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世界ギルド 境界の門
第7話 世界ギルド【境界の門】
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【世界ギルド】
~巨大な城門~
「うーむ、困った」
ラルバは物陰に隠れて行列を睨みつける。商人に旅人、厳かな騎士団。城門から伸びた行列に並ぶ人々が談笑をしながら順番待ちをしている。先頭では数人の兵士に、外から来た人間が手帳のようなものを見せて検査を受けている。
「あれはパスポートか……?」
ラルバが独り言を呟くと、横からラデックが身を乗り出して覗く。
「まあこれだけデカい城門だ。中も相当なものだろう。怪しい人間は入れたくないはずだ」
後ろからバリアも顔を覗かせた。
「女の人がいっぱい」
不思議そうに行列を見つめるバリアにラデックが説明する。
「ん? ああ。盗賊の国でもそうだったんだが……といってもバリアにはわからないか。確かにやたらと女性が多いな」
門番、衛兵、商人、狩人、戦士、魔術師。積荷を運び出すのも検査をするのも皆女性で、男もいるが馬車の中で座っているのが数人見えただけである。
「どうしたものか……ラプー!オマエはパスポート持ってるのか?」
「んあ」
ラルバがラプーを呼ぶと、懐から赤い革の手帳を取り出した。
「私もあるよ」
バリアも上着の内ポケットから同じ手帳を見せる。
「ほう……?」
ラデックがバリアから手帳を受け取る。
「……顔写真以外はほぼ無記入だな。年齢は17?」
「適当だと思う」
バリアが手帳の隅を指差す。そこには小さく“アイテム“とスタンプが押されていた。
「私は人間じゃなくて道具に換算されてたから」
「……なるほど」
ラルバがバリアの頭を撫でながら行列を睨み続ける。
「ようし! じゃあバリアはラプーについていけ。ラプー! バリアを連れて中で待っていろ! ラデックは私と侵入だ」
ラプーが小さく頷くと、バリアを連れて行列へ歩いて行く。それを見届けたラルバは城門の外壁に沿って歩き出した。
「どこからどうやって入るんだ?」
「ふっふっふ……」
ラルバがニヤリと笑って城壁に手をつく。すると城壁から泡が湧くように”氷塊が生え“地面に落下する。氷塊が湧き出た城壁にはポッカリと穴が開き、向こう側に倉庫のような部屋が覗いている。
「ラッキー! 無人だ!」
指をパチンと鳴らしながら穴を潜り侵入するラルバ。
「早くこい。お前も氷になりたいのか?」
氷塊を調べているラデックをラルバが引っ張る。
「ラルバ。これは”いつ“のだ?」
ラルバは問いに答えず、扉を破壊して奥へと進んでいく。
「……直しておくか」
ラデックは城壁の一部を”捥ぎ取り“ぐねぐねと捏ね始めた。
~賑やかな城下町~
通行人は珍妙な2人組を見ては好奇の視線を向けて距離を取る。いつもは人混みで歩き辛い大通りも、2人には関係のないことだった。
「……みんなこっち見てる」
そう呟くバリアに目もくれず、早足でスタスタと歩くラプー。
「どこ行くの?」
「ラルバん探すだ」
「どうやって?」
「聞くだ」
一問一答に疲れたバリアは、辺りをキョロキョロと物珍しそうに見回しながらついて行く。
黙々と歩みを進めるラプーは、路地裏を通り裏口の鍵を開け、天井に張り巡らされたダクトを登り、格子窓を外して屋根を伝って梯子を降りる。やがて周囲には“立ち入り禁止”の看板が散見されるようになり、時折ラプーは歩みを止めて監視カメラやセキュリティゴーレムの視界を外れる。
「んあ」
「おお?ラプー!」
ラプーが物陰からチラリと見えた見覚えのある赤い髪に近づくと、ラルバが驚いた顔でラプーに振り向く。
「はっはー! よし! 大通りへ案内しろ!」
「んあ」
ラプーは軽い返事で踵を返し、また黙々と歩き出す。バリアはキョロキョロと辺りを見回してからラルバに尋ねる。
「ラルバ、ラデックは?」
「ん? 遅いから置いて来た。なんとかなるだろう」
「そっか」
三人はラプーの開けたハッチから地下へ降りて行った。
~簡素な取調室~
「貴様!! あそこで何をしていた!!」
「壁の修理を」
衛兵に取り押さえられたラデックは小さな事務室で取調を受けていた。ラデックは女衛兵の剣幕に動じず淡々と返事をしている。
「あんなところに穴は開いていなかった! お前がやったんだろう!」
「やっていない」
「正直に言え! では何故あんなところにいたんだ!」
ラデックは少し考え、静かに視線を戻す。
「正直に言うと、侵入しようと思っていたのは確かだ」
「……何故侵入しようとしたんだ」
「身分を証明するものがない」
「だったら何故門番に聞かない?」
「……紙とペンを貸して欲しい」
女衛兵が引き出しからメモ用紙とペンを手渡す。
「……この紋章の意味を教えてほしい。そうしたら答える」
そう言ってラデックは”盗賊の国”の紋章を描いた。
「これは……! ”一匹狼の群れ”の紋章を何故お前が知っているんだ! 奴らの仲間なのか!?」
「ってことはこの国は盗賊達とは敵対しているんだな。よかった」
ラデックはほっと胸を撫で下ろして、ペンを机に置く。
「俺はその国で奴隷として使われていたが、逃げて来た。でもここが盗賊達の仲間じゃあ門番に会った瞬間お終いだ」
「な、なるほど……。それは災難だったな……」
鬼の形相だった女衛兵の顔が哀れみの色を見せ、みるみる大人しくなっていく。
「だから侵入しようと思ったが、壁の穴を見つけたときに侵入よりも修復をしている方が心象がいいと思ったんだ」
「そ、そうか」
女衛兵は兜を外し、後頭部を掻く。
「一匹狼の群れの場所を教えてもらえるか?」
「ここから南西に馬で2,3日。大きな岩肌の隠蔽魔法で隠した亀裂が入り口だ」
「わかった。中にいる奴隷の数と盗賊の数を教えてほしい。大体で構わない」
「奴隷は2~300人。盗賊は100人程度、皆死んだ」
「え?」
メモを取る手を止め、ポカンと口を開ける。
「5日前に大柄な女が捕らえられて来たんだが、その女がめっぽう強くてな。出払っていた者以外みんな彼女に殺されてしまった」
「そ、その女は……?」
「我々には目もくれず立ち去っていった。どこにいるのか、どこの誰なのかさえもわからない」
衛兵が口元に手を当て、怪しむそぶりでラデックを見つめる。
「……しかし、君が未だ一匹狼の群れの仲間でない証明ができない。すまないが、暫くは拘留されるだろう」
「なら俺にマーカーでもつけておけばいい。呼ばれればすぐに出向くと約束をしよう」
「……は?ま、まあそれならいいが……人権侵害と言われても擁護できないぞ?」
「こっちも無理を承知で頼んでいるし、多少の不自由も覚悟している」
「う~ん……まあそれなら……」
「あと出来ればアナタに換金に付き合ってほしい」
そう言ってラデックは腰につけた袋から宝を幾つか取り出す。
「恐らく盗品だろうから……売れるものとそうでないものがあるはずだ。詐欺に遭っても困る。手数料は払うからどうかお願いしたい」
素人目にもわかる財宝の数々に衛兵は目を丸くした。
~世界ギルド 総本部~
「イっイチルギ様!イチルギ様!」
「はいはーい、何かしら?」
大慌てで飛んできた衛兵に、イチルギと呼ばれた女性は優しく返事をする。
艶やかな黒髪のポニーテールに黄色い怪しげな瞳。衛兵の甲冑とは対照的に、丈の短いジャケットを羽織りチューブトップに薄手のパンツとカジュアルな装いは、180cmという高身長にも拘らず、優しげな朗らかさを醸し出す理由の一つかもしれない。しかし、その雪よりも白い肌と夜空よりも黒い白目は、明らかに人外であることを物語っていた。
「先日連絡が途絶えた魔工研究所から! 使奴の歴史に関する文章が多数発見されたとの報告があったのですが……!」
「ふぅん。それで?」
「も、申し訳ありません……。調査員が罠を起動してしまったようで……、全て焼き払われてしまいました……」
「あらあら、まあそれはそれで良かったわ。見つけても機密文書にする予定だったしぃ」
「……あの、イチルギ様」
「ん? なあに?」
「その……我々でも使奴については教えていただけないのでしょうか。……イチルギ様も使奴なんですよね?」
「知らないほうが身のためよ~」
「……はい」
~巨大な城門~
「うーむ、困った」
ラルバは物陰に隠れて行列を睨みつける。商人に旅人、厳かな騎士団。城門から伸びた行列に並ぶ人々が談笑をしながら順番待ちをしている。先頭では数人の兵士に、外から来た人間が手帳のようなものを見せて検査を受けている。
「あれはパスポートか……?」
ラルバが独り言を呟くと、横からラデックが身を乗り出して覗く。
「まあこれだけデカい城門だ。中も相当なものだろう。怪しい人間は入れたくないはずだ」
後ろからバリアも顔を覗かせた。
「女の人がいっぱい」
不思議そうに行列を見つめるバリアにラデックが説明する。
「ん? ああ。盗賊の国でもそうだったんだが……といってもバリアにはわからないか。確かにやたらと女性が多いな」
門番、衛兵、商人、狩人、戦士、魔術師。積荷を運び出すのも検査をするのも皆女性で、男もいるが馬車の中で座っているのが数人見えただけである。
「どうしたものか……ラプー!オマエはパスポート持ってるのか?」
「んあ」
ラルバがラプーを呼ぶと、懐から赤い革の手帳を取り出した。
「私もあるよ」
バリアも上着の内ポケットから同じ手帳を見せる。
「ほう……?」
ラデックがバリアから手帳を受け取る。
「……顔写真以外はほぼ無記入だな。年齢は17?」
「適当だと思う」
バリアが手帳の隅を指差す。そこには小さく“アイテム“とスタンプが押されていた。
「私は人間じゃなくて道具に換算されてたから」
「……なるほど」
ラルバがバリアの頭を撫でながら行列を睨み続ける。
「ようし! じゃあバリアはラプーについていけ。ラプー! バリアを連れて中で待っていろ! ラデックは私と侵入だ」
ラプーが小さく頷くと、バリアを連れて行列へ歩いて行く。それを見届けたラルバは城門の外壁に沿って歩き出した。
「どこからどうやって入るんだ?」
「ふっふっふ……」
ラルバがニヤリと笑って城壁に手をつく。すると城壁から泡が湧くように”氷塊が生え“地面に落下する。氷塊が湧き出た城壁にはポッカリと穴が開き、向こう側に倉庫のような部屋が覗いている。
「ラッキー! 無人だ!」
指をパチンと鳴らしながら穴を潜り侵入するラルバ。
「早くこい。お前も氷になりたいのか?」
氷塊を調べているラデックをラルバが引っ張る。
「ラルバ。これは”いつ“のだ?」
ラルバは問いに答えず、扉を破壊して奥へと進んでいく。
「……直しておくか」
ラデックは城壁の一部を”捥ぎ取り“ぐねぐねと捏ね始めた。
~賑やかな城下町~
通行人は珍妙な2人組を見ては好奇の視線を向けて距離を取る。いつもは人混みで歩き辛い大通りも、2人には関係のないことだった。
「……みんなこっち見てる」
そう呟くバリアに目もくれず、早足でスタスタと歩くラプー。
「どこ行くの?」
「ラルバん探すだ」
「どうやって?」
「聞くだ」
一問一答に疲れたバリアは、辺りをキョロキョロと物珍しそうに見回しながらついて行く。
黙々と歩みを進めるラプーは、路地裏を通り裏口の鍵を開け、天井に張り巡らされたダクトを登り、格子窓を外して屋根を伝って梯子を降りる。やがて周囲には“立ち入り禁止”の看板が散見されるようになり、時折ラプーは歩みを止めて監視カメラやセキュリティゴーレムの視界を外れる。
「んあ」
「おお?ラプー!」
ラプーが物陰からチラリと見えた見覚えのある赤い髪に近づくと、ラルバが驚いた顔でラプーに振り向く。
「はっはー! よし! 大通りへ案内しろ!」
「んあ」
ラプーは軽い返事で踵を返し、また黙々と歩き出す。バリアはキョロキョロと辺りを見回してからラルバに尋ねる。
「ラルバ、ラデックは?」
「ん? 遅いから置いて来た。なんとかなるだろう」
「そっか」
三人はラプーの開けたハッチから地下へ降りて行った。
~簡素な取調室~
「貴様!! あそこで何をしていた!!」
「壁の修理を」
衛兵に取り押さえられたラデックは小さな事務室で取調を受けていた。ラデックは女衛兵の剣幕に動じず淡々と返事をしている。
「あんなところに穴は開いていなかった! お前がやったんだろう!」
「やっていない」
「正直に言え! では何故あんなところにいたんだ!」
ラデックは少し考え、静かに視線を戻す。
「正直に言うと、侵入しようと思っていたのは確かだ」
「……何故侵入しようとしたんだ」
「身分を証明するものがない」
「だったら何故門番に聞かない?」
「……紙とペンを貸して欲しい」
女衛兵が引き出しからメモ用紙とペンを手渡す。
「……この紋章の意味を教えてほしい。そうしたら答える」
そう言ってラデックは”盗賊の国”の紋章を描いた。
「これは……! ”一匹狼の群れ”の紋章を何故お前が知っているんだ! 奴らの仲間なのか!?」
「ってことはこの国は盗賊達とは敵対しているんだな。よかった」
ラデックはほっと胸を撫で下ろして、ペンを机に置く。
「俺はその国で奴隷として使われていたが、逃げて来た。でもここが盗賊達の仲間じゃあ門番に会った瞬間お終いだ」
「な、なるほど……。それは災難だったな……」
鬼の形相だった女衛兵の顔が哀れみの色を見せ、みるみる大人しくなっていく。
「だから侵入しようと思ったが、壁の穴を見つけたときに侵入よりも修復をしている方が心象がいいと思ったんだ」
「そ、そうか」
女衛兵は兜を外し、後頭部を掻く。
「一匹狼の群れの場所を教えてもらえるか?」
「ここから南西に馬で2,3日。大きな岩肌の隠蔽魔法で隠した亀裂が入り口だ」
「わかった。中にいる奴隷の数と盗賊の数を教えてほしい。大体で構わない」
「奴隷は2~300人。盗賊は100人程度、皆死んだ」
「え?」
メモを取る手を止め、ポカンと口を開ける。
「5日前に大柄な女が捕らえられて来たんだが、その女がめっぽう強くてな。出払っていた者以外みんな彼女に殺されてしまった」
「そ、その女は……?」
「我々には目もくれず立ち去っていった。どこにいるのか、どこの誰なのかさえもわからない」
衛兵が口元に手を当て、怪しむそぶりでラデックを見つめる。
「……しかし、君が未だ一匹狼の群れの仲間でない証明ができない。すまないが、暫くは拘留されるだろう」
「なら俺にマーカーでもつけておけばいい。呼ばれればすぐに出向くと約束をしよう」
「……は?ま、まあそれならいいが……人権侵害と言われても擁護できないぞ?」
「こっちも無理を承知で頼んでいるし、多少の不自由も覚悟している」
「う~ん……まあそれなら……」
「あと出来ればアナタに換金に付き合ってほしい」
そう言ってラデックは腰につけた袋から宝を幾つか取り出す。
「恐らく盗品だろうから……売れるものとそうでないものがあるはずだ。詐欺に遭っても困る。手数料は払うからどうかお願いしたい」
素人目にもわかる財宝の数々に衛兵は目を丸くした。
~世界ギルド 総本部~
「イっイチルギ様!イチルギ様!」
「はいはーい、何かしら?」
大慌てで飛んできた衛兵に、イチルギと呼ばれた女性は優しく返事をする。
艶やかな黒髪のポニーテールに黄色い怪しげな瞳。衛兵の甲冑とは対照的に、丈の短いジャケットを羽織りチューブトップに薄手のパンツとカジュアルな装いは、180cmという高身長にも拘らず、優しげな朗らかさを醸し出す理由の一つかもしれない。しかし、その雪よりも白い肌と夜空よりも黒い白目は、明らかに人外であることを物語っていた。
「先日連絡が途絶えた魔工研究所から! 使奴の歴史に関する文章が多数発見されたとの報告があったのですが……!」
「ふぅん。それで?」
「も、申し訳ありません……。調査員が罠を起動してしまったようで……、全て焼き払われてしまいました……」
「あらあら、まあそれはそれで良かったわ。見つけても機密文書にする予定だったしぃ」
「……あの、イチルギ様」
「ん? なあに?」
「その……我々でも使奴については教えていただけないのでしょうか。……イチルギ様も使奴なんですよね?」
「知らないほうが身のためよ~」
「……はい」
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