8 / 44
自称弟の気遣い
しおりを挟む「姉様。外での生活はどう?」
クリストフェルがデュクスの屋敷にやってきたのは、数日後のことだった。
応接室で少年の姿の皇帝と向かい合って座りながらも、少女はその笑顔の奥の何をずっと探っている。
「――別に」
「たまには城にも遊びに来てよ。姉様なら大歓迎だから」
ニコニコと笑う少年の笑顔は、やはりどこかその内心とは別のモノを感じさせた。
「色々なものを見てみるのも良いと思うよ。城下とか、もう行った? 人から隔離されて生きてきたなら、城下街は色々新鮮だよ」
城下街は彼の城へ行くときと、デュクスの屋敷に行くとき、馬車の中から見たことがある。とても栄えていて、多くの人々が行き交っていた。
だがそこに行きたい、とは思わなかった。
闇の魔女である自分がそこへ行けば、どうなるかはわかっている。
人々は悲鳴を上げて逃げ惑い、街は大混乱に陥ろう。
少女は人を驚かせて喜ぶほど性格が捻じ曲がってはいない。静かに平穏な世界に暮らすことを望むのであれば、それを何の目的もなく脅かそうとは思っていなかった。
「あぁ、その黒髪と黒瞳は目立つから、顔は隠した方が良いね。特に黒い瞳は珍しいから」
クリストフェルが言うに、この時代には黒髪の種族がいるのだという。彼等は流浪の民族で、様々な国を渡り歩いている。そして黒髪にも関わらず魔力を持たない種族ということで、人々は黒髪をそこまで畏怖してないそうだ。
「でもね、黒い瞳は別だから。外へ出るときは、これを付けていくといいよ」
彼は扉の前に立たせていた護衛の騎士を呼び寄せ、ひとつの小さな箱を受け取った。
それをふたりを隔てるテーブルの上に置き、差し出してくる。
少女はそれをジッと見つめたまま、だが手には取らなかった。
ただ見つめているだけで反応のない少女に、クリストフェルは微苦笑を浮かべた。
「ハレス。それ、開けて差し上げて」
ハレス、と呼ばれた青年が、テーブルに置いた箱に手を伸ばす。
この時初めて、クリストフェルが連れてきた護衛が城で出会い、デュクスに吹き飛ばされた男であることに気が付いた。
「あら、ご機嫌よう」
座ったままハレスを見上げると、彼は無表情だった顔を少し引きつらせ、軽く会釈してくる。
「ああ! そういえば姉様はハレスがお気に入りだったね」
「――どうかしら」
一体なぜそうなるのかわからず、曖昧な返答をすると、クリストフェルは僅かに唇の端を上げ、新しいおもちゃを見つけた子供のような顔で続けた。
「なら、ハレスとそれをつけて城下に行っておいでよ。きっと楽しいから」
どうして? と尋ねる前に、箱を開けたハレスが少女の前にその中のものを差し出してくる。
「これは?」
「綺麗でしょう。黒曜石を砕いて糸にして編んだものだよ。魔力がこもっていて、それをつけていれば姉様の綺麗な瞳を気にする者はいなくなるはずだよ」
魔道具の一種らしく、認識阻害の魔力が込められているのだと、クリストフェルは言った。
「姉様は魔力が強すぎて髪や瞳の色を偽れないでしょう?」
魔力は万能ではない。
魔力の量は、髪はもちろん、瞳の色にも反映される。少女の瞳は漆黒だ。黒い絵の具にいくら色を足しても黒以外の色にはならないのと同じで、少女は自分の色を変えることができない。
一方、クリストフェルのように色のある者であれば、ある程度、魔力で色を変えることは可能だった。だがそれも制限があり、本来己が持っている根源の色は変わらない。
彼は紫色の瞳だから、それを構成する色を一つか二つを消せば、他の色になるだろう。
黒の次に紫という色は魔力が強いことを証明する色だ。
黒に匹敵する魔力の持ち主。それが紫を持つクリストフェルのような者なのである。
「こんな小細工をしても、意味はないでしょう。こんなもの魔力持ちであればすぐに見破れてしまう」
「あいにく、この国には魔力を持つ者はそう多くはないんだ。だから姿を偽るというのは大切だよ」
クリストフェルも、執務に飽きたときは自分の色を変え、城下に行ってサボっているのだという。
民たちはクリストフェルの顔を知らない。
歳を取らない皇帝など、恐ろしいだけなので、民衆の前には身代わりの者を立たせているのだという。
「僕がここ数百年、楽しく皇帝をし続けられるのは、姿を偽って民衆に混ざってるからだよ。だから姉様もきっと楽しめると思うよ」
「勝手に起こしておいて、よくそんなことが言えるわね」
少女は外に出ることを願っていたわけではなかった。無遠慮に起こされて、ここに連れて来られただけだ。
拒否する理由もなかったから大人しくしているだけで、何かを楽しもうとか、満喫したいわけではない。
そう主張すると、クリストフェルはクスクスと声を立てて笑った。
「そう言わないでよ。勝手に起こしたのは悪かったって思ってるけど、引き籠りの姉様のことはずっと気になってたんだ。やっと姉様を起こせる者も生まれたわけだし、今しかないって思って――」
「どういうこと?」
起こせる者、という言葉に少女は鋭く反応した。
だがクリストフェルはニコニコ笑ったまま、質問に答えようとしない。
「ちょっと喋り過ぎちゃったね。ハレスは置いて行くから、楽しんできなよ」
そしてクリストフェルはハレスへと視線を向けた。
「わかったね? ハレス」
「仰せの通りに」
胸元に手を当て、ハレスが頭を下げる。
騎士の返事に満足したのか、クリストフェルの姿がすぅ、と透けていく。
「待ちなさい!」
『じゃあね、姉様。今度は会いに来てね』
パチンッ、とウィンクをしたかと思えば、クリストフェルの姿は光りの中へと消えてしまった。
「…………」
追いかけても良かったが、少女ははぁ、と溜息を吐いてそうすることを止めた。
追いかけたところであの腹黒い少年が問いに答えるとは思えなかったからだ。
「レディ。どういたしますか?」
主に置いて行かれた形となったハレスが尋ねてくる。
「どうもこうも、あなたも帰っていいわよ」
「――陛下の命です。逆らうことができません」
「何かの魔力で強制されているなら、私が解いてあげましょうか?」
ちらりとハレスへ目をやると、彼はわずかに首を左右に振った。
「そういう類ではございません。私は陛下の騎士です。騎士は主である陛下の命に従うものです」
自らの意思でクリストフェルの命に従おうとしている、ということだ。
そういえば彼は目上の者への忠誠心が強い人間だった、と少女は思い出した。
(弁解もせず、あの人に殴り飛ばされていたものね……)
体格差があるのに、ハレスの巨体はデュクスによっていとも簡単に殴り飛ばされていた。ハレスは魔力を持たないのだろう。だから魔力持ちであるデュクスに力では敵わないのだ。
「まぁまぁ、お出かけですか? それではお召替えをしないといけませんね」
傍に控えていたローザが嬉々として声を上げた。
「え? 私はまだ行くとは……」
「街では黒いドレスは目立ちますからね、お嬢様に似合う、違う色のドレスを着て行きましょう」
「ちょっと、あなた……」
グイグイ、と腕を引く腰の曲がった老婆は、思いの外、力が強かった。
たたらを踏みそうになりながらも、半ば無理矢理引っ張られる。
「私は外でお待ちしております」
連れて行かれる少女を助けることなく、ハレスはそう言って、頭を下げていた。
ローザに濃いブルーのドレスを着せられた少女は、揺れる馬車の中にいた。
魔力を使えば一瞬で城下街まで行けるのに、ローザは街まで行く道すがらも素敵なのだと言って譲らず、少女は馬車に詰め込まれた。
デュクスの一方的で強引なところは、ローザに似たのかもしれない、とロドリゲスが微苦笑を浮かべていたが、彼もまた、魔力で街に行くよりゆっくり行った方が風情があるから、と少女を説得してきた。
街へと向かう馬車の中には少女だけだ。
ハレスは自分の馬に跨り、馬車の横を進んでいる。
「こんなことに付き合わされるなんて、あなたも大変ね」
外に居るハレスへと声を掛ける。
馬車の薄い板を隔てていたら彼へ届く声も聞こえないだろうが、今、少女はハレスにだけ聞こえる声で話しかけていた。
ハレスは驚いた顔で少女が乗る馬車を振り返り、少女と目が合うとすぐに視線を前へと戻した。
『突然、魔力を行使しないで頂きたい。私はこういう魔力の使い方には慣れていません』
馬車の外で喋るハレスの声が、脳に直接響いた。
たしかに、これは少し驚くだろう。
「あら、ごめんなさい。でもこの方が話しやすいでしょう?」
こういう魔力の使い方をしたのは初めてだ。できることは知っていたが、その対象となる人間がいなかった。
やっとその対象ができたのだから、使ってみようと思ったのだ。
「私みたいなのの御守りをするなんて、とんだ貧乏くじを引かせてしまって、これでも悪いことをしたと思っているのよ?」
『私はそうは思っておりません』
「別に良いのよ? 私、自分がどんな存在か、理解しているもの」
『私はレディとご一緒できる光栄を噛みしめております』
「その口調もそう。私が闇の魔女だとやっと認識しているから、言葉を改めているのではなくて?」
ハレスと初めて出会ったとき、もっと武骨な話し方をしていた。
礼儀はしっかりとしていたが、珍客の扱い方に戸惑っているようだった。それが、今はもう彼は少女を「そういう者」として認識している。
それがすべてだと、少女は僅かに目元を細めた。
『レディは我が皇帝陛下の姉君になられました。さすれば、我々は――』
「あくまでそうだと言いたいのであれば、もう良いわ」
きっとハレスは認めないだろう。
闇の魔女の機嫌を損ねることで、自分の命が危険に晒されるのだ。そうと知りながら、誰が本心を言うというのだろう。
何もしない、怒りもしない、だから本心を聞かせてほしい、だなんて言えなかったし、望んでもいない。
そんなこと、どうでも良いことだ。
ハレスにどう思われていようが、どう扱われようが、知ったことではない。
彼は強大な魔力を持つ酔狂な少年王の遊びに付き合わされている、哀れな人間でしかないのだから。
「それにしても……」
少女は、ハレスとの会話を止め、一人馬車の中、膝の上で握っていた黒いレースの目隠しを見下ろした。
クリストフェルから贈られたものだ。
本当にこれを付けなければならないのだろうか、と指でレースの生地を撫でてみる。
黒曜石をすりつぶしてできたその糸は、思っていたよりも柔らかく肌に馴染む。
強力な認識阻害の魔力は感じるが、魔力特有の禍々しさも感じない。
「とても綺麗ね……」
先日、デュクスに一方的につけられた腕輪同様、この魔道具の細工は無駄に凝っていた。
少女が知る時代では、魔道具はかなり簡素だった。
何度か少女の力を手に入れようと企んだ者たちが手にしていたのは、その用途が明らかな手枷や足枷、鎖などで、無駄な装飾は施されていなかったものだ。
「これも……」
レースの目隠しは膝の上に置き、少女は右腕に付けられた腕輪を指でなぞる。
こんなものすぐにでも壊せるがそうしないのは、その見目があまりにも見事だからだ。
実のところ、少女はこの腕輪が気に入っていた。
その用途を考えると今でも切ない気持ちにはなるが、デュクスに贈られたものだと思うと、もうしばらく付けていてもいいか、という気持ちになってしまったのだ。
(あの人は、花しかくれなかったものね……)
花はいつか枯れてしまう。
摘み取られた花の生は短いものだ。
少女にはその花の時を止めることも遅らせることもできなかった。
世界を滅ぼせる闇の魔女には、生きる者の生を終わらせることはできても、長引かせることはできないのである。
だが、終わりのあるものだからこそ、それは美しく咲き誇るものだ。
少女が人を傷つけないのも、そこにつながっていた。
自分が傷つく分にはすぐに治ってしまうからどうということはないが、人間は一度失われてしまえば取り戻せない。
そして少女にはそれを蘇らせてやることもできないのだ。
失ったら、それは永遠に失われる。
美しく咲く花であるなら、最期まで見届けなければ、と少女はそう考えていた。
だからこの腕輪も、いつか時が経って朽ち果てるまでこの腕に付けたままでも構わない、と。
腕に付けていることにまだ違和感のある腕輪だけれど、きっとそれが馴染んで身体の一部になった頃、これは壊れてしまうだろうから。
0
お気に入りに追加
271
あなたにおすすめの小説
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
愛のゆくえ【完結】
春の小径
恋愛
私、あなたが好きでした
ですが、告白した私にあなたは言いました
「妹にしか思えない」
私は幼馴染みと婚約しました
それなのに、あなたはなぜ今になって私にプロポーズするのですか?
☆12時30分より1時間更新
(6月1日0時30分 完結)
こう言う話はサクッと完結してから読みたいですよね?
……違う?
とりあえず13日後ではなく13時間で完結させてみました。
他社でも公開
人生を共にしてほしい、そう言った最愛の人は不倫をしました。
松茸
恋愛
どうか僕と人生を共にしてほしい。
そう言われてのぼせ上った私は、侯爵令息の彼との結婚に踏み切る。
しかし結婚して一年、彼は私を愛さず、別の女性と不倫をした。
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
「君の為の時間は取れない」と告げた旦那様の意図を私はちゃんと理解しています。
あおくん
恋愛
憧れの人であった旦那様は初夜が終わったあと私にこう告げた。
「君の為の時間は取れない」と。
それでも私は幸せだった。だから、旦那様を支えられるような妻になりたいと願った。
そして騎士団長でもある旦那様は次の日から家を空け、旦那様と入れ違いにやって来たのは旦那様の母親と見知らぬ女性。
旦那様の告げた「君の為の時間は取れない」という言葉はお二人には別の意味で伝わったようだ。
あなたは愛されていない。愛してもらうためには必要なことだと過度な労働を強いた結果、過労で倒れた私は記憶喪失になる。
そして帰ってきた旦那様は、全てを忘れていた私に困惑する。
※35〜37話くらいで終わります。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない
堀 和三盆
恋愛
一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。
信じられなかった。
母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。
そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。
日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる