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前世の記憶
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夜になり、シャーロットは見慣れた天井を見つめながら寝台の上で仰向けに横たわっていた。
結局、午後はシャーロットの集中力が途切れてしまい、授業はまた後日ということになってしまったのだ。
だが、それでよかった。
せっかくレオンが時間を割いて座学を教えてくれるのだ。それこそしっかり覚えなければ、少しずつ近づいた心の距離が離れてしまうだろう。
(前世では――こんなことなかったのになぁ……)
ふと、前世の生活を思い出す。
あまり鮮明ではないが、前世のシャーロットは男に対して本気になったことはなかった。二次元の世界に夢中ではあったが、三次元の男ともそれなりに付き合って来た。
一晩限りの相手を省けば、四人ほどと付き合っただろうか。
なんとなくそれらしい雰囲気になって、流れに任せて付き合って、結局破局する。それを繰り返していた頃は、男に対して何かをしたら嫌われるかも、という感情すらなかった。
別れを切り出すのはいつも男の方で、別れを告げられても、まったく傷つかなかった。
別にサバサバしていたわけではない。
単純に、相手に興味がなかったのだ。
男女の交際など、ちょっとデートをしてその後、ホテルに入ってやることを済ませるだけ。前世の彼女にとって男は性欲処理の道具であり、見目が整った相手であればアクセサリーのように連れて歩くだけの存在でしかなかった、と言ってしまえば、やはり前世も現世も、性格が悪い女なのだろう。
だからこそ、この世界の物語を読んだとき、シャーロットに同情した。完全に共感できるキャラクターだったのだ。
そのキャラクターに転生したのは、もはや何かの因果なのだろう。
昔、オカルト好きの前世の父も言っていた。
『創作された物語だとしても、人の想いが多く集まれば現実の世界として成立するかもしれない』
果たしてこの世界を描いたあの作品は、どれだけの人の想いを集めたのだろう。正直人気とは言い難く、ある一定層の人間しか読まないジャンルでもあったので、父の仮説が当てはまるのかも謎だ。
けれどこうして世界として成立し、シャーロットという人格として今の自分がいるため、あながち間違いではないのかもしれないが。
『この世界だって、記憶がないだけで誰かの創作した物語の中かもしれないぞ』
前世の父の言葉が脳裏によみがえる。
まだ小さかった前世のシャーロットは、そのとき「どうせ転生するなら魔法が使える世界が良かった」だと少し論点のズレた回答をしたものだ。
(――そういえば、あの時の願いは叶っちゃったわけだけど……)
前世は完全に現代日本だったが、現世では魔法のある西洋ファンタジーの世界だ。
モブだったとしても周囲にはやたらと顔面偏差値が高い人間ばかりで、シャーロットは顔面偏差値で言えばかなり上位に位置するだろう。
(そりゃ、理想のタイプの男もわんさかいるってもんだけどさぁ。レオン様にここまで気を取られるなんてなぁ~)
最初は本当に、そのイケボで罵ってもらえればよかったし、ワンナイトラブも望めるのであれば、一発ぶちこんでもらえたらそれで満足だった。
それがこの有様だ。
(レオン様の恋人になれたら、大切にしてもらえそうだなぁ……。ストイックそうだからあんまり相手はしてもらえなさそうだけど……)
もう少し早く生まれていればよかったのだろうか。
それこそ、あと五年早く生まれて、前妻よりも早く出会えていれば、何か変わっただろうか。
(また意味ないこと考えてるわ……。ぐちゃぐちゃ考えるより、さっさと私から襲っちゃえばいいんだよね。なんとかして朝まで一緒に居て、レオン様が寝てる隙に朝勃ちしてるアレを突っ込んじゃえば、あとはお互い気持ちよくなれば良いだけなんだから)
余計な感情は排除するべきだ。
なぜならば、シャーロットは悪役令嬢であり、嫌われ令嬢なのだ。
前世の自分も、相手の気持ちを考えて行動することを躊躇するなど、柄ではないはずだ。
(――なんで、キス、拒んじゃったんだろ……)
いけるタイミングがあれば、そのチャンスを逃してはいけなかった。どんなに嫌悪感と後悔に苛まれても、やってしまった方の勝ちだ。
(あのときキスしてれば、それこそそのままエッチに持ち込んで、これでもかってくらい中出ししてもらって……、それで――)
レオンとの子を孕んでしまえればよかったのに、と思いかけて、シャーロットは慌てて頭の中で膨らんだ妄想を振り払った。
(下手に子どもなんか作っちゃったら、その後の生活どうすんの。どうせ婚約破棄されたら家にも帰れないし、ひとりで生きていかなきゃいけないのに……)
それに未婚で子連れでは、いくら侯爵家の令嬢であったとしても、外聞を気にする他の貴族子息たちが娶ってくれるはずもない。身分に拘らなかったとしても、平民ですらそんなコブ付きの女は欲しがらない。
(あ~ぁ。やっぱり無条件であの変態鬼畜男の提案に乗るべきなのかな……。でもなぁ~マリアンヌのお守りとか生理的に無理なんだよなぁ……)
いくら絶世の美少女でも、相手に求められれば簡単に服を脱いでしまうような女の親友にはなれない。
前世のシャーロットも似たようなものではあったが、場所はちゃんと選んでいたし、複数の男と同時に――というのは絶対に受け付けなかった。
(いや……、気持ち良いことは好きだったし、そういうチャンスがあったら、やってたかもしれないけど――)
結局のところ、マリアンヌに対して思うのは、同族嫌悪のような感情なのだろう。そして人の婚約者を何の努力もせず奪った女に対する嫉妬もある。身体が作り変えられるくらい第一王子に愛され続けているのも癇に障る。
要は、マリアンヌが羨ましいから、彼女の傍にいると、劣等感しかないのだ。
(ほんと、性格悪いなぁ、私も……)
はぁ、と大きなため息を吐きつつ、シャーロットは制服のポケットに入れていた小さな蓋つきの容器を取り出した。
レオンからもらった傷薬だ。
(使っちゃうのは、ちょっと勿体ないなぁ……)
傷薬は当然ながら消耗品だ。
だが使わないで観賞用にするような品でもないが、大切にしたいという気持ちが溢れてしまう。
(――小学生みたいな恋愛、してるよなぁ~)
シャーロットの前世の時代では、小学生ですらもう少しマセていただろう。
「レオン様……」
誰もいない部屋で、傷薬に向かって愛しい人の名を呟くなど、とんだ乙女脳になったものだ。
たかが傷薬で、どうしてこんなに胸がときめいてしまうのだろう。
この恋に実りはなく、結局思い続けていても片思いでしかないのに、彼の顔を思い浮かべると胸がとくとくと甘く鼓動して幸せな気分にすらなってしまう。
(そうだな……。あの変態鬼畜男の要求を呑むなら、媚薬の一本くらい用意してもらおうかな。あの男、そういう薬とか道具なら腐るほど持ってるだろうし)
でも――と、また臆病なシャーロットが顔をのぞかせる。
(そんなもの使って一方的にエッチしちゃったら、百パーセント嫌われるだろうな……)
妙な言葉攻めの要求をして、自慰している姿まで見られてしまったが、それでもシャーロットをひとりの令嬢として扱ってくれるのは、それが彼の任務であり、彼にとってシャーロットが『害がない』存在だからだ。
(ザコ扱いされるくらいなら、いっそ敵視してもらえた方が、良かったかもしれないなぁ……)
そうすれば、甘い期待など抱かない。
期待してしまうから、戸惑いや躊躇い、そして悲しみが生まれる。嫌われることを、怖いと感じてしまうのだ。
「…………」
ころん、と寝返りを打ち、手に握りしめた小さな容器を胸元で抱きしめる。そのままシャーロットは身体を小さく縮こませて目を閉じた。
一人きりの夜など、今まで多く過ごしてきたのになぜだろう。
無性に、泣きたい気分だった。
結局、午後はシャーロットの集中力が途切れてしまい、授業はまた後日ということになってしまったのだ。
だが、それでよかった。
せっかくレオンが時間を割いて座学を教えてくれるのだ。それこそしっかり覚えなければ、少しずつ近づいた心の距離が離れてしまうだろう。
(前世では――こんなことなかったのになぁ……)
ふと、前世の生活を思い出す。
あまり鮮明ではないが、前世のシャーロットは男に対して本気になったことはなかった。二次元の世界に夢中ではあったが、三次元の男ともそれなりに付き合って来た。
一晩限りの相手を省けば、四人ほどと付き合っただろうか。
なんとなくそれらしい雰囲気になって、流れに任せて付き合って、結局破局する。それを繰り返していた頃は、男に対して何かをしたら嫌われるかも、という感情すらなかった。
別れを切り出すのはいつも男の方で、別れを告げられても、まったく傷つかなかった。
別にサバサバしていたわけではない。
単純に、相手に興味がなかったのだ。
男女の交際など、ちょっとデートをしてその後、ホテルに入ってやることを済ませるだけ。前世の彼女にとって男は性欲処理の道具であり、見目が整った相手であればアクセサリーのように連れて歩くだけの存在でしかなかった、と言ってしまえば、やはり前世も現世も、性格が悪い女なのだろう。
だからこそ、この世界の物語を読んだとき、シャーロットに同情した。完全に共感できるキャラクターだったのだ。
そのキャラクターに転生したのは、もはや何かの因果なのだろう。
昔、オカルト好きの前世の父も言っていた。
『創作された物語だとしても、人の想いが多く集まれば現実の世界として成立するかもしれない』
果たしてこの世界を描いたあの作品は、どれだけの人の想いを集めたのだろう。正直人気とは言い難く、ある一定層の人間しか読まないジャンルでもあったので、父の仮説が当てはまるのかも謎だ。
けれどこうして世界として成立し、シャーロットという人格として今の自分がいるため、あながち間違いではないのかもしれないが。
『この世界だって、記憶がないだけで誰かの創作した物語の中かもしれないぞ』
前世の父の言葉が脳裏によみがえる。
まだ小さかった前世のシャーロットは、そのとき「どうせ転生するなら魔法が使える世界が良かった」だと少し論点のズレた回答をしたものだ。
(――そういえば、あの時の願いは叶っちゃったわけだけど……)
前世は完全に現代日本だったが、現世では魔法のある西洋ファンタジーの世界だ。
モブだったとしても周囲にはやたらと顔面偏差値が高い人間ばかりで、シャーロットは顔面偏差値で言えばかなり上位に位置するだろう。
(そりゃ、理想のタイプの男もわんさかいるってもんだけどさぁ。レオン様にここまで気を取られるなんてなぁ~)
最初は本当に、そのイケボで罵ってもらえればよかったし、ワンナイトラブも望めるのであれば、一発ぶちこんでもらえたらそれで満足だった。
それがこの有様だ。
(レオン様の恋人になれたら、大切にしてもらえそうだなぁ……。ストイックそうだからあんまり相手はしてもらえなさそうだけど……)
もう少し早く生まれていればよかったのだろうか。
それこそ、あと五年早く生まれて、前妻よりも早く出会えていれば、何か変わっただろうか。
(また意味ないこと考えてるわ……。ぐちゃぐちゃ考えるより、さっさと私から襲っちゃえばいいんだよね。なんとかして朝まで一緒に居て、レオン様が寝てる隙に朝勃ちしてるアレを突っ込んじゃえば、あとはお互い気持ちよくなれば良いだけなんだから)
余計な感情は排除するべきだ。
なぜならば、シャーロットは悪役令嬢であり、嫌われ令嬢なのだ。
前世の自分も、相手の気持ちを考えて行動することを躊躇するなど、柄ではないはずだ。
(――なんで、キス、拒んじゃったんだろ……)
いけるタイミングがあれば、そのチャンスを逃してはいけなかった。どんなに嫌悪感と後悔に苛まれても、やってしまった方の勝ちだ。
(あのときキスしてれば、それこそそのままエッチに持ち込んで、これでもかってくらい中出ししてもらって……、それで――)
レオンとの子を孕んでしまえればよかったのに、と思いかけて、シャーロットは慌てて頭の中で膨らんだ妄想を振り払った。
(下手に子どもなんか作っちゃったら、その後の生活どうすんの。どうせ婚約破棄されたら家にも帰れないし、ひとりで生きていかなきゃいけないのに……)
それに未婚で子連れでは、いくら侯爵家の令嬢であったとしても、外聞を気にする他の貴族子息たちが娶ってくれるはずもない。身分に拘らなかったとしても、平民ですらそんなコブ付きの女は欲しがらない。
(あ~ぁ。やっぱり無条件であの変態鬼畜男の提案に乗るべきなのかな……。でもなぁ~マリアンヌのお守りとか生理的に無理なんだよなぁ……)
いくら絶世の美少女でも、相手に求められれば簡単に服を脱いでしまうような女の親友にはなれない。
前世のシャーロットも似たようなものではあったが、場所はちゃんと選んでいたし、複数の男と同時に――というのは絶対に受け付けなかった。
(いや……、気持ち良いことは好きだったし、そういうチャンスがあったら、やってたかもしれないけど――)
結局のところ、マリアンヌに対して思うのは、同族嫌悪のような感情なのだろう。そして人の婚約者を何の努力もせず奪った女に対する嫉妬もある。身体が作り変えられるくらい第一王子に愛され続けているのも癇に障る。
要は、マリアンヌが羨ましいから、彼女の傍にいると、劣等感しかないのだ。
(ほんと、性格悪いなぁ、私も……)
はぁ、と大きなため息を吐きつつ、シャーロットは制服のポケットに入れていた小さな蓋つきの容器を取り出した。
レオンからもらった傷薬だ。
(使っちゃうのは、ちょっと勿体ないなぁ……)
傷薬は当然ながら消耗品だ。
だが使わないで観賞用にするような品でもないが、大切にしたいという気持ちが溢れてしまう。
(――小学生みたいな恋愛、してるよなぁ~)
シャーロットの前世の時代では、小学生ですらもう少しマセていただろう。
「レオン様……」
誰もいない部屋で、傷薬に向かって愛しい人の名を呟くなど、とんだ乙女脳になったものだ。
たかが傷薬で、どうしてこんなに胸がときめいてしまうのだろう。
この恋に実りはなく、結局思い続けていても片思いでしかないのに、彼の顔を思い浮かべると胸がとくとくと甘く鼓動して幸せな気分にすらなってしまう。
(そうだな……。あの変態鬼畜男の要求を呑むなら、媚薬の一本くらい用意してもらおうかな。あの男、そういう薬とか道具なら腐るほど持ってるだろうし)
でも――と、また臆病なシャーロットが顔をのぞかせる。
(そんなもの使って一方的にエッチしちゃったら、百パーセント嫌われるだろうな……)
妙な言葉攻めの要求をして、自慰している姿まで見られてしまったが、それでもシャーロットをひとりの令嬢として扱ってくれるのは、それが彼の任務であり、彼にとってシャーロットが『害がない』存在だからだ。
(ザコ扱いされるくらいなら、いっそ敵視してもらえた方が、良かったかもしれないなぁ……)
そうすれば、甘い期待など抱かない。
期待してしまうから、戸惑いや躊躇い、そして悲しみが生まれる。嫌われることを、怖いと感じてしまうのだ。
「…………」
ころん、と寝返りを打ち、手に握りしめた小さな容器を胸元で抱きしめる。そのままシャーロットは身体を小さく縮こませて目を閉じた。
一人きりの夜など、今まで多く過ごしてきたのになぜだろう。
無性に、泣きたい気分だった。
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