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先走りで濡れる昂りに部屋にあった香油を垂らす。冷たかったのか腰がピクッと反応する。
「冷たいですか?」と昂りに香油を馴染ませる様に扱きながら聞くと「んっ……大丈夫…」と返される。
元気がなかったのが嘘の様に昂りはどくどくと脈打ち元気を取り戻しているが、上下に扱くだけでは快感を得るには弱いらしく、ルカは余裕そうな顔をしている。
確か、本には裏筋と先端が気持ち良いって書いてたような…
「ここが気持ちいいらしいので、試してみましょうね」
そう言って本の内容を思い出しながら手を動かすと、裏筋を掠めた手にルカの反応が変わったのが分かる。
「はっ………、んぅ………」
本の内容は本当だった。明らかに甘さを増した声に、手を大きく動かして裏筋を責める。
「ぁあ……そこ、やめ………」
静止の言葉を発しながらも先走りを溢れさせ、快感で身体をびくびくと震わせていた。
静かな部屋に淫靡な音とルカの声だけが響く。
「ここ、気持ちいいですか?」
ルカの言葉に手を止める訳もなく、どこが気持ち良いのか反応を見ながら手を動かす。
単調に手を動かすより、強弱をつけて動かす方が好みらしい。
「うっ……、っあ………っ」
私の言葉に返事できないぐらい、余裕がないルカは快感に震えてた。。
裏筋を中心に責めていると、ルカは腰を手に押し付ける様に動いた。そして、息も段々と荒くなり昂りが手のひらでびくびくと震える。
「……っあ、と、めて……!」
ルカの声は震えており、私が手を動かすたびに声を上げる。もう外に声が聞こえる心配をする余裕はないらしい。
「大丈夫。私に身を任せてください」
手を伸ばし懇願するルカの手を握り、片方の手を動かし続けると「……っあ」と身体を震わせ、昂りもビクンと震えたと思うと熱を吐き出した。
浅い呼吸を繰り返し、胸を大きく上下させ、シーツを握る手は力を入れ過ぎたのか赤くなっていた。
熱を吐き出してもなおピクピクと動く昂りは生き物のようだ。
手だけではなく、お腹にもかかった粘液は白く濁っており少し変な臭いがしているが、これが『イク』という事らしい。
「気持ち良かったですか?まあ、これを見るに聞くまでもないようですが」と汚れた手を見せる。
汚れた私の手を見たルカは「すみません…」と目を逸らした、ルカの耳と顔は赤に染まっており、恥ずかしがっているらしい。
可愛らしいルカの反応にふふっと笑うと、ルカがもの言いたげな目で見つめて来る。
「ごめんなさい。可愛い反応をするから」
私の言葉に更に赤くなったルカは顔を逸らした。
「照れているんですか?」と話し掛けてもこちらを見ようとしないルカに私は元気を取り戻しつつある昂りに触れる。そうすると、パッとこちらを見たルカに微笑む。
「恥ずかしがってもダメです。これはお仕置きなんですから」
「お仕置き?」と不思議そうにするルカを置いて、私は再び手を動かす。
さっきは触らなかったが、試してみたい事があったのだ。昂りは裏筋だけではなく、先端も気持ちいいらしい。
裏筋を責めてみてもさっきと変わらないルカの反応に、「ここも気持ちいいらしいですよ」と先端に触れてみる事にした。すると、ルカは今までとは違う反応を見せふ。
「……っ!………そ、こはだめ!」
焦った様に止めようしてきたルカは、身体を起こし私の手を止めようとしてくる。そんな反応をするルカに手を止めるはずがなく、肩をトンッと押すとルカの身体は力なくベッドに沈んでいく。
「ここをこんなにもしてるのに、どうしてダメなんですか?」
そう言って、溢れてきた先走りを潤滑剤として先端を攻める。
「ぁ……、だめ、そこ、はだめぇ………」
理由を聞いても話す余裕がないのか、身体を震わせて、うわ言のようにルカは「だめだ」と繰り返した。
「こんなに濡らしてるのに説得力がないですよ」
裏筋の時とは違って、先走りがとどめなく溢れてくる。ぬちゃぬちゃと手を動かすたびに卑猥な音が部屋に響く。
「はっ……やめっ………」
ルカの静止の言葉に手を止める事なく私は手の動きを早める。
「んぅ……」
恥ずかしがっているのか、声を抑えているルカに私は手のひらで裏筋と先端を包み込む様に触れてみることにした。すると、ルカは今までとは違う反応を見せる。
「やめっ……はぁ、あっ……」
ぬちゃぬちゃという音の激しさは増し、それに比例する様にルカの声に余裕がなくてなっていく。
2つ同時に攻めるのは刺激が強いのか、ルカの身体が緊張するのが分かった。
「またっ……ああぁっ………」
「っあ……ーーー!!」
そして、さっきよりも大きくルカは身体を震わせると、シーツを強く掴む手を赤くなり、身体を赤く染めたかと思うと、ドクンと脈打った昂りは2度の熱を吐き出し、私の手とルカの身体を汚した。
過ぎた快感に涙を流し、ぐったりするルカは腰を痙攣させ、息を乱している。
思いの外早くに2度目の熱を吐き出したルカの様子に私は『やり過ぎた』と反省をする。婚約者とはいえ、未婚の男女がこんな事をするなんて…
『私も仮面舞踏会の雰囲気とお酒でタガが外れてしまったみたい』なんて思いながら、せめてもの償いとして、目に毒な粘液で汚れたルカの身体をタオルで清めた。
「冷たいですか?」と昂りに香油を馴染ませる様に扱きながら聞くと「んっ……大丈夫…」と返される。
元気がなかったのが嘘の様に昂りはどくどくと脈打ち元気を取り戻しているが、上下に扱くだけでは快感を得るには弱いらしく、ルカは余裕そうな顔をしている。
確か、本には裏筋と先端が気持ち良いって書いてたような…
「ここが気持ちいいらしいので、試してみましょうね」
そう言って本の内容を思い出しながら手を動かすと、裏筋を掠めた手にルカの反応が変わったのが分かる。
「はっ………、んぅ………」
本の内容は本当だった。明らかに甘さを増した声に、手を大きく動かして裏筋を責める。
「ぁあ……そこ、やめ………」
静止の言葉を発しながらも先走りを溢れさせ、快感で身体をびくびくと震わせていた。
静かな部屋に淫靡な音とルカの声だけが響く。
「ここ、気持ちいいですか?」
ルカの言葉に手を止める訳もなく、どこが気持ち良いのか反応を見ながら手を動かす。
単調に手を動かすより、強弱をつけて動かす方が好みらしい。
「うっ……、っあ………っ」
私の言葉に返事できないぐらい、余裕がないルカは快感に震えてた。。
裏筋を中心に責めていると、ルカは腰を手に押し付ける様に動いた。そして、息も段々と荒くなり昂りが手のひらでびくびくと震える。
「……っあ、と、めて……!」
ルカの声は震えており、私が手を動かすたびに声を上げる。もう外に声が聞こえる心配をする余裕はないらしい。
「大丈夫。私に身を任せてください」
手を伸ばし懇願するルカの手を握り、片方の手を動かし続けると「……っあ」と身体を震わせ、昂りもビクンと震えたと思うと熱を吐き出した。
浅い呼吸を繰り返し、胸を大きく上下させ、シーツを握る手は力を入れ過ぎたのか赤くなっていた。
熱を吐き出してもなおピクピクと動く昂りは生き物のようだ。
手だけではなく、お腹にもかかった粘液は白く濁っており少し変な臭いがしているが、これが『イク』という事らしい。
「気持ち良かったですか?まあ、これを見るに聞くまでもないようですが」と汚れた手を見せる。
汚れた私の手を見たルカは「すみません…」と目を逸らした、ルカの耳と顔は赤に染まっており、恥ずかしがっているらしい。
可愛らしいルカの反応にふふっと笑うと、ルカがもの言いたげな目で見つめて来る。
「ごめんなさい。可愛い反応をするから」
私の言葉に更に赤くなったルカは顔を逸らした。
「照れているんですか?」と話し掛けてもこちらを見ようとしないルカに私は元気を取り戻しつつある昂りに触れる。そうすると、パッとこちらを見たルカに微笑む。
「恥ずかしがってもダメです。これはお仕置きなんですから」
「お仕置き?」と不思議そうにするルカを置いて、私は再び手を動かす。
さっきは触らなかったが、試してみたい事があったのだ。昂りは裏筋だけではなく、先端も気持ちいいらしい。
裏筋を責めてみてもさっきと変わらないルカの反応に、「ここも気持ちいいらしいですよ」と先端に触れてみる事にした。すると、ルカは今までとは違う反応を見せふ。
「……っ!………そ、こはだめ!」
焦った様に止めようしてきたルカは、身体を起こし私の手を止めようとしてくる。そんな反応をするルカに手を止めるはずがなく、肩をトンッと押すとルカの身体は力なくベッドに沈んでいく。
「ここをこんなにもしてるのに、どうしてダメなんですか?」
そう言って、溢れてきた先走りを潤滑剤として先端を攻める。
「ぁ……、だめ、そこ、はだめぇ………」
理由を聞いても話す余裕がないのか、身体を震わせて、うわ言のようにルカは「だめだ」と繰り返した。
「こんなに濡らしてるのに説得力がないですよ」
裏筋の時とは違って、先走りがとどめなく溢れてくる。ぬちゃぬちゃと手を動かすたびに卑猥な音が部屋に響く。
「はっ……やめっ………」
ルカの静止の言葉に手を止める事なく私は手の動きを早める。
「んぅ……」
恥ずかしがっているのか、声を抑えているルカに私は手のひらで裏筋と先端を包み込む様に触れてみることにした。すると、ルカは今までとは違う反応を見せる。
「やめっ……はぁ、あっ……」
ぬちゃぬちゃという音の激しさは増し、それに比例する様にルカの声に余裕がなくてなっていく。
2つ同時に攻めるのは刺激が強いのか、ルカの身体が緊張するのが分かった。
「またっ……ああぁっ………」
「っあ……ーーー!!」
そして、さっきよりも大きくルカは身体を震わせると、シーツを強く掴む手を赤くなり、身体を赤く染めたかと思うと、ドクンと脈打った昂りは2度の熱を吐き出し、私の手とルカの身体を汚した。
過ぎた快感に涙を流し、ぐったりするルカは腰を痙攣させ、息を乱している。
思いの外早くに2度目の熱を吐き出したルカの様子に私は『やり過ぎた』と反省をする。婚約者とはいえ、未婚の男女がこんな事をするなんて…
『私も仮面舞踏会の雰囲気とお酒でタガが外れてしまったみたい』なんて思いながら、せめてもの償いとして、目に毒な粘液で汚れたルカの身体をタオルで清めた。
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