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第一章
6 油ギトギトお砂糖塗れ揚げパンとお散歩
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「ああ、リザエラ。もう体調は良いのか。君と会えなかった四日と七時間三分二十一秒。これほど孤独を覚えた期間は他にないよ」
「え、ええ。ご心配をおかけしましたデュヘル様。身体はすっかり元通りです」
「そうか、それは良かった! では、食後に思い出の場所でも散歩しよう」
「ええ」
あまりの勢いに、スープを掬う手が止まり、顔が引き攣る。一方のデュヘルは私の困惑に気付いていないのか、満面の笑みを崩さない。
「今宵も君は美しいね。新しいコサージュを買ったのかい?」
私は思わずスプーンを置いて、アリスの鼻水を隠すために即席で作った薔薇に触れた。
作り方はいたって簡単。赤い端切れを丸めて襞を作り、小さな赤薔薇を複数作る。それらを集めて固定し、湿り気の上を覆ったのだ。
もっとも、さすがにそろそろ染み自体は乾いているだろうけれど。
「い、いいえ。前から持っていましたよ」
「そうか? 一度でも君が身につけていたアクセサリーは全て目に焼き付いているが、それは初めて見たよ」
まさか、さすがに嘘だろうと思ったけれど、彼の目に偽りはない。本当に全て把握しているのであればそれはそれで恐ろしいが。
相手がいかにサラサラ銀髪のイケメンだったとしても、これではまるでストーカーのようだ。いや、夫なんだっけ。
私は落ち着かない気分で居住まいを正し、咳払いした。
「実は、つい先ほど自分で作ったのです」
「君が?」
「はい。自作だなんて言うのは恥ずかしくて」
「恥ずかしいことなどあるものか。手先が器用なところも魅力的だ! ああ、私としたことが、リザエラに裁縫の才能があるだなんて知らなかった。よし、今度極上の裁縫道具を購入しよう」
「いいえ、お気になさらず……」
もしかすると、リザエラが死のうとしたのは、デュヘルの愛が重たすぎるからではないだろうか。一度疑念を抱けば、ぞくりと背筋が冷えた。
リザエラの身体が反射的にデュヘルへの嫌悪を示しているのだろうか。いやいや、それはさすがにデュヘルが哀れ。リサとしての感情から生まれた鳥肌かもしれないと思い直す。
どちらにしても、ここ数日で気づいたことがある。リザエラとしての記憶はなくとも、この身体にはしっかりと過去の暮らしが刻み込まれているようなのだ。
その証拠に、食事のマナーに困ることもないし、文字の読解や筆記も問題ない。ついでに、夫であるデュヘルに対し、他人行儀な丁寧語が飛び出すのもきっと、身体に染み付いたものなのだろう。
私の困惑をよそに、デュヘルはにこやかに妻への愛を語る。その様子、まさに偏愛。
溺愛漫画や小説はたくさん読んできたのだけれど、実際この身に降りかかるとなると、妙に白々しい気分になるから不思議だ。
延々と続く歯の浮くような言葉達に、辟易を通り越し、無関心の域に到達する。そんな調子で愛の囁きを右から左に聞き流していた私の耳は、しばらくしてからやっと、興味深い言葉を捉えた。
「……それで、ナーリスの誕生祭が」
「誕生祭?」
全然話を聞いていなかったのはバレていないようだ。デュヘルは口内の食べ物を飲み込んでから頷いた。
「先日ナーリスが五歳になっただろう。来月の誕生祭の最終日には、城で貴族たちを招いてお披露目会がある」
へえ、そうかのか、と会話を流しかけ、私はその残酷さに気づく。母親から誕生日すら忘れられてしまうだなんてナーリスが哀れだ。リサですら、疎遠な両親から毎年誕生プレゼントが郵送されて来るというのに。
突如胸に込み上げてきた罪悪感に言葉を失う私の姿に心中を察したのか、デュヘルは気遣うような声音で言った。
「自分を責める必要はない。君はナーリスのことだけでなく、他の全てをも忘れてしまったのだから」
「デュヘル様」
優しくこちらに向けられた赤紫色の瞳には、深い愛情と隠しきれない悲しみが宿っていた。
デュヘルはリザエラの夫なのだ。リザエラが彼に対してどこまでの情を抱いていたのかはわからないが、少なくともデュヘルがリザエラを心底愛しているのは感じ取れる。愛妻が自死を試みた結果、記憶を失くしただなんて、相当ショックなはず。にもかかわらず、デュヘルは私を非難することもなく、鷹揚に微笑んでいる。
「リザエラは、愛されていたのですね」
意図せず漏れた言葉に、デュヘルが少し首を傾ける。それから力強く返した。
「もちろん今でも君を愛している。私だけではなく、この城の誰もがね」
彼らの愛は、リサではなく、リザエラへ注がれたものだ。それなのに。
胸の奥がぎゅっと締め付けられて、温かいもので満たされる。私は柄にもなく火照った頬を隠すように、俯いて淡々とフォークを進めた。
そんな私の複雑かつ面倒臭い心の内など知らず、デュヘルはひたすら楽しそうに話し続ける。先ほどの感傷的な気分は、デュヘルの油ギトギトお砂糖塗れ揚げパンのような愛の言葉によって消え去った。
やがて、食事を終え、会話をしながら少し休憩した後、デュヘルは周囲のケモ耳さんたちに命じ、外出の準備を整えた。
私も上着を羽織り、デュヘルにエスコートしてもらいながら馬車に乗る。記憶にある限り初めて乗ったが、ガタゴト揺れてお尻が痛い。日本人女子なら、きっと誰でも一度は憧れたことがあるだろう西洋王族ライフも意外と楽ではないようだ。
目的地に到着すると、そこは薄っすらと明るい広場のような場所だった。
地面は少し柔らかい土で覆われていて、下草一本すら生えていない。そこにあるのはただ一つ。天まで届くのではないかというほどに巨大な広葉樹。
「神樹だよ」
デュヘルの言葉に、私は頷いた。食事中、「思い出の場所を散歩しよう」と言ったデュヘル。その場所とは、神樹の広場のことだったのか。
私はアリスが図書館で教えてくれた話を思い出す。愛し合う魔族と聖族の二人はこの神樹に祈り、血ではなく魔力と聖力を分けた我が子を得る。この世界の中庸なる統治者。皇であるナーリスだ。
「魔術と聖術は闇と光。それぞれ、術を媒介する精霊の性質が異なるというだけで、理論式は共通している」
夜の闇の中、神樹は薄っすらと光を放っている。もちろん、LEDで装飾されているわけではない。幻想的なこの煌めきは、魔力と聖力の表れなのだとか。
私はひんやりと心地よい夜気を浴びながら、隣に立つデュヘルの言葉に耳を傾ける。
「遥か昔、魔力と聖力は分かたれていなかった。したがって、この世は昼も夜もない混沌に包まれていた。ある時生まれた精霊により昼夜が巡るようになったことで、生物は多様化し、世界は繁栄の時を迎えた。しかし」
元は一つであったものが分断されることで、大きな歪みが生じていた。人は他の生物と同化してしまい、獣の姿で生れ落ちるようになった。赤子の時分を生まれたままの姿で過ごし、成長して魔力か聖力が安定してきてやっと、人の姿を取れるようになる。
大抵の者は成長しても、幼少期の獣らしさ、つまりケモ耳などを隠すことができない。だが、魔王と聖人は別だ。強力な魔力や聖力を持つ人間は、完全な人型を取ることができるらしい。
「じゃあナーリスもいつかは人型になるのですね」
正直残念だ。できることなら、永遠にぬいぐるみのような姿でいて欲しい。むしろ、アリスにも兎型をとってもらいたい。
そんな呑気な考えは顔に出さないようにしたのだが、デュヘルは何やらぴくりと身じろぎをした。彼はしばらく神樹を眺め、やがて何かを決心したように一歩踏み出し身体をこちらへ向けた。
「リザエラ、本当に忘れてしまっているんだね」
憂いを帯びた声音に導かれるように、私は顔を上げ、デュヘルの瞳を真っ直ぐに見る。彼は苦し気に眉を寄せて、呻くように言った。
「ナーリスは人型になれない。いや、少なくとも覚醒が遅いのだ。本来皇は、生れ落ちて数日で人型を取るはずなのに」
「ああ、リザエラ。もう体調は良いのか。君と会えなかった四日と七時間三分二十一秒。これほど孤独を覚えた期間は他にないよ」
「え、ええ。ご心配をおかけしましたデュヘル様。身体はすっかり元通りです」
「そうか、それは良かった! では、食後に思い出の場所でも散歩しよう」
「ええ」
あまりの勢いに、スープを掬う手が止まり、顔が引き攣る。一方のデュヘルは私の困惑に気付いていないのか、満面の笑みを崩さない。
「今宵も君は美しいね。新しいコサージュを買ったのかい?」
私は思わずスプーンを置いて、アリスの鼻水を隠すために即席で作った薔薇に触れた。
作り方はいたって簡単。赤い端切れを丸めて襞を作り、小さな赤薔薇を複数作る。それらを集めて固定し、湿り気の上を覆ったのだ。
もっとも、さすがにそろそろ染み自体は乾いているだろうけれど。
「い、いいえ。前から持っていましたよ」
「そうか? 一度でも君が身につけていたアクセサリーは全て目に焼き付いているが、それは初めて見たよ」
まさか、さすがに嘘だろうと思ったけれど、彼の目に偽りはない。本当に全て把握しているのであればそれはそれで恐ろしいが。
相手がいかにサラサラ銀髪のイケメンだったとしても、これではまるでストーカーのようだ。いや、夫なんだっけ。
私は落ち着かない気分で居住まいを正し、咳払いした。
「実は、つい先ほど自分で作ったのです」
「君が?」
「はい。自作だなんて言うのは恥ずかしくて」
「恥ずかしいことなどあるものか。手先が器用なところも魅力的だ! ああ、私としたことが、リザエラに裁縫の才能があるだなんて知らなかった。よし、今度極上の裁縫道具を購入しよう」
「いいえ、お気になさらず……」
もしかすると、リザエラが死のうとしたのは、デュヘルの愛が重たすぎるからではないだろうか。一度疑念を抱けば、ぞくりと背筋が冷えた。
リザエラの身体が反射的にデュヘルへの嫌悪を示しているのだろうか。いやいや、それはさすがにデュヘルが哀れ。リサとしての感情から生まれた鳥肌かもしれないと思い直す。
どちらにしても、ここ数日で気づいたことがある。リザエラとしての記憶はなくとも、この身体にはしっかりと過去の暮らしが刻み込まれているようなのだ。
その証拠に、食事のマナーに困ることもないし、文字の読解や筆記も問題ない。ついでに、夫であるデュヘルに対し、他人行儀な丁寧語が飛び出すのもきっと、身体に染み付いたものなのだろう。
私の困惑をよそに、デュヘルはにこやかに妻への愛を語る。その様子、まさに偏愛。
溺愛漫画や小説はたくさん読んできたのだけれど、実際この身に降りかかるとなると、妙に白々しい気分になるから不思議だ。
延々と続く歯の浮くような言葉達に、辟易を通り越し、無関心の域に到達する。そんな調子で愛の囁きを右から左に聞き流していた私の耳は、しばらくしてからやっと、興味深い言葉を捉えた。
「……それで、ナーリスの誕生祭が」
「誕生祭?」
全然話を聞いていなかったのはバレていないようだ。デュヘルは口内の食べ物を飲み込んでから頷いた。
「先日ナーリスが五歳になっただろう。来月の誕生祭の最終日には、城で貴族たちを招いてお披露目会がある」
へえ、そうかのか、と会話を流しかけ、私はその残酷さに気づく。母親から誕生日すら忘れられてしまうだなんてナーリスが哀れだ。リサですら、疎遠な両親から毎年誕生プレゼントが郵送されて来るというのに。
突如胸に込み上げてきた罪悪感に言葉を失う私の姿に心中を察したのか、デュヘルは気遣うような声音で言った。
「自分を責める必要はない。君はナーリスのことだけでなく、他の全てをも忘れてしまったのだから」
「デュヘル様」
優しくこちらに向けられた赤紫色の瞳には、深い愛情と隠しきれない悲しみが宿っていた。
デュヘルはリザエラの夫なのだ。リザエラが彼に対してどこまでの情を抱いていたのかはわからないが、少なくともデュヘルがリザエラを心底愛しているのは感じ取れる。愛妻が自死を試みた結果、記憶を失くしただなんて、相当ショックなはず。にもかかわらず、デュヘルは私を非難することもなく、鷹揚に微笑んでいる。
「リザエラは、愛されていたのですね」
意図せず漏れた言葉に、デュヘルが少し首を傾ける。それから力強く返した。
「もちろん今でも君を愛している。私だけではなく、この城の誰もがね」
彼らの愛は、リサではなく、リザエラへ注がれたものだ。それなのに。
胸の奥がぎゅっと締め付けられて、温かいもので満たされる。私は柄にもなく火照った頬を隠すように、俯いて淡々とフォークを進めた。
そんな私の複雑かつ面倒臭い心の内など知らず、デュヘルはひたすら楽しそうに話し続ける。先ほどの感傷的な気分は、デュヘルの油ギトギトお砂糖塗れ揚げパンのような愛の言葉によって消え去った。
やがて、食事を終え、会話をしながら少し休憩した後、デュヘルは周囲のケモ耳さんたちに命じ、外出の準備を整えた。
私も上着を羽織り、デュヘルにエスコートしてもらいながら馬車に乗る。記憶にある限り初めて乗ったが、ガタゴト揺れてお尻が痛い。日本人女子なら、きっと誰でも一度は憧れたことがあるだろう西洋王族ライフも意外と楽ではないようだ。
目的地に到着すると、そこは薄っすらと明るい広場のような場所だった。
地面は少し柔らかい土で覆われていて、下草一本すら生えていない。そこにあるのはただ一つ。天まで届くのではないかというほどに巨大な広葉樹。
「神樹だよ」
デュヘルの言葉に、私は頷いた。食事中、「思い出の場所を散歩しよう」と言ったデュヘル。その場所とは、神樹の広場のことだったのか。
私はアリスが図書館で教えてくれた話を思い出す。愛し合う魔族と聖族の二人はこの神樹に祈り、血ではなく魔力と聖力を分けた我が子を得る。この世界の中庸なる統治者。皇であるナーリスだ。
「魔術と聖術は闇と光。それぞれ、術を媒介する精霊の性質が異なるというだけで、理論式は共通している」
夜の闇の中、神樹は薄っすらと光を放っている。もちろん、LEDで装飾されているわけではない。幻想的なこの煌めきは、魔力と聖力の表れなのだとか。
私はひんやりと心地よい夜気を浴びながら、隣に立つデュヘルの言葉に耳を傾ける。
「遥か昔、魔力と聖力は分かたれていなかった。したがって、この世は昼も夜もない混沌に包まれていた。ある時生まれた精霊により昼夜が巡るようになったことで、生物は多様化し、世界は繁栄の時を迎えた。しかし」
元は一つであったものが分断されることで、大きな歪みが生じていた。人は他の生物と同化してしまい、獣の姿で生れ落ちるようになった。赤子の時分を生まれたままの姿で過ごし、成長して魔力か聖力が安定してきてやっと、人の姿を取れるようになる。
大抵の者は成長しても、幼少期の獣らしさ、つまりケモ耳などを隠すことができない。だが、魔王と聖人は別だ。強力な魔力や聖力を持つ人間は、完全な人型を取ることができるらしい。
「じゃあナーリスもいつかは人型になるのですね」
正直残念だ。できることなら、永遠にぬいぐるみのような姿でいて欲しい。むしろ、アリスにも兎型をとってもらいたい。
そんな呑気な考えは顔に出さないようにしたのだが、デュヘルは何やらぴくりと身じろぎをした。彼はしばらく神樹を眺め、やがて何かを決心したように一歩踏み出し身体をこちらへ向けた。
「リザエラ、本当に忘れてしまっているんだね」
憂いを帯びた声音に導かれるように、私は顔を上げ、デュヘルの瞳を真っ直ぐに見る。彼は苦し気に眉を寄せて、呻くように言った。
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