131 / 267
由宇 17歳編
般若祖父江
しおりを挟む
由宇の入院から数日が経ち、膀胱留置から解放された由宇は少しご機嫌がよかった。
「瀬谷先生、点滴はいつなくなる?」
「それはもうしばらく繋げておこうかな」
「ちぇ」
「舌打ちかぁ。由宇もここに慣れたってことだな」
「10日近くいりゃ慣れるって」
「由宇、それはそうとしっかり水分とってきちんと尿の報告はナースにしなさい。いいね?」
「分かった」
「さて、今日は処置3に行ってもらうが1人で行けるかい?」
「え?幼児じゃないんだから移動くらいできるけど?」
「そうか?他の子は付き添わないと無理だったり、抱っこして連れていく子もいるけど由宇は大人だな」
「?」
・
・
「えと…入ります」
「来たか。緊張している顔だな」
「その…えと」
「数日ぶりだけど覚えているか?祖父江だ。あらためてになるがよろしく。ちなみに元は小児科だったんだが縁あってここで働いているよ」
「お…覚えてる。てか、小児科?」
「なんだ?」
「般若みたいのが来たら子ども泣かない?」
「般若…って俺か?」
「他に誰かいます?」
「言うね。まあいい時間がもったいないからベッドへ行くぞ」
やたらと広いベッドには鎖が見える
え?あれ…使うつもり?
ベッドに座ったもののドギマギと祖父江と鎖を由宇は見、由宇がよほど不安気な顔をしていたのか祖父江は由宇の肩をたたき
「由宇が暴れなければ拘束はしない。さあそのまま左向きに横になろう」
ベッドに横たわるよう誘導した。
「こう?」
左を向き横になり由宇は寝心地のいいベッドに油断した。
「そう。それじゃ失礼するよ」
祖父江は由宇に浣腸をいきなり挿した
「っあぁ…な…に!」
「浣腸。前準備でね。必ず必要だから覚えよう」
「や…だっ。腹、痛い。グルグルっする」
「出そうか?どれ、よっと」
祖父江は慣れた手つきで由宇を横抱きにし、処置室内にあるトイレへと由宇を連れていきトイレに座らせた
「さあ出していいよ」
「え?ちょ…」
「何?」
「出ていって」
「それはできかねる」
「うやぁーっ。出てけってーっっ」
ブリブリ…
「う…ありえないってこんなん」
「腹押すぞ」
ぐーっと腹を押されると二度目の排便があり、由宇は涙目になり、口から涎を垂らした
「ぅぐ…っはぁ…はぁ」
「よし。できったようだ。歩けるか?」
「歩くし…」
息も絶え絶えになりながらベッドに横たわると、祖父江は不審な動きをしだした。
ドレッシングのボトルみたいなの…。あれってローションだ。この先生何する気だよ?
「由宇。少し痛みが出るとは思うが検査だ。四つん這いと仰向けで膝を抱えるの、さっきみたいに横向きだとどれがいい?」
「そりゃ横向き」
「分かった。じゃあいくぞ」
「いっっ!」
肛門にひきつるような痛みが走り、由宇は息を飲んだ。
「息を吐きなさい」
「痛いーっ」
「まだ2本だ」
「もう2本だしっ」
「反論する余裕があるなら大丈夫だ」
「はぅーっぐりぐりしないでーっ」
祖父江はナカを拡げようと、ぐりぐりと指を掻きまぜた。
横向きの由宇には見えないがその顔は般若の形相をしていた。
「瀬谷先生、点滴はいつなくなる?」
「それはもうしばらく繋げておこうかな」
「ちぇ」
「舌打ちかぁ。由宇もここに慣れたってことだな」
「10日近くいりゃ慣れるって」
「由宇、それはそうとしっかり水分とってきちんと尿の報告はナースにしなさい。いいね?」
「分かった」
「さて、今日は処置3に行ってもらうが1人で行けるかい?」
「え?幼児じゃないんだから移動くらいできるけど?」
「そうか?他の子は付き添わないと無理だったり、抱っこして連れていく子もいるけど由宇は大人だな」
「?」
・
・
「えと…入ります」
「来たか。緊張している顔だな」
「その…えと」
「数日ぶりだけど覚えているか?祖父江だ。あらためてになるがよろしく。ちなみに元は小児科だったんだが縁あってここで働いているよ」
「お…覚えてる。てか、小児科?」
「なんだ?」
「般若みたいのが来たら子ども泣かない?」
「般若…って俺か?」
「他に誰かいます?」
「言うね。まあいい時間がもったいないからベッドへ行くぞ」
やたらと広いベッドには鎖が見える
え?あれ…使うつもり?
ベッドに座ったもののドギマギと祖父江と鎖を由宇は見、由宇がよほど不安気な顔をしていたのか祖父江は由宇の肩をたたき
「由宇が暴れなければ拘束はしない。さあそのまま左向きに横になろう」
ベッドに横たわるよう誘導した。
「こう?」
左を向き横になり由宇は寝心地のいいベッドに油断した。
「そう。それじゃ失礼するよ」
祖父江は由宇に浣腸をいきなり挿した
「っあぁ…な…に!」
「浣腸。前準備でね。必ず必要だから覚えよう」
「や…だっ。腹、痛い。グルグルっする」
「出そうか?どれ、よっと」
祖父江は慣れた手つきで由宇を横抱きにし、処置室内にあるトイレへと由宇を連れていきトイレに座らせた
「さあ出していいよ」
「え?ちょ…」
「何?」
「出ていって」
「それはできかねる」
「うやぁーっ。出てけってーっっ」
ブリブリ…
「う…ありえないってこんなん」
「腹押すぞ」
ぐーっと腹を押されると二度目の排便があり、由宇は涙目になり、口から涎を垂らした
「ぅぐ…っはぁ…はぁ」
「よし。できったようだ。歩けるか?」
「歩くし…」
息も絶え絶えになりながらベッドに横たわると、祖父江は不審な動きをしだした。
ドレッシングのボトルみたいなの…。あれってローションだ。この先生何する気だよ?
「由宇。少し痛みが出るとは思うが検査だ。四つん這いと仰向けで膝を抱えるの、さっきみたいに横向きだとどれがいい?」
「そりゃ横向き」
「分かった。じゃあいくぞ」
「いっっ!」
肛門にひきつるような痛みが走り、由宇は息を飲んだ。
「息を吐きなさい」
「痛いーっ」
「まだ2本だ」
「もう2本だしっ」
「反論する余裕があるなら大丈夫だ」
「はぅーっぐりぐりしないでーっ」
祖父江はナカを拡げようと、ぐりぐりと指を掻きまぜた。
横向きの由宇には見えないがその顔は般若の形相をしていた。
1
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
好きだった幼馴染に出会ったらイケメンドクターだった!?
すず。
恋愛
体調を崩してしまった私
社会人 26歳 佐藤鈴音(すずね)
診察室にいた医師は2つ年上の
幼馴染だった!?
診察室に居た医師(鈴音と幼馴染)
内科医 28歳 桐生慶太(けいた)
※お話に出てくるものは全て空想です
現実世界とは何も関係ないです
※治療法、病気知識ほぼなく書かせて頂きます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる