63 / 63
その後のお話【クリスマスをロマンチックに過ごしたい】
しおりを挟む
「俺たちってさ、まともに記念日を祝ったことがないよな」
「……え?……ん、まぁ……そうかな。そうだねぇ」
突然の俺の言葉に、テレビを見ながらお揃いのマグカップでカフェオレを飲んでいた颯太がキョトンとして答える。
俺たちは幼稚園の頃からの幼なじみで、恋人同士。互いの誕生日やクリスマス、ロマンチックに過ごせるはずのイベントは毎年何回も巡ってきているのに、これまでなんとなくなあなあに過ごしてきてしまっているのだ。
まず、ガキの頃。小遣いも二人きりの時間も、当然ない。
中学生、高校生頃。それまでの流れと思春期の妙な恥じらいからなんとなく気恥ずかしくて、誕生日は互いにファーストフードを奢ったり、なんかちょっとした会計を持ったりしたぐらい。
大学生と社会人になってからは、全然時間が合わなくて当日を一緒に過ごしたことがない。いつも電話で「今日お前誕生日だよな?おめでとう颯太」とか、そんな程度だった。
だけどそんな俺たちももういい大人のカップルだ。しかも、ど、同棲中の。いくらでも二人きりでロマンチックし放題なわけだ。
「……よし、決めたぞ、颯太。今年のクリスマスは二人きりで恋人らしくロマンチックに過ごそうではないか」
「ではないか、って。……でも、うん、いいね。俺も前から思ってたんだよね、ちゃんとイベントごとを恋人っぽく過ごしたいなぁって」
「そ、そうか?」
「うん」
「そうか!」
「うん」
やっぱり颯太も思っていたのか。そうと決まれば話は早い。
「よし!!2週間後の今年のクリスマスはめっちゃくちゃロマンチックにいくぞー!」
「……でも樹、当然仕事あるよね」
「まぁ、あるっちゃあるけど、起きて待っててくれよ、急いで帰って来るから。な?」
「ふふ。分かった」
「プレゼント交換会しよーぜ」
「あ、いいねそれ!お互いに相手が喜びそうなものを自分で選ばない?」
「おぉ!いいなそれ!あえてリクエスト聞かずにな。……ふふん、よーし、期待してろよ颯太。俺は外さねーぞー」
「ふふっ、絶対に俺の方が喜ばせてみせるから!」
二人でキャッキャとはしゃぎながら計画を立てているこの時点では、まだまだガキの頃からのノリのままだった。
そして、当日。
イブの日のテレビの生出演やその他雑誌のインタビューなどなど、多忙なスケジュールをビシッとこなし、俺はワクワクしながらすっ飛んで帰った。遅くなってしまったけど、颯太は絶対に起きて待っててくれるはずだ。
マンションの下までマネージャーに送ってもらい、エレベーターホールまで徒競走並みにササササ…と移動し、素早く25階の部屋に帰る。
「ただいまー!颯太ー……、ん?」
鍵を開けて大声で呼んでみるけど……。なんか、奥のリビングが、暗い。気がする。え?いない?いや、薄明かりが点いてるっぽい…。
ま、まさか、……あいつお化け屋敷系のドッキリを仕掛けてくるんじゃねぇだろうな?!くっそー、絶対に叫ばねぇぞ。
俺はニヤニヤしながらそっとリビングのドアを開けた。
「………………っ!」
え……。
「おかえり、樹」
「……す、……すげぇ……」
てっきりドッキリの類いだと思ってニヤニヤしていた自分のガキさ加減を恥じるほどに、ロマンチックな光景がそこには広がっていた。
照明を落としたリビングの中には無数のキャンドルが灯り、なんと、大きなクリスマスツリーまで飾ってあった。ローテーブルの上にはシャンパンに何やら豪華な食事が……。
「ふふ。どう?これぞ恋人たちのクリスマスってかんじでしょ?」
そして一番素敵なのは、その部屋で微笑んで俺を出迎える颯太の姿。
「……か、完璧じゃねぇか……すげぇ……」
もうそれしか言葉がない。
「メリークリスマス、樹」
「か、可愛い……颯太……」
「……何で急に?」
「だってお前……、こんなロマンチックな部屋の中で、メリークリスマスって……。これぞ恋人同士じゃねぇか。……すげぇ……」
もう本当にそれしか言葉が出ない。さっきから俺はアホみたいにすげぇすげぇと呟いている。
「ふふ、さぁ、食事しようよ、遅い時間だけど。……もしかして何か食べて帰ってきた?」
「バカ言うなよ。万が一食べて帰ってきてたとしても絶対に食うわ」
ローストビーフだのチキンだのテリーヌだのカナッペだの、いろんなご馳走が並んでいる。
「……まさか、手作りじゃねぇよな?料理」
「俺が作ったのもあるよ。でもチキンとテリーヌは買ってきた」
「それ以外作ったのかよ!すごいな颯太!」
「一応ネット見て作ったから食べられるはず…」
「ふ、不安になること言うなよ…」
初めての恋人らしいクリスマスディナーは楽しくて楽しくて、二人してはしゃいで食べた。甘い物はそんなに好きじゃない俺だけど、あまりにもテンションが上がってクリスマスケーキも颯太と同じくらいの大きさ食べた。
「こんなにいろいろ準備するの大変だっただろ?…ありがとな、颯太」
「ふふ。ううん、すっごく楽しかったよ。憧れてたんだー。こういうの」
そんなことを言う颯太が健気で可愛くてたまらない。ディナーの後はいよいよクリスマスプレゼントの交換だ。
颯太は照れくさそうに大きな箱を持ってきた。
「お?でかいな」
「うん。気に入ってくれるかなぁ。ちょっと不安。…開けてみて、樹」
俺はなんだかものすごくドキドキしながら箱の包装を解いていく。
「っ?!は?え、お前これ…………えぇ!」
「…そこまでビックリする?」
「だって……高かっただろ?大丈夫なのか…?」
中から出てきたのは俺が好きなブランドのジャケットだった。
「これは普段の感謝の気持ちもこめてね。…何もかも甘えちゃって生活してるから…。だから普段あまりお給料の使い道ないし、大丈夫だよ。もらって」
「…ありがとな、颯太」
「うんっ」
…はぁぁぁ。可愛い。
……さて、と。
「…………。」
「…………。」
「早く」
「んっ?」
「早く、はい」
颯太が両手を出してきて催促する。そう、次は俺が渡す番なのだ。プレゼント交換会なんだから…。
……それにしても、いつの間にか颯太は俺より精神的にだいぶ大人になってしまって。いや、俺がいつまでもガキすぎるのか?さっきから、このロマンチックな演出をしてくれていたリビングをお化け屋敷的なヤツだと勘違いしたり、……こ、……こんなふざけたプレゼントを用意したり……。
……いや、大丈夫だ。まともな方もあるし。
でも。
「はやくー。いつきー」
「なぁ、颯太。ほんの冗談バージョンのプレゼントと、真面目バージョンのプレゼントと、どっちから見たい?」
「真面目な方だけでいい」
「…………よし」
もうふざけた方出しにくいじゃねーか。
「……はい。愛しい恋人に、これを」
「ふふ。嬉しいなー。ありがとう樹」
「中身見てから喜べよ」
「………………うわぁ!ち、ちょっと、すごすぎ」
「ふ」
……よかったぁ~真面目なのも用意しといて。
俺が用意したプレゼントは、お揃いの時計だった。
「マグカップのお礼だ。あのお揃い、めっちゃ嬉しかったから」
「お礼がすぎるよ…。こんな高価なもの…。……大事にするからね、一生」
「はは。どっちかのが壊れたら買い替えような、一緒に」
颯太は時計を腕につけて俺のと交互に見ては嬉しそうにしていた。
「ありがとう、樹。……疲れたでしょ?そろそろ寝ようか」
「いやいやいやいや、待てよ颯太。もういっこの方も見ろよ。ふざけたバージョン」
「や、いいよ。……寝室行こ」
ガシッ
「………………。」
「見てよ」
「なんかイヤな予感しかしないんだよ」
「するどいなお前。見てよ」
「……ふぅ。絶対ロマンチックの全てがぶち壊しになる気がするんだけど…」
「バカ言うな。俺もいい大人だぞ」
「………………。」
颯太は溜息をついて、俺がグイグイ押し付ける箱を渋々開ける。こんなの普通なら出しづらいようなロマンチックな夜になったが、ここでこれを出せるのが俺だ。だって、これも俺の夢のひとつだったんだから……あわよくば……こ、今夜……。
「………………は?何?これ」
颯太が眉間に皺を寄せて気持ち悪いもののように指先でおそるおそる持ち上げる。ヒラヒラした白いエプロンだ。
「よく見ろ、颯太。そんな不気味なもんじゃねぇよ」
「……どうよく見てもなんかフリフリしたエプロンなんだけど」
「そ、そうだよ!さすがだな颯太!俺の夢のひとつなんだよ!仕事で疲れて帰ってきた俺を、こ、これを裸の上に着た颯太が出迎えてくれるんだ。お帰りなさい、樹♡ご飯にする?お風呂にする?それとも、俺?♡って。そこで俺は当然…………お、おいっ!!」
颯太は最後まで聞かずにエプロンをポイッと床に捨ててさっさと寝室に行ってしまった。
ーーーーー end ーーーーー
「……え?……ん、まぁ……そうかな。そうだねぇ」
突然の俺の言葉に、テレビを見ながらお揃いのマグカップでカフェオレを飲んでいた颯太がキョトンとして答える。
俺たちは幼稚園の頃からの幼なじみで、恋人同士。互いの誕生日やクリスマス、ロマンチックに過ごせるはずのイベントは毎年何回も巡ってきているのに、これまでなんとなくなあなあに過ごしてきてしまっているのだ。
まず、ガキの頃。小遣いも二人きりの時間も、当然ない。
中学生、高校生頃。それまでの流れと思春期の妙な恥じらいからなんとなく気恥ずかしくて、誕生日は互いにファーストフードを奢ったり、なんかちょっとした会計を持ったりしたぐらい。
大学生と社会人になってからは、全然時間が合わなくて当日を一緒に過ごしたことがない。いつも電話で「今日お前誕生日だよな?おめでとう颯太」とか、そんな程度だった。
だけどそんな俺たちももういい大人のカップルだ。しかも、ど、同棲中の。いくらでも二人きりでロマンチックし放題なわけだ。
「……よし、決めたぞ、颯太。今年のクリスマスは二人きりで恋人らしくロマンチックに過ごそうではないか」
「ではないか、って。……でも、うん、いいね。俺も前から思ってたんだよね、ちゃんとイベントごとを恋人っぽく過ごしたいなぁって」
「そ、そうか?」
「うん」
「そうか!」
「うん」
やっぱり颯太も思っていたのか。そうと決まれば話は早い。
「よし!!2週間後の今年のクリスマスはめっちゃくちゃロマンチックにいくぞー!」
「……でも樹、当然仕事あるよね」
「まぁ、あるっちゃあるけど、起きて待っててくれよ、急いで帰って来るから。な?」
「ふふ。分かった」
「プレゼント交換会しよーぜ」
「あ、いいねそれ!お互いに相手が喜びそうなものを自分で選ばない?」
「おぉ!いいなそれ!あえてリクエスト聞かずにな。……ふふん、よーし、期待してろよ颯太。俺は外さねーぞー」
「ふふっ、絶対に俺の方が喜ばせてみせるから!」
二人でキャッキャとはしゃぎながら計画を立てているこの時点では、まだまだガキの頃からのノリのままだった。
そして、当日。
イブの日のテレビの生出演やその他雑誌のインタビューなどなど、多忙なスケジュールをビシッとこなし、俺はワクワクしながらすっ飛んで帰った。遅くなってしまったけど、颯太は絶対に起きて待っててくれるはずだ。
マンションの下までマネージャーに送ってもらい、エレベーターホールまで徒競走並みにササササ…と移動し、素早く25階の部屋に帰る。
「ただいまー!颯太ー……、ん?」
鍵を開けて大声で呼んでみるけど……。なんか、奥のリビングが、暗い。気がする。え?いない?いや、薄明かりが点いてるっぽい…。
ま、まさか、……あいつお化け屋敷系のドッキリを仕掛けてくるんじゃねぇだろうな?!くっそー、絶対に叫ばねぇぞ。
俺はニヤニヤしながらそっとリビングのドアを開けた。
「………………っ!」
え……。
「おかえり、樹」
「……す、……すげぇ……」
てっきりドッキリの類いだと思ってニヤニヤしていた自分のガキさ加減を恥じるほどに、ロマンチックな光景がそこには広がっていた。
照明を落としたリビングの中には無数のキャンドルが灯り、なんと、大きなクリスマスツリーまで飾ってあった。ローテーブルの上にはシャンパンに何やら豪華な食事が……。
「ふふ。どう?これぞ恋人たちのクリスマスってかんじでしょ?」
そして一番素敵なのは、その部屋で微笑んで俺を出迎える颯太の姿。
「……か、完璧じゃねぇか……すげぇ……」
もうそれしか言葉がない。
「メリークリスマス、樹」
「か、可愛い……颯太……」
「……何で急に?」
「だってお前……、こんなロマンチックな部屋の中で、メリークリスマスって……。これぞ恋人同士じゃねぇか。……すげぇ……」
もう本当にそれしか言葉が出ない。さっきから俺はアホみたいにすげぇすげぇと呟いている。
「ふふ、さぁ、食事しようよ、遅い時間だけど。……もしかして何か食べて帰ってきた?」
「バカ言うなよ。万が一食べて帰ってきてたとしても絶対に食うわ」
ローストビーフだのチキンだのテリーヌだのカナッペだの、いろんなご馳走が並んでいる。
「……まさか、手作りじゃねぇよな?料理」
「俺が作ったのもあるよ。でもチキンとテリーヌは買ってきた」
「それ以外作ったのかよ!すごいな颯太!」
「一応ネット見て作ったから食べられるはず…」
「ふ、不安になること言うなよ…」
初めての恋人らしいクリスマスディナーは楽しくて楽しくて、二人してはしゃいで食べた。甘い物はそんなに好きじゃない俺だけど、あまりにもテンションが上がってクリスマスケーキも颯太と同じくらいの大きさ食べた。
「こんなにいろいろ準備するの大変だっただろ?…ありがとな、颯太」
「ふふ。ううん、すっごく楽しかったよ。憧れてたんだー。こういうの」
そんなことを言う颯太が健気で可愛くてたまらない。ディナーの後はいよいよクリスマスプレゼントの交換だ。
颯太は照れくさそうに大きな箱を持ってきた。
「お?でかいな」
「うん。気に入ってくれるかなぁ。ちょっと不安。…開けてみて、樹」
俺はなんだかものすごくドキドキしながら箱の包装を解いていく。
「っ?!は?え、お前これ…………えぇ!」
「…そこまでビックリする?」
「だって……高かっただろ?大丈夫なのか…?」
中から出てきたのは俺が好きなブランドのジャケットだった。
「これは普段の感謝の気持ちもこめてね。…何もかも甘えちゃって生活してるから…。だから普段あまりお給料の使い道ないし、大丈夫だよ。もらって」
「…ありがとな、颯太」
「うんっ」
…はぁぁぁ。可愛い。
……さて、と。
「…………。」
「…………。」
「早く」
「んっ?」
「早く、はい」
颯太が両手を出してきて催促する。そう、次は俺が渡す番なのだ。プレゼント交換会なんだから…。
……それにしても、いつの間にか颯太は俺より精神的にだいぶ大人になってしまって。いや、俺がいつまでもガキすぎるのか?さっきから、このロマンチックな演出をしてくれていたリビングをお化け屋敷的なヤツだと勘違いしたり、……こ、……こんなふざけたプレゼントを用意したり……。
……いや、大丈夫だ。まともな方もあるし。
でも。
「はやくー。いつきー」
「なぁ、颯太。ほんの冗談バージョンのプレゼントと、真面目バージョンのプレゼントと、どっちから見たい?」
「真面目な方だけでいい」
「…………よし」
もうふざけた方出しにくいじゃねーか。
「……はい。愛しい恋人に、これを」
「ふふ。嬉しいなー。ありがとう樹」
「中身見てから喜べよ」
「………………うわぁ!ち、ちょっと、すごすぎ」
「ふ」
……よかったぁ~真面目なのも用意しといて。
俺が用意したプレゼントは、お揃いの時計だった。
「マグカップのお礼だ。あのお揃い、めっちゃ嬉しかったから」
「お礼がすぎるよ…。こんな高価なもの…。……大事にするからね、一生」
「はは。どっちかのが壊れたら買い替えような、一緒に」
颯太は時計を腕につけて俺のと交互に見ては嬉しそうにしていた。
「ありがとう、樹。……疲れたでしょ?そろそろ寝ようか」
「いやいやいやいや、待てよ颯太。もういっこの方も見ろよ。ふざけたバージョン」
「や、いいよ。……寝室行こ」
ガシッ
「………………。」
「見てよ」
「なんかイヤな予感しかしないんだよ」
「するどいなお前。見てよ」
「……ふぅ。絶対ロマンチックの全てがぶち壊しになる気がするんだけど…」
「バカ言うな。俺もいい大人だぞ」
「………………。」
颯太は溜息をついて、俺がグイグイ押し付ける箱を渋々開ける。こんなの普通なら出しづらいようなロマンチックな夜になったが、ここでこれを出せるのが俺だ。だって、これも俺の夢のひとつだったんだから……あわよくば……こ、今夜……。
「………………は?何?これ」
颯太が眉間に皺を寄せて気持ち悪いもののように指先でおそるおそる持ち上げる。ヒラヒラした白いエプロンだ。
「よく見ろ、颯太。そんな不気味なもんじゃねぇよ」
「……どうよく見てもなんかフリフリしたエプロンなんだけど」
「そ、そうだよ!さすがだな颯太!俺の夢のひとつなんだよ!仕事で疲れて帰ってきた俺を、こ、これを裸の上に着た颯太が出迎えてくれるんだ。お帰りなさい、樹♡ご飯にする?お風呂にする?それとも、俺?♡って。そこで俺は当然…………お、おいっ!!」
颯太は最後まで聞かずにエプロンをポイッと床に捨ててさっさと寝室に行ってしまった。
ーーーーー end ーーーーー
0
お気に入りに追加
93
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
【完結・BL】DT騎士団員は、騎士団長様に告白したい!【騎士団員×騎士団長】
彩華
BL
とある平和な国。「ある日」を境に、この国を守る騎士団へ入団することを夢見ていたトーマは、無事にその夢を叶えた。それもこれも、あの日の初恋。騎士団長・アランに一目惚れしたため。年若いトーマの恋心は、日々募っていくばかり。自身の気持ちを、アランに伝えるべきか? そんな悶々とする騎士団員の話。
「好きだって言えるなら、言いたい。いや、でもやっぱ、言わなくても良いな……。ああ゛―!でも、アラン様が好きだって言いてぇよー!!」
白金狼と、拾われた小犬の花嫁
伽野せり
BL
ファンタジー獣人オメガバース
α狼 × Ω犬
奴隷で雑種犬のロンロは、男娼館で下働きをしている。
貧相で不細工なため、売り物にならず、ついにガレー船のこぎ手に売られそうになる。
その頃、狼国の白金王、グラングは自分の妃となる『運命の番』を探していた。
白金王の発情はすさまじく、周囲のΩ狼やΩ犬は、欲情にあてられると悶え苦しみ、やがては死に至るほどだった。
そんな中で、犬族の街に、狼族の花嫁捜しの一軍がやってくる。
「見つけたぞ」
運命の番だと言われたのは、ロンロだった。
しかし、奴隷で雑種犬の妃に、狼族の人々が喜ぶはずはなかった。
「殺して、新たな番を見つけに行きましょう」
臣下らは、冷たく王に進言した――。
※この作品は自サイトとfujossyさん、ムーンライトノベルズさんにも載せています。
※fujossyさんの【獣人×オメガバース短編小説コンテスト】で優秀賞を頂いたものに少し加筆と修正をしています。
R18部分には*をつけてあります。
妊娠出産あります。
告白ゲーム
茉莉花 香乃
BL
自転車にまたがり校門を抜け帰路に着く。最初の交差点で止まった時、教室の自分の机にぶら下がる空の弁当箱のイメージが頭に浮かぶ。「やばい。明日、弁当作ってもらえない」自転車を反転して、もう一度教室をめざす。教室の中には五人の男子がいた。入り辛い。扉の前で中を窺っていると、何やら悪巧みをしているのを聞いてしまった
他サイトにも公開しています
無自覚両片想いの鈍感アイドルが、ラブラブになるまでの話
タタミ
BL
アイドルグループ・ORCAに属する一原優成はある日、リーダーの藤守高嶺から衝撃的な指摘を受ける。
「優成、お前明樹のこと好きだろ」
高嶺曰く、優成は同じグループの中城明樹に恋をしているらしい。
メンバー全員に指摘されても到底受け入れられない優成だったが、ひょんなことから明樹とキスしたことでドキドキが止まらなくなり──!?
僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる