【R18】World after 1 minute 1分後の先読み能力で金貨100万枚稼いだ僕は異世界で奴隷ハーレムを築きます

ロータス

文字の大きさ
上 下
29 / 69
ダンジョン編

第25話 女王蜂

しおりを挟む
食事も終わり、BOSS部屋を目指していざゆかん。

僕たちはダンジョンを下っていった。

ビージェネラルとかいう一周り大きいのから、ハーニービーという可愛らしい名前のミツバチ(可愛いのは名前だけで、こいつら体に纏わりついて体内の蜜を燃料にして燃やし一緒に燃え死ぬとかいう自爆バチなのだ)モンスターを倒しつつ、BOSS部屋前まで到達していた。

ここまで100匹近くは戦ってきたと思うが、毒針が10本、蜂蜜1個というドロップ率で、ダンジョンのドロップ率の悪さに異議を申し立てたいほどだ。

顎って何かに使えないの?と聞くと装飾品としての使われることはあるそうだが、二束三文過ぎてバッグの容量が勿体ないほどだという。

残念だが、ほとんど捨ててきた。

そんな戦いの数々を思い出しながら、僕は腰を振る。

パンッパンッパンッパンッと肉を打つ音が軽快にダンジョンに響き渡る。

おかげで蜂のモンスターが引き寄せられるように来るのだが、シオンとレナールが上手く対処しているようだ。

だから安心して、「出すぞ!」とリルの膣内に射精出来るというものだ。

ドピュルルルルと抜かずの3連発目だが勢いよくリルに注がれていく。

「あっああああああ」とびくびくしながら、リルがぱぁっーと輝く。

ふぅー今日もいい輝きだ。

リルをペカらせて満足してちんこを引き抜く。

腰を打ちつけまくったせいでで赤くなったケツに精子を擦り付けてリルのローブでチンコを拭いていく。

「なんか異常の光景のはずなのに、うち慣れてもーて来てるわ」

「ふんっ。シオン姉様、補給終わりました」と魔力の欠乏が収まって幾分と顔色がよくなったリルがキリっという。

「先までアヘ顔しとって、ようすぐそんなキメ顔出来んなー」

「うるさいっ!」

「二人とも静かにしなさい」

というリルとレナールのやり取りに嘆息するシオンという定着したリアクションが終わり、ボス部屋へと向かった。

第五階層 レイド推奨ボス

レイドとは、2つ以上のパーティが組むことだ。

パーティとは本来、6人1組(神より勇者がそう宣告されたそうだ)だが、BOSS部屋によってはレイドと呼ばれる複数パーティが入れる仕様のところがある。

今回がそれでここには、最大3パーティ入れるそうだ。

複数パーティで挑んだ方がいい所以それが。

ぶぅーんぶぅーんぶぅーん、という無数の羽音が織りなす重低音。

数百匹はいようかという蜂の群れが上空を旋回している。


他にも見慣れない種類がたくさんいるが、それぞれ特徴があるのだろう。

推奨攻略方法は、殺虫剤や撒き餌を使って戦闘を極力避けながら、女王蜂を最速で倒す。

だが、当然女王蜂は一番デカい。

つまり強い。

さらに近衛蜂ビーナイトとかいう真っ黒なスズメバチみたいのが6体も守っているという仕様だ

当然上でブンブン飛び回ってるのも襲ってくるのだろう。

これ4人とかで挑んでいいボスじゃないでしょ。

分かっていると思うが、僕は戦力にはならない。
実質3人なのだーーうっぶ!

「上様、動かんといてー。虫除けの香水たっぷりとつけてるさかい」

やるなら、やると言え!

辛い感じの何かが目に入った!

「ファーストアッタクから猛攻が来ます。私が全力で蜂を喰い止めて、リルの魔法で女王蜂を狙います、レナールは」

「わっーてる。上様とリルはウチが守る」

フォーメーションは決まった。

僕も一応レナール製のバット武器を持つ。

「@#@&gg#&_#a」

リルが魔力を練り始める。

数百匹の蜂とそれを束ねる女王蜂の複眼こちらの動きを警戒して羽をせわしく動かしている。


決戦だ。

「@#@&gg#&_#a$%#”%&”&%$#&”%$#&%”$#%&”$#&%”$#&”’%&’”%#&’”$#%”$#’”$#%’”$#’&”$#’%&”$#%’”$#’”%$#’”$#’”$#%”’$#’%”$#’”%””&”&%%|」


いつもより入念の詠唱だ。

リルの体がぱあんと足元から輝き、魔力の流れで風がおこり、ふわりと前髪がたなびく。

魔力など欠片もない僕でも魔が満ちているのが分かる。

累積スタック

リルの頭の上に馬鹿でかい火の玉が浮かび上がる。

累積スタック

さらにもう一つ追加。


累積スタック

さらにもう1個と合計


3つの火の玉がリルの頭上に浮かんでいる。


てかっ、あんなこと出来たんだ。

「トリプルやって!!」とレナールもびっくりとしている。

比較対象がリルしかいないから、それがどれくらいすごいことなのか分からないけど、レナールの反応を見るにすごいことみたいだ。

「いや~、こりゃぁリル姉様呼ぶしかないかもしれんな」とレナールが頭をボリボリと掻いている。

だが、リルは集中しているのか振りむこうともしない。

レナールがそう言うからにはすごいことなんだろうな。

「行きます!!」

リルの叫びに合わして、すぐに動けるように腰を落とす。

火球ファイアーボール

リルがそう唱えると、4つ目の火球が現れ、ゴォオオオオオという空気を焼く音を奏でながら、一直線に女王蜂へと向かっていく。


ビビビビビビイという盛大な羽音を立てて、近衛蜂ビーナイトが女王の前へと躍り出て、火球を受け止める。

直撃を受けた近衛が羽を焼かれ、煙を吹き出しながら、地面に落下して、ビクビクと痙攣している。

さすがに近衛クラスになるとリルの魔法でも一撃といかないようだ。それでもほぼ瀕死になるようだが。

リルの魔法を皮切りに、ぶぅうううううううううううううううううううううううううんと弾丸のようにハーニービーやビーソルジャーが次々と振ってくる。

20~30匹はいるんじゃないだろうか。

「上様、来るでうちの後ろに隠れてきぃ!」

はい、もちろん。

僕はレナールの後ろに回り、バットを構える。


火球ファイアーボール

蜂の軍団に火球が直撃して、爆散。

さらに、それがハニービーの蜜に引火して連鎖的な爆発を起こし、一種の花火のようにダンジョンを照らす。

「リル、レナール、来てるわよ!」

近衛蜂ビーナイトの一匹と戦っているシオンが叫ぶ、近衛蜂ビーナイトが3体ほどリルに突進しているところだった。

「おっと、させるかいな!!」

レナールが槌を振り上げて、近衛蜂ビーナイトの一体を堰き止める。


が、2体がすり抜ける!

「ちっ、累積スタック開放」

リルの背中に浮かぶ。火球ファイアーボールの一つが放たれ、近衛蜂ビーナイトに直撃する。


累積スタックってああいう風に使うのか。

ああっ!


爆散し、燃える炎の中、黒煙から黒焦げの近衛蜂ビーナイトが飛び出してきた。

「ふん、これでス、累積スタック――――」

―――間に合わない。

弾丸のように一直線に飛び込んできて、蜂の複眼にリルが写り込みその凶悪な顎が大きく開かれる。

「う、うわぁあああああああああああああああああああああ」

気づいたときには勝手に体が動いていた。

走りながら、目を瞑り思いきりバットを振り下ろした。

地面を叩きつけたようなしびれるような衝撃、歯を食いしばってバットを握り込み。

吹き飛ばされそうな体を、足を踏ん張って耐える。

そのまま、体重を生かして前へ前へと押し込んでバットを振りおろしきった!!


ぐっしゃん!!という何かを潰す感触。

「はぁはぁははぁ」



心臓が痛い。息が苦しい。

体が燃えるんじゃないかというほど熱い。

すごいアドレナリンが出ているのだろう。

恐る恐る目を開けると、近衛蜂の黒い蜂の頭が半分ひしゃげていて、四肢をピンと伸ばして、ビクンビクンと痙攣している。

蜂の目、その複眼がそれぞれ肩で息をする僕を映す。

太っていて、憎い顔、頬が真っ赤になっていてあまり好きじゃない顔だ。


だけど僕は、「――――上様、ナイスやで。トドメを指してーな!!」

レナールの声でハッとする。

そして、四肢をビクンビクンとさせて動けない近衛蜂ビーナイトの頭を「うわぁあああああああああああああああああああああ」とバットをひたすら振りおろす。


びちゃ!びちゃ!びちゃ!と振りおろすたびに青黒く生臭い液体が飛び散る。

いつもなら、うげぇ気持ち悪い。と思っていたんだろうが、興奮しているのか。

躊躇なくバットを振りおろし、都度10回目だろうが。


ついに近衛蜂ビーナイトは光の粒子になって消えた。


後に残ったのは、まるで1本の剣。

近衛蜂ビーナイトの黒くまっすぐな針が落ちていた。

輝きもしない。のっぺりとした漆黒、所謂マッドブラックの質感。

導かれるように手にする。

三角錐のように手元から太く先に細くなるレイピアのような形状。
1.2mくらいで、授業で持ったことがある竹刀ぐらいの大きさの感覚。

手元の太さがちょうどよく握り込むとなじんだ。


「うわぁ!上様、近衛蜂ビーナイトの黒針やんか!!激レアドロップやん!」

「バカ! よそ見しないの!累積スタック開放」

レナールが目を輝かせている間に、再び舞い落ちてきた蜂たちがリルの放った火球ファイアーボールに吹き飛ばされる。

「おわっ、あんがとリル姉様も、気をつきぃ!」

レナールが何を投げつけてきた。

リルの背後に迫っていた蜂に直撃、ぶわっと目が痛くなるような香りが漂ってきた。

僕にかけてくれた虫除けの香水と同じ香りだ。

ぶぅんぶぅん!と蜂がまさに八の字を描いて嫌がっている。

僕はそれに、「えええい!」と先ほど手に入れた近衛蜂のドロップアイテム【黒針】を突き立てる。

複眼の間、脳天を一直線に突き刺さり、ちからをいれるとそのまま突き破った。

膜のような何かを破る感触、そしてぱあんと軽快に光の粒子となって消えた。

えっ、一撃?!

「わぁお!」
「えっ、マジですか?」

僕が驚いていると、レナールとリルも同じ反応をする。

「さすがですね、旦那様」とシオンが振り返り様にほほ笑んでくれた。

胸がかっと熱くなる。

すると不思議と体に力が沸き上がり、蜂への恐怖心が減ってきた。

「うぉおおおおおお!」と近くに舞い降りてきた蜂を同じように【黒針】で脳天貫いてやると光の粒子へと消えていった。

この【黒針】で突き立てれば、やはりノーマルの蜂ぐらいなら一撃のようだ。

これなら僕も戦える!!

僕は、【黒針】を装備した。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

処理中です...