。そこで座って対応、というのでどうだろうか。体調が悪くなればすぐに退席すると言い含んで行おう。傍には、君の兄上とそれからアレクシス殿、デジレ殿もご一緒に」
それならと私とテオは頷く。
そしてそれまでの間に、皆で口裏合わせも必要。
「あ、そういえば、お兄様が謹慎と聞いたのですが……」
「ああ、一応まだ、皇族相手であったので……気持ち的には良くやった、だったんだが対面もあった。謹慎は今日一日で明日からは自由だ」
「いや、謹慎させても足りないくらいだ。あいつは悪いと思っていないから」
デジレ様がぴしゃっとおっしゃる。その様子に殿下とガブさんは尻に敷かれてるのか、そうでないのかと苦笑していた。
ああ、でも。
でもこういうちょっとほっこりするような雰囲気はとっても安心する。
それからもう少しだけ話して、ミカエラ様は仕事があると去っていった。陛下一人に客の応対などをまかせっきりなのだそうだ。
去り際に私からもお礼のプレゼントを用意しておこうとにこにこしていたので、期待したのはなつかしの日本食のあれそれ。り、りくえすとしてもいいかな、そわ!
と、言うのを我慢しつつ。
ミカエラ様がすぐにでていってしまったのは陛下がお体の具合がちょっと悪いそうで、長時間は無理だけどしばらくはと賓客の接待を請け負ってくださったらしい。
ガブさんは行かなくていいの、と尋ねると俺もまだ本調子じゃないし、行けば囲まれるからと残った。
そして、あの魔術は何だったのかと、それがどういうものかわかるけどちゃんと教えて欲しいと言われた。
私とテオは顔を見合わせて、あれは巻き戻しなのだと告げる。
そもそも、時間が巻き戻ればいいなぁくらいは思うけど、巻き戻せるとは思わない。
それが一般的な考え。
私たちはそれを覆して、やってたわけで。
「けど、御覧の通り、ものすっごく魔力使うし燃費悪いのであれはやっちゃだめですね……私が事前に魔力詰め込んでた魔石が二つあっても足りなくて、周囲からかき集めて作って、皆からも貰うくらいだったし……」
「そもそもできないね……」
だからこそ、明日の口裏合わせが必要と殿下は言う。
「どうしたらいいです?」
「巻き戻しには触れない。あれは長年溜め込んだ魔力を使ったからこそできた癒しの奇跡、直後だったからできたのでは、くらいかな……」
「幸いなのは、舞台の上でどう治ったのか、見えてないことだね」
だから言いくるめることはできるなと、二人は夢中だったからわからないという感じで誤魔化せと言われた。
「わかりましたー」
「あとは、他に何ができるか言わないこと。飛べるのは見られたから仕方ないけど……」
「飛ぶのは、やろうと思えば誰でもできますからねー」
とにかく私は余計なことを言わない。言いそうになったらテオが止める。
デジレ様と殿下が対応を手伝うという事に。お兄様は後ろで睨みを聞かせるという形かなー!
「しかし、茶会か……問題があるな」
「え?」
デジレ様がむむ、と唸る。何がですか、と尋ねると問題はレティだと言われた。
えー! 何がですか、おとなしくしてますが!
「いや、行動ではなく……服が、ないだろう。私のでは体系も違うし……」
「あっ」
「え、服がない? それなら……あてがないこともないけど」
ガブさんがでもなぁ、と零す。
何をためらってらっしゃるのか!
「……まぁ、いいか。親類に同じくらいの子がいるから頼んでくる。だけどなぁ……」
そう言ってガブさんはちらっとテオを見た。
テオは何ですか、とその視線の意味を問う。私はその視線の意味が何か、思い至った。
「あ、テオの事がかっこいいとか会いたいとか言ってるんですね」
「そう。君はあっても大丈夫?」
「俺は……レティは、いいの?」
「うん? え、だって二人きりで会うとかじゃないでしょ? うん?」
「……そうだけど」
何言ってんだろ、と思ったんだけど、言ってから気づいた。
あ、これ私が妬かないか心配してるやつ! そもそも、テオが浮気するなんて、浮気? 浮気って響きがなんかこう、すごい……大人な響き。いや、そうじゃない。そうじゃないぞ私ー!
テオが浮気とかまずない。
だってテオ、ずっと私の事好きだったし。私も好きだけど。
そんな想いずーっと抱えてた人が、初めて会った人にぱっと心捕らわれるような、一目ぼれとかないでしょう。あっちゃ困る!
口には出さないけど、テオ色々重いよね、とは私思ってるし。
もし心変わりを一瞬でするならテオは私の事、本当には好きじゃなかったんだなってこと。
うわぁ、ないない。そんなの絶対、ない。ありえないことだと思う。
うぬぼれてる、とかじゃなくて、そうとしか思えない。
逆に、私から突然心離れたら何か悪い魔術に引っかかった!? とか思っちゃう。
「だって、テオがいつも通りしれっとあしらうのしか想像できないから……心移りとかまずないじゃないですかー」
「なんかそうやって信じてくれてるのは嬉しいけど、まったく妬きそうにないのがちょっと悔しいんだけど、俺」
「えー、妬いて欲しいの?」
「いや、別に。そもそも、そんなレティが妬くようなことしたら俺、トリスタン様に命とられるだろうし」
ああ、うん。
それもそうだね、と皆頷いた。うん。
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