スパダリヤクザ(α)とママになり溺愛されたオレ(Ω)

いりや

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ふたばちゃんの診察

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ふたばを真ん中に挟んで3人で手を繋いで診察室に来ると樹医師は目を丸くし、頭を掻いた。
「ふたば、あずさくんを連れてきちゃったんですか?」
「だって怖いんだもん」
「紅葉も紅葉です。2人を止めなかったんですか?」
「一緒に来るのを止めたらふたばちゃんは絶対ここに来ないと思ったから。それくらい行くのを嫌がってました」
「それを納得させて連れてくるのが紅葉の仕事のひとつでもあるんですが…。まあいいです。あずさくん、お願いなので倒れないでくださいね?」
「倒れっ!?そんな衝撃的なことするんだ…」
「さて、ふたば。注射と診察はどっちが先がいいですか?」
「診察…。注射するとお尻痛いからそっち先がいい」
「じゃあ、ズボンを脱いで椅子に座りましょう。もちろん下着もね?」
「う、うん」
ふたばは震えながらズボンと下着を脱ぎカゴに置くと椅子にちょこんと居心地悪そうに座り、ふたばが座ると紅葉と樹医師とで素早くベルトを止めていき、樹医師はふたばが座る椅子の前に自分用のローラー椅子を出して座り、ふたばの椅子に操作盤に足を乗せ
「じゃあ始めますよ」
椅子を変形させていった
「こ、怖いっ」
「大丈夫、ふたばちゃん。ベルト付いてるから落ちないからね。お股広がるよ」
「う…ぅう…」
「ふたばぁ、膝を開いてください。背中とお尻はぺたんと台に付けて」
「開けないぃ」
「紅葉!」
「はい、ふたばちゃんこうだよ」
紅葉は診察しやすい位置にふたばの膝を開かせ
「この位置。そのままストップで閉じちゃダメ」

お、オレ…どこにいたらいいんだろう…とりあえずふたばちゃんのお股丸見えなんだけど、、気まずい…
「あずささん、そこで見てたいのかな?」
「え…」
「後学のために見ておきたいとかなら止めはしないけど、たぶんふたばちゃんの横に来て手を握ってあげる方がふたばちゃんは喜ぶと思うなぁ」
「わ、分かった。移動する」
紅葉に言われてあずさは移動し、ふたばの手を握った。

ふたばちゃん手から汗が出てる…緊張してるんだ。
励ましてあげなきゃ
えと…
「ふたばちゃん、頑張れ」
「あずさちゃん…怖いよ」
「うん、そうだよね。オレもこの後どうなるのか分からないから怖い」
「あのね、機械を使ってお股のナカを見られるんだよ。すっごく痛いんだよ」
それはいったい?普通にもう丸見えだったけど…と、あずさが考えていると樹医師はマイク型の道具を手に取った。

あ、昨日やったやつ。エコーだ。
確かにアレって痛いし嫌な感じだったな

あずさは昨日の診察を思い出し、苦い顔をした。
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