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「………………。」
「………………。」
俺と璃玖はお互いに顔を見合わせたまま、一言も発しなかった。そうか、ここ、璃玖の部屋だったのか…。圭介が璃玖の元に向かっているとは知らず、不意打ちで俺もかなり驚いたが、璃玖はもっと衝撃を受けたようだった。顔面蒼白だ。…そりゃそうだよな。俺の顔なんてもう見たくもなかっだろう。璃玖の反応に俺はひそかに落ち込む。
「わりーな、急に来て。お前が全然電話出ないからよ。心配したわ。あとさ、こいつがどうしても璃玖に謝りたいってしつこいんだよ。飯奢りたいってさ。なぁ?」
圭介はさっきまで俺と話していた時とは全く違う優しい声で璃玖にそう言った。そして『なぁ?』のところで俺を振り向くやいなや殺気立った目を俺に向けてきた。……分かってるってば。
「…こないだは本当ごめん。…出られる?」
俺はひとまず璃玖にそう声をかける。
「……ぁ、……で、……も」
璃玖は俺から目を逸らしてあちこちに視線をやった後、ものすごく困った顔で圭介をじっと見つめている。必死で何かを訴えかけていた。
「行こうぜ。どうせほとんど何も食ってねーんだろ。こいつのせいで。なんかすげー高いもん奢らせようぜ」
圭介は気付いているのかいないのか、にこやかに璃玖にそう言った。どうやら圭介も俺に奢られる気でいるようだ。璃玖はすっかり困り果てているように見えた。気が進まないのだろう。当然だ。でも圭介は強引だった。
「外で待ってるから、準備できたら出てこいよ。財布はいらねーぞ。…なぁ?」
……分かってるってば。
璃玖は結局圭介に押し切られるままに、出かける準備をしてとぼとぼと表に出て来た。
結局俺達は圭介に連れられるまま、雰囲気のいい小洒落た居酒屋にやって来た。照明は薄暗く、幸いにも奥まった個室が取れた。寿司でもフカヒレでもフォアグラでも、俺は璃玖のためなら何でもご馳走するつもりだったけど、おそらく璃玖が緊張しすぎて疲れきってしまわないようにという圭介の気遣いなのだろう。
璃玖はここに来るまでほとんど口もきかず、静かに俺達についてきた。ずっと顔が強張ったままだ。
「さてと…。何かテキトーに頼むか」
圭介はメニューを見ながら一人でさっさと勝手に注文していく。あらかた注文し終えるやいなやスマホを取り出し、
「俺ちょっと電話してくるから。先に二人でやってろ」
と言い残し、俺達の返事も聞かず立ち上がるとあっという間に席を外した。呆気にとられて見送っていると、何の迷いもなくすーっと店の外に出て行った。
…いや、いくら何でも、早すぎない……?
俺は璃玖の様子をチラリと見た。
予想通り、絶望感に満ちた表情で店のドアを見つめていた。今にも泣き出しそうだ。
俺は可哀相になった。俺のせいで、こんなことになってしまって。早くなんとかしないと。気を楽にしてあげなきゃ。
「……あのさ、」
ビクゥゥゥゥゥッ!!
「……。」
俺が一言話しかけただけで、璃玖の肩が漫画のように飛び上がった。そのまま固まって下を向いている。今から執行ですよと言われた時の死刑囚はきっとこんなかんじの反応をするのだろう。俺に怯えすぎだ。…俺のせいで。
「…こないだは、本当にごめん。…あんたは何も悪くないから」
夢の中で話した時のようには優しい言葉が出てこない。もっとちゃんと自分の気持ちを伝えないといけないのに。
どう言えばいいか思案していると、
「…………ぼ、」
璃玖が何か声を出す。
「……僕の方こそ……不愉快な思いを……させてしまって……ご、ごめんなさい……本当に…」
……え?
「…何であんたが謝るの」
「…あ、あれからいろいろ考えて……葵、さん、達は、普段から人に見られるお仕事で……僕なんかが想像もつかないぐらい、きっといつも…気を張っていて……。せっかくプライベートで楽しんでるところに……僕みたいなのがまぎれこんで、あんなミーハーにはしゃいでたら……い、嫌に決まってますよね……ごめんなさい、本当に……」
「…………。」
下を向いたまま、消え入りそうな声で、でも璃玖は一生懸命自分の気持ちを伝えてくる。
…俺の勝手な嫉妬で八つ当たりされて、嫌な思いをしたのは璃玖の方なのに。
そんなこと、考えてくれてたのか。この二日間。
俺は璃玖がいじらしくてたまらなくなった。夢の中のように、璃玖の前に跪いて手を取りたい。そしてそのまま思いっきり抱きしめたい。そんな衝動にかられたが、…ここでそれを行動に移せば、ただの変態だ。まだ出会ってからたったの二回目。しかも初対面はアレだったんだ。マイナス100点満点からのスタートであることを忘れてはいけない。これ以上嫌われるわけにはいかない。まずは普通に会話ができる関係にならないと。
俺は努めて落ち着いて聞こえるように言う。
「…そんなことない。」
「……。」
「あんたは何も悪くないから。ほんとに」
どうしても無愛想に聞こえるような言い方しかできない。これ以上どう言おうかと思案していると、店員がドリンクと料理を数品運んできた。
「…食べれば?」
「…は、はい……」
璃玖はそう答えつつも、動く気配がない。ずっと下を向いたままだ。そう簡単に俺に対する緊張は解けないらしい。そこにやっと圭介が戻ってきた。
「わりーな。少しは話できたか?」
「…まぁ」
「……。」
「よし、じゃあ飲むか」
その後は圭介が何事もなかったかのように普通に喋りながら食事を始めたおかげで、璃玖もぎこちないながらも少しずつ会話に入り、食事をしたりしていた。
俺と目が合うことはほとんどなかったけれど、話しかければ小さな声で返事もしてくれた。俺はずっと璃玖のことばかり見つめていた気がする。控えめで健気で、ほんと可愛い。少しは俺のこと、許してくれたかな。
もっと仲良くなりたい。
二時間ほど過ごし、帰りは二人でまたアパートまで送っていった。気を利かせてくれているのか、圭介は少し離れたところでスマホをいじって待っている。
「…じゃあ、また」
「は、はい、あの…、ご馳走さまでした。ありがとうございます」
「ん」
いつでも何でもご馳走するから、また一緒に食事して。っていうか、今度は二人で行かない?…とはとても言えず、俺はシンプルに頷いた。我ながらこんな性格が恨めしい。
「じ、じゃあ、失礼します」
最後まで他人行儀に頭を下げると、璃玖はアパートの階段をカンカンと上っていく。
俺はその姿を名残惜しくじっと見送っていたが、ハッと気付き、慌てて呼び止めた。
「璃玖!」
…あ。しまった。
璃玖とか呼んでしまった。つい。
「…?」
璃玖は驚いた顔で俺を見ている。もういいや。俺は慌てて階段を駆け上る。
「…あ、あのさ」
「…は、はい?」
「…連絡先、教えて」
「……。……ぁ、は、はい」
璃玖は少し固まったあと、慌ててスマホを取り出した。…よかった。
璃玖がドアを閉めるまで、俺は見守った。
今度会う時にはもっと、打ち解けて話せるようになってくれたらいいけど。
……頑張ろう。
「………………。」
俺と璃玖はお互いに顔を見合わせたまま、一言も発しなかった。そうか、ここ、璃玖の部屋だったのか…。圭介が璃玖の元に向かっているとは知らず、不意打ちで俺もかなり驚いたが、璃玖はもっと衝撃を受けたようだった。顔面蒼白だ。…そりゃそうだよな。俺の顔なんてもう見たくもなかっだろう。璃玖の反応に俺はひそかに落ち込む。
「わりーな、急に来て。お前が全然電話出ないからよ。心配したわ。あとさ、こいつがどうしても璃玖に謝りたいってしつこいんだよ。飯奢りたいってさ。なぁ?」
圭介はさっきまで俺と話していた時とは全く違う優しい声で璃玖にそう言った。そして『なぁ?』のところで俺を振り向くやいなや殺気立った目を俺に向けてきた。……分かってるってば。
「…こないだは本当ごめん。…出られる?」
俺はひとまず璃玖にそう声をかける。
「……ぁ、……で、……も」
璃玖は俺から目を逸らしてあちこちに視線をやった後、ものすごく困った顔で圭介をじっと見つめている。必死で何かを訴えかけていた。
「行こうぜ。どうせほとんど何も食ってねーんだろ。こいつのせいで。なんかすげー高いもん奢らせようぜ」
圭介は気付いているのかいないのか、にこやかに璃玖にそう言った。どうやら圭介も俺に奢られる気でいるようだ。璃玖はすっかり困り果てているように見えた。気が進まないのだろう。当然だ。でも圭介は強引だった。
「外で待ってるから、準備できたら出てこいよ。財布はいらねーぞ。…なぁ?」
……分かってるってば。
璃玖は結局圭介に押し切られるままに、出かける準備をしてとぼとぼと表に出て来た。
結局俺達は圭介に連れられるまま、雰囲気のいい小洒落た居酒屋にやって来た。照明は薄暗く、幸いにも奥まった個室が取れた。寿司でもフカヒレでもフォアグラでも、俺は璃玖のためなら何でもご馳走するつもりだったけど、おそらく璃玖が緊張しすぎて疲れきってしまわないようにという圭介の気遣いなのだろう。
璃玖はここに来るまでほとんど口もきかず、静かに俺達についてきた。ずっと顔が強張ったままだ。
「さてと…。何かテキトーに頼むか」
圭介はメニューを見ながら一人でさっさと勝手に注文していく。あらかた注文し終えるやいなやスマホを取り出し、
「俺ちょっと電話してくるから。先に二人でやってろ」
と言い残し、俺達の返事も聞かず立ち上がるとあっという間に席を外した。呆気にとられて見送っていると、何の迷いもなくすーっと店の外に出て行った。
…いや、いくら何でも、早すぎない……?
俺は璃玖の様子をチラリと見た。
予想通り、絶望感に満ちた表情で店のドアを見つめていた。今にも泣き出しそうだ。
俺は可哀相になった。俺のせいで、こんなことになってしまって。早くなんとかしないと。気を楽にしてあげなきゃ。
「……あのさ、」
ビクゥゥゥゥゥッ!!
「……。」
俺が一言話しかけただけで、璃玖の肩が漫画のように飛び上がった。そのまま固まって下を向いている。今から執行ですよと言われた時の死刑囚はきっとこんなかんじの反応をするのだろう。俺に怯えすぎだ。…俺のせいで。
「…こないだは、本当にごめん。…あんたは何も悪くないから」
夢の中で話した時のようには優しい言葉が出てこない。もっとちゃんと自分の気持ちを伝えないといけないのに。
どう言えばいいか思案していると、
「…………ぼ、」
璃玖が何か声を出す。
「……僕の方こそ……不愉快な思いを……させてしまって……ご、ごめんなさい……本当に…」
……え?
「…何であんたが謝るの」
「…あ、あれからいろいろ考えて……葵、さん、達は、普段から人に見られるお仕事で……僕なんかが想像もつかないぐらい、きっといつも…気を張っていて……。せっかくプライベートで楽しんでるところに……僕みたいなのがまぎれこんで、あんなミーハーにはしゃいでたら……い、嫌に決まってますよね……ごめんなさい、本当に……」
「…………。」
下を向いたまま、消え入りそうな声で、でも璃玖は一生懸命自分の気持ちを伝えてくる。
…俺の勝手な嫉妬で八つ当たりされて、嫌な思いをしたのは璃玖の方なのに。
そんなこと、考えてくれてたのか。この二日間。
俺は璃玖がいじらしくてたまらなくなった。夢の中のように、璃玖の前に跪いて手を取りたい。そしてそのまま思いっきり抱きしめたい。そんな衝動にかられたが、…ここでそれを行動に移せば、ただの変態だ。まだ出会ってからたったの二回目。しかも初対面はアレだったんだ。マイナス100点満点からのスタートであることを忘れてはいけない。これ以上嫌われるわけにはいかない。まずは普通に会話ができる関係にならないと。
俺は努めて落ち着いて聞こえるように言う。
「…そんなことない。」
「……。」
「あんたは何も悪くないから。ほんとに」
どうしても無愛想に聞こえるような言い方しかできない。これ以上どう言おうかと思案していると、店員がドリンクと料理を数品運んできた。
「…食べれば?」
「…は、はい……」
璃玖はそう答えつつも、動く気配がない。ずっと下を向いたままだ。そう簡単に俺に対する緊張は解けないらしい。そこにやっと圭介が戻ってきた。
「わりーな。少しは話できたか?」
「…まぁ」
「……。」
「よし、じゃあ飲むか」
その後は圭介が何事もなかったかのように普通に喋りながら食事を始めたおかげで、璃玖もぎこちないながらも少しずつ会話に入り、食事をしたりしていた。
俺と目が合うことはほとんどなかったけれど、話しかければ小さな声で返事もしてくれた。俺はずっと璃玖のことばかり見つめていた気がする。控えめで健気で、ほんと可愛い。少しは俺のこと、許してくれたかな。
もっと仲良くなりたい。
二時間ほど過ごし、帰りは二人でまたアパートまで送っていった。気を利かせてくれているのか、圭介は少し離れたところでスマホをいじって待っている。
「…じゃあ、また」
「は、はい、あの…、ご馳走さまでした。ありがとうございます」
「ん」
いつでも何でもご馳走するから、また一緒に食事して。っていうか、今度は二人で行かない?…とはとても言えず、俺はシンプルに頷いた。我ながらこんな性格が恨めしい。
「じ、じゃあ、失礼します」
最後まで他人行儀に頭を下げると、璃玖はアパートの階段をカンカンと上っていく。
俺はその姿を名残惜しくじっと見送っていたが、ハッと気付き、慌てて呼び止めた。
「璃玖!」
…あ。しまった。
璃玖とか呼んでしまった。つい。
「…?」
璃玖は驚いた顔で俺を見ている。もういいや。俺は慌てて階段を駆け上る。
「…あ、あのさ」
「…は、はい?」
「…連絡先、教えて」
「……。……ぁ、は、はい」
璃玖は少し固まったあと、慌ててスマホを取り出した。…よかった。
璃玖がドアを閉めるまで、俺は見守った。
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