【R18】World after 1 minute 1分後の先読み能力で金貨100万枚稼いだ僕は異世界で奴隷ハーレムを築きます

ロータス

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プロローグ

プロローグ② ファブラの賭け

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「是非、じっくりとご覧ください。当方の選りすぐりの娘たちとなっております」



おっぱいが大きい子、小さい子、というか年齢的にあの猫耳の子はなんかはアウトなんじゃないか。

いや異世界というとなんでも許された世界なのか。淫行条例などお構いなしだ。

まったく異世界。いけない子だ。

女性から少女にそれ未満な子まで見ていく中でやはり目がとまるのは彼女一人だ。


気だるそうにする子から、恥ずかしそうにもじもじと裾を抑えている子、積極的にウィンクなんて飛ばしてくる子もいる。

そんななかで彼女だけは背筋をピンと伸ばしこちらの胸辺りで視線を固定して立っている。



訓練されたメイドみたいだ。メイドなんてアニメぐらいでしか見たことないけど。



「ふっふふ」



僕が彼女を熱心に観察していると、ファブラが小さく笑ったのが見えた。



な、なにがおかしいんだこの野郎。



「ドモン、シオンを残して。1~12をだしていい」



ドモンと呼ばれた、先ほど入ってきた禿げた男が女の子たちを出していく。



そしてシオンと呼ばれた、さきほどの少女だけが残った。



「さすがはシュサック様、お目が高い。彼女はかなりレア者。当方の用意できる奴隷のなかで一番の上物でございます。ご挨拶を」



「ハーフヴァンパイアのシオンと申します」



彼女がそう名乗るとビキっと音がしそうなほどに緊張が走った。

心臓が高鳴る。な、なにが起きたのだろうか。



「シオン」とファブラが呼ぶ。



気にせずシオンは「シュサック様。よい出会いになることを」と優雅に頭を下げる。

するとパラパラと雪が舞い散るように細く繊細な銀髪が流れるように落ちる。

ゴクリと溜まった唾を飲み込む。

彼女を買えるのか。そのことで頭がいっぱいで場の空気などどうでもよかった。

「こちらのシオンは、実は貴族の出でございます。色々とあり当方の扱う奴隷となりました。そのため礼儀作法も心得ておりますのでメイドとしても使えます。さらに彼女はハーフヴァンパイアということもあり、高い身体能力、再生力、魔法適正があり、ダンジョン探索される際や護衛などもこなせる戦闘隷奴としても活躍することが出来ます」

ハーフヴァンパイアというのか。通りであどけなさがどことなく残るのに完成された美があるような人間離れした美しさがあるわけだ。

彼女になら血を吸われてもいいかも、なんて。

「ダンジョンでしたら、以前の旦那様にも連れて行ってもらいました。おまかせください」

「シオン…………黙っていろ」


シオンはそう言われると綺麗な紅玉色の瞳を閉じ、小さく頭を下げ一歩下がった。


「失礼致しました。続けましょう」

朗らかにファブラはそう言ったが、さすがに今のやりとりでこちらも気が付いた。

どうやら、シオンはこちらにとってマイナス情報を言っているようだ。

意図は分からないが、…………まさか僕に買われたくないのだろうか。

ショックだ。それに前の旦那様ということはきっと…………。

ああっ、なんだろう一気に冷めてきてしまった。

「ええ、確かに一度奴隷として買われ、転売されております」

ああ、ほらそういうことね。ヤリ捨てってやつだ。

「誰とはもしあげられませんが、さる貴族のお方です。つまりメイドとしての教育が必要ないということも言えますね。ほかにも」

ファブラは一生懸命にシオンのセールスポイントを説明してくるが、先程のことの件が脳裏をよぎりなかなか入って来ない。

それに!とファブラの一際大きな声でようやく我にかえった。

「シオンは、処女でございます」

耳を疑った。

そしてシオンを見る、均整のとれた目鼻、大きすぎ、小さすぎない程よい胸、全体的にさらりとした肢体だが、くびれた腰回りに、上に築き上げたお尻。

「嘘でしょ?」

「嘘ではございません。私共は一切手を出しておりませんし、前の主人も特殊な趣味により手を、いや性交など一切しておりません」

ありえるのかそんなこと。僕なんかじゃ我慢できそうないな。男色の趣味でもあったのだろううか。


「シオン、シュサック様はお疑いのようだ。証拠をお見せしなさい」


えっ!証拠だとっ?!

「かしこまりました」


小さく頭を下げ、シオンが僕の前に立つ。


上から見下げる瞳と目が合う。

ルビーのような綺麗な瞳からは特に感情は感じなかったが、それが無機質的な印象が人形めいていてそれはそれで美しかった。



どう証拠をお見せしてくれるのか?!それを楽しみにドキドキしていると、シオンはくるりと後ろを向いた。



つまり形の良い尻がこちらを向く。



めくって確認してもいいのだろうか。



粗相のないように手汗で濡れる手のひらをズボンの膝でさりげなくふく。



すると、シオンは失礼しますと静かにいい、足を肩幅ほどに広げ、そのまま礼をするように深々と頭を下げた。





所謂、前屈運動である。



裾が短いワンピースの女の子の。



それも奴隷だ。下着などという高級品など身につけているわけでもない。



つまり、ノーパンである。



ノーパンである。





大事なことだ。





目の前に広がる雪原のような白い肌、うっすら輝く銀の煌きは毛だろう。あそこの毛は髪の毛と同じ色みたいだ。



そこにクレパスがあった。



きれいに閉じられたスジマンというやつだろう。



「シオン、そのまま開いてお見せして」



ブァブラ!おまえというやつは!!


いい奴やな。さっきは怖そうとか思ってたけどそんなことなかったんだ。

シオンは命じられたまま白魚のように白く細くきれいな指を伸ばす。



こ、これが、あそこか。

宝箱が開き、なかから目が絡むほどの黄金の輝き、すくなくとも僕にはそのエフェクトが見えた。


ピタリと閉じたクレパスが、一枚一枚花弁を取るように二本の指をV字にして広げられていく。


ピンク色の綺麗なナカ。


これがシオンちゃんのアソコ。



それは神域のように清らかで穢すことを憚れる神聖さを持っていた。



しかし、それ故に清いものを汚してみたいという征服欲が浮かんできた。


「シュサック様、具合を確かめてよろしいですが、万が一傷でもついた場合は即お買い上げいただきます」



それで、ハッとしたどうやらいつのまにか手を伸ばしていたらしい。



慌てて引っ込めると逆にシオンの腕がもう一本伸びてくる。そして、お尻の割れ目へと向かい、そのままこちらも開かれる。


綺麗なアヌスが顔を出し、動かぬ無垢なアソコとは違い、こっちだよとヒクヒクと誘うように蠢いている。


香水でも付けているのか淫靡な香りが鼻腔を誘うようにくすぐってきた。

無垢なるものを汚したいという征服欲とは違う、どこまで一緒に落ちていきたいという怠惰で堕落した欲が駆け巡る。



まさにアソコとアヌスで聖魔一体の身体だ。

「どうでしょう?綺麗なもんでしょ」

はい、大変綺麗です。買います。

僕、シオンちゃん買います。



お金いりません。全額使います。



「シオン、もういい。下がれ。交渉が終わるまで別室にいろ」



ブァブラの命令でシオンちゃんの前屈は終わり、薄汚れたワンピースが前に来るが、それでも形がいいお尻というのは分かる。



今すぐむしゃぶりつきたいぐらいだ。



シオンは頭を下げ、何事もなかったかのような退室していった。



「では早速シオンの値段ですが、先程も言った通り貴族の出であり、紛れで高貴!正直大変お高くなっております」


うるせーよ、幾らでもいいから言いやがれ!

言い値で買うたるわ!



「でで、いいい、いくら?」

「1千万リーゲル」



なんだ、買えるじゃん。いいよと口を開こうとした時、



「と、言いたいところですが、シュサック様は大切なお客様こちらも勉強させて頂きます。ズバリ、500万リーゲル。ハーフだけに半額にさせていただきます。・・・・・・ここ笑いどころなんですがね。はっははは」



はっははは、じゃね!

いきなり半額も減りやがった!

正直、奴隷の相場なんて分からないけど。

これたぶん、相当ぼられてるぞ!!

それだけはわかる。

だがどう下げるか、値引き交渉したいが、喋りには自信がない。


どうしたものか。悩んでいるとブァブラが分かりやすいぐらいのため息をついた。


「こちらもかなり勉強したんですがね。迷われるというのなら・・・・・・」と虚空を見つめる。



なんだ?とみていると、わざとらしいぐらいに、いいことを思いつきました!と手を叩いた。



「では、どうでしょう?ここはギャンブルの最高峰、コロセウム。ゲームで決めるというのは?」



ゲーム?



「トランプカードを使った簡単な二者択一の簡単なゲームです。シュサック様が勝てば、シオンをタダでお渡しいたします。そのかわりシュサック様が外した場合は、勝ち金を置いていて頂くということで」

どす黒い笑顔だ。思わず怯みそうになるが、


「ややや、やるよ」と答えた。

「おおっ、流石はシュサック様!早速準備いたします」



どうせやらないと帰れないのだろう。あっちはどうあっても勝ち金を帳消しにしたいらしい。

まぁ、すぐに殺されないだけマシと思うべきだろう。

しかしな、こちらはスキルがあるんだ。1分間の出来事がわかるんだ。こんな単純なゲームで負けるわけがないというのもある。

「ではまずカードは……おお、ラッキー7ですか」

「あ、ああああの」

「なんでございましょう? 何か私どもに不手際が?」


ひぃいいい、睨まないでよ。怖いじゃないか


「そそそうじゃ、ない。ひひひ引き分け、とか、ジョーカー」

「ああ、そういうことでしたか。その心配はございません。カードはこの2枚」


そう言ってファブラは7のカードの横に2枚のカードを置いた。


「どちかが7より下か上でございます。シュサック様にはそうですね、…………上のカードを選んでいただきましょう。どうぞ」


そういうことか。それなら引き分けはないということか。

確率は50%。


まぁスキルがあるから、100%勝てるけどね。


World after 1 minute発動、まずは右のカード。


右のカードは、5だった。そして朗らかな笑顔を浮かべるファブラに見送られるように部屋出ていく、悲壮感漂う僕の背中。



はずれだ。一応、左のカードも見ておくか。



World after 1 minute発動。



左のカードは、3だった。同じように朗らかな笑顔を浮かべるファブラに見送られるように部屋出ていく、悲壮感漂う僕の背中。



スキルが切れシミュレーションが終わる。



こいつ、はめやがった。最初からはずれしかないんだ。



あまりの理不尽さに頭にかぁーと血が上っていくのを感じた。


体中が熱い。


さきほどまで無事に帰れればそれでいい。

そう思っていたのに。

絶対にシオンは手に入れる。


その想いが体を駆け巡り、あふれる思いそのままに両手で左右のカードをたたきつけるように僕は抑えた。

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