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「ボラボラ島?」
その島の名前を口にした美晴はキョトンとした顔で俺を見つめている。
「そ。行ったことあるか?お前」
恒例の週末デート。うちのソファーに並んで座ってコーヒーを飲みながら、俺は何気なく聞いたが、本当は心の中ではめちゃくちゃ祈っていた。あっち方面はあのデカ男が連れ回していそうな気もするが……
(頼む!ないと言ってくれ!)
「いえ、ないです」
(よしっ!!)
「そうか。……ところでお前、ゴールデンウィークの休みは何日間ある?」
「あ、今年長いんですよ僕の会社!たしか9日間です。4月29日から」
「お、そうか。一緒だな。……よし、…お前パスポートの期限大丈夫だよな?まだあるよな?」
「えっ?あ、はい、……たぶん」
「…何か予定入ってるか?連休」
「いえ、特には」
よし!!俺は心の中でガッツポーズをした。
「なら、空けとけよそのまま。ゴールデンウィークはタヒチで過ごすぞ」
「えぇっ?!ほ、本気ですか?響さん」
当たり前だろ。本気に決まってる。
あの想いが通じ合った幸せな夜から、俺は毎日が夢のようだった。美晴は会えばひたすら可愛いし、会えない日でもラインで送られてくる可愛い言葉に癒されたり、「あぁ……あの美晴が俺のことを好きでいてくれてるのか……」とか思っているだけで疲れもストレスも吹き飛んだ。毎週末出かけてはどちらかの家でまったりいちゃいちゃし、愛の言葉を囁きあい、たっぷり気力を補充してからまた平日を頑張る、というルーティンで俺は満たされていた。
しかし、そこから先には全く進まない。先週末もそうだった。
映画を観た後、美晴のアパートで手料理をご馳走になった。料理は美味いし美晴は可愛いしで幸せの極みなのだが、せっかく部屋で二人きりになれたのならもちろんそれだけでは終わりたくない。
食後にしばらくゆっくりしながら、俺は機会を窺っていた。
そして…………
「美晴……」
「…っ!…………あ、……」
隙を見て、俺は美晴に体を寄せ、唇を重ねた。美晴ももうだいぶ慣れてきたのか、最初の頃ほどビクッと固まるようなことはない。ゆっくりと擦り合わせ、角度を変え、ちゅっ、と摘まむように柔らかな唇を愛撫しながら、舌先を出し美晴に促す。
「……んっ、」
俺の望みを察した美晴が薄く唇を開けてくれる。俺は美晴を強く抱き寄せながら、ゆっくりと優しく舌を差し込み美晴のそれと絡め、その温かく柔らかい感触を味わう。
「…………ふ…、……ん……」
美晴もうっとりとそれに応じ、俺の腕を掴む指先にキュ、と力をこめる。何度も何度も繰り返し絡めては唇を押し付けているうちに、二人の息がどんどん上がってくる。
「……んっ……!…………はぁっ、……はぁっ……」
美晴も気持ちいいんだろう。俺がこんなに気持ちよくてたまらないのに、美晴が気持ちよくないわけがない。俺はできるだけ怖がらせないように、そっと、ゆっくりと、美晴の体を床のラグの上に押し倒した。本当はせめてソファーの上がいいのだが、美晴の小さな部屋にはソファーが置いてない。かと言って、ここで一旦止めて「ベッド行こうぜ」なんて言おうものなら美晴が我に返ってしまって今日はここまでになりそうな気がする。
「んん……っ!」
刺激しないようにそっとしたつもりだが、やはり寝かされて俺が上に乗るのが怖いのか、美晴から非難するような声が上がる。舌を絡めたまま気付かないふりでゆっくりと腰を撫で、もう片方の手で髪を撫でる。もうちょっと……このまま続けていれば、もしかしたら……き、今日こそ……。
体重をかけないように気遣いながらも、そっと全身をくっつけると、美晴のモノもしっかり反応しているのが伝わってきてますます俺の息が上がる。性感を刺激したくて俺はグリッ…と自分のガチガチになったモノを上から擦りつける。
「ふぅ……んっ!」
美晴から甘い声が漏れる。焦るな……もうちょっと待て……。俺は自分に言い聞かせながら美晴の首筋をゆっくりとなぞり、服の裾から手を入れ直に腰や背中をまさぐる。
「んっ!…………ん、はぁっ…」
しばらく続けて限界が来たところで、俺はそっと美晴のズボンのファスナーに手を伸ばした。その途端、
ガシッ!!
「……ぷはっ!だ、ダメですよ響さん!!」
俺のその手をしっかりと掴み、キスから逃れた美晴が俺を制した。
「な……なんでだよ!いいじゃねぇか、ちょっとぐらい……!」
「ダメですっ!響さん絶対にちょっとじゃ済まないもん」
(く…………っ!鋭いじゃねぇかこいつ……)
「なんでだよ…………触らせてくれよ美晴…………みはるぅぅ……」
「な、情けない声出さないでくださいよ……。……もう少し、……ね?もう少しだけ、……待ってください…。……ごめんね?」
(このままじゃ美晴の“もう少し”が1年…………いや、2年ぐらいかかるんじゃねぇか……?…冗談じゃねぇ。もう死んじまうよ俺)
そう思った俺は考えはじめた。何か特別な、美晴が一歩踏み出す勇気が出るような演出をしようと。
そこで思いついたのがもうじきやって来る連休を利用しての海外旅行だ。何せクリスマスイブはトラウマの夜、誕生日当日はスルー。今のところ全然楽しくイベントを過ごさせてやってないんだよ俺は。そこにやってきたこのゴールデンウィークという滅多にない大型連休。満喫させないわけにはいくまい。
そして、あわよくば……!タヒチでの夜が、ロマンチックな雰囲気に弱い美晴が俺に全てを委ねてくれるきっかけになれば……!
すっかりその気になってウキウキしながら俺のパソコンでネットを見ている美晴を見る。
「……っ!!す、……すごい……っ!ボラボラ島、最高じゃないですか響さん……!!す、水上コテージですって!!…………うわぁ…っ!見てください響さん!ほらこれ!……お…、おて、まぬ……?オテマヌ山ですって!ほら、このロケーション!!すごーい!!」
(……よし。行ける)
美晴のリアクションを見て俺はそうほくそ笑んだ。
その島の名前を口にした美晴はキョトンとした顔で俺を見つめている。
「そ。行ったことあるか?お前」
恒例の週末デート。うちのソファーに並んで座ってコーヒーを飲みながら、俺は何気なく聞いたが、本当は心の中ではめちゃくちゃ祈っていた。あっち方面はあのデカ男が連れ回していそうな気もするが……
(頼む!ないと言ってくれ!)
「いえ、ないです」
(よしっ!!)
「そうか。……ところでお前、ゴールデンウィークの休みは何日間ある?」
「あ、今年長いんですよ僕の会社!たしか9日間です。4月29日から」
「お、そうか。一緒だな。……よし、…お前パスポートの期限大丈夫だよな?まだあるよな?」
「えっ?あ、はい、……たぶん」
「…何か予定入ってるか?連休」
「いえ、特には」
よし!!俺は心の中でガッツポーズをした。
「なら、空けとけよそのまま。ゴールデンウィークはタヒチで過ごすぞ」
「えぇっ?!ほ、本気ですか?響さん」
当たり前だろ。本気に決まってる。
あの想いが通じ合った幸せな夜から、俺は毎日が夢のようだった。美晴は会えばひたすら可愛いし、会えない日でもラインで送られてくる可愛い言葉に癒されたり、「あぁ……あの美晴が俺のことを好きでいてくれてるのか……」とか思っているだけで疲れもストレスも吹き飛んだ。毎週末出かけてはどちらかの家でまったりいちゃいちゃし、愛の言葉を囁きあい、たっぷり気力を補充してからまた平日を頑張る、というルーティンで俺は満たされていた。
しかし、そこから先には全く進まない。先週末もそうだった。
映画を観た後、美晴のアパートで手料理をご馳走になった。料理は美味いし美晴は可愛いしで幸せの極みなのだが、せっかく部屋で二人きりになれたのならもちろんそれだけでは終わりたくない。
食後にしばらくゆっくりしながら、俺は機会を窺っていた。
そして…………
「美晴……」
「…っ!…………あ、……」
隙を見て、俺は美晴に体を寄せ、唇を重ねた。美晴ももうだいぶ慣れてきたのか、最初の頃ほどビクッと固まるようなことはない。ゆっくりと擦り合わせ、角度を変え、ちゅっ、と摘まむように柔らかな唇を愛撫しながら、舌先を出し美晴に促す。
「……んっ、」
俺の望みを察した美晴が薄く唇を開けてくれる。俺は美晴を強く抱き寄せながら、ゆっくりと優しく舌を差し込み美晴のそれと絡め、その温かく柔らかい感触を味わう。
「…………ふ…、……ん……」
美晴もうっとりとそれに応じ、俺の腕を掴む指先にキュ、と力をこめる。何度も何度も繰り返し絡めては唇を押し付けているうちに、二人の息がどんどん上がってくる。
「……んっ……!…………はぁっ、……はぁっ……」
美晴も気持ちいいんだろう。俺がこんなに気持ちよくてたまらないのに、美晴が気持ちよくないわけがない。俺はできるだけ怖がらせないように、そっと、ゆっくりと、美晴の体を床のラグの上に押し倒した。本当はせめてソファーの上がいいのだが、美晴の小さな部屋にはソファーが置いてない。かと言って、ここで一旦止めて「ベッド行こうぜ」なんて言おうものなら美晴が我に返ってしまって今日はここまでになりそうな気がする。
「んん……っ!」
刺激しないようにそっとしたつもりだが、やはり寝かされて俺が上に乗るのが怖いのか、美晴から非難するような声が上がる。舌を絡めたまま気付かないふりでゆっくりと腰を撫で、もう片方の手で髪を撫でる。もうちょっと……このまま続けていれば、もしかしたら……き、今日こそ……。
体重をかけないように気遣いながらも、そっと全身をくっつけると、美晴のモノもしっかり反応しているのが伝わってきてますます俺の息が上がる。性感を刺激したくて俺はグリッ…と自分のガチガチになったモノを上から擦りつける。
「ふぅ……んっ!」
美晴から甘い声が漏れる。焦るな……もうちょっと待て……。俺は自分に言い聞かせながら美晴の首筋をゆっくりとなぞり、服の裾から手を入れ直に腰や背中をまさぐる。
「んっ!…………ん、はぁっ…」
しばらく続けて限界が来たところで、俺はそっと美晴のズボンのファスナーに手を伸ばした。その途端、
ガシッ!!
「……ぷはっ!だ、ダメですよ響さん!!」
俺のその手をしっかりと掴み、キスから逃れた美晴が俺を制した。
「な……なんでだよ!いいじゃねぇか、ちょっとぐらい……!」
「ダメですっ!響さん絶対にちょっとじゃ済まないもん」
(く…………っ!鋭いじゃねぇかこいつ……)
「なんでだよ…………触らせてくれよ美晴…………みはるぅぅ……」
「な、情けない声出さないでくださいよ……。……もう少し、……ね?もう少しだけ、……待ってください…。……ごめんね?」
(このままじゃ美晴の“もう少し”が1年…………いや、2年ぐらいかかるんじゃねぇか……?…冗談じゃねぇ。もう死んじまうよ俺)
そう思った俺は考えはじめた。何か特別な、美晴が一歩踏み出す勇気が出るような演出をしようと。
そこで思いついたのがもうじきやって来る連休を利用しての海外旅行だ。何せクリスマスイブはトラウマの夜、誕生日当日はスルー。今のところ全然楽しくイベントを過ごさせてやってないんだよ俺は。そこにやってきたこのゴールデンウィークという滅多にない大型連休。満喫させないわけにはいくまい。
そして、あわよくば……!タヒチでの夜が、ロマンチックな雰囲気に弱い美晴が俺に全てを委ねてくれるきっかけになれば……!
すっかりその気になってウキウキしながら俺のパソコンでネットを見ている美晴を見る。
「……っ!!す、……すごい……っ!ボラボラ島、最高じゃないですか響さん……!!す、水上コテージですって!!…………うわぁ…っ!見てください響さん!ほらこれ!……お…、おて、まぬ……?オテマヌ山ですって!ほら、このロケーション!!すごーい!!」
(……よし。行ける)
美晴のリアクションを見て俺はそうほくそ笑んだ。
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