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青葉ママ、竜胆邸へ
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あずさの部屋から病院の玄関へと出ると青葉はタクシーに乗り、久々に竜胆邸へ帰ってきた。
「約1年ぶりの我が家…庭の鯉たち元気かな…?」
青葉は屋敷の玄関から入らずに庭へと入り庭の池の鯉を眺め、着物の合わせから持ってきた鯉のエサの袋を取り出し
「僕の可愛い鯉たちぃおいでー。ごはんあげますよー」
鯉を呼ぶとエサの粒をひとつかみ掴み池へ投げ、パチャパチャと音を立てて鯉はエサを食べた
「ふふ。可愛い子たち…もっとあげるね?」
しばらく庭にしゃがみこんで青葉が鯉と遊んでいると、ちょうど蒼炎が廊下を通りがかり蒼炎ははっと息を飲んだ。
青葉がいる!そのまま旅に出ずにちゃんと屋敷に寄ったのか!
庭にいる青葉の存在に気付き蒼炎は縁側から庭に降りて池へと駆け寄り池の前にいる青葉の背を抱き一緒に座り込むと青葉の名を呼び
「青葉…っ」
「ん?」
「青葉、おかえり」
「蒼炎さん、ただいま。組長が膝を付いてはいけませんよ?下の者に示しが…」
「そんな硬いことを言うな」
蒼炎は青葉の顎を掴んで振り向かせ、青葉の唇を奪い
「っん……っん…」
2人は舌を絡め合って再会を喜び、息苦しくなってきた青葉がトントンと蒼炎の肩を叩くと蒼炎は唇を離し
「会いたかった」
「僕の可愛い人…。僕たちのお部屋に連れていってくれますか?」
「ああ、もちろんだ。行くぞ」
蒼炎は青葉を横に抱きあげて縁側から家の中に入り夫婦の寝室へと青葉を運び入れた
「約1年ぶりの我が家…庭の鯉たち元気かな…?」
青葉は屋敷の玄関から入らずに庭へと入り庭の池の鯉を眺め、着物の合わせから持ってきた鯉のエサの袋を取り出し
「僕の可愛い鯉たちぃおいでー。ごはんあげますよー」
鯉を呼ぶとエサの粒をひとつかみ掴み池へ投げ、パチャパチャと音を立てて鯉はエサを食べた
「ふふ。可愛い子たち…もっとあげるね?」
しばらく庭にしゃがみこんで青葉が鯉と遊んでいると、ちょうど蒼炎が廊下を通りがかり蒼炎ははっと息を飲んだ。
青葉がいる!そのまま旅に出ずにちゃんと屋敷に寄ったのか!
庭にいる青葉の存在に気付き蒼炎は縁側から庭に降りて池へと駆け寄り池の前にいる青葉の背を抱き一緒に座り込むと青葉の名を呼び
「青葉…っ」
「ん?」
「青葉、おかえり」
「蒼炎さん、ただいま。組長が膝を付いてはいけませんよ?下の者に示しが…」
「そんな硬いことを言うな」
蒼炎は青葉の顎を掴んで振り向かせ、青葉の唇を奪い
「っん……っん…」
2人は舌を絡め合って再会を喜び、息苦しくなってきた青葉がトントンと蒼炎の肩を叩くと蒼炎は唇を離し
「会いたかった」
「僕の可愛い人…。僕たちのお部屋に連れていってくれますか?」
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