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由宇 17歳編
由宇 膀胱鏡 3
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「堪忍堪忍。許してや?」
「たく…ただでさえ変なもんだらけの部屋で怖いってのにこんな間抜けな格好でさ」
「怒ってるなぁ、由宇」
「いや…だってさ」
待ってる間に嫌でもみえるうねうねした奇妙な物体。
カメラ?
なんか点滴バックみたいのついてるし謎…
「じゃあ…始めるが、くれぐれも動かないようにな?由宇」
「由宇くんさ、突然なんやけど部活何?」
「は?部活?」
「そ。俺は軽音部やったんやけど由宇くんは?」
「帰宅部」
「えーおもんなっ」
「だって面倒じゃん」
「周防~…」
「OK」
上から覆いかぶさり由宇の動きを周防が封じると狭窄部とその奥の前立腺内部へと瀬谷はカメラを進めようと操作した
「ひぁ…ぁ…やだぁ…そこ痛いぃ」
「息を吐こう由宇。力が入ると圧がかかって入らない。たぶんここが狭くて排尿障害が起きてるな」
「はぁ…はぁ…無理ぃ…んやぁって」
「息吐いてぇふー」
「ふ…っあ…っふー…」
「そううまいぞ。膀胱到達」
「ぁ…ぅ…何これ…ばっちり痛いじゃんか…事故関係あんの?」
「サドルで股間を強打したみたいだから強い負荷がかかってたぶんそれだろうね」
「でも偉いやん?由宇くん、もっと泣くかと思っとたのに。とりあえず褒めたるなっ」
由宇を解放し、由宇の頭を撫でると周防は由宇の腹に手を当てた
「あんな?よぉ聞き?今からここに生食っていう液体が入るから気持ち悪いけど頑張り?ええ?」
「何?どういう?」
「中を膨らませて診るねん。あと少しやから気張りぃ」
「ん…んんぁ…やめっ!うぁあこれ辛いっ」
「んー…膀胱内に出血の形跡はあるが…うん、いいね。よし終わろう」
膀胱に入れられた生食が吸引されるとずるずるとカメラが陰茎から出てきて、孔をガーゼで押さえられた。
次いで処置台が元の形に戻ると由宇は大きなため息をついた
「はぁ…終わった」
「由宇、おつかれだったね。おしっこが無事に出たのを確認したら部屋に帰れるからもう少しここにいてほしい。いいね?ちなみにガーゼはトイレに流したらいけないよ?」
「分かった…けど、出すの怖…」
「多少沁みるかもしれんが一時的だ。後は抗生剤を出しておくが細菌感染の可能性も0ではないから熱っぽいようならナースに言いなさい。いいね?今日のご褒美はまた後日するが後は頼むよ周防」
「分かりました。お疲れです、先生」
「由宇、ご褒美…また考えておいてくれるかい?」
「は?どうでもいい」
検査室から消えていく瀬谷の背中を恨みがましそうに由宇は見つめ、検査台の上から動かず左手の肘で顔を覆い隠し、泣いた
「たく…ただでさえ変なもんだらけの部屋で怖いってのにこんな間抜けな格好でさ」
「怒ってるなぁ、由宇」
「いや…だってさ」
待ってる間に嫌でもみえるうねうねした奇妙な物体。
カメラ?
なんか点滴バックみたいのついてるし謎…
「じゃあ…始めるが、くれぐれも動かないようにな?由宇」
「由宇くんさ、突然なんやけど部活何?」
「は?部活?」
「そ。俺は軽音部やったんやけど由宇くんは?」
「帰宅部」
「えーおもんなっ」
「だって面倒じゃん」
「周防~…」
「OK」
上から覆いかぶさり由宇の動きを周防が封じると狭窄部とその奥の前立腺内部へと瀬谷はカメラを進めようと操作した
「ひぁ…ぁ…やだぁ…そこ痛いぃ」
「息を吐こう由宇。力が入ると圧がかかって入らない。たぶんここが狭くて排尿障害が起きてるな」
「はぁ…はぁ…無理ぃ…んやぁって」
「息吐いてぇふー」
「ふ…っあ…っふー…」
「そううまいぞ。膀胱到達」
「ぁ…ぅ…何これ…ばっちり痛いじゃんか…事故関係あんの?」
「サドルで股間を強打したみたいだから強い負荷がかかってたぶんそれだろうね」
「でも偉いやん?由宇くん、もっと泣くかと思っとたのに。とりあえず褒めたるなっ」
由宇を解放し、由宇の頭を撫でると周防は由宇の腹に手を当てた
「あんな?よぉ聞き?今からここに生食っていう液体が入るから気持ち悪いけど頑張り?ええ?」
「何?どういう?」
「中を膨らませて診るねん。あと少しやから気張りぃ」
「ん…んんぁ…やめっ!うぁあこれ辛いっ」
「んー…膀胱内に出血の形跡はあるが…うん、いいね。よし終わろう」
膀胱に入れられた生食が吸引されるとずるずるとカメラが陰茎から出てきて、孔をガーゼで押さえられた。
次いで処置台が元の形に戻ると由宇は大きなため息をついた
「はぁ…終わった」
「由宇、おつかれだったね。おしっこが無事に出たのを確認したら部屋に帰れるからもう少しここにいてほしい。いいね?ちなみにガーゼはトイレに流したらいけないよ?」
「分かった…けど、出すの怖…」
「多少沁みるかもしれんが一時的だ。後は抗生剤を出しておくが細菌感染の可能性も0ではないから熱っぽいようならナースに言いなさい。いいね?今日のご褒美はまた後日するが後は頼むよ周防」
「分かりました。お疲れです、先生」
「由宇、ご褒美…また考えておいてくれるかい?」
「は?どうでもいい」
検査室から消えていく瀬谷の背中を恨みがましそうに由宇は見つめ、検査台の上から動かず左手の肘で顔を覆い隠し、泣いた
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