未分化少年特殊治療棟

紗くら

文字の大きさ
上 下
109 / 121

佐久間の過去 2

しおりを挟む
「さてと…まずはきみの気持ちを落ち着けるために魔法のアイテムをあげよう」
手のひらに乗せられた包みとその言葉に由宇は唖然とし
「は?何これ…」
汚いものを触るように端を摘み顔の前まで持ち上げた
「飴」
「見りゃ分かるし。ガキじゃないんだけど?先生さ、ふざけてんの?」
「まだガキだろ?大人な経験したことある?」
「…っ!無いよ」
「だよな?じゃあ、聞きなさい。さぁ舐めて」
いやいやながら包みを開け飴を口に入れると広がる甘ずっぱさに思わず由宇の顔が綻び、瀬谷はニンマリと笑う
「うまいだろ?」
「悪く…ない」
「素直じゃないな。ガキなんだからおいしいって笑え」
「だってこんなん舐め続けたら糖尿病一直線な気がする。デブりたくない」
「大丈夫だ。心配しなくてもこれから毎日のようにそれ以上にカロリーを消費することをせねばならんから」


瀬谷に言われたとおりにカロリーをかなり消費する事態になった

「や…やめっ。やだぁーセクハラっ。この椅子じゃできないって言ってたろ!うそつきが」
足をジタバタと動かし由宇は暴れたが、瀬谷は構わず由宇の陰茎をくわえたまま話した
「これは治療だよ。由宇」
「やぁだ…っ。も…やめ、ん…ぁ…ばかっ口、離せって!ちんちん舐めんなぁ。この変態医者っ」
「はじめてで驚いたかな?涙を浮かべてかわいらしいな。痛い治療も検査も今日はしない。気持ちよくなって終わり。由宇?明日以降さらに気持ちよくなるためにはどうする?痛い治療を頑張れ。ご褒美にもっと気持ちよくしてやるから」
「ふ…ぁあっ、やぁっ…」
「由宇、人間というものは快楽に弱い生き物でな…しかし、快楽と痛みは隣り合わせだ。痛みを乗り越えろ。ありとあらゆる快楽をその身に教えてやる」
「ひぁあっっああーっ」
由宇は仰け反り、少量の精液を瀬谷の口内に放出し、次いでクタリと椅子に倒れ、焦点があわずボーっと天井をただ眺めていた
影で口内の精液をティッシュに吐きだすと、瀬谷は由宇の頭にそっと手を置いた。
「気持ちよかったかい?明日、頑張れるね?由宇同じ時間に待っているよ」
由宇は呆然としながら力無く頷き、そのまま意識を手離していった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

趣味を極めて自由に生きろ! ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:40,853pt お気に入り:12,126

遊牧少年、シャンバラを征く

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:18

異世界転生!俺はここで生きていく

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:21pt お気に入り:2,711

友達に誘われてヤリサーでオモチャにされた僕

BL / 完結 24h.ポイント:184pt お気に入り:314

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:1,441pt お気に入り:529

こんな異世界望んでません!

BL / 連載中 24h.ポイント:71pt お気に入り:1,975

捜査員は歪んだ愛情を込めて飼育される

BL / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:24

神様はいない Dom/Subユニバース

BL / 連載中 24h.ポイント:433pt お気に入り:98

処理中です...