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貴族編
第52話 犯れるかもランキング
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「な、なななんななぁ」と僕は声を上げた。
それもそのはずだ。
トラエルさんの結界によって封印されているこのシュッサク城においてそれはありえないはずだ。
庭に、魔獣が跋扈しているのだ。
「なにかございましたか、旦那様」と声をかけてきたリィナが「ひゃあん」と嬌声をあげる。
どうした!と思いリィナのほうに振り返れば、
「また垂れってきちゃった・・・・・・」
見れば太ももにつぅーと聖液が垂れている。
どこからかは聞くまでもない。
僕は、ハンカチで太ももを拭いているリィナにあれ!と指を指した。
僕の指先に視線を追うようにリィナが窓の外を見る。
僕が指した先、正門のある庭先にゴリラが両手をつきながら歩いていた。
体に布だろうかを巻き付け、ローブのようにしている。
野生のゴリラ(そんなものこの世界にいるかは分からないが)があのようなことはしないだろう。
つまり服?を着る程度の知能がある魔物ということだ。
どちらにしても危険だ。
ベレーザ達にいって対処しないと。
「ああ、あれは例の守衛ですね。ご安心を旦那様。あれはベレーザ様が管轄している門番の魔獣です」
門番の魔獣?
そう言われてみれば、ゴリラの魔獣を見ると別に暴れている様子もなく静かに庭を歩き回っているだけだ。
近くの植木を手入れしている使用人らしきものの姿も見えるが、別に襲われてもいない。
そうか、よかったと僕は胸をなでおろした。
「ほかにも、西門に虎の魔獣、東門に馬の魔獣がいるといっておりましたね。私も虎は見かけましたが馬は見てないんですよね~」
ちょっこんと窓枠に手をかけてのぞき込んでいるリィナ。
リィナは僕よりも背が低いので自然と胸があいたメイド服は谷間を惜しげもなく見せてくれる。
1発ずつぶち込んだばかりだが、今度はオッパイでご奉仕でもしてもらおうかななんて考えてしまう。
コンコンコンと扉がノックされた。
ルィナが戻ってきたのかもしれない。
「ルィナです。入ってもよろしいでしょうか?」
と案の定そうだった。
僕は頷くと「いいわよ、ルィナ」とリィナが答えた。
「失礼致します」とルィナが紙の束を抱えて戻ってきた。
どうやら僕が頼んだものは手に入ったようだ。
「こちらです、旦那様」
並べられる紙の束は、雇用名簿と城の見取り図だ。
ベレーザのところに行って取ってきてもらったのだ、城主としてこれぐらい知っておかないとな。
これからのためにもなぁ、くっくくく。
僕は机に置かれた紙の束を手に取る。
・・・・・・うん、なるほど分からん!
そういえば僕は字が読めないんだったな。
「ルィナは、調子はどう?」
「ああ、問題ないよ。その初めてした日は股が痛くて動けないと聞いていたんだが、痛いどころか体が芯から当たたくて調子がいいくらいだ」
「ルィナもなの? 実は私もそうなの」
まぁそれは僕が射聖液のスキルを使ったからな。
二人には痛いよりも気持ちよくなってもらわないとね。
僕は二人に銘じて名前を読み上げてもらいつつ、どういう仕事をしている人か聞かせてもらうことにした。
「はい、城主として使用人を知っておくのもいいことかと思います」
「こんな些末なことを気にしてられるのも平穏なうちだけだしな」
と頷く浸りに、僕は核心をつく。
それともう一つと、
「「―――――っ」」
それに二人は茫然と口を開いて驚いている。
僕は両手を組んで机の上に乗せて、某アニメの司令官のように「全ては僕のシナリオ通りに」と告げる。
静寂が僕の執務室を包む。
荒唐無稽な計画いやそれは計画ですらないただの野望だ。
それに何かを返そうとリィナが口を開くが何を言っていいのか分からないのか口をパクパクとさせては閉じている。
「・・・・・・全く。これほどとは、」と意外にも先に口を開いたのはルィナのほうだった。
片手で頭を抱えるように、顔を抑えてはいるが。
「まぁ私もその、色仕掛けで従者にしてもらったからにはそれなりの覚悟をしていたがな」
「ええっ、ほんと。まさか」
「「この城全員を、ハーレムにしたいなんて」」
二人はハモリ、あきれたように顔を見合わせていた。
だが僕は気にしない。
むしろ、このハーレム城計画のために、使用人を全員女にするという方針を貫いたのだ。
邪魔する男などいらんのだ!ふんっと鼻息をならす。
「それで、ええっっとその」
「私たちのほかに犯れそうな使用人だったか」
「ルィナ、もう少し言葉を、」
「何を言ってるんだ。リィナ、ここに来て濁すこともあるまい。この旦那様の野望を知ってしまったからには」
「そうだけど」
腕を組んで何やら覚悟を決めたルィナと、いつもはしっかりしているリィナが逆にオドオドしている。
そんないつもとは違う二人と共に、話を進め、僕は犯れるかもランキングを作ることにした。
せっせとペンを走らせる。このインクを付けるのが難しいな、飛び散るし滲む。
まずは名前を読み上げてもらい、どんな仕事をしているのか聞いていく。
それを聞きながら僕はリストを読めるように書き進めていく。
「見たことない文字だな、古代語か?」とルィナがのぞき込んでくる。
「・・・・・・なるほど暗号というわけですね。確かに誰かに見られるのはまずいですものね」
「確かに、自分がFランクとか付けられていたら少し嫌な気分だもな」と眉根を寄せている。
ふっ、僕はただ母国語つまり日本語、まぁカタカナなんだけどを書いてるだけだけどな。
まずルール作り。
ランクの括りを簡単に決める。
最高ランクは、S(一番犯れない)~F(いつでも犯れる)みたいな感じでいいだろう。
Fはちなみにフリーという意味でケツにした。だから正直EとかDの違いはそんなにない気分だな。
まぁどちらにしてもまだ情報がなさすぎて暫定でしかない。
「まずはメイド長のベレーザさんですが、まず無理かと」
「ああっ、そういうのは厳しそうだものな」
二人の評価は妥当だ。
メイド長のベレーザは、文句なくSランクだろうなと僕も思う。
なにせドスケベメイド服すら着用を拒否し、僕にメイドは娼婦ではありませんと言い放ち、何人かのメイドはベレーザに追随してオードソックスなメイド服を着ているぐらいだ。
「次は従者の方々ですが、ラフィさんはベレーザさん同様に難しいかと」
「それにアーネさんとエストアさんもだな。メイド服もオードソックスだし、エストアさんなんて男が嫌いだと言ってた気がするぞ」
ふむふむ、確かにあの二人は見るからに堅そうだ。
それに来ている制服によって攻略難度が変わってくるという発想はいいな。
ドスケベメイド服を着ているということは、それだけオープンであるということだ。
オードソックスなほうを着てればそれだけガードが固いということでもある。
「そういう意味では従者としては私たちを覗けば、一番その・・・・・・できそうなのは、」
「ビケットさんだな、シホリンさんは・・・・・・よく分からん」
ビケット・・・・・・レナールの従者であの犬耳か。
「ああ、あと庭師のエマニュエルさんは、お金に困っているといったような」
なるほどそんな感じで僕はリィナとルィナと共にあれこれ話しながらランキングを作っていった。
暫定だがこんな感じだ。
Sランク
ー ローザ(トラエルの奴隷)、ベレーザ(メイド長)、ラフィ(従者)、エストア(従者)、
Aランク
ー アーネ(従者)、シホリン(従者)、パレス(料理長)
Bランク
ー ニィ(キッチンメイド)、ルルーム(キッチンメイド)、
一般メイド達(オードソックス制服)10名{エマ(ハウスメイド)、ウィロー(ハウスメイド)、ジェシカ(ハウスメイド)、ロージィー(ハウスメイド)、レクシー(ハウスメイド)、ライラ(ハウスメイド)、ノウェン(ハウスメイド)、ハンナ(ハウスメイド)、フェデルマ(ハウスメイド)、サマー(ハウスメイド)}
Cランク
ー ビケット(従者)
Dランク
ー 一般メイド達(ドスケベメイド服)10名{クララ(ハウスメイド)、ハイディ(ハウスメイド)、グレーシア(ハウスメイド)、ポピー(ハウスメイド)、ボリディ(ハウスメイド)、ペネロペ(ハウスメイド)、ゾーイ(ハウスメイド)、クレア(ハウスメイド)、ココ(ハウスメイド)、シエル(ハウスメイド)}
Eランク
ー エマニュエル(庭師)
Fランク
〇 シオン、リル、レナール、シルフィー、リィナ、ルィナ
ー シュル(隷奴)
シュルていうのは、何でもご飯と寝どこだけ与えておけば働く奴隷と似て非なるものらしい。
まぁ首輪があるかないかの差だろ。
Bランクのメイドは、オードソックスメイド服のお堅い娘たち、Dランクはドスケベメイド服の積極的な娘たちだ。
ーはまだやっていないという意味だ。
くっくく、全員〇にしてやるぜ。
手始めにどうしようか、
すぐにやれそうなFランクのシュルか、Eランクのエマニュエルあたりからかな。
ビケットに関しては、レナールから情報を引きだそう。
交渉、脅迫、なんでもいい。
僕のハーレムの一員になってもらえるのならなんでもな、くっくくく。
シュルは、ベレーザさん管轄の隷奴だ。
人のものを勝手に犯るのはいけないな、リィナとルィナにベレーザに探りを入れるように指示を出し。
お金に困っているというエマニュエルの話を詳しく聞く。
問題はどうお金に困っているかだ。
借金か、ギャンブルか、それとも浪費家か?
聞けばどれも違った。
「エマニュエルさんだが、お子さんが3人いるらしい」
まじかよ。
「だけど旦那さんが先の戦で戦死されたとのことです」
ほぅ、未亡人というやつか。
人妻NTRか、・・・・・・JK物ほうが好きな僕にとってはそこまで食指が動くものではないが、まぁ物は試しだ。
切り口は分かった、女で一つで子供3人を育てるのは大変だろうということか。
ふむふむ。だが、生活出来ているのなら脅しには弱いか。
「で、ど、どうおおおおかね?」
僕のカミカミの言葉を理解してくれているのかリィナははいと答えてくれた。
「なんでもお金が足りずに、一番下の子ども以外の二人は育てきれずに孤児院に預けているらしいです。少ないですが多少の仕送りもしていると」
なんと、そういうことかと僕は頷く。
「はい、月に一度は顔を出すようにしているらしいです。なので魔法陣の使用の許可をベレーザさんに取っているところを見ました」
「嫌に詳しいな、リィナ」とルィナが不思議そうに聞く。
そう、それは思った。
同僚とはいえそこまで込み入った話をするだろうか。
実はリィナは相当の人たらしとか?!
「実は面談の際、聞こえてきてしまったのです。面接官の、その時はベレーザさんでしたが、城勤務とはいえ、開拓地の危険地帯に来るわけだが逃げたりしないかと」
「それは私たちも聞かれたな」とルィナが頷く。
そんな質問をしていたのか。
確かに、今はトラエルさんの絶対結界があって安全だけど、半年、いやもう後5か月ごにはどうなるか分からないからな。
ちょっと鬱な気分になるのを頭をふって、追い出す。
まずは目の前の人妻攻略が先だ。
「その時に、預けている子供と一緒に暮らすためにも逃げすようなことはないと答えておりました」
なるほど、そういうことか。
つまり、
「子供と暮らすほどの給金や支援をすれば・・・・・・ということか」と僕の結論をルィナが口にする。
ニチャァアアとした笑みが零れてしまう。
「くっ、私はなんで自然と、こんな同僚を売るような考えを口にしてるんだ」とルィナが頭を抱えている。
ふんっ、ルィナよ。
今は罪悪感に苛まれているようだが、そのうちそれが普通になるぞ。
これからどんどんこうしていくのだから。
それにそう悪いことでもあるまい?
なにせ家族仲良く暮らせてあげようというのだから。
それから細かい計画、色々なプレイの妄想に夢と希望と股間を膨らませながら、リィナとルィナと話し、午前中はあっという間に過ぎていった。
お昼、シオンと約束した時間なった。
さてシオンは僕に何の用なのかな。
ついでに午後はシオンとイチャイチャして過ごそう。
そのためには栄養補給だ!と僕は食堂に歩を進めた。
それもそのはずだ。
トラエルさんの結界によって封印されているこのシュッサク城においてそれはありえないはずだ。
庭に、魔獣が跋扈しているのだ。
「なにかございましたか、旦那様」と声をかけてきたリィナが「ひゃあん」と嬌声をあげる。
どうした!と思いリィナのほうに振り返れば、
「また垂れってきちゃった・・・・・・」
見れば太ももにつぅーと聖液が垂れている。
どこからかは聞くまでもない。
僕は、ハンカチで太ももを拭いているリィナにあれ!と指を指した。
僕の指先に視線を追うようにリィナが窓の外を見る。
僕が指した先、正門のある庭先にゴリラが両手をつきながら歩いていた。
体に布だろうかを巻き付け、ローブのようにしている。
野生のゴリラ(そんなものこの世界にいるかは分からないが)があのようなことはしないだろう。
つまり服?を着る程度の知能がある魔物ということだ。
どちらにしても危険だ。
ベレーザ達にいって対処しないと。
「ああ、あれは例の守衛ですね。ご安心を旦那様。あれはベレーザ様が管轄している門番の魔獣です」
門番の魔獣?
そう言われてみれば、ゴリラの魔獣を見ると別に暴れている様子もなく静かに庭を歩き回っているだけだ。
近くの植木を手入れしている使用人らしきものの姿も見えるが、別に襲われてもいない。
そうか、よかったと僕は胸をなでおろした。
「ほかにも、西門に虎の魔獣、東門に馬の魔獣がいるといっておりましたね。私も虎は見かけましたが馬は見てないんですよね~」
ちょっこんと窓枠に手をかけてのぞき込んでいるリィナ。
リィナは僕よりも背が低いので自然と胸があいたメイド服は谷間を惜しげもなく見せてくれる。
1発ずつぶち込んだばかりだが、今度はオッパイでご奉仕でもしてもらおうかななんて考えてしまう。
コンコンコンと扉がノックされた。
ルィナが戻ってきたのかもしれない。
「ルィナです。入ってもよろしいでしょうか?」
と案の定そうだった。
僕は頷くと「いいわよ、ルィナ」とリィナが答えた。
「失礼致します」とルィナが紙の束を抱えて戻ってきた。
どうやら僕が頼んだものは手に入ったようだ。
「こちらです、旦那様」
並べられる紙の束は、雇用名簿と城の見取り図だ。
ベレーザのところに行って取ってきてもらったのだ、城主としてこれぐらい知っておかないとな。
これからのためにもなぁ、くっくくく。
僕は机に置かれた紙の束を手に取る。
・・・・・・うん、なるほど分からん!
そういえば僕は字が読めないんだったな。
「ルィナは、調子はどう?」
「ああ、問題ないよ。その初めてした日は股が痛くて動けないと聞いていたんだが、痛いどころか体が芯から当たたくて調子がいいくらいだ」
「ルィナもなの? 実は私もそうなの」
まぁそれは僕が射聖液のスキルを使ったからな。
二人には痛いよりも気持ちよくなってもらわないとね。
僕は二人に銘じて名前を読み上げてもらいつつ、どういう仕事をしている人か聞かせてもらうことにした。
「はい、城主として使用人を知っておくのもいいことかと思います」
「こんな些末なことを気にしてられるのも平穏なうちだけだしな」
と頷く浸りに、僕は核心をつく。
それともう一つと、
「「―――――っ」」
それに二人は茫然と口を開いて驚いている。
僕は両手を組んで机の上に乗せて、某アニメの司令官のように「全ては僕のシナリオ通りに」と告げる。
静寂が僕の執務室を包む。
荒唐無稽な計画いやそれは計画ですらないただの野望だ。
それに何かを返そうとリィナが口を開くが何を言っていいのか分からないのか口をパクパクとさせては閉じている。
「・・・・・・全く。これほどとは、」と意外にも先に口を開いたのはルィナのほうだった。
片手で頭を抱えるように、顔を抑えてはいるが。
「まぁ私もその、色仕掛けで従者にしてもらったからにはそれなりの覚悟をしていたがな」
「ええっ、ほんと。まさか」
「「この城全員を、ハーレムにしたいなんて」」
二人はハモリ、あきれたように顔を見合わせていた。
だが僕は気にしない。
むしろ、このハーレム城計画のために、使用人を全員女にするという方針を貫いたのだ。
邪魔する男などいらんのだ!ふんっと鼻息をならす。
「それで、ええっっとその」
「私たちのほかに犯れそうな使用人だったか」
「ルィナ、もう少し言葉を、」
「何を言ってるんだ。リィナ、ここに来て濁すこともあるまい。この旦那様の野望を知ってしまったからには」
「そうだけど」
腕を組んで何やら覚悟を決めたルィナと、いつもはしっかりしているリィナが逆にオドオドしている。
そんないつもとは違う二人と共に、話を進め、僕は犯れるかもランキングを作ることにした。
せっせとペンを走らせる。このインクを付けるのが難しいな、飛び散るし滲む。
まずは名前を読み上げてもらい、どんな仕事をしているのか聞いていく。
それを聞きながら僕はリストを読めるように書き進めていく。
「見たことない文字だな、古代語か?」とルィナがのぞき込んでくる。
「・・・・・・なるほど暗号というわけですね。確かに誰かに見られるのはまずいですものね」
「確かに、自分がFランクとか付けられていたら少し嫌な気分だもな」と眉根を寄せている。
ふっ、僕はただ母国語つまり日本語、まぁカタカナなんだけどを書いてるだけだけどな。
まずルール作り。
ランクの括りを簡単に決める。
最高ランクは、S(一番犯れない)~F(いつでも犯れる)みたいな感じでいいだろう。
Fはちなみにフリーという意味でケツにした。だから正直EとかDの違いはそんなにない気分だな。
まぁどちらにしてもまだ情報がなさすぎて暫定でしかない。
「まずはメイド長のベレーザさんですが、まず無理かと」
「ああっ、そういうのは厳しそうだものな」
二人の評価は妥当だ。
メイド長のベレーザは、文句なくSランクだろうなと僕も思う。
なにせドスケベメイド服すら着用を拒否し、僕にメイドは娼婦ではありませんと言い放ち、何人かのメイドはベレーザに追随してオードソックスなメイド服を着ているぐらいだ。
「次は従者の方々ですが、ラフィさんはベレーザさん同様に難しいかと」
「それにアーネさんとエストアさんもだな。メイド服もオードソックスだし、エストアさんなんて男が嫌いだと言ってた気がするぞ」
ふむふむ、確かにあの二人は見るからに堅そうだ。
それに来ている制服によって攻略難度が変わってくるという発想はいいな。
ドスケベメイド服を着ているということは、それだけオープンであるということだ。
オードソックスなほうを着てればそれだけガードが固いということでもある。
「そういう意味では従者としては私たちを覗けば、一番その・・・・・・できそうなのは、」
「ビケットさんだな、シホリンさんは・・・・・・よく分からん」
ビケット・・・・・・レナールの従者であの犬耳か。
「ああ、あと庭師のエマニュエルさんは、お金に困っているといったような」
なるほどそんな感じで僕はリィナとルィナと共にあれこれ話しながらランキングを作っていった。
暫定だがこんな感じだ。
Sランク
ー ローザ(トラエルの奴隷)、ベレーザ(メイド長)、ラフィ(従者)、エストア(従者)、
Aランク
ー アーネ(従者)、シホリン(従者)、パレス(料理長)
Bランク
ー ニィ(キッチンメイド)、ルルーム(キッチンメイド)、
一般メイド達(オードソックス制服)10名{エマ(ハウスメイド)、ウィロー(ハウスメイド)、ジェシカ(ハウスメイド)、ロージィー(ハウスメイド)、レクシー(ハウスメイド)、ライラ(ハウスメイド)、ノウェン(ハウスメイド)、ハンナ(ハウスメイド)、フェデルマ(ハウスメイド)、サマー(ハウスメイド)}
Cランク
ー ビケット(従者)
Dランク
ー 一般メイド達(ドスケベメイド服)10名{クララ(ハウスメイド)、ハイディ(ハウスメイド)、グレーシア(ハウスメイド)、ポピー(ハウスメイド)、ボリディ(ハウスメイド)、ペネロペ(ハウスメイド)、ゾーイ(ハウスメイド)、クレア(ハウスメイド)、ココ(ハウスメイド)、シエル(ハウスメイド)}
Eランク
ー エマニュエル(庭師)
Fランク
〇 シオン、リル、レナール、シルフィー、リィナ、ルィナ
ー シュル(隷奴)
シュルていうのは、何でもご飯と寝どこだけ与えておけば働く奴隷と似て非なるものらしい。
まぁ首輪があるかないかの差だろ。
Bランクのメイドは、オードソックスメイド服のお堅い娘たち、Dランクはドスケベメイド服の積極的な娘たちだ。
ーはまだやっていないという意味だ。
くっくく、全員〇にしてやるぜ。
手始めにどうしようか、
すぐにやれそうなFランクのシュルか、Eランクのエマニュエルあたりからかな。
ビケットに関しては、レナールから情報を引きだそう。
交渉、脅迫、なんでもいい。
僕のハーレムの一員になってもらえるのならなんでもな、くっくくく。
シュルは、ベレーザさん管轄の隷奴だ。
人のものを勝手に犯るのはいけないな、リィナとルィナにベレーザに探りを入れるように指示を出し。
お金に困っているというエマニュエルの話を詳しく聞く。
問題はどうお金に困っているかだ。
借金か、ギャンブルか、それとも浪費家か?
聞けばどれも違った。
「エマニュエルさんだが、お子さんが3人いるらしい」
まじかよ。
「だけど旦那さんが先の戦で戦死されたとのことです」
ほぅ、未亡人というやつか。
人妻NTRか、・・・・・・JK物ほうが好きな僕にとってはそこまで食指が動くものではないが、まぁ物は試しだ。
切り口は分かった、女で一つで子供3人を育てるのは大変だろうということか。
ふむふむ。だが、生活出来ているのなら脅しには弱いか。
「で、ど、どうおおおおかね?」
僕のカミカミの言葉を理解してくれているのかリィナははいと答えてくれた。
「なんでもお金が足りずに、一番下の子ども以外の二人は育てきれずに孤児院に預けているらしいです。少ないですが多少の仕送りもしていると」
なんと、そういうことかと僕は頷く。
「はい、月に一度は顔を出すようにしているらしいです。なので魔法陣の使用の許可をベレーザさんに取っているところを見ました」
「嫌に詳しいな、リィナ」とルィナが不思議そうに聞く。
そう、それは思った。
同僚とはいえそこまで込み入った話をするだろうか。
実はリィナは相当の人たらしとか?!
「実は面談の際、聞こえてきてしまったのです。面接官の、その時はベレーザさんでしたが、城勤務とはいえ、開拓地の危険地帯に来るわけだが逃げたりしないかと」
「それは私たちも聞かれたな」とルィナが頷く。
そんな質問をしていたのか。
確かに、今はトラエルさんの絶対結界があって安全だけど、半年、いやもう後5か月ごにはどうなるか分からないからな。
ちょっと鬱な気分になるのを頭をふって、追い出す。
まずは目の前の人妻攻略が先だ。
「その時に、預けている子供と一緒に暮らすためにも逃げすようなことはないと答えておりました」
なるほど、そういうことか。
つまり、
「子供と暮らすほどの給金や支援をすれば・・・・・・ということか」と僕の結論をルィナが口にする。
ニチャァアアとした笑みが零れてしまう。
「くっ、私はなんで自然と、こんな同僚を売るような考えを口にしてるんだ」とルィナが頭を抱えている。
ふんっ、ルィナよ。
今は罪悪感に苛まれているようだが、そのうちそれが普通になるぞ。
これからどんどんこうしていくのだから。
それにそう悪いことでもあるまい?
なにせ家族仲良く暮らせてあげようというのだから。
それから細かい計画、色々なプレイの妄想に夢と希望と股間を膨らませながら、リィナとルィナと話し、午前中はあっという間に過ぎていった。
お昼、シオンと約束した時間なった。
さてシオンは僕に何の用なのかな。
ついでに午後はシオンとイチャイチャして過ごそう。
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アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
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男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
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