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27話 疑惑の夜
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「だから違うって言ってるでしょ!」
「―――っ!…………なんだ?」
ヨハクが玲奈と別れた後、ミリオたちは上かなーとフロアをぶらついていると怒声が聞こえてきた。
「何が違うっていんですか!」
続く、怒声と怒声、なんだと思いつつ、ヨハクは声のしたほうに進むと、事務室の前に皆が円状に集まっていた。
その喧騒の輪なのかには、絵里奈と小豆、そしてミリオいた。
事務室の扉の前に仁王立ちした絵里奈は扉にへばりつき、中に入りたいのか小豆は、それを引き剝がそうとしている。取っ組合い、罵りあう二人をミリオが懸命になだめている。
三つ巴の争いに、ヨハクもほかの取り巻き同様にあたふたすることしか出来なかった。
反対側に玲奈を見つけ、目が合ったが、さぁ?という感じに首を振られてしまった。
そこに、「三人とも、やめろ!」
息を切らせた今井、それに小百合と笹の三人が現れた。
「三人とも離れて! 事情を、事情を聞かせてくれ!!」
輪の中心の輪の中に割って入ってきた笹に、毒気を抜かれてたように縺れた三人は離れた。
絵里奈は扉を背に肩で息をしながら、まるで周りの人すべてを敵であるかのようににらみつけている。小豆も肩で息をしながら、まるで怒りを抑えるために、ぼさぼさになった銀髪を手で梳いている。
「それで何があったて言うんだい?」
笹は額に玉のような汗を浮かべているミリオに聞いた。絵里奈や小豆では、また言い争いになると思っただからだろう。
ミリオは、手の甲で乱暴に汗をぬぐうと、経緯を話し始めた。
「以上だ」
ミリオは端的に今の状況を説明すると、そう言って口をきつく真一文字に結んだ。
「分かりましたか?つまりこのバリケードの中に害虫(ペスター)がいるってわけですよ」
「決めつけんなよ! 違うって言ってるでしょ!」
「分かったから、二人とも落ち着いて!」
再び取っ組み合いを始めそうな二人を間に入って笹が止める。
それもそうだろう、あの恐ろしい害虫(ペスター)がこの事務室の中で生まれるかもしれないのだ。
ミリオの語った状況的には、委員長こと竹内葵がけがをしており、それは害虫(ペスター)に引っかかれた傷かもしれないというのだ。そして今、葵は高熱を出して倒れているのだ。
これは害虫(ペスター)になる前兆かもしれない。それは果てしない恐怖だ。
いくら退治できる方法があるとはいえ、みな少なからず害虫(ペスター)に恐怖を抱いているのだ。いくら殺虫剤があろうとゴキブリと対面したくないように、いやそれの数十倍濃くしたような恐怖だ、小豆が激高するのもしょうがない。
トンっとヨハクの足に何かがもたれてきた。見下げると青紫にメッシュにように黄色の房が混じる髪が見えた。妖精のように可愛らしい少女アイリスだった。
アイリスは、持たれながら顎に手を当てて何事かを考えているのかむぅーとうなっている。
それにヨハクはちょっとホッとしていた。なんとなくアイリスの時折見せる合理的な性格でもっと排除すべきだといいそうな気がしていたからだ。
「では、アイリスちゃんに聞いてみましょうか?」
皆の視線がヨハク…………ではなくアイリスに集まる。
しかし、アイリスはそれに動じることもなく、考え事を続行させているようだ。
「ねぇ、アイリスちゃんは竹内先輩は害虫(ペスター)になると思いますか?」
「そんなわけない!…………そうでしょ?」
詰める寄る二人に、アイリスは首を振る。
「分からない」と呟く。
「はぁ、分からないって何よ!普段は偉そうにしているくせになによ!違っていいなさいよ!」
「やめてください!野崎先輩。アイリスちゃん、どうして分からないか教えてください」
さらに詰め寄る絵里奈に、なだめる小豆、それでもアイリスは「分からない」と繰り返す。
そこに「だめだよ!委員長!!」ていう叫びが事務所内から上がった。
温まったフロアの空気が一瞬にして凍り付いた。緊張の間、皆が一様に事務室のドアを注視している。
そして、―――――ガチャッとドアノブが回った。
ギィイイという軋んだ音を立てながらドアが開くと、
そこには、高熱のためか玉のような汗を額に浮かべ髪の毛はシャワーを浴びたようにしめり張り付いている。それなのに体は寒いのか真夏日だというのに毛布を体に巻き付け、震えながら、でも自分の足でちゃんと立った竹内 葵がいた。
「委員長、無理しちゃだめだって」
すぐに久美が肩を貸す様に葵の体を支える。
「ありがとう、久美…………でも自分で立てるから」
そう言いつつも振りほどく元気もないのか葵はなされるがままだ。
黒い瞳は熱で少し濁っているが、それで意思の光を持って周りを見渡した。
「ご、ごめんなさい。今まで黙っていてごめんなさい。こんなことになってしまってごめんなさい」
そして、勢いよく頭を下げて誤った。
「私、出ていくから」
呆然と聞いていた面々もその言葉でハッと我に返る。
「そんな事言い分けない!」
絵里奈が激高した!
「葵、寒いんでしょ?辛いんでしょ?足が震えてるんじゃん。ここは私がなんとかするから、寝よう」
「そういうわけには…………これ以上迷惑はかけられないよ」
「めいわくぅ、な、んてないよ…………」
久美が涙声でそう応じる。
「あんたたち、寄ってたかってなによ!中学生の女の子一人を囲って!…………そ、そんなに。そんなに葵を殺したいのか!」
「そ、そんなつもりはないよ。野崎さん。落ち着いて」
「じゃあ、どういうつもりなんだよ!」
笹が取りなそうとするが、激高した絵里奈はそれが耳に入らず周りが全員敵かのように暴れる。葵はせき込みながらも「ごめんなさい、ごめんなさい」を繰り返し、久美は泣きはらし、阿鼻叫喚な図式に誰も口をはさむことが出来ず、笹も困りあぐねていた。
「もういい!」
野太い、咆哮のような怒声が響く。
「もういい、病人は労わるものだ。委員長、大丈夫だから、俺が一晩中そばにつく。だから、もう寝ろ」
ミリオが葵の涙を強引に指で拭うと、疲労の極致だったのだろう、ミリオに倒れるかかるように眠った。
そんな葵をミリオは事務室内へと運び、毛布かけ再び戻ってきた。
そして、ガンっと床にナイフを突き刺した。
アウトドア用品コーナーにあったのだろう、鉈を思わせる大ぶりなコンバットナイフがその切れ味を想像させるように鈍い銀色の光を放つ。
ミリオはドアのそばに腰かけて言った。
「俺が一晩中ここで見張る。もし、委員長がそうなら…………俺がやる」
「みねお!」
「そうじゃなきゃ、みんなが納得しない!」
「それでいいな」
ミリオが睨むように小豆を見つめる。
小豆は、ミリオを見下ろしながら、冷たく、鋭利で、蛇のように瞳孔が開かれた射竦めるような視線で返した。
「出来るんですか、本当に?」
それにミリオはフッと笑った。
「心配してくれてるのか?」
「なっ! 違いますよ!誰が心配なんて! 私はただようやく安心できるようになったここを血の海にされたくないだけです。…………だから、私は私の目の前に現れたら…………やりますから」
それだけ言い切ると小豆は銀髪の髪を翻し、去っていた。
「ほかには何かないか?」
ミリオが順繰りと周りを見通すと、ヨハクと目が合い次いで視線を落とし、アイリスを見る。
皆の視線が再びアイリスに注がれる。
もう考えはまとまったのか、アイリスはいつものごとく腰に手をあてて自信げだった。
「まぁ、それでいいんじゃないかしら」
「そうか…………」
ミリオもアイリスの言にホッとしたようだった。
「はっきりと言ってペスターのような嫌な感じもしなくはないけど、それよりも花と力の波動を感じるの。でも彼女は確かに雑草なはず…………とっても不思議ね。でもそれが私が天使へと至るために必要な何かかもしれない」
アイリスは意味深なことを言いながら、それについて説明する気はないようで「喉が渇いたわ」と去っていってしまった。
アイリスの行動に皆も従うようにちりじりに去っていた。
ゴンやグリ、ヨハク達はミリオと共に残る気でいたが、ミリオにお前たちは休め!と追い返されてしまった。
仕方なくヨハク達はイベントスペースに戻り、それぞれが持ち込んだ真新しい新品の毛布をかぶって寝た。
道中、妙に明るくふるまうゴンが気になったがそれ以上にヨハクは、笹と小百合が二人で何を話していたのかが気になってしまってしまったそれどころではなかった。
明日、玲奈さんに頼んでそれとなく教えてもらおうかな。なんてことを考えながら、色々とあって疲れていたのであろう、ヨハクは意識はすぐに闇に埋もれて行った。
「―――っ!…………なんだ?」
ヨハクが玲奈と別れた後、ミリオたちは上かなーとフロアをぶらついていると怒声が聞こえてきた。
「何が違うっていんですか!」
続く、怒声と怒声、なんだと思いつつ、ヨハクは声のしたほうに進むと、事務室の前に皆が円状に集まっていた。
その喧騒の輪なのかには、絵里奈と小豆、そしてミリオいた。
事務室の扉の前に仁王立ちした絵里奈は扉にへばりつき、中に入りたいのか小豆は、それを引き剝がそうとしている。取っ組合い、罵りあう二人をミリオが懸命になだめている。
三つ巴の争いに、ヨハクもほかの取り巻き同様にあたふたすることしか出来なかった。
反対側に玲奈を見つけ、目が合ったが、さぁ?という感じに首を振られてしまった。
そこに、「三人とも、やめろ!」
息を切らせた今井、それに小百合と笹の三人が現れた。
「三人とも離れて! 事情を、事情を聞かせてくれ!!」
輪の中心の輪の中に割って入ってきた笹に、毒気を抜かれてたように縺れた三人は離れた。
絵里奈は扉を背に肩で息をしながら、まるで周りの人すべてを敵であるかのようににらみつけている。小豆も肩で息をしながら、まるで怒りを抑えるために、ぼさぼさになった銀髪を手で梳いている。
「それで何があったて言うんだい?」
笹は額に玉のような汗を浮かべているミリオに聞いた。絵里奈や小豆では、また言い争いになると思っただからだろう。
ミリオは、手の甲で乱暴に汗をぬぐうと、経緯を話し始めた。
「以上だ」
ミリオは端的に今の状況を説明すると、そう言って口をきつく真一文字に結んだ。
「分かりましたか?つまりこのバリケードの中に害虫(ペスター)がいるってわけですよ」
「決めつけんなよ! 違うって言ってるでしょ!」
「分かったから、二人とも落ち着いて!」
再び取っ組み合いを始めそうな二人を間に入って笹が止める。
それもそうだろう、あの恐ろしい害虫(ペスター)がこの事務室の中で生まれるかもしれないのだ。
ミリオの語った状況的には、委員長こと竹内葵がけがをしており、それは害虫(ペスター)に引っかかれた傷かもしれないというのだ。そして今、葵は高熱を出して倒れているのだ。
これは害虫(ペスター)になる前兆かもしれない。それは果てしない恐怖だ。
いくら退治できる方法があるとはいえ、みな少なからず害虫(ペスター)に恐怖を抱いているのだ。いくら殺虫剤があろうとゴキブリと対面したくないように、いやそれの数十倍濃くしたような恐怖だ、小豆が激高するのもしょうがない。
トンっとヨハクの足に何かがもたれてきた。見下げると青紫にメッシュにように黄色の房が混じる髪が見えた。妖精のように可愛らしい少女アイリスだった。
アイリスは、持たれながら顎に手を当てて何事かを考えているのかむぅーとうなっている。
それにヨハクはちょっとホッとしていた。なんとなくアイリスの時折見せる合理的な性格でもっと排除すべきだといいそうな気がしていたからだ。
「では、アイリスちゃんに聞いてみましょうか?」
皆の視線がヨハク…………ではなくアイリスに集まる。
しかし、アイリスはそれに動じることもなく、考え事を続行させているようだ。
「ねぇ、アイリスちゃんは竹内先輩は害虫(ペスター)になると思いますか?」
「そんなわけない!…………そうでしょ?」
詰める寄る二人に、アイリスは首を振る。
「分からない」と呟く。
「はぁ、分からないって何よ!普段は偉そうにしているくせになによ!違っていいなさいよ!」
「やめてください!野崎先輩。アイリスちゃん、どうして分からないか教えてください」
さらに詰め寄る絵里奈に、なだめる小豆、それでもアイリスは「分からない」と繰り返す。
そこに「だめだよ!委員長!!」ていう叫びが事務所内から上がった。
温まったフロアの空気が一瞬にして凍り付いた。緊張の間、皆が一様に事務室のドアを注視している。
そして、―――――ガチャッとドアノブが回った。
ギィイイという軋んだ音を立てながらドアが開くと、
そこには、高熱のためか玉のような汗を額に浮かべ髪の毛はシャワーを浴びたようにしめり張り付いている。それなのに体は寒いのか真夏日だというのに毛布を体に巻き付け、震えながら、でも自分の足でちゃんと立った竹内 葵がいた。
「委員長、無理しちゃだめだって」
すぐに久美が肩を貸す様に葵の体を支える。
「ありがとう、久美…………でも自分で立てるから」
そう言いつつも振りほどく元気もないのか葵はなされるがままだ。
黒い瞳は熱で少し濁っているが、それで意思の光を持って周りを見渡した。
「ご、ごめんなさい。今まで黙っていてごめんなさい。こんなことになってしまってごめんなさい」
そして、勢いよく頭を下げて誤った。
「私、出ていくから」
呆然と聞いていた面々もその言葉でハッと我に返る。
「そんな事言い分けない!」
絵里奈が激高した!
「葵、寒いんでしょ?辛いんでしょ?足が震えてるんじゃん。ここは私がなんとかするから、寝よう」
「そういうわけには…………これ以上迷惑はかけられないよ」
「めいわくぅ、な、んてないよ…………」
久美が涙声でそう応じる。
「あんたたち、寄ってたかってなによ!中学生の女の子一人を囲って!…………そ、そんなに。そんなに葵を殺したいのか!」
「そ、そんなつもりはないよ。野崎さん。落ち着いて」
「じゃあ、どういうつもりなんだよ!」
笹が取りなそうとするが、激高した絵里奈はそれが耳に入らず周りが全員敵かのように暴れる。葵はせき込みながらも「ごめんなさい、ごめんなさい」を繰り返し、久美は泣きはらし、阿鼻叫喚な図式に誰も口をはさむことが出来ず、笹も困りあぐねていた。
「もういい!」
野太い、咆哮のような怒声が響く。
「もういい、病人は労わるものだ。委員長、大丈夫だから、俺が一晩中そばにつく。だから、もう寝ろ」
ミリオが葵の涙を強引に指で拭うと、疲労の極致だったのだろう、ミリオに倒れるかかるように眠った。
そんな葵をミリオは事務室内へと運び、毛布かけ再び戻ってきた。
そして、ガンっと床にナイフを突き刺した。
アウトドア用品コーナーにあったのだろう、鉈を思わせる大ぶりなコンバットナイフがその切れ味を想像させるように鈍い銀色の光を放つ。
ミリオはドアのそばに腰かけて言った。
「俺が一晩中ここで見張る。もし、委員長がそうなら…………俺がやる」
「みねお!」
「そうじゃなきゃ、みんなが納得しない!」
「それでいいな」
ミリオが睨むように小豆を見つめる。
小豆は、ミリオを見下ろしながら、冷たく、鋭利で、蛇のように瞳孔が開かれた射竦めるような視線で返した。
「出来るんですか、本当に?」
それにミリオはフッと笑った。
「心配してくれてるのか?」
「なっ! 違いますよ!誰が心配なんて! 私はただようやく安心できるようになったここを血の海にされたくないだけです。…………だから、私は私の目の前に現れたら…………やりますから」
それだけ言い切ると小豆は銀髪の髪を翻し、去っていた。
「ほかには何かないか?」
ミリオが順繰りと周りを見通すと、ヨハクと目が合い次いで視線を落とし、アイリスを見る。
皆の視線が再びアイリスに注がれる。
もう考えはまとまったのか、アイリスはいつものごとく腰に手をあてて自信げだった。
「まぁ、それでいいんじゃないかしら」
「そうか…………」
ミリオもアイリスの言にホッとしたようだった。
「はっきりと言ってペスターのような嫌な感じもしなくはないけど、それよりも花と力の波動を感じるの。でも彼女は確かに雑草なはず…………とっても不思議ね。でもそれが私が天使へと至るために必要な何かかもしれない」
アイリスは意味深なことを言いながら、それについて説明する気はないようで「喉が渇いたわ」と去っていってしまった。
アイリスの行動に皆も従うようにちりじりに去っていた。
ゴンやグリ、ヨハク達はミリオと共に残る気でいたが、ミリオにお前たちは休め!と追い返されてしまった。
仕方なくヨハク達はイベントスペースに戻り、それぞれが持ち込んだ真新しい新品の毛布をかぶって寝た。
道中、妙に明るくふるまうゴンが気になったがそれ以上にヨハクは、笹と小百合が二人で何を話していたのかが気になってしまってしまったそれどころではなかった。
明日、玲奈さんに頼んでそれとなく教えてもらおうかな。なんてことを考えながら、色々とあって疲れていたのであろう、ヨハクは意識はすぐに闇に埋もれて行った。
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