スパダリヤクザ(α)とママになり溺愛されたオレ(Ω)

いりや

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ナカの診察 3

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先生がなんか怖い…っ
怒ってる…っ。怒らせちゃったんだ…っ
どうしよう
「ごめん…っなさ…っ…痛っ…ぁあっ動かさないで…っ」
「私ね、頑張る子は好きなんです。応援してあげようって気持ちになります。
でも、聞き分けなくいつまでもすねてる子は好みません。これでも痛くないように努力はしているんです。我慢なさい」
「痛い…よ。嘘じゃない…っ」
「嘘じゃないかもしれませんが、私が気遣わなければもっと痛いんですよ?理解してます?」
「う…うん。ごめん…しゃい」
「分かればいいんです。冷たい態度を取って悪かったですね?」
「は、はい」
あずさは診られることにようやく納得し、足を広げた
「いい子ですあずさくん。上手ですよ」
「ほんと?」
「ええ。それで足の力を抜く。だらんとして」
「こう?」
「そうです。そう。動かしますよ」
「ぁっ…あんん…気持ち悪いよぉ」
「辛いね。あと少し…計測します…8…ですね。ボーダーラインの6cmは越えているので現段階では心配ありませんが…菲薄ひはく傾向にあるので注意がいります。なるべく抑制剤は使わない方向でいきましょう」
「え?どういう…」
「内膜が少し薄くなっているのでその点滴を止めます。エコーを抜きますよ」
「んっ…んんっ…で、でも…そんなことしたら…ヒートが…」
「ですね。でも、あずさくんにとって害になると分かった以上は続けられません。龍臣さんにも納得させる説明ができませんから明日の夕方でしょうか?それまで頑張りましょう」
「無理だよ…」
「怖くありません。もし辛いようなら私が鎮めてあげますから」
「だめだよ…浮気したくない」
「指でいじるだけなら浮気にはなりませんよ。落ち着くまで付き添いますから」
「点滴止めないで…先生」
「すみません。昨日の段階でリスクを説明すべきでしたね?私の落ち度です。緊急抑制剤も今朝使っていますからあずさくんの許容量をおそらく超えたんだと思われます」
「…分かった」
「いい子です。椅子を元に戻しますね」
あずさは静かに椅子の形態が戻っていくのを待った
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