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第二話 終末へと至る日々。(6)
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6.
最後から二番目の朝日を浴び、長針は目を覚ました。
アテナに死の宣告を受けたのが一昨日の夕方。
残り三日の人生の三分の一を(色々あったが)普段通りに過ごし自己嫌悪に陥ったのは昨日の夜のことだった。
すべてが夢だったのではないか、一晩の間に何度同じことを考えたのかわからない。
自分自身の命、未来、果ては死についてこれまで深く考えたことなんかなかった。毎日をのうのうと過ごし、これからも変わることがないと思っていた自分の人生。
唐突に突きつけられた現実。
今からでも否定したかった。
しかし、長針はもう見てしまった、聞いてしまった。
科学などでは説明のつかない不思議を、
胸の奥に宿る時計の形をした命を、
心音とは違う生きる鼓動を。
受け止めるしか、受け入れるしかなかった。
無意味な問答を繰り返しているうちに気づけば朝を迎えていた。
日の出とともに居眠りをはじめ、長針が次に目を覚ましたのは九時半。
アテナとの約束の三十分前だった。
自宅から駅前までは走っても十五分はかかる。着替えとその他の準備時間を引けばギリギリだった。仮に遅刻したとしてもアテナが怒鳴り散らす姿は想像できなかったが、絶対に間に合わせなければならなかった。時間厳守とか、そういう当たり前の理由とは全く別の理由で。
長針はかつてないほど素早く身支度を整え自室を飛び出した。
ドアを開けて廊下に出ると真の悪いことに母の時子と鉢合わせる。
「あら、今日は随分と早起きなのね?」
「あ、おはよう。ちょっと出かけてくる」
時子は息子の姿を上から下まで一通り見渡し、にやりと笑みを浮かべる。普段昼過ぎまで寝ている息子が外出する格好をしていれば何かあると思うのは自然なことである。それも彼女と思しき女の子が訪ねてきた次の日であれば尚更。
時子は良くも悪くも女手一つで息子を育て上げたシングルマザーである。息子の動向から普段と異なる空気を感じ取るのに時間はいらなかった。
長針は頭をかきながら慌ただしく家を後にした。
強くなり始めている日差しを浴びながら駅前目指しひた走る。走りながら手荷物を漁り、目脂や口臭を再度確認する。
「よし!」
最後に自分を一喝して頬を打つ。気合が入るのは当然だ。
これから挑むのは生まれて初めての、最初で最期の女の子とのデートなのだから。
――十時二分前。
長針は額の汗をぬぐいながら駅前に到着した。
到着してすぐに長針は問題にぶつかった。アテナとは『駅前に十時』と約束しただけで細かな部分は決めていなかったのだ。
長針がメールで所在を聞こうかと携帯を取り出したところで遠くに小さく見えるアテナの姿を偶然発見した。
入り組むように設けられたタクシーとバス乗り場の合間を縫うように進み、群生する放置自転車の山を抜けると駅前広場を横切る。
駅の改札口と一体化して建てられた百貨店『夜ノ島屋』
東洋のビッグベンと呼ばれるほど巨大な時計台を有するこの町の目玉スポットである。
その正面入り口の脇、冬物のコートがディスプレイされたショーウィンドウの前にアテナはいた。
距離にしてあと十メートルほど。アテナはまだこちらに気づいていない。声をかけようかと思ったが、アテナの様子がおかしい。腕時計に視線を落としては顔を上げ、落としては上げを繰り返している。
普段と違い落ち着きがなかった。
まるで鹿威しだな、長針は苦笑ながらに肩を叩き、声をかけた。
「悪い、待たせた」
「え? あ、長針でしたか」
アテナは一瞬驚いたように目を見開き、相手を確認すると安堵したように胸を撫で下ろした。
今日のアテナの様相はデニムのジャケットに揃いのホットパンツ。レギンスに包まれたしなやかな脚がもこもことした装飾のブーツに繋がっていた。
一彼氏としてアテナの普段着を楽しみにしていた長針としては少し斜め上を行くファッションだったが、期待外れと言うわけではない。
長針の中のアテナのイメージとは食い違ったが、目の当たりにして「これもまた悪くない」と勝手に値踏みをする。
「大丈夫です。私もさっき到着したところです」
待ち合わせの定番セリフを吐きながら、アテナがハンカチを差し出してきた。
「額……すごい汗をかいていますがどうかしたのですか?」
「実は遅刻しそうになって走ってきた」
長針は受け取ると遠慮なく汗を拭い、理由を説明した。
「そうでしたか、よく間に合いましたね。長針の頑張りは賞賛に値します」
言い方は堅かったがアテナに褒められた嬉しさが妙なむず痒さとなって込み上げた。
「まぁ、そう言うアテナは時計ばかり気にして落ち着きがなかったみたいだけどなー」
長針は先ほどの光景を思い出しながら悪戯っぽい笑みを顔に貼り付け言う。
「み、見ていたのですか?」
目深に被った帽子の奥に覗く切れ長の瞳が落ち着きなく泳いでいた。端然としている平生では見ることのできない初々しい様子に長針は無意識に頬が緩んでしまう。
「……長針は随分と余裕があるように見えます」
「余裕? もしかして緊張しているのか?」
「ええ、そうです。男子と逢瀬をかわすのはこれが初めてなもので」
アテナは誤魔化すように鞄を肩にかけ直す。表情自体はいつも通りの無表情だが、赤く上気した頬がアテナの内情を物語っていた。それによく見るとうっすらと化粧が施されていた。
(俺に会うために化粧をしてくれたのか)
そう考えるとこちらまで恥ずかしくなってきた。
「それじゃ、行くか?」
長針は気恥ずかしさを悟られないようにそう言って通りの向こうの携帯電話のアンテナショップを指した。
「……なんだ。カップル割引って」
携帯ショップの自動ドアを抜け表に出た長針は疲労感の漂う声で漏らした。
当初機種変を行うのはアテナだけの予定だった。けれど窓口に行き手続きを始めると店のお姉さんが親切なのか商売上手なのかはわからないが『カップル割引』なる機種変プランを勧めてきたのである。
文字通り、カップルで同じ機種に変更する場合限定で大幅な割引がされるサービスである。例えサービスがあろうと買わなければタダと言うのが長針の持論である。その旨を窓口で伝えたところアテナには「実は倹約家なのですね」と意外そうな顔をされた。結局アテナと店員に板挟みにされ、最後は押し切られる形で『カップル割引』なる店の策略に乗せられてしまった。
ニコニコしながらドアの向こうで手を振る携帯ショップのお姉さんに手を振って別れたのは十分ほど前。
今はアーケード内のベンチに座って休息をとっている。
「アテナ、少し休んだらどうだ?」
長針は露店で買ってきたカフェオレを啜りながら熱心に新しい携帯電話に向かう彼女に言う。一緒に買ってきたカフェオレには手を付けていない。
携帯ショップを出てからというものアテナは彼氏である長針そっちのけ新しい携帯にご執心なのである。その姿はテレビゲームに夢中になる子供である。電子機器に嫉妬する気はないが、こうも放置されては彼氏としての立つ瀬がない。
「――はっ! すいません。余りに機能が多すぎて目移りしていました」
アテナは夢から覚めたように画面から視線を外すと座ったまま深々と頭を下げた。
「別に怒ってるわけじゃないぞ?」
長針からすればカメラ機能や画面のサイズが向上した程度の変化しかないが、以前が『楽々電話』だったアテナからすれば電卓がパソコンに変わったぐらい革命的な出来事なのである。
「そうなのですか?」
「とりあえず頭を上げてくれ。周囲の目が痛い……」
往来で女の子に頭を下げさせている姿は良くは映らない。長針が言うとアテナは元の姿勢に戻る。
時間を確認しようと色違いの同じものを取り出す。
(十一時半か……この後どうするんだ? 昼飯か……?)
デートと言っても待ち合わせ時間と携帯の機種変しか決めていなかった。不甲斐ないことに食事をする以外のデートプランが思いつかない長針である。
「アテナ、これか……ら、ど、うする?」
「はいっ!? なんですか?」
これまでにないほどの驚きようでアテナは携帯をいじる手を止め返事をする。
「いや、これからどうしようかって聞いたんだけど?」
「これからですか? そういえば決めていませんでした。……食事にはまだ早い時間です」
取り繕うように答えながらもソワソワと落ち着きがないのが見て取れた。
「急ぐ用事もないみたいだし、気の済むまでいじってていいぞ?」
「すいません。もう少しだけお願いします」
残りのカフェオレを啜りながらアテナの横顔を眺めていた。
「……悪くないな、こういうのも」
アテナには聞こえない大きさで呟いた。
最後から二番目の朝日を浴び、長針は目を覚ました。
アテナに死の宣告を受けたのが一昨日の夕方。
残り三日の人生の三分の一を(色々あったが)普段通りに過ごし自己嫌悪に陥ったのは昨日の夜のことだった。
すべてが夢だったのではないか、一晩の間に何度同じことを考えたのかわからない。
自分自身の命、未来、果ては死についてこれまで深く考えたことなんかなかった。毎日をのうのうと過ごし、これからも変わることがないと思っていた自分の人生。
唐突に突きつけられた現実。
今からでも否定したかった。
しかし、長針はもう見てしまった、聞いてしまった。
科学などでは説明のつかない不思議を、
胸の奥に宿る時計の形をした命を、
心音とは違う生きる鼓動を。
受け止めるしか、受け入れるしかなかった。
無意味な問答を繰り返しているうちに気づけば朝を迎えていた。
日の出とともに居眠りをはじめ、長針が次に目を覚ましたのは九時半。
アテナとの約束の三十分前だった。
自宅から駅前までは走っても十五分はかかる。着替えとその他の準備時間を引けばギリギリだった。仮に遅刻したとしてもアテナが怒鳴り散らす姿は想像できなかったが、絶対に間に合わせなければならなかった。時間厳守とか、そういう当たり前の理由とは全く別の理由で。
長針はかつてないほど素早く身支度を整え自室を飛び出した。
ドアを開けて廊下に出ると真の悪いことに母の時子と鉢合わせる。
「あら、今日は随分と早起きなのね?」
「あ、おはよう。ちょっと出かけてくる」
時子は息子の姿を上から下まで一通り見渡し、にやりと笑みを浮かべる。普段昼過ぎまで寝ている息子が外出する格好をしていれば何かあると思うのは自然なことである。それも彼女と思しき女の子が訪ねてきた次の日であれば尚更。
時子は良くも悪くも女手一つで息子を育て上げたシングルマザーである。息子の動向から普段と異なる空気を感じ取るのに時間はいらなかった。
長針は頭をかきながら慌ただしく家を後にした。
強くなり始めている日差しを浴びながら駅前目指しひた走る。走りながら手荷物を漁り、目脂や口臭を再度確認する。
「よし!」
最後に自分を一喝して頬を打つ。気合が入るのは当然だ。
これから挑むのは生まれて初めての、最初で最期の女の子とのデートなのだから。
――十時二分前。
長針は額の汗をぬぐいながら駅前に到着した。
到着してすぐに長針は問題にぶつかった。アテナとは『駅前に十時』と約束しただけで細かな部分は決めていなかったのだ。
長針がメールで所在を聞こうかと携帯を取り出したところで遠くに小さく見えるアテナの姿を偶然発見した。
入り組むように設けられたタクシーとバス乗り場の合間を縫うように進み、群生する放置自転車の山を抜けると駅前広場を横切る。
駅の改札口と一体化して建てられた百貨店『夜ノ島屋』
東洋のビッグベンと呼ばれるほど巨大な時計台を有するこの町の目玉スポットである。
その正面入り口の脇、冬物のコートがディスプレイされたショーウィンドウの前にアテナはいた。
距離にしてあと十メートルほど。アテナはまだこちらに気づいていない。声をかけようかと思ったが、アテナの様子がおかしい。腕時計に視線を落としては顔を上げ、落としては上げを繰り返している。
普段と違い落ち着きがなかった。
まるで鹿威しだな、長針は苦笑ながらに肩を叩き、声をかけた。
「悪い、待たせた」
「え? あ、長針でしたか」
アテナは一瞬驚いたように目を見開き、相手を確認すると安堵したように胸を撫で下ろした。
今日のアテナの様相はデニムのジャケットに揃いのホットパンツ。レギンスに包まれたしなやかな脚がもこもことした装飾のブーツに繋がっていた。
一彼氏としてアテナの普段着を楽しみにしていた長針としては少し斜め上を行くファッションだったが、期待外れと言うわけではない。
長針の中のアテナのイメージとは食い違ったが、目の当たりにして「これもまた悪くない」と勝手に値踏みをする。
「大丈夫です。私もさっき到着したところです」
待ち合わせの定番セリフを吐きながら、アテナがハンカチを差し出してきた。
「額……すごい汗をかいていますがどうかしたのですか?」
「実は遅刻しそうになって走ってきた」
長針は受け取ると遠慮なく汗を拭い、理由を説明した。
「そうでしたか、よく間に合いましたね。長針の頑張りは賞賛に値します」
言い方は堅かったがアテナに褒められた嬉しさが妙なむず痒さとなって込み上げた。
「まぁ、そう言うアテナは時計ばかり気にして落ち着きがなかったみたいだけどなー」
長針は先ほどの光景を思い出しながら悪戯っぽい笑みを顔に貼り付け言う。
「み、見ていたのですか?」
目深に被った帽子の奥に覗く切れ長の瞳が落ち着きなく泳いでいた。端然としている平生では見ることのできない初々しい様子に長針は無意識に頬が緩んでしまう。
「……長針は随分と余裕があるように見えます」
「余裕? もしかして緊張しているのか?」
「ええ、そうです。男子と逢瀬をかわすのはこれが初めてなもので」
アテナは誤魔化すように鞄を肩にかけ直す。表情自体はいつも通りの無表情だが、赤く上気した頬がアテナの内情を物語っていた。それによく見るとうっすらと化粧が施されていた。
(俺に会うために化粧をしてくれたのか)
そう考えるとこちらまで恥ずかしくなってきた。
「それじゃ、行くか?」
長針は気恥ずかしさを悟られないようにそう言って通りの向こうの携帯電話のアンテナショップを指した。
「……なんだ。カップル割引って」
携帯ショップの自動ドアを抜け表に出た長針は疲労感の漂う声で漏らした。
当初機種変を行うのはアテナだけの予定だった。けれど窓口に行き手続きを始めると店のお姉さんが親切なのか商売上手なのかはわからないが『カップル割引』なる機種変プランを勧めてきたのである。
文字通り、カップルで同じ機種に変更する場合限定で大幅な割引がされるサービスである。例えサービスがあろうと買わなければタダと言うのが長針の持論である。その旨を窓口で伝えたところアテナには「実は倹約家なのですね」と意外そうな顔をされた。結局アテナと店員に板挟みにされ、最後は押し切られる形で『カップル割引』なる店の策略に乗せられてしまった。
ニコニコしながらドアの向こうで手を振る携帯ショップのお姉さんに手を振って別れたのは十分ほど前。
今はアーケード内のベンチに座って休息をとっている。
「アテナ、少し休んだらどうだ?」
長針は露店で買ってきたカフェオレを啜りながら熱心に新しい携帯電話に向かう彼女に言う。一緒に買ってきたカフェオレには手を付けていない。
携帯ショップを出てからというものアテナは彼氏である長針そっちのけ新しい携帯にご執心なのである。その姿はテレビゲームに夢中になる子供である。電子機器に嫉妬する気はないが、こうも放置されては彼氏としての立つ瀬がない。
「――はっ! すいません。余りに機能が多すぎて目移りしていました」
アテナは夢から覚めたように画面から視線を外すと座ったまま深々と頭を下げた。
「別に怒ってるわけじゃないぞ?」
長針からすればカメラ機能や画面のサイズが向上した程度の変化しかないが、以前が『楽々電話』だったアテナからすれば電卓がパソコンに変わったぐらい革命的な出来事なのである。
「そうなのですか?」
「とりあえず頭を上げてくれ。周囲の目が痛い……」
往来で女の子に頭を下げさせている姿は良くは映らない。長針が言うとアテナは元の姿勢に戻る。
時間を確認しようと色違いの同じものを取り出す。
(十一時半か……この後どうするんだ? 昼飯か……?)
デートと言っても待ち合わせ時間と携帯の機種変しか決めていなかった。不甲斐ないことに食事をする以外のデートプランが思いつかない長針である。
「アテナ、これか……ら、ど、うする?」
「はいっ!? なんですか?」
これまでにないほどの驚きようでアテナは携帯をいじる手を止め返事をする。
「いや、これからどうしようかって聞いたんだけど?」
「これからですか? そういえば決めていませんでした。……食事にはまだ早い時間です」
取り繕うように答えながらもソワソワと落ち着きがないのが見て取れた。
「急ぐ用事もないみたいだし、気の済むまでいじってていいぞ?」
「すいません。もう少しだけお願いします」
残りのカフェオレを啜りながらアテナの横顔を眺めていた。
「……悪くないな、こういうのも」
アテナには聞こえない大きさで呟いた。
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