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ダンジョン編
第13話 初めてのダンジョン 【H】
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トルステインダンジョン
第一階層は、初心者御用達といった造りのような迷路のような土壁の通路を通るとそこかしらで剣戟の音が聞こえるほどだ。
別のパーティーとすれ違い挨拶することもしばしばでまるでピクニック気分だ。
これならシオンがダンジョンの下見というのも頷ける。
「お、黄金卿の結社に?!」とリルが震えている。
あまりの優雅さに緊張感もなく、リルにフィービーの説明がてら、黄金卿の結社の入社条件を説明していたのだ。
おもにシオンが、そんな感じで通路をテクテクと歩いていると、ついに初めてのモンスターと遭遇した。
木が歩いている!
のそりのそりと歩いてくるのは、一本の木だ。
150cmぐらいの1本の木が文字通り歩いていた。
「1階層は主にトレントと呼ばれる木のモンスターが出てきます。実がなっているのは投げつけてくるのでそれだけは注意してください」
シオンはそれだけいうと、ショートソードを二本抜き出し、構える。
なんとシオンはノーガード戦法の二刀流だとっ!
「まずは私だけでやってみます。リルは旦那様を」
「わ、分かりました。シオン姉様」
シオンはリルがうなづくのを確認すると、ショートソードをクロスさせて、トレントに突っ込む。
トレントが突撃してきたシオンに対して葉っぱがいっぱいついた枝をしならせて振り下ろすが、振り下ろした先にシオンはいない。
枝が虚空を掻いて、地面に叩きつけられた時にはシオンはトレントの後ろに居てショートソードを縦横無尽に振りまくる!!
パァンとトレントが振り返る暇もなく、光の粒子となって消えた。
そしてオードソックスにモンスターのいた場所には木の枝、ドロップアイテムが残されていた。
シオンが木の枝を拾いながら、戻ってくる。
「トレントの枝。なんの効果もないので主に焚き木用に使われています」
シオンから受け取ってみると、本当に何の変哲もない木の枝だ。
森で拾ってきましたと言っても分からないぐらいだ。
「あ、あの・・・・・・だ、旦那様」
「どうしたの、リル?」
「えっと、その枝貰っていいでしょうか?」
え、こんな枝が欲しいのか。
まぁリルが欲しいならいいけど、けどこんな細い棒じゃなくてなんなら僕のぶっといのを上げたいぐらいだけどね。
「何に使うの、リル?」とシオンが聞くと「魔法の杖の代わりにしようかと」とリルが答える。
「杖がなくても魔法は使えるのですが、やっぱり何かしらあったほうが安定するんです」
「こんな、木の棒でも?」
「は、はい!・・・・・・だめでしょうかシオン姉様」
シオンがよろしいですか、と目配せをしてきのに頷いて肯定する。
「リル、いいそうよ。これからも沢山手に入るでしょうし。必要だったら言いなさい」
「はい、ありがとう。シオン姉様、旦那様」とリルが嬉しそうに受け取り、ローブへとしまい込む。
そんなこんなでダンジョンの奥へと進んでいく。
道には迷わない。
なぜなら、攻略済みのダンジョンということは、地図があるからだ!!
シオンが索敵、リルが地図見係、僕は二人の雄姿を温かく見守る。
という編成で先に進んでいく。
奥に進むにつれて、パーティーとしょっちゅうすれ違うということはなくなった。
トレントとも何度か遭遇したが、シオンのダブルショートソードの前には木の枝に切りきざれるだけだ。
「あれ、実つき・・・・・・ちょうどいいわ。リルあなたの魔法を見せてくれない」
またもや現れた木。
確かにシオンが言う通り、リンゴのようなこぶし大の赤い実が茂っていた。
普通の木と違って、ヘッドバンドするようにゆらゆらと揺れながら、近づてい来るさまは不気味だ。
「分かりました。シオン姉様」とリルがローブから木の枝をだけを出し、タクトのようにトレントに向ける。
「#$%&@$%&」とリルが聞き取れない大凡聞いた事のない、いつもとは全く違う発声でももって呪文だろうかを唱える。
おおっ!木の枝が光ってる。
木の枝そのものが光り輝いてるかのように光のを纏い、燐光をちらりしている。
それに実つきのトレントが気づいたのか、パンクパンドのように頭をヘッドバンドで揺らし、赤い実を飛ばしてきた!!
キンッとシオンが銀髪を揺らしながら、ショートソードでいなす。
赤い実はダンジョンの壁をガンガン鳴らしながらふとんでいった。
直撃したら、かなり痛そうだ。
こそりシオンの影に隠れながら、様子をうかがっていると、「ファイアーボール」と聞きなれた魔法名がリルに唱えられて、小さな太陽のような火球がトレントへと飛ばされていく。
大きさにしてサッカーボールぐらいだろうかが、トレントに直撃すると、爆散してはじける。
そのまま炎がトレントを包み込み、キャンプファイアーみたいに火の柱が立ち上ると、トレントの体が影のように黒くなっていき、そのまま崩れっていた。
トレントを文字通り消し炭すると火の粉をちらつかせながら、木の枝をドロップした。
どうやら、炭にはならないようだ。
「・・・・・・リル」
「は、はい!シオン姉様、何か粗相がありましたでしょうか!?」
おう、リル。すっかりシオンに怯えているようだ。
美人が怒ると怖いからね。
うんうん。僕も怒らせないようにしないと。
「いえ、そうじゃないわよ。逆よ。一撃なんてすごい威力ね。リルの魔法はすごいわ」とシオンの絶賛にリルも「あ、ありがとうございます。もっと練り込めば威力はあがるのですが、あの程度のモンスターにはこの程度で十分かと思いまして」と嬉しそうだ。
すごいな。もっと威力を上げられるのか。
そうするとダンジョンでは使えないような、超特大な魔法なんかも使えるのか、例えば
「リ、リル・・・・・・」
「はい、旦那様」
「あ、あのば、ばく」
「ばく?」
「ば、ばば、爆裂魔法は?!」
「爆裂魔法? なんですか、それ。私は知らない魔法です」
なに、言ってるのこいつ。みたいな冷めた目でリルが見上げてくる。
くそ、ちょっと聞いただけじゃないか。
今日もチンコで理解やる必要があるようだな!
リルの魔法が絶大であることが分かったところで、地図係は僕、シオンが索敵、リルが迎撃という体制に入れ替えてダンジョンを進んでいく。
トレントが現れても、シオンが切り刻むかリルが魔法で消し炭するか。地図もあり半ば作業のような形でダンジョンを一気に淘汰すると、人の声が木霊するのが聞こえてきた。
叫び声ではない。
雑談が反響しているような感じだ。
ちっ、モンスターに襲われている女の子冒険者を颯爽と助けるという展開はないようだ。
まぁ第一層だしな。
地図に従うとちょっとした広間のようなスペースが空いてる場所に出くわした。
そこには人が複数たむろしており、きちんとはしていないが一様列のようになっているようだ。
列の先には、大きな扉。
あれは、
「一階層のBOSS部屋のようですね」とシオンが答えてくれた。
そこらへんはゲームのようにオードソックスなようだ。
つまり、この列はBOSSを倒すための順番待ちということか。
おっ、なんか松明が点いた!
突然、扉の左右の松明に火が灯る。
一番前に並んでいたパーティーが「よっしゃああ!行くぞ」と吠えているところだった。
見れば、男3人に女1人の少年少女のような若い冒険者チームだ。
その横にはお鬚の長い老練な剣士といった感じのダンディなおじさまがいる。
「ふぉっほほほ、若いのー。今のお前らなら充分倒せるはずじゃ」と励ましつつも心配そうに冒険者チームを見つめるご老体。
まったくどこぞの黄金卿とは大違いだ。
「わしは2階層で待っておるぞ」と虚空に黒い闇を出現さえて中に消えていった。
あれは?!
「ダンジョンモォール、移動魔法ですね」とシオンがことなげに言う。
あれが移動魔法か、しかも2階層へとことは階層も移動できるのか便利だ。
「申し訳ございません。旦那様」とシオンが頭を下げる。
「魔法が使えずともダンジョンモォールだけは使えるという方もいるのですが、私は魔法適正がからきしのようでしてダンジョンモォールが使えません。ただリルならあるいは・・・・・・リル?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっはい! 私が使えます。シオン姉様」とリルが手をあげる。
おおっ、リルは使えるのか!まぁパーティーに一人でも使える人がいれば十分だろう。
シオンが「リルはすごいわ」と頭をぽんぽんとしている様は微笑ましい。
さてじゃあ僕たちも並びますか。
と思っていると「旦那様、その前にこちらに」とシオンがBOSS部屋とは関係ない通路へと誘ってくる。
なんなんだろうか。僕とリルはシオンについていくとダンジョンの奥へとどんどん入っていく。
しだいに喧騒も遠のくとすこし小部屋になってようなところに出る。
おいおい、シオンどうしたっていうんだ。こんな人の気のないところに誘って・・・・・・・まさか!
ってそんなわけないか。シオンに限って
「旦那様、性を頂いてもよろしいでしょうか?」
まさかだった!
シオンがまさか、そんなことを言いだすなんて。
「ここでしたら、BOSS部屋とも離れてますし。BOSS部屋を外れてここに来る必要もないので誰も来ないと思われますので」
そんなこと言っちゃってまぁーそうか、興奮しているんだね。
ダンジョンという血沸き肉躍る戦場に出ることによって生存本能が刺激されてシオンも欲情してしまったわけだ。
待ってましたよ。もちろん、OKだ。
僕はすぐにベルトに手をかける。
「リル・・・・・・旦那様から頂けるそうよ」と「「えっ?!」」と僕とリルの声が嵌る。
シオンが興奮しいてるんじゃないの?!
「シオン姉様、別に私は!」
「だめよ、リル。BOSS戦の前に補給しておきましょう」
へ?補給??
「幽鬼族は精子から魔力を補給できるんです」とシオンが言うとリルが唇を噛むように俯く。
ああ、そういえばそんなことをシオンが言ってたな。
リルがエロすぎてすっかり忘れていた。
「こ、この程度の階層のBOSSなら補給なんてせずに」
「リル、命がかかってるのよ」
「――――っ!」
「それにあなた少し今ぼっーとしているでしょ? 魔力が失われている証拠よ」
それにハッとしたようにリルが顔を上げて「・・・・・・・はい、シオン姉様」と認めたようだ。
・・・・・・・えっーと、おちんちん出してもいいってこと?とベルトに手をかけて半分ぬぎかけている間抜けな恰好をしている僕にリルが近づいてくる。
リルが跪いてベルトをはずし、ズボンを脱がすとパンツは、すでにテントを張ったようにいきたっている。
「もうこんなに」とリルが薄緑色の瞳を潤ませながら、「失礼します。旦那様」とパンツを一気に下ろす。
ギンギンのチンコがひゃっはぁー!と飛び出してきた。
「うっ、臭い」とリルが小さいお鼻をひくひくさせながら言う。
「汗で蒸れて臭いおチンポ」と漫画だったら、目がハートになっていそうなほど蕩けている。
くっくくく、臭いおチンポが好きとはリルもなかなか好き者だな。
「臭い、臭すぎます」と罵りしつつ、口を大きく開きチンポを咥えこもうとしたのを腰を引いて躱す。
「あっ!」とリルが抗議するような物欲しそうな切ない目を向けてくる。
それに思わずにちゃぁああと笑みが零れてしまう。
くっくく、リルはどことなく僕をバカにしたような態度を取るからな。
理解ないとな。
「く、臭いの、嫌い」なんだろうと、チンコを目の前で振ってやる
「あ、当たり前じゃないですか。私は奴隷で旦那様の命令で致しかたなくしているだけで、おちんちんなんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
こんな憎まれ口を叩いているが、リルの目はもう僕のチンコしか見ていない。
「なら」とズボンに手をかけると、「ダメっ!」とリルが僕の両手を掴む。
「はぁはぁはぁ、しまうのはだめっ」とリルは舌をだらんと出して、涎を垂らしている。
そして「臭いです、とっても臭いです」とクンクンと匂いを嗅いでいる。
はむと咥えこもうとするのを避ける。
「き、嫌いなんでしょ?」と僕がいじわるをいうとリルはとうとう「す、好きです」と認めた。
「好きです。旦那様、おちんちん好きです!!認めた!!認めたらいいでしょう!!!」とリルが腰に抱き着いてくるのを頭を手で押させて咥えさせない。
「なんで?!」とリルが涙目になりながら訴えてくる。ジタバタと暴れるおちんちんを咥えたいと。
「ど、どんなの?どんなのすす好き?」
「臭いのです!」とリルが叫ぶ。
「臭いおちんちんが好きです!カチカチに固くてビンビンに太いおちんちん好きです!」
切なげに声を震わせ、リルの黒い尻尾が腕に巻きつく。
ぎゅっっと締め付けてきて痛いぐらい。
そろそろか。実は言うと僕も出したくて限界だった。
リルの潤んだ瞳と目が合う。
「す、好きにーーーーおっふ!」
いきなりのジュボフェラ!?
しなさいと言い終える前にリルがしゃぶりついてきた。
口元から溢れるほどの唾液と絡ませながら、チンコをしゃぶりあげていく。
「じゅ、ふぉ、おいひゅーれふ」
くっ、フェラ中に喋られると喉の震えが鬼頭を響く!
「だんらさまぁ」
ちゅポンとリルがチンコを吐き出し、タマタマを舐めながらこちらを妖艶にみている。
「ふっふふ、我慢してるんですか?旦那様」
おうよ、こんな気持ち奉仕を早々射精たまるか。
「でもぉー、そろそろミルク絞り出せて貰います、ね!」
こ、これは?!
ただのジュボフェラだけじゃない。
チンコ全体が凄い勢いで吸い上げられる感覚。
見ればリルの頬がヒョッコと左右対象に凹んでいた。
ひょっとこフェラだと?!
今まで味わったことのないバキューム並みの吸い込みに、迫り上がってくる射精感を押させることが出来なかった。
「あっ、ああああ」
「♡♡♡」
吐き出されると精子をリルが美味しそうにゴクゴク飲み込んでいく。
するとリルが嚥下するたびにリル自身が燐光を瞬かせる。
「ちゃんと回復出来ているようですね」とシオンが静かに様子を確認している。
そのようだ。リルの顔色もかなりいい。
それに何よりこちらも一発だしてスッキリだ。
気持ち良くて仲間も回復する完全なwinwinだ。
リルも飲み込み終わったようで手や口についた精液を蜂蜜を舐めるようにペロペロしているようだ。
僕もシオンから受け取ったタオルでナニを拭いてズボンを履くと「準備が整ったようですね」とシオンの号により今度こそBOSS部屋の列へと並ぶのだった。
第一階層は、初心者御用達といった造りのような迷路のような土壁の通路を通るとそこかしらで剣戟の音が聞こえるほどだ。
別のパーティーとすれ違い挨拶することもしばしばでまるでピクニック気分だ。
これならシオンがダンジョンの下見というのも頷ける。
「お、黄金卿の結社に?!」とリルが震えている。
あまりの優雅さに緊張感もなく、リルにフィービーの説明がてら、黄金卿の結社の入社条件を説明していたのだ。
おもにシオンが、そんな感じで通路をテクテクと歩いていると、ついに初めてのモンスターと遭遇した。
木が歩いている!
のそりのそりと歩いてくるのは、一本の木だ。
150cmぐらいの1本の木が文字通り歩いていた。
「1階層は主にトレントと呼ばれる木のモンスターが出てきます。実がなっているのは投げつけてくるのでそれだけは注意してください」
シオンはそれだけいうと、ショートソードを二本抜き出し、構える。
なんとシオンはノーガード戦法の二刀流だとっ!
「まずは私だけでやってみます。リルは旦那様を」
「わ、分かりました。シオン姉様」
シオンはリルがうなづくのを確認すると、ショートソードをクロスさせて、トレントに突っ込む。
トレントが突撃してきたシオンに対して葉っぱがいっぱいついた枝をしならせて振り下ろすが、振り下ろした先にシオンはいない。
枝が虚空を掻いて、地面に叩きつけられた時にはシオンはトレントの後ろに居てショートソードを縦横無尽に振りまくる!!
パァンとトレントが振り返る暇もなく、光の粒子となって消えた。
そしてオードソックスにモンスターのいた場所には木の枝、ドロップアイテムが残されていた。
シオンが木の枝を拾いながら、戻ってくる。
「トレントの枝。なんの効果もないので主に焚き木用に使われています」
シオンから受け取ってみると、本当に何の変哲もない木の枝だ。
森で拾ってきましたと言っても分からないぐらいだ。
「あ、あの・・・・・・だ、旦那様」
「どうしたの、リル?」
「えっと、その枝貰っていいでしょうか?」
え、こんな枝が欲しいのか。
まぁリルが欲しいならいいけど、けどこんな細い棒じゃなくてなんなら僕のぶっといのを上げたいぐらいだけどね。
「何に使うの、リル?」とシオンが聞くと「魔法の杖の代わりにしようかと」とリルが答える。
「杖がなくても魔法は使えるのですが、やっぱり何かしらあったほうが安定するんです」
「こんな、木の棒でも?」
「は、はい!・・・・・・だめでしょうかシオン姉様」
シオンがよろしいですか、と目配せをしてきのに頷いて肯定する。
「リル、いいそうよ。これからも沢山手に入るでしょうし。必要だったら言いなさい」
「はい、ありがとう。シオン姉様、旦那様」とリルが嬉しそうに受け取り、ローブへとしまい込む。
そんなこんなでダンジョンの奥へと進んでいく。
道には迷わない。
なぜなら、攻略済みのダンジョンということは、地図があるからだ!!
シオンが索敵、リルが地図見係、僕は二人の雄姿を温かく見守る。
という編成で先に進んでいく。
奥に進むにつれて、パーティーとしょっちゅうすれ違うということはなくなった。
トレントとも何度か遭遇したが、シオンのダブルショートソードの前には木の枝に切りきざれるだけだ。
「あれ、実つき・・・・・・ちょうどいいわ。リルあなたの魔法を見せてくれない」
またもや現れた木。
確かにシオンが言う通り、リンゴのようなこぶし大の赤い実が茂っていた。
普通の木と違って、ヘッドバンドするようにゆらゆらと揺れながら、近づてい来るさまは不気味だ。
「分かりました。シオン姉様」とリルがローブから木の枝をだけを出し、タクトのようにトレントに向ける。
「#$%&@$%&」とリルが聞き取れない大凡聞いた事のない、いつもとは全く違う発声でももって呪文だろうかを唱える。
おおっ!木の枝が光ってる。
木の枝そのものが光り輝いてるかのように光のを纏い、燐光をちらりしている。
それに実つきのトレントが気づいたのか、パンクパンドのように頭をヘッドバンドで揺らし、赤い実を飛ばしてきた!!
キンッとシオンが銀髪を揺らしながら、ショートソードでいなす。
赤い実はダンジョンの壁をガンガン鳴らしながらふとんでいった。
直撃したら、かなり痛そうだ。
こそりシオンの影に隠れながら、様子をうかがっていると、「ファイアーボール」と聞きなれた魔法名がリルに唱えられて、小さな太陽のような火球がトレントへと飛ばされていく。
大きさにしてサッカーボールぐらいだろうかが、トレントに直撃すると、爆散してはじける。
そのまま炎がトレントを包み込み、キャンプファイアーみたいに火の柱が立ち上ると、トレントの体が影のように黒くなっていき、そのまま崩れっていた。
トレントを文字通り消し炭すると火の粉をちらつかせながら、木の枝をドロップした。
どうやら、炭にはならないようだ。
「・・・・・・リル」
「は、はい!シオン姉様、何か粗相がありましたでしょうか!?」
おう、リル。すっかりシオンに怯えているようだ。
美人が怒ると怖いからね。
うんうん。僕も怒らせないようにしないと。
「いえ、そうじゃないわよ。逆よ。一撃なんてすごい威力ね。リルの魔法はすごいわ」とシオンの絶賛にリルも「あ、ありがとうございます。もっと練り込めば威力はあがるのですが、あの程度のモンスターにはこの程度で十分かと思いまして」と嬉しそうだ。
すごいな。もっと威力を上げられるのか。
そうするとダンジョンでは使えないような、超特大な魔法なんかも使えるのか、例えば
「リ、リル・・・・・・」
「はい、旦那様」
「あ、あのば、ばく」
「ばく?」
「ば、ばば、爆裂魔法は?!」
「爆裂魔法? なんですか、それ。私は知らない魔法です」
なに、言ってるのこいつ。みたいな冷めた目でリルが見上げてくる。
くそ、ちょっと聞いただけじゃないか。
今日もチンコで理解やる必要があるようだな!
リルの魔法が絶大であることが分かったところで、地図係は僕、シオンが索敵、リルが迎撃という体制に入れ替えてダンジョンを進んでいく。
トレントが現れても、シオンが切り刻むかリルが魔法で消し炭するか。地図もあり半ば作業のような形でダンジョンを一気に淘汰すると、人の声が木霊するのが聞こえてきた。
叫び声ではない。
雑談が反響しているような感じだ。
ちっ、モンスターに襲われている女の子冒険者を颯爽と助けるという展開はないようだ。
まぁ第一層だしな。
地図に従うとちょっとした広間のようなスペースが空いてる場所に出くわした。
そこには人が複数たむろしており、きちんとはしていないが一様列のようになっているようだ。
列の先には、大きな扉。
あれは、
「一階層のBOSS部屋のようですね」とシオンが答えてくれた。
そこらへんはゲームのようにオードソックスなようだ。
つまり、この列はBOSSを倒すための順番待ちということか。
おっ、なんか松明が点いた!
突然、扉の左右の松明に火が灯る。
一番前に並んでいたパーティーが「よっしゃああ!行くぞ」と吠えているところだった。
見れば、男3人に女1人の少年少女のような若い冒険者チームだ。
その横にはお鬚の長い老練な剣士といった感じのダンディなおじさまがいる。
「ふぉっほほほ、若いのー。今のお前らなら充分倒せるはずじゃ」と励ましつつも心配そうに冒険者チームを見つめるご老体。
まったくどこぞの黄金卿とは大違いだ。
「わしは2階層で待っておるぞ」と虚空に黒い闇を出現さえて中に消えていった。
あれは?!
「ダンジョンモォール、移動魔法ですね」とシオンがことなげに言う。
あれが移動魔法か、しかも2階層へとことは階層も移動できるのか便利だ。
「申し訳ございません。旦那様」とシオンが頭を下げる。
「魔法が使えずともダンジョンモォールだけは使えるという方もいるのですが、私は魔法適正がからきしのようでしてダンジョンモォールが使えません。ただリルならあるいは・・・・・・リル?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっはい! 私が使えます。シオン姉様」とリルが手をあげる。
おおっ、リルは使えるのか!まぁパーティーに一人でも使える人がいれば十分だろう。
シオンが「リルはすごいわ」と頭をぽんぽんとしている様は微笑ましい。
さてじゃあ僕たちも並びますか。
と思っていると「旦那様、その前にこちらに」とシオンがBOSS部屋とは関係ない通路へと誘ってくる。
なんなんだろうか。僕とリルはシオンについていくとダンジョンの奥へとどんどん入っていく。
しだいに喧騒も遠のくとすこし小部屋になってようなところに出る。
おいおい、シオンどうしたっていうんだ。こんな人の気のないところに誘って・・・・・・・まさか!
ってそんなわけないか。シオンに限って
「旦那様、性を頂いてもよろしいでしょうか?」
まさかだった!
シオンがまさか、そんなことを言いだすなんて。
「ここでしたら、BOSS部屋とも離れてますし。BOSS部屋を外れてここに来る必要もないので誰も来ないと思われますので」
そんなこと言っちゃってまぁーそうか、興奮しているんだね。
ダンジョンという血沸き肉躍る戦場に出ることによって生存本能が刺激されてシオンも欲情してしまったわけだ。
待ってましたよ。もちろん、OKだ。
僕はすぐにベルトに手をかける。
「リル・・・・・・旦那様から頂けるそうよ」と「「えっ?!」」と僕とリルの声が嵌る。
シオンが興奮しいてるんじゃないの?!
「シオン姉様、別に私は!」
「だめよ、リル。BOSS戦の前に補給しておきましょう」
へ?補給??
「幽鬼族は精子から魔力を補給できるんです」とシオンが言うとリルが唇を噛むように俯く。
ああ、そういえばそんなことをシオンが言ってたな。
リルがエロすぎてすっかり忘れていた。
「こ、この程度の階層のBOSSなら補給なんてせずに」
「リル、命がかかってるのよ」
「――――っ!」
「それにあなた少し今ぼっーとしているでしょ? 魔力が失われている証拠よ」
それにハッとしたようにリルが顔を上げて「・・・・・・・はい、シオン姉様」と認めたようだ。
・・・・・・・えっーと、おちんちん出してもいいってこと?とベルトに手をかけて半分ぬぎかけている間抜けな恰好をしている僕にリルが近づいてくる。
リルが跪いてベルトをはずし、ズボンを脱がすとパンツは、すでにテントを張ったようにいきたっている。
「もうこんなに」とリルが薄緑色の瞳を潤ませながら、「失礼します。旦那様」とパンツを一気に下ろす。
ギンギンのチンコがひゃっはぁー!と飛び出してきた。
「うっ、臭い」とリルが小さいお鼻をひくひくさせながら言う。
「汗で蒸れて臭いおチンポ」と漫画だったら、目がハートになっていそうなほど蕩けている。
くっくくく、臭いおチンポが好きとはリルもなかなか好き者だな。
「臭い、臭すぎます」と罵りしつつ、口を大きく開きチンポを咥えこもうとしたのを腰を引いて躱す。
「あっ!」とリルが抗議するような物欲しそうな切ない目を向けてくる。
それに思わずにちゃぁああと笑みが零れてしまう。
くっくく、リルはどことなく僕をバカにしたような態度を取るからな。
理解ないとな。
「く、臭いの、嫌い」なんだろうと、チンコを目の前で振ってやる
「あ、当たり前じゃないですか。私は奴隷で旦那様の命令で致しかたなくしているだけで、おちんちんなんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
こんな憎まれ口を叩いているが、リルの目はもう僕のチンコしか見ていない。
「なら」とズボンに手をかけると、「ダメっ!」とリルが僕の両手を掴む。
「はぁはぁはぁ、しまうのはだめっ」とリルは舌をだらんと出して、涎を垂らしている。
そして「臭いです、とっても臭いです」とクンクンと匂いを嗅いでいる。
はむと咥えこもうとするのを避ける。
「き、嫌いなんでしょ?」と僕がいじわるをいうとリルはとうとう「す、好きです」と認めた。
「好きです。旦那様、おちんちん好きです!!認めた!!認めたらいいでしょう!!!」とリルが腰に抱き着いてくるのを頭を手で押させて咥えさせない。
「なんで?!」とリルが涙目になりながら訴えてくる。ジタバタと暴れるおちんちんを咥えたいと。
「ど、どんなの?どんなのすす好き?」
「臭いのです!」とリルが叫ぶ。
「臭いおちんちんが好きです!カチカチに固くてビンビンに太いおちんちん好きです!」
切なげに声を震わせ、リルの黒い尻尾が腕に巻きつく。
ぎゅっっと締め付けてきて痛いぐらい。
そろそろか。実は言うと僕も出したくて限界だった。
リルの潤んだ瞳と目が合う。
「す、好きにーーーーおっふ!」
いきなりのジュボフェラ!?
しなさいと言い終える前にリルがしゃぶりついてきた。
口元から溢れるほどの唾液と絡ませながら、チンコをしゃぶりあげていく。
「じゅ、ふぉ、おいひゅーれふ」
くっ、フェラ中に喋られると喉の震えが鬼頭を響く!
「だんらさまぁ」
ちゅポンとリルがチンコを吐き出し、タマタマを舐めながらこちらを妖艶にみている。
「ふっふふ、我慢してるんですか?旦那様」
おうよ、こんな気持ち奉仕を早々射精たまるか。
「でもぉー、そろそろミルク絞り出せて貰います、ね!」
こ、これは?!
ただのジュボフェラだけじゃない。
チンコ全体が凄い勢いで吸い上げられる感覚。
見ればリルの頬がヒョッコと左右対象に凹んでいた。
ひょっとこフェラだと?!
今まで味わったことのないバキューム並みの吸い込みに、迫り上がってくる射精感を押させることが出来なかった。
「あっ、ああああ」
「♡♡♡」
吐き出されると精子をリルが美味しそうにゴクゴク飲み込んでいく。
するとリルが嚥下するたびにリル自身が燐光を瞬かせる。
「ちゃんと回復出来ているようですね」とシオンが静かに様子を確認している。
そのようだ。リルの顔色もかなりいい。
それに何よりこちらも一発だしてスッキリだ。
気持ち良くて仲間も回復する完全なwinwinだ。
リルも飲み込み終わったようで手や口についた精液を蜂蜜を舐めるようにペロペロしているようだ。
僕もシオンから受け取ったタオルでナニを拭いてズボンを履くと「準備が整ったようですね」とシオンの号により今度こそBOSS部屋の列へと並ぶのだった。
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