【R18】World after 1 minute 1分後の先読み能力で金貨100万枚稼いだ僕は異世界で奴隷ハーレムを築きます

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ダンジョン編

第10話 奴隷オークション

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コロセウム。


帝都最大の建物にして、僕がシオンを手に入れた思い出の場所であると同時にファブラ等に脅された怖い場所である。

基本出禁であるが、今日は催し物がギャンブルではないため、入ることを許可されている。

入場料金は、シオンと合わせて二人分しっかり取られたけど。


コロセウム、いつもならモンスターや奴隷などが殺し合いをする狂喜の舞台には簡易的な台が設置されており、部隊のようになったそこに一人のタキシードを着た男が現れた。

「それでは皆様、これより奴隷オークションを開始したいと思います」

男がそう言うと、わぁ~!!!とまるで今から有名役者の舞台が始められるように万来の拍手と叫びが巻き起こる。

ライブ会場のような異様な熱気の中、なんだか場違いな気がして逆に引いて周りを冷静に見れてしまう僕がいた。

「まずはダキン奴隷商会の品々からご覧いただきましょう」

体の大きさ、年齢、種族もバラバラな人たちが主に男が数珠つなぎのように鎖につながれて舞台にあげられている。

舞台には、番号変わりだろうかアルファベットのような文字が置かれており、そこに合わせて並ぶようだ。

「それでは、Aのものから100,000リーゲルから!」

そこら中から、101,000、103,000などの声が飛ぶ。

しかし100,000リーゲルからスタートか。

シオンを買うのには1,000,000リーゲルした。するとかなりの価格差だ。


まぁあんな特徴のないモブの10倍以上の価値があるのは確だが。

そんなことを思いだしているうちに、Aの男は104,500リーゲルで落札された。

そんな感じでB,C,Dと続いていき、最後に一人なかなかに屈強な男が登場して場は盛り上がり、ダキン奴隷商会の奴隷商が屈強な男の特徴や特技などアピールポイントを説明しながら、周りを煽り250,000リーゲルで落札されていった。

「全員の落札ありがとうございます!!!」

ダキン奴隷商が奴隷たちと共に退場すると、続いて次の商会が出てくる。

なるほど、遠めではあまり奴隷がよく見えない。
つまりオークション前の下見がとても大切というわけなのか。

先ほどと同じ一列に並べられている奴隷たちその中に・・・・・・あのケモ耳枠の女の子がいた。

番号はC・・・・・・価格は、100,000リーゲルスタート?!

なかなかにワイルドで可愛いケモ耳枠の女の子が、他のモブ共同様に競りにかけられていく。

あれよあれよという間に値を付けられ、115,000リーゲルで落札されていった。

まじかよ!

あの娘レベルがたった115,000リーゲルで買えちゃうの。

くそっ!誰だよ、ひと月1人しか買えないとかいうくそルール作った奴!!

なんて悪法なんだ!!

くそ帝国法さえなければ100人ぐらいすぐに買えそろえてハーレムを作るのに。



その後も、同じような流れでオークションは粛々と進められていく。

しばらく見ていると流れというものが分かってくる。

奴隷の出す順番は自由みたいだが、奴隷商ごとに選べるようだが、基本的には人夫などのその他王勢からはじまり、特殊なスキルを持つ目玉を最後に盛ってくるのがセオリーのようだ。

今度もFのモブ奴隷が落札され、入れ替わりに一人の女の子が立たされる。

となりには下衆な笑いを浮かべるハゲあげたモブ山賊を思わせる奴隷商。

あいつは!

「旦那様?」

ガタっと椅子の足がなる。

シオンが心配そうに声をかけてきてくれて立ち上がるのを自制できた。

ふぅ~危ない危ない。

舞台に立つのは、牛人族という爆乳、そのでかさはまさに牛乳ウシチチと言っていい。

牛のようにのほほんとした足取りで舞台の中央に立ち背を伸ばす。

それだけで、乳がブルンブルンに揺れる。

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、という静かな、しかし熱気の籠った感嘆の歓声があがる。

「牛人族の女。見てくれはこのとおり、まだ処女だ!ヴァージン、女、初産とで味が変わっていて、今なら全部が味わえるぞ!! 150,000リーゲルスタートだ!!」

「151,000!」
「151,500!」
「おいおいあの乳に合わせてでかくかけろよ! 俺は160,000出すぞ!!」

うぉおおおおおおお!!!

会場のボルテージが跳ね上がる。

歓声に牛乳ウシチチが揺れるたびに入札が入り乱れ、ついに大台200,000を突破するほどだった。

さすがに200,0000超えてくると声は少なくなっていく。

下衆な笑いをする奴隷商が動く。

「皆様、これだけ若く立派な牛人族は世界に名高き帝都と言えど早々手に入りませんで!」と煽るが、手は上がらない。

「こいつをご覧ください!!」

うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!

会場がどよめく。

奴隷商は上半身のふくをめくりあげ、牛乳ウシチチを開放した。

デカい、服の上から見てもでかいそれは露出させてもでかい!!

「いいぞ、ノグール奴隷商!」
「揺らせ!揺らせ!」

という下品な野次が飛ぶ。僕も叫びたいぐらいだ!!

「おらっ、盛大に飛ばせよ!!」と奴隷商が牛乳ウシチチを掴みも揉みしだき始める。

余りのでかさに手のひらだけではたらず腕まで使うほどだ。

「あっあ、あぅ、あっ」と牛乳ウシチチちゃんが矯声を出し始める。
「おらっ早く出せ!我慢するな」とさらに奴隷商が強く早く胸をこねくり回す。

「おいおい、おっぱじめよーってか!」
「俺にもやらせろ!!!」

野次や罵声、妬みの声が一斉に上がる。

それにも負けじと奴隷商が胸をこねくり回し、

「我慢するなと、言ってるだろうが!!!!」

「ひぃぎぃいいいい」

奴隷商が乳首を掴み上げ捻りあげ、牛乳ウシチチちゃんが悲鳴を上げると、

ぷっしゃあぁあああああと白い雨が降る。

牛乳ウシチチちゃんは、乳首から母乳を噴出させている!!

「ふぁあ~、濃厚ミルク・・・・・・出しちゃった」


コロセウム内に濃厚なミルクの匂いが充満すると男たちが熱狂する。

「235,000!」
「絞るのは俺だ!!250,000出すぞ!!」
「俺のミルクも絞ってくれ」
「おいこっちを見ろ、255,000出すぞ」

誰が何を言ってるのか分からない熱狂の坩堝と化している。

26、27と本日最高価格を次々を更新していく。

ちんたらしやがって、こいつら!!!

俺が500,000を出して一気に黙らせてやるぜ!!

「ぼ、ぼぼぼぼくはぁ」と手を腕を大きく上げようとしたとき、パシリと腕をつかむしっとりした感触。

ちらりと、見ると紅玉の瞳が静かにこちらを見つめていた。

「・・・・・・シ、シオン」
「はい、旦那様」

「す、すす。すまん!」

男にはやらないといけないことがある!!!

うぉおおおおおおお!!!と腕を上げようとするが、びくともしない?!

万力のような力で抑えられて、腕にシオンの指が食い込む。

「シシシシオン、ややややらな、やらな」と涙ながらに訴えるが、シオンは涼しげな表情のまま、つーんと猫のようにそっぽを向く。

くそ!!

「ふんーふんーふんー」と暴れてやる。

そして、

「325,000リーゲルにて落札!!」

牛乳ウシチチちゃんが落札されるまで腕を離しくれなかった。


最後に競りをした男が称賛の拍手をあびているのを見ながら、荒れた息を整える。

くぅ、僕が競りを落とすはずだったのに。

恨めしげにシオンを見るが、素知らぬ顔だ。

まったくご主人様に逆らうなんて・・・・・・あとでたっぷりとおしおきだな。

「旦那様、ようやくリルの奴隷商が出てきたようですよ」

それを知ってか知らずがシオンは言う。

まぁいい、シオンの言う通り見ればリルを連れていた男が奴隷商がいた。

さすがにリルはモブ欄ではないようだ。

一通り落札が終わると、いよいよリルが連れられてくる。

「さぁなんと謝肉祭カーニヴァルでもないのに、なんと今宵は二人目のレアな種族となります。魔鬼族の少女が出品されております。さらにこの少女なんと魔法が行使できます。魔法使いの出品は早々ありません。今宵最後にして、本日の目玉と言えるでしょう!!」

牛乳ウシチチちゃんのおかげでコロセウムの熱狂はMAXを迎えている。

コロセウムや奴隷商にとってはとても喜ばしいことだが、こちらにとってはあまりよくない。

なぜなら、値が吊り上がりやすいからだ。
さらに本日最後というのも相まって、みな出し惜しみをしない。

「250,000リーゲルスタート!」というバカげた金額設定でもすぎに260,000と声が上がる。

すごい熱狂だ。

僕はというと参加はしない。どうせ最初こまい数字をいったところでいたちごっこになるだけだ。
どうせ僕より出せる奴はいない。

焦ることはない。

「500,000!!」

会場がその声にどよめく。

1万、2万の争いをしているなか、いきなりの10万台。

その衝撃に、会場が静まり返る。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ~50万でました。ほかにはいらっしゃらないですか?」という声に、「ご、505,000」というか細う声が上がるが、「600,000!!」と強気にかぶせて発言してくる。

おおっ~というどよめきとこれは手が出せないという雰囲気が会場を充満してくる。

そろそろかなと思っているとシオンが手を握ってくる。

「旦那様・・・・・・リルは絶対に必要です」と珍しく心配げに囁いてくる。

まったく、しょうがないな。シオンは。

「ひゃ、ひゃく。いいよ」とにちゃ~と笑うと手を握ったまま、「100万リーゲル」とその天使のような声色をコロセウムに響かせる。

会場がさらにどよめく。

「おおぅ!これはお美しい銀髪の奥様より、100万リーゲル出ました!!100万リーゲルより上の方はいますか?」

その言葉に、当然目が向けられるのは60万リーゲルを叫んだ人物だ。

男は隣の男と何事か話している。パトロンか何かなのかな。フードをかぶっていてよく分からなかった。

「ひゃ、120万リーゲル!!」
「120万でました!!もう止まらない。さぁ120より上の方は?!」

会場がどよめく。どこまで行くんだという熱狂が高まり、今度はシオンに注目が集まる。



紅玉の瞳が真剣にこちらを見る。

「・・・・・・旦那様」とシオンが強くこちらの手を握ってくる。

もちろんこちらは1億以上あるのだ100,200なんてなんてことない。
ただ、少しシオンを困らせてみたくて、困ったように頬をぽりぽり掻いてみる。

どうしようかなーと。

「旦那様、リルは魔法使いです。攻撃魔法の使い手は早々手に入りません」と熱心に説き伏せてくる。

そうじゃないんだよな。

「こ。こんや」
「はい・・・・・・」
「きき、期待、しししても?」

にちゃ~とシオンをのぞき込むように笑いかけると「勿論です。旦那様、いつも以上に頑張らせていただきます」
とはっきりと言った。


くっくくくく、待ってましたよ。その言葉。

シオンに2本指でVを作ると「に、にひゃく」と伝えると。

「200万リーゲル!」とその美声をコロセウムに響かせる。

会場の歓声で、コロセウムが揺れた気がした。

「なんと200万です! 200万リーゲルが出ました!!かの月の女神と見紛うばかりの銀髪の若奥様より200万リーゲルです。ほか、ほかはいらっしゃいませんか?!」

さすがの司会役の男も興奮気味だ。

ほかの観客よろしく男を見ると、項垂れて下を向いていた。

どうやら勝負あったようだな。

ふんす。まぁ鼻から勝負などする気はないが。

司会役のそれを見たのか「落札!! 200万リーゲルで落札!!」と絶叫を上げた。


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