【R18】World after 1 minute 1分後の先読み能力で金貨100万枚稼いだ僕は異世界で奴隷ハーレムを築きます

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ダンジョン編

第14話 ダンジョンのBOSS

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「大丈夫かな」
「大丈夫だよ!この2週間修行しまくったんだからよ!」

それにお前のことは、俺が守ってやる!
ポッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

リア充爆発しろ!

列に並んでいると、第一階層だけあって、いかにも新人といった感じの冒険者チームがわいわいと並んでいて騒がしい。

聞きたくないが、どうしても耳元に入ってくる。

「初挑戦?」
「はい、冒険者見習いになってもう1か月になるんですが、先生がそろそろいいと」
「いいと思うよ、自分なんて1週間で挑戦して危うく死に掛けたよ」
「えっえええ!?1週間で挑戦なんてすごいですね」
「いやいや勇気と無謀は違うと分かったよ」

なんて会話が聞こえてきて、額にたらりと汗が伝う。

えっ・・・・・・1週間で挑戦で死にかけた? 1か月も準備している???

僕たち・・・・・・今日が初日なんですが。

「シ、シオン」と呼びかける。

「はい、旦那様。なんでしょうか?」

「あ、あの人たち、い、いち、一か月、だって」

シオンが新人をちらりと一瞥すると「そうですね」と返事をした。

「彼らは帝都の冒険者スクール生かと。スクールだと大体1階層2週間~1か月、2階層3か月3階層半年4階層1年かけて攻略すると聞いたことがあります」

1階層で1か月、2階層で3か月?!

そんなにかかるの?!

「当然、安全マージンをかなりかけているというのもありますが、新人冒険者なら概ねそんなものかと思われます」

思われますってシオンさん、僕たち今日が初日ですよ!!

リルもなんとか言って?!

「シオン姉様、順番が来たようです。旦那様も気を引き締めて後ろに下がっていてください」

見れば松明に火が灯っている。

「では行きましょう」とシオンが扉を押し開いていき、リルが杖をローブの裾から出して続いていく。

頼もしすぎる二人だが、大丈夫だろうか。

僕も二人の背中を追っていく。


大きな広間、ホール型の天井、床には大きな魔法陣が描かれている。

バタンと扉が閉まると、魔法陣が光り、1本の木を召喚した。

またトレントか、ただ大きさが倍ぐらい違う。

通常のトレントが2mぐらいなら、こいつは4mはありそうだ。

大きく茂った葉の間からは赤い石のような実も見える。

さすがBOSSということか。

あの巨体に殴られたり、実を投げつけられたりしたら、当たり所が悪かったらと思う。

僕はすぐに避けられるように身を屈め、腕に括り付けた盾を構える。


「・・・・・・」


う、動いてこない。


木は、そのまま木のように動いてこない。

見ればシオンは構えてさえいない。

リルのほうは「”$%&&#!’」と呪文を唱えているようだ。

「地図のメモ書き通りのようですね」とシオンが言う。

えっ、と地図を見るが確かにメモ書きが書かれているが・・・・・・字読めないんだった。

「旦那様、1階層のBOSSですが、最初の攻撃をしなければ動いてこないそうです」

なので魔法使いがいるなら、まずは魔法で一撃から入るのがセオリーだとシオンが教えてくれた。

なんだそういうことなのか。
緊張して損した。


ならばリルが魔力を練り込むのを待とう。


しばらく、リルが何事かを呟いているのを聞きながら、今シオンのケツ触ったら怒るかな~なんて考えていると、リルの持つ木の棒が、光の杖と見間違うばかりに輝いている。


どうやら溜まったようだ。

「リルのいきます!」という声とともに再び構えを取る。

「ファイボール!」

リルの杖から火球が放たれる。

デカッ!!!

通常トレントに放ったのがサッカーボール大なら、これは貨物トレーラーのタイヤぐらいはありそうだ。

その火球がBOSSトレントに直撃、爆散した。


あつっ!あちっちちちちち

爆散の余波が熱風となって僕の体を包み込む。

トレントどころか、こっちが焼かれそうだ。

盾とマントに身を隠しながら、熱風が過ぎるのを待つ。


広間に起こった旋風が通り過ぎる。

あたりにはいまだ火の粉がちらついていて熱い。

見ればシオンとリルもマントから顔を出したところだった。

BOSSトレントは?!と見ればBOSS部屋から消えていた。

代わりに丸太が1本魔法陣に落ちていた。

えっ・・・・・・一撃???

「思ったより弱いんですね。今の半分ぐらいでもよかったかも」とリルが木の棒を振っている。

「リルの魔法ってすごいのね、びっくりしちゃったわ」

「い、いえ、シオン姉様。今回は魔力を気兼ねなく練れたので普通の戦闘では早々できません」

とシオンの機嫌もよく、リルもシオンに褒められて嬉しそうだ。

よし、僕も労ってやろうとリルの頭をぽんぽんしたあげた。

「あっ、どうも旦那様」と白けた反応だ。

こいつ!つい先ほどまで僕のチンコ美味しそうに咥えてたのに。

帰ったら、まだまだ教えこまないといけないようだな。

こいつ並みにデカいのをぶち込んでやる!と思いながら丸太を持ち、入ってきた扉と反対ある大きな扉を開ける。

再び広間のようなところに出た。

1階層と同じく新人と思われる冒険者たちがたむろしていた。

ただビフォーアフター分かりやすく、装備は汚れ、みな包帯やらなにやら巻かれて満身創痍といった感じで俯いている奴が多い。

そんななかなぜだが、偉く注目を浴びているように感じる。

ひそひそ話が囁かれているようだ。

「おい、あいつら・・・・・・」
「ああっ、早いな。それも異常に」
「すごい、怪我も一つもしていない」
「どこかの町の冒険者チームか」
「いや、それだったら1階層なんて戦わないでしょ」
「でも、冒険者タグはまだ木枠だよ」
「俺たちと一緒ってことか」
「そういえばここに1か月通ってるけど、見たことないよ。あの人たち」


好奇心や猜疑心、あらゆる感情が混ざられた視線が送られてくる。

なんだが気恥ずかしくて、体が熱くなるのを感じた。

何と言えぬむずがゆさを感じて「は、早く」とシオンとリルを急かす。

早くここを離れようと指示を出す。

「本日の目標は達しました。確かに長居は無用ですね。リル、お願いできるかしら?」
「はい、シオン姉様」とリルが何事かつぶやき、黒いゲートを出現させる。

これがダンジョンモォールか。

僕は逃げるように、黒いゲートに飛び込んだ。

ゲートの先は、ダンジョンの外のようだ。

近くに洞穴が見える。

着た時と違うのは、もう空が赤く染まり、夕方となっていた。

結構潜っていたようだ。

さらにダンジョン近くの広場には子供がわいわいといて冒険者たちに話しかけている光景が見えた。

なんだが、保育園のような感じだ。

「あっ、おにーさん。ダンジョン帰り?そうでしょ!」と思っていると、一人の女の子に話しかけられた。

リルよりもさらに小さい、小学生〇年生って感じだ。

茶色の髪をポニーテールに纏めて、利発そうな顔立ちをしている。

あと10年ぐらいですごい美人さんになりそうだ。

そんな女の子は、麻の薄いツギハギだらけの服を着ている。

「悪いけど、私たち急いでいるの」とシオンが言うが、

「お疲れ様。よかったらこれ飲んで~」と女の子は無視して僕に押し付けるに竹筒のようなものを渡してくる。
「ほらほら、お姉さんたちもー」

見れば水のようだ。

ちょうど喉が渇いていたんだけど、飲んでもいいのだろうか。

えっへへへ、どうぞ。という女の子の笑顔ににへらと返して僕は一気に煽った。

「あっ、旦那様」
「ああっ~飲んじゃった」

美味い!

まじでただの水だが、ダンジョン後だからか、異様に美味しく感じてしまった。

シオン達もそんな目を向けずに飲めばいいのに。

シオンがふぅ~と嘆息して耳打ちをしてきた。

ひゃん。

「旦那様、この子供はスラムか孤児院の子供で、物乞いです」と。

なんですと?!

そうか、奴隷がいる世界なんで、物乞いなんて僕の世界にもいたぐらいだから、いてもおかしくない。

「帝都で無料タダより怖いものはありませんのでチップかドロップアイテムを渡すのがいいかと」

そういうことかっ。

それで冒険終わりの夕方を狙ってこの子たちは集まっているのか。

周りを見れば手慣れた冒険者は上手くいなしながら帰っていくし。

新人冒険者は捕まっている。

そして僕はまんまと後者というわけか。

くそっ、こんな小さくて可愛い子が・・・・・・もうすでに女ということか。

まぁいいけど。

ドロップアイテムなんて木の棒ばかりだ。
むしろ貧乏人根性で拾ってきてしまったのを後悔するぐらいに邪魔だ。

「シ、シオン・・・・・・きききぃ」

くそ小さい子とはいえ、見知らぬ女の子に見つめられていると呂律が回らない。

「トレントの木ですね。はい、これよ」とシオンがバックから出して木の棒を2、3本あげていた。

女の子はそれを受け取りながら、僕のことをじぃーと見つめている。

な、なにかな。ドキドキして―――ひゃあ!

突如、女の子が抱き着てきた。

女の子は、僕の背丈の半分ぐらいしかない。

とすると、ちょうど顔が僕のデリケートゾーンに当たるわけで。

反応してくれるなよ、ムスコよぉ!

僕はまだ捕まりたくない。

「ねぇーねぇーわたしね?」と女の子が抱きつながら、上目遣いで猫撫で声をあげる。

「わたしね!こんな小さいのじゃなくて、おにーさんが持ってるが欲しいの」

そっちかぁ!!

おいおい、どういうことだよ。

帝都さんよぉ!

こんな小さな女の子が身売りしなきゃならないほどひっ迫しているのか。

だがよ、いくら僕が幅広いカバー率を誇るとはいえ、だめだ。

リルより小さいのはダメなんだ。

そこだけは守らなければならない何かがある。

バカ野郎、この悪魔め!淫行条例なんて異世界にはないぞなんて囁くなとにかくだめだ。

「だめに決まっているでしょ」と僕の良心たるシオンが窘めてくれている。

「おねーちゃんには聞いてないもーん。わたしはおにーさんと話してるの」とねぇ!と女の子がさらにぎゅっと抱き着いてくる。


こんな小さくても女の子、ぷにぷにだ。

「ねぇねぇ!おにーさん、おねがーい!太くて大きいのが欲しいのぉ!!」

くっ、そんなこといっちゃってまぁ!そんなセリフどこで覚えてきたの?!

「旦那様、デレデレしすぎじゃないですか・・・・・・ロリコン」とリルの冷たくこちらを見つめていた。

ご主人様に向かってロリコンとは、あとでそのロリマンをたっぷりと楽しませてもらうからな。


「とにかくBOSSドロップアイテムをよこせとは横暴だと思うけど?」とシオンが冷たく言う。

そうだよね、だめだよ。シオン・・・・・・てBOSSドロップアイテム???

その言葉で僕は丸太を担いでいることを思いだした。

そう太く大きい棒である丸太を・・・・・・こ、これのことか。ですよねー

「あ、あげる」
「ほんと!わぁーーーい、おにーさん、大好き!!」

「あーあ、あげちゃったよ」
「ふぅ~。しょうがないですね」

と二人の反応とは裏腹に女の子は大喜びだ。

「おにーさん、お名前は?! わたしはミリアっていうんだ!!」
「ぼ、ぼぼくは、し、しゅ、サック」
「えっ? シシサック???」

「旦那様の名前は、シュッサク様よ。おちびさん」とシオンが助け舟を出してくれた。

「おちびじゃないもん。ミリアだもん。おにーさん、ありがとう。またね~」とミリアちゃんは小さい体で丸太を担ぎながら、走り去っていた。

「完全に目をつけられましたよ、あれ」とリルが冷たく言う。

そうは言われてもねぇ実際丸太なんて邪魔だったし。

「薪の原料となるので何本でも買い取ってもらえるので今度は控えたほうがよろしいかと」とシオンにも釘を指されてしまう。

はい、すみません。

その後、同じようにどこぞのガキが絡んだ来たが、シオンが軽くいなして追い払ってくれた。

ふん、ガキとはいえ野郎にくれてやる棒はないわぁ!

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