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「…じゃあ、今日も気を付けて」
「あ、う、うん。…葵もね。」
「ん」
「……。じ、じゃあ」
璃玖は俺の目をほとんど見ないまま、いそいそと玄関を出て行ってしまった。
「…………はぁぁ~……」
独りになった途端、俺は崩れ落ちた。ここ数日、ずっとこんなかんじだ。失敗した。俺は最低だ。男のクズだ。人間のクズだ。もう何百回も繰り返した反省を頭の中で繰り返しながら、自己嫌悪に塗れた。
あの人生最大の失敗をした日から、はや数日。璃玖はいまだに俺の前で挙動不審だ。ほとんど目も合わせてくれない。できるだけ俺と顔を合わせないようにしているのか、一緒に夕食を食べた日でも、片付けが終わるとそそくさと自分の部屋に戻っていく。以前は二人で喋りながらリビングでコーヒーを飲んだり、テレビを見て笑っている璃玖をこっそり眺めたりしていた。そんな時間が一切なくなった。…嫌われたのかもしれない。やってしまった。
あの夜。
最初からそんなつもりだったわけじゃない。誓って、下心はなかった。ただ、璃玖が、雷にひどく怯える璃玖がかわいそうで、守ってあげなきゃいけないと思った。愛しさで庇護欲が抑えきれず、俺のベッドで一緒に寝ようと誘ってしまった。その時はただ本当にゆっくり休ませてあげたかっただけだ。璃玖はよほど怖かったのだろう、すんなり俺の提案を受け入れて寝室についてきた。
だけど、俺は自分の恋情を甘く見すぎていた。どうでもいい相手だったら絶対に朝まで何もしなかった。でも、璃玖の気配がベッドの中に入ってきただけで、もうダメだった。俺の庇護欲は一瞬で手のひらを返して、ただの情欲に変わった。
頭の中ではずっと警報が鳴っていた。ダメだ、止めろ。だけど一度火が点いた体はそう簡単に言うことを聞かなかった。理性は手放す寸前のところまで来ていた。俺は璃玖を抱き寄せ、璃玖の匂いと体温を感じ、…璃玖の体にも俺と同じ欲が灯ったことを敏感に察した。そのまま抑えきれずに突っ走った。
キスをしたらもうその先は止められないと分かっていたけど、どうしようもなかった。璃玖の抵抗がないのをいいことに、欲望のまま唇を奪おうとした。その瞬間、璃玖は力を振り絞るように、俺から逃げた。顔を逸らして、俺を拒絶した。璃玖の体は、確かに反応していた。それでも、璃玖はこのまま二人の関係が進むことを拒んだのだ。
璃玖の必死の抵抗で我に返った俺は、激しく後悔した。しまった。怖がらせてしまった。まだ俺の腕の中で体を固くし震わせている璃玖がかわいそうで、早く解放してあげなきゃ、と体を離した。
頭のてっぺんにそっとキスをして。
璃玖に背を向け、その後は眠れぬまま一晩中考えた。璃玖のために明日からどう接すればいいかと。俺が嫌になったとしても、アパートにはまだ戻せない。そんな危険なことはさせられないし、でも圭介のところに行かせるのも絶対に嫌だった。完全に俺の我が儘だと分かっていたけれど、璃玖に惚れてる男の家で暮らさせるなんて出来ない。朝になったら面と向かって謝るべきだろうか。でも璃玖はもうこの件に触れてほしくないかもしれない。今夜の異常な状況を考えるともう、朝にはまるで夢でも見ていたかのように、何事もなかった風に振る舞うのが一番いいのかもしれない。一晩考え抜いた結果、それが一番互いに気まずくならずに済むのではないか、と思った。
翌朝から、俺はそれを実践した。ごくごく普通に振る舞った。朝の挨拶をして、二人分のコーヒーを入れ、璃玖のはカフェオレにし、トーストを焼き、テレビの天気予報を見ながら璃玖に話しかけた。雨もう大丈夫みたいだね。と。
でも、璃玖は一度も俺の目を見なかった。できるだけ俺との会話を避けるように、いつもより慌ただしく朝の支度をすると、朝食もそこそこに出て行ってしまった。
それから数日経つが、璃玖はいまだに以前のような態度には戻らない。
…参った。失敗だったか。
でも『昨夜はごめん』と面と向かって言うのも憚られたのだ。もっと気まずい思いをさせそうで…。
「……。」
このままじゃいけないのに。
まだ璃玖には話していないが、もうすぐ久々の海外での仕事がある。雑誌の撮影と、ショーにも一つ出演する。あの雷雨の夜に正式なスケジュールが出て、その日のうちにすぐ伝えるつもりでいた。でも帰宅したら璃玖は雷に怯えきっていて、その後はあんな事態になってしまい、そのまま話せずに今日まで来てしまった。璃玖とこんな状態のままで行きたくない。12月に入ったらすぐ出発だ。俺はカレンダーを見た。もう明日だ。話さなきゃ。今夜こそ。
「葵、今回のヨーロッパ滞在、予定より数日延びるぞ」
「……。…え?」
璃玖のことをもやもやと考えながら事務所に着くなり、マネージャーに言われた。一瞬、頭が追いつかなくて変な返事をした。
「もう一つの方のショーな、ユウが出られなくなったんだ。」
「…何でですか?」
「入院した。足骨折してな」
「…え?なんで…」
「交通事故だ。交差点で信号無視の車に追突されたらしい。まぁ大事なくて良かったんだが。代わりに葵、お前に出演してもらうから」
「……。そ、」
「問題ないよな?お前にとっては大きなチャンスだ」
「…ええ」
それは、もちろんそうだ。けど。真っ先に璃玖の顔が浮かんでしまった。ダメだ。仕事は仕事。しっかりしろ。……ユウのお見舞いにも行かなきゃな。
「明日朝出発して、帰るのは二週間後だ。頑張ろうな」
「はい」
…今夜、璃玖とちゃんと話せればいいんだけど。俺は小さく溜息をもらした。
「佐倉さん、今日は溜息ばっかだねー」
「……あ、へ?そ、そうですか?すみません」
「ううん!今日だけじゃないよ。ここ何日かこんなかんじだよ。ポケーッとしてる」
「…そ、そうですか?」
事務員さん達が皆で僕の顔をじーっと覗き込んでいる。今はお昼の休憩時間。最近お弁当を作っていないんだけど、あのコンビニに寄るのはなんか怖くて、他の事務員さん達と一緒に会社まで配達してくれるお弁当屋さんのを頼んでもらっていた。
「…まさか、また具合悪いんじゃない?」
「えぇ?また?ダメだよ!無理しちゃ」
「あの時はねぇ、ビックリしたもんねぇ。パソコン打ってたと思ったら突然バターン!だもん」
「もう倒れないでよ~。佐倉さぁーん」
事務員さん達は本当に心配そうに僕を気遣ってくれる。
「や、ち、違うんです全然!体調はバッチリです!」
「……本当?」
「はい!すみません、心配かけちゃって…。ありがとうございます」
「ならいいんだけど…」
いつも心配ばかりかけて申し訳ない。いい同僚に恵まれたなぁ。僕が思い悩んでいるのには理由がある。もちろん、あの夜のことだ。
冷静に考えれば、一緒のベッドに入るってことはそういうことだって、そういうことになる覚悟があるって、そう思われてもおかしくないって分かるのに。子供じゃあるまいし。……あの時の僕は、本当にどうかしてた。
あれ以来、ずっと気まずいままだ。葵が何事もなかったように振る舞ってくれているのは、きっと僕への気遣いなのに。気にしてないから大丈夫だよ、何もなかったことにしよう、そういうことなのだろう。僕が今まで通り、葵の家で安心して過ごせるように。葵なりの精一杯の気遣いだ。それぐらい僕にもちゃんと分かってる。
でも。
……でも!!
僕には無理だ。どうしても、そうできない。意識せずにはいられない。葵にどう思われているんだろう。あの夜の自分の醜態が何度も何度も思い出される。誘われるままベッドに入って、葵に触られ、体は、し、しっかり反応してしまい、……あろうことか、あんな、……あんな恥ずかしい声を、出してしまった。あ、挙げ句の果てに……その気にさせておいて、結局土壇場で逃げて…………
「あぁぁぁぁぁー!!」
僕は頭を抱える。思い出すたび恥ずかしくて恥ずかしくて。穴があったら入ってそのまま消えてなくなりたい。
「…………。」
「…………さ、さくら、さん…?」
「…………。……あぁっ!す、すみません!」
しまった!休憩室だった。僕は真っ赤になった。事務員さん達の顔がドン引きしてるじゃないか。
「な、なに?何?!なんで今急に叫んだの?ビックリするじゃん」
「す、すみません!本当に!なんていうか…、その、か、過去の恥ずかしい出来事を急に思い出しちゃって……」
「…いや、まぁ、あるけどさそういうこと…」
「ふふ…、ビックリしたぁ~」
「あは。す、すみません……」
「あはははははは」
僕はまた真っ赤になり変な汗をかいた。はぁ。ダメだ、外で考えちゃ…。しかもここは会社だぞ。仕事しに来てるんだぞ。しっかりしなきゃ。
だけど……
あぁ……
考えずにはいられない。
僕も葵も大人だ。そうなってもよかったのかもしれない。優しい葵のことが友達としてすごく好きだし、葵もベッドに入れてくれるぐらいには、僕を悪くは思っていないんだと思う。
でも……
恥ずかしくて、言えない。この歳になって。
僕、初めてなんだ、なんて。
「あ、う、うん。…葵もね。」
「ん」
「……。じ、じゃあ」
璃玖は俺の目をほとんど見ないまま、いそいそと玄関を出て行ってしまった。
「…………はぁぁ~……」
独りになった途端、俺は崩れ落ちた。ここ数日、ずっとこんなかんじだ。失敗した。俺は最低だ。男のクズだ。人間のクズだ。もう何百回も繰り返した反省を頭の中で繰り返しながら、自己嫌悪に塗れた。
あの人生最大の失敗をした日から、はや数日。璃玖はいまだに俺の前で挙動不審だ。ほとんど目も合わせてくれない。できるだけ俺と顔を合わせないようにしているのか、一緒に夕食を食べた日でも、片付けが終わるとそそくさと自分の部屋に戻っていく。以前は二人で喋りながらリビングでコーヒーを飲んだり、テレビを見て笑っている璃玖をこっそり眺めたりしていた。そんな時間が一切なくなった。…嫌われたのかもしれない。やってしまった。
あの夜。
最初からそんなつもりだったわけじゃない。誓って、下心はなかった。ただ、璃玖が、雷にひどく怯える璃玖がかわいそうで、守ってあげなきゃいけないと思った。愛しさで庇護欲が抑えきれず、俺のベッドで一緒に寝ようと誘ってしまった。その時はただ本当にゆっくり休ませてあげたかっただけだ。璃玖はよほど怖かったのだろう、すんなり俺の提案を受け入れて寝室についてきた。
だけど、俺は自分の恋情を甘く見すぎていた。どうでもいい相手だったら絶対に朝まで何もしなかった。でも、璃玖の気配がベッドの中に入ってきただけで、もうダメだった。俺の庇護欲は一瞬で手のひらを返して、ただの情欲に変わった。
頭の中ではずっと警報が鳴っていた。ダメだ、止めろ。だけど一度火が点いた体はそう簡単に言うことを聞かなかった。理性は手放す寸前のところまで来ていた。俺は璃玖を抱き寄せ、璃玖の匂いと体温を感じ、…璃玖の体にも俺と同じ欲が灯ったことを敏感に察した。そのまま抑えきれずに突っ走った。
キスをしたらもうその先は止められないと分かっていたけど、どうしようもなかった。璃玖の抵抗がないのをいいことに、欲望のまま唇を奪おうとした。その瞬間、璃玖は力を振り絞るように、俺から逃げた。顔を逸らして、俺を拒絶した。璃玖の体は、確かに反応していた。それでも、璃玖はこのまま二人の関係が進むことを拒んだのだ。
璃玖の必死の抵抗で我に返った俺は、激しく後悔した。しまった。怖がらせてしまった。まだ俺の腕の中で体を固くし震わせている璃玖がかわいそうで、早く解放してあげなきゃ、と体を離した。
頭のてっぺんにそっとキスをして。
璃玖に背を向け、その後は眠れぬまま一晩中考えた。璃玖のために明日からどう接すればいいかと。俺が嫌になったとしても、アパートにはまだ戻せない。そんな危険なことはさせられないし、でも圭介のところに行かせるのも絶対に嫌だった。完全に俺の我が儘だと分かっていたけれど、璃玖に惚れてる男の家で暮らさせるなんて出来ない。朝になったら面と向かって謝るべきだろうか。でも璃玖はもうこの件に触れてほしくないかもしれない。今夜の異常な状況を考えるともう、朝にはまるで夢でも見ていたかのように、何事もなかった風に振る舞うのが一番いいのかもしれない。一晩考え抜いた結果、それが一番互いに気まずくならずに済むのではないか、と思った。
翌朝から、俺はそれを実践した。ごくごく普通に振る舞った。朝の挨拶をして、二人分のコーヒーを入れ、璃玖のはカフェオレにし、トーストを焼き、テレビの天気予報を見ながら璃玖に話しかけた。雨もう大丈夫みたいだね。と。
でも、璃玖は一度も俺の目を見なかった。できるだけ俺との会話を避けるように、いつもより慌ただしく朝の支度をすると、朝食もそこそこに出て行ってしまった。
それから数日経つが、璃玖はいまだに以前のような態度には戻らない。
…参った。失敗だったか。
でも『昨夜はごめん』と面と向かって言うのも憚られたのだ。もっと気まずい思いをさせそうで…。
「……。」
このままじゃいけないのに。
まだ璃玖には話していないが、もうすぐ久々の海外での仕事がある。雑誌の撮影と、ショーにも一つ出演する。あの雷雨の夜に正式なスケジュールが出て、その日のうちにすぐ伝えるつもりでいた。でも帰宅したら璃玖は雷に怯えきっていて、その後はあんな事態になってしまい、そのまま話せずに今日まで来てしまった。璃玖とこんな状態のままで行きたくない。12月に入ったらすぐ出発だ。俺はカレンダーを見た。もう明日だ。話さなきゃ。今夜こそ。
「葵、今回のヨーロッパ滞在、予定より数日延びるぞ」
「……。…え?」
璃玖のことをもやもやと考えながら事務所に着くなり、マネージャーに言われた。一瞬、頭が追いつかなくて変な返事をした。
「もう一つの方のショーな、ユウが出られなくなったんだ。」
「…何でですか?」
「入院した。足骨折してな」
「…え?なんで…」
「交通事故だ。交差点で信号無視の車に追突されたらしい。まぁ大事なくて良かったんだが。代わりに葵、お前に出演してもらうから」
「……。そ、」
「問題ないよな?お前にとっては大きなチャンスだ」
「…ええ」
それは、もちろんそうだ。けど。真っ先に璃玖の顔が浮かんでしまった。ダメだ。仕事は仕事。しっかりしろ。……ユウのお見舞いにも行かなきゃな。
「明日朝出発して、帰るのは二週間後だ。頑張ろうな」
「はい」
…今夜、璃玖とちゃんと話せればいいんだけど。俺は小さく溜息をもらした。
「佐倉さん、今日は溜息ばっかだねー」
「……あ、へ?そ、そうですか?すみません」
「ううん!今日だけじゃないよ。ここ何日かこんなかんじだよ。ポケーッとしてる」
「…そ、そうですか?」
事務員さん達が皆で僕の顔をじーっと覗き込んでいる。今はお昼の休憩時間。最近お弁当を作っていないんだけど、あのコンビニに寄るのはなんか怖くて、他の事務員さん達と一緒に会社まで配達してくれるお弁当屋さんのを頼んでもらっていた。
「…まさか、また具合悪いんじゃない?」
「えぇ?また?ダメだよ!無理しちゃ」
「あの時はねぇ、ビックリしたもんねぇ。パソコン打ってたと思ったら突然バターン!だもん」
「もう倒れないでよ~。佐倉さぁーん」
事務員さん達は本当に心配そうに僕を気遣ってくれる。
「や、ち、違うんです全然!体調はバッチリです!」
「……本当?」
「はい!すみません、心配かけちゃって…。ありがとうございます」
「ならいいんだけど…」
いつも心配ばかりかけて申し訳ない。いい同僚に恵まれたなぁ。僕が思い悩んでいるのには理由がある。もちろん、あの夜のことだ。
冷静に考えれば、一緒のベッドに入るってことはそういうことだって、そういうことになる覚悟があるって、そう思われてもおかしくないって分かるのに。子供じゃあるまいし。……あの時の僕は、本当にどうかしてた。
あれ以来、ずっと気まずいままだ。葵が何事もなかったように振る舞ってくれているのは、きっと僕への気遣いなのに。気にしてないから大丈夫だよ、何もなかったことにしよう、そういうことなのだろう。僕が今まで通り、葵の家で安心して過ごせるように。葵なりの精一杯の気遣いだ。それぐらい僕にもちゃんと分かってる。
でも。
……でも!!
僕には無理だ。どうしても、そうできない。意識せずにはいられない。葵にどう思われているんだろう。あの夜の自分の醜態が何度も何度も思い出される。誘われるままベッドに入って、葵に触られ、体は、し、しっかり反応してしまい、……あろうことか、あんな、……あんな恥ずかしい声を、出してしまった。あ、挙げ句の果てに……その気にさせておいて、結局土壇場で逃げて…………
「あぁぁぁぁぁー!!」
僕は頭を抱える。思い出すたび恥ずかしくて恥ずかしくて。穴があったら入ってそのまま消えてなくなりたい。
「…………。」
「…………さ、さくら、さん…?」
「…………。……あぁっ!す、すみません!」
しまった!休憩室だった。僕は真っ赤になった。事務員さん達の顔がドン引きしてるじゃないか。
「な、なに?何?!なんで今急に叫んだの?ビックリするじゃん」
「す、すみません!本当に!なんていうか…、その、か、過去の恥ずかしい出来事を急に思い出しちゃって……」
「…いや、まぁ、あるけどさそういうこと…」
「ふふ…、ビックリしたぁ~」
「あは。す、すみません……」
「あはははははは」
僕はまた真っ赤になり変な汗をかいた。はぁ。ダメだ、外で考えちゃ…。しかもここは会社だぞ。仕事しに来てるんだぞ。しっかりしなきゃ。
だけど……
あぁ……
考えずにはいられない。
僕も葵も大人だ。そうなってもよかったのかもしれない。優しい葵のことが友達としてすごく好きだし、葵もベッドに入れてくれるぐらいには、僕を悪くは思っていないんだと思う。
でも……
恥ずかしくて、言えない。この歳になって。
僕、初めてなんだ、なんて。
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