【完結】柔道の先生 R_18

31アイスクリーム

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第二章 もう1人の顧問 玉井先生

7.溺れそうな匂い

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 小学5年生になって、学校生活が楽しくもあり、春の陽気にちょっとドキドキする。

 放課後、友達の牧野君が「ゲームしよ!」って誘ってきたけど、僕は「柔道行くから」って断った。

 道場に行くと、いつも通り玉井先生が指導してた。
 この日、稽古が終わって、みんなが帰る中、玉井先生が「鈴木、ちょっと残れ」と僕を呼んだ。

「え、鈴木まだやるのー?」
 へとへとになってる山田君は呆れた声で呟いた。

「うん、柔道楽しいもん!」
「まじか...俺は帰ってゲームせねばならない!」
「勉強じゃなくて?」

 山田が笑ってチョップを繰り出した。
「その言葉を口にするでない!さらば!」
「あはは、バイバイ~!」

 柔道も好きだけど。

 みんなが帰ったのを確認したあと、玉井先生が道場の隅で待っててくれた。
 はだけた胴着から厚い胸板と、男らしい胸毛がのぞいていた。

「ほら鈴木、こいよ」
「うん...」

 僕は先生の大きい懐に潜り込んだ瞬間、先生の汗のにおいに包まれる。
 もうこの時間が毎日待ち遠しくてたまらない。
 玉井先生が「今日の動き、良かったぞ」って笑って、ぎゅっと抱きしめてくれた。

 玉井先生の温かい体と汗のにおいがとても好きだった。
「お前、ずいぶん体が大きくなったな」

 玉井先生が耳元で囁く。
 低い声と温かい吐息が耳に当たって、胸がドキドキした。

 大きな手が胴着の隙間から入ってきて、僕の汗ばんだ胸をゆっくり揉んで、もう一方の指で僕の硬くなったチンポを胴着の上からこする。

 先生の指がチンポをなぞるたび、電気が走るような快感が突き抜けた。
「あ、すごい...」

 気持ちいい...。

 もう何度目かわからない。
 毎日のように先生にイかされる。
 玉井先生に包まれる度、この電気が走るような気持ちよさと汗の匂いで胸がいっぱいになる。

「こんなに成長しちまって...たまんねぇよ」
 玉井先生の不精髭が口元にあたってドキッとする。
 僕はキスをしたことがなかった。

 でも、玉井先生となら、したいと思って、期待で口が自然と半開きになった。
 先生の唇が近づくたび、初めてのキスがどんな味か想像してしまう。

 僕は少し先生の口に、自分の口を近づけた。

「ん?鈴木?どうした...?」

 先生の吐息が唇に触れそうになった瞬間、心臓が止まりそうだった。

 僕に気づいた先生の唇がわずかに開く。
 濡れた音が響いた瞬間、僕の体が吸い込まれるように前のめりになった。
 








 ...カラ




















 ガタン!!



 道場の入り口で音がした。
 僕はビクッとして音のした方を見ると、そこには山谷先生が立ってるのが見えた。
 とても冷たい視線を感じる。
 体全体の血の気がスーッと引いた。
 

「...一体何を、してるんだ、玉井」
 僕が立ちあがろうとすると、すぐに玉井先生が引き留めた。
 
「見てわかるだろ?指導だが?」
 玉井先生が淡々と澄まして言った。

「指導だと?ふざけてんのか?」
 山谷先生が声を荒げた。

 僕は恐怖で玉井先生の胴着をギュッと掴んだ。

 玉井先生の腕が一瞬強張ったけど、すぐに僕を守るように胸の中に強く引き寄せた。

「お前には関係ないだろ?どっかいけよ」
「いい加減にしろ!!!」
 雷が落ちたかのように柔道場全体の空気がひりついた。

「せ、先生、僕...」
 体が固まってとても小さい声しか出せなかった。
 どうしたらいいかわからない。

 心臓が押しつぶされそうになって、寒くもないのに急に体がガタガタ震える。
 玉井先生の抱きしめる力が強くなった。

「ちっ、見てわかんねぇのか!?てめぇのせいで鈴木が怖がってんだよ!!」
 柔道場に玉井先生の怒号が響いた。
 急に恐怖で涙が溢れた。
 
「ご、ごめんなさいっ、ごめんなさい...」
 もう怒られたくない。怖い。
 嫌わないで。許して。
 色んな感情でパンクしそうだった。

「鈴木、大丈夫だ、落ち着け...」
 玉井先生の声が急に柔らかくなった。
 静かな優しい声が耳元に囁いた瞬間、涙が止まらなくなった。


「...これは許されることじゃないぞ、玉井」


 怒りを秘めたような声だった。
 山谷先生が背中を向け、闇に溶けるように立ち去った。
 あの厳しい声と冷たい目が頭に浮かんで、昔みたいに怖くなった。

「もう大丈夫だ、気にすんなよ鈴木...」
「う、うぇっ、玉井先生ぇ~...」
 僕の震えが止まるまで、玉井先生が僕の背中を撫でてくれていた。
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