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王都編33 逆襲のオルテガ
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王都編33 逆襲のオルテガ
一頻り褒めちぎられた俺は更に瀕死になっていた。
そもそも容姿やなんかを褒められ慣れていないのに、オルテガは倍プッシュで賞賛してくるからたまったもんじゃない。羞恥で死にそうだ。
マーサを始めとしたうちの家人達がにこにこしながら見守っているのも地味にダメージがでかいんだよ。頼むから微笑ましそうに見ないでくれ。
抱き寄せられたまま散々褒め言葉を浴びていたが不意にオルテガが黙る。どうしたんだと見上げればオルテガが髪のリボンをじっと見ている事に気が付いた。確かに服よりも少し明るい藍色にちょっと違和感を覚えていたんだが、思った感じと違うんだろうか?
「マーサ、髪留めは持って来なかったのか?」
当たり前のようにうちの侍女の名前を把握しているオルテガがマーサに問い掛ける。しかし、マーサ達は怪訝そうな顔をするばかりだ。
「ガーランド家からお預かりした物は全て持って参りました。アルバート様にも何度も確認して頂きましたが……」
困ったようなマーサはそこまで言うとはっと何か思い当たったような顔をしてオルテガを見た。なんだなんだ、トラブルか?
「……そうか。なら良い」
俺を置いてけぼりにして話を終わらせたオルテガは俺が何か訊ねるより先ににこやかに笑みを浮かべてこちらを見る。
「そろそろ行こうか」
どうやら死刑執行のお時間のようだ。
せめて少し離れて歩きたいと思ったが、俺が逃げるより早くオルテガに腰を抱かれた。本当にこの男は片時も手放したくないらしい。二人きりなら嬉しいが今の俺は非常に困る。
何故なら今現在ここは絶賛帰宅ラッシュ真っ只中の王城内だからだ!
借りていた部屋から一歩出れば既にそこそこ人が歩いていた。多くが城に詰めている文官達であるが、それ以外に騎士もいれば貴族会議に来ていた貴族達もいる。
そんな中をオルテガの色を纏って奴に腰を抱かれて歩いてみろ。注目の的だよ。
馬車留めまでは歩いても数分だが、帰る者達の多くがそちらに向かっているから人目も増える一方だ。
「……せめて隣を歩くくらいじゃダメなのか」
あまりの視線に居た堪れなくなって途中で訊ねてみたが、無言でにっこり笑って拒否された。どうやら昼休みの後、追い払った事を根に持っているらしい。あのやり方は悪手だったか…。
そうして公開処刑状態でやっと馬車留めに辿り着く頃には人目に晒されたストレスで既に疲労困憊だった。これからまだやらなきゃいけない事があるのにどうしてくれる。
馬車を待っていれば俺達の前に止まったのはガーランド家の馬車だ。何から何まで囲い込んできやがる。逃す気もないらしいが、やり過ぎだと思うんだ。
「リア」
色々と悶々としていたが、先に馬車に乗り込んだオルテガに手を差し伸べられた事で全部吹っ飛んだ。悔しい事に顔も声も良いし、こういう仕草がかっこいいんだよなぁ!!
「くっ……面食いな自分が心底憎い……!」
「どうしたんだ?」
自分の意思の弱さにうんざりしながら思わず悪態をついていれば、オルテガが首を傾げている。そんな仕草すら好きだから本当に参ってしまう。
今でさえ好きで好きで仕方ないのに、これ以上好きにさせてどうするつもりなんだ。
覚悟を決めてオルテガの手に自分の手を重ねるとそっと握られる。硬いけれど、温かくて優しい手に促されながら馬車に乗り込んだ。心臓が煩いのが聞こえていないといいんだが…。
オルテガが隣に座ると程なくして馬車は軽快に走り始める。向かうのは王都に幾つかある劇場でも三番目に大きな劇場だ。
「それで、わざわざ何をしに行くつもりなんだ?」
俺の肩を抱きながらオルテガが訊ねてくるのでにんまり笑って見せる。
目的は観劇じゃない事はオルテガにはちらっと話してあるから彼も知っているだろうが、ぶっちゃけ劇なんて全然関係ない。
「この間、人に会う事は話しただろう? そいつが少々面白い情報を持っているようだから交渉しに行くんだ」
正確には交渉と言う名の脅しだ。その辺はオルテガも分かってくれているのか、楽しそうに笑みを浮かべる。
「お前の望むように振る舞うとしよう」
「心配しなくても騎士団長様が隣でふんぞり返っているだけで効果抜群だ」
これから会う男についてダーランに頼んで下調べしてもらったが、虚栄心は大きいものの小心者らしい。
宰相と騎士団長と揃っていれば間違いなく吐く。あんまり虐めるのも悪いと思ってちゃんと手土産も用意しているから素直に従ってくれると思うが…。
十分程走ったところで馬車がゆっくり停まる。
着いたのはロールレーヴ劇場だ。
王都で三番目…とはいえ、上二つに較べれば遥かに歴史も浅く、規模も小さな劇場である。一番大きな劇場と較べればキャパシティは3分の2といったところか。
それでも、流行りの芝居をやっているとあってそこそこに盛況な様子である。ちなみに内容は某王太子と某聖女候補をモデルにしたあの眠くなる小説をなぞったものらしい。寝ないように気をつけなければ。
ガーランド家の家紋をつけた馬車からまずはオルテガが降りる。乗る時と同じように差し出された手を取って馬車から降りれば、周囲が多少騒ついた。
注目を集めてしまう事に関してはもう諦めた方が良さそうだ。ここまできたら腹を括るしかない。
そんな悲壮な覚悟を抱いた俺とは裏腹にオルテガは実に楽しそうに劇場に向かって歩いていく。歩き慣れないヒールを履いている俺に配慮してくれているのか、いつもより歩くペースもゆっくりなのがまた小憎らしい。本当に何なんだこの男は。
オルテガにエスコートされながら劇場入り口で係員にチケットを渡してホールに入る。
ホールは白亜で塗られていて高い天井には豪華絢爛なシャンデリアと天井絵がある。しかしながらどうにも安っぽく見えてしまうのは多分気のせいじゃないだろう。
ホールを歩けば、四方八方から視線が飛んでくる。どれもこれも好奇心に満ちて探るように俺達を見ているのが少々煩わしい。
案内の者が来るまで待つ事になるが、その間ずっとこの調子では少々しんどいな。
「リア、何か飲むか」
俺の機微を察したのか、オルテガが声を掛けながら俺の腰を抱いて体でさり気無く隠してくれる。さらっとこういう事をやってのける所に弱いんだよなぁ。
オルテガが顎でさすのは簡易的なバーカウンターで、観劇の前や合間に飲み物や軽く酒を嗜む為のものらしい。喉も乾いていたしと頷いて見せれば、俺の腰を抱いたままオルテガが歩き出す。
こうしてお互いの仲を見せびらかすのは作戦の一つではあるが、「俺」も「私」も碌に恋愛経験がないせいでどうにも気恥ずかしさが抜けない。
「平常心。平常心だ」
「どうした?」
自己暗示を掛けようとぶつぶつ呟いていたらオルテガが反応して至近距離で俺の顔を覗き込んでくる。やめろ、平常心が崩れる!
「……こういった場が久々で少し緊張しているようだ」
「そうか」
短く言うとオルテガが俺の髪を一筋掬い上げる。
「緊張するようなら俺だけ見ていればいい」
軽くかがみ、髪の先に口付けながらオルテガが上目でそう囁くからたまったもんじゃない。
「お前……本当にそういうところだぞ……!」
俺の悪態なぞ効きもしないのだろう。余裕たっぷりで微笑むとオルテガが周囲に見せ付けるように俺の手を取り、嵌めていた指輪に口付ける。
スペサルティンガーネットというオルテガの瞳と同じ夕焼けのような濃いオレンジ色の宝石が自分の指に在る事を思い出す。
そして、今自分が身に纏っている物を思い出し、一気に顔が熱くなる。頭から爪先までオルテガの色に身を包んでいるのだ。照れた所で今更だろう。
濃いオレンジ色のガーネットをあしらった耳飾りを指先で弄ばれながら俺は思わず深い溜息を溢した。
一頻り褒めちぎられた俺は更に瀕死になっていた。
そもそも容姿やなんかを褒められ慣れていないのに、オルテガは倍プッシュで賞賛してくるからたまったもんじゃない。羞恥で死にそうだ。
マーサを始めとしたうちの家人達がにこにこしながら見守っているのも地味にダメージがでかいんだよ。頼むから微笑ましそうに見ないでくれ。
抱き寄せられたまま散々褒め言葉を浴びていたが不意にオルテガが黙る。どうしたんだと見上げればオルテガが髪のリボンをじっと見ている事に気が付いた。確かに服よりも少し明るい藍色にちょっと違和感を覚えていたんだが、思った感じと違うんだろうか?
「マーサ、髪留めは持って来なかったのか?」
当たり前のようにうちの侍女の名前を把握しているオルテガがマーサに問い掛ける。しかし、マーサ達は怪訝そうな顔をするばかりだ。
「ガーランド家からお預かりした物は全て持って参りました。アルバート様にも何度も確認して頂きましたが……」
困ったようなマーサはそこまで言うとはっと何か思い当たったような顔をしてオルテガを見た。なんだなんだ、トラブルか?
「……そうか。なら良い」
俺を置いてけぼりにして話を終わらせたオルテガは俺が何か訊ねるより先ににこやかに笑みを浮かべてこちらを見る。
「そろそろ行こうか」
どうやら死刑執行のお時間のようだ。
せめて少し離れて歩きたいと思ったが、俺が逃げるより早くオルテガに腰を抱かれた。本当にこの男は片時も手放したくないらしい。二人きりなら嬉しいが今の俺は非常に困る。
何故なら今現在ここは絶賛帰宅ラッシュ真っ只中の王城内だからだ!
借りていた部屋から一歩出れば既にそこそこ人が歩いていた。多くが城に詰めている文官達であるが、それ以外に騎士もいれば貴族会議に来ていた貴族達もいる。
そんな中をオルテガの色を纏って奴に腰を抱かれて歩いてみろ。注目の的だよ。
馬車留めまでは歩いても数分だが、帰る者達の多くがそちらに向かっているから人目も増える一方だ。
「……せめて隣を歩くくらいじゃダメなのか」
あまりの視線に居た堪れなくなって途中で訊ねてみたが、無言でにっこり笑って拒否された。どうやら昼休みの後、追い払った事を根に持っているらしい。あのやり方は悪手だったか…。
そうして公開処刑状態でやっと馬車留めに辿り着く頃には人目に晒されたストレスで既に疲労困憊だった。これからまだやらなきゃいけない事があるのにどうしてくれる。
馬車を待っていれば俺達の前に止まったのはガーランド家の馬車だ。何から何まで囲い込んできやがる。逃す気もないらしいが、やり過ぎだと思うんだ。
「リア」
色々と悶々としていたが、先に馬車に乗り込んだオルテガに手を差し伸べられた事で全部吹っ飛んだ。悔しい事に顔も声も良いし、こういう仕草がかっこいいんだよなぁ!!
「くっ……面食いな自分が心底憎い……!」
「どうしたんだ?」
自分の意思の弱さにうんざりしながら思わず悪態をついていれば、オルテガが首を傾げている。そんな仕草すら好きだから本当に参ってしまう。
今でさえ好きで好きで仕方ないのに、これ以上好きにさせてどうするつもりなんだ。
覚悟を決めてオルテガの手に自分の手を重ねるとそっと握られる。硬いけれど、温かくて優しい手に促されながら馬車に乗り込んだ。心臓が煩いのが聞こえていないといいんだが…。
オルテガが隣に座ると程なくして馬車は軽快に走り始める。向かうのは王都に幾つかある劇場でも三番目に大きな劇場だ。
「それで、わざわざ何をしに行くつもりなんだ?」
俺の肩を抱きながらオルテガが訊ねてくるのでにんまり笑って見せる。
目的は観劇じゃない事はオルテガにはちらっと話してあるから彼も知っているだろうが、ぶっちゃけ劇なんて全然関係ない。
「この間、人に会う事は話しただろう? そいつが少々面白い情報を持っているようだから交渉しに行くんだ」
正確には交渉と言う名の脅しだ。その辺はオルテガも分かってくれているのか、楽しそうに笑みを浮かべる。
「お前の望むように振る舞うとしよう」
「心配しなくても騎士団長様が隣でふんぞり返っているだけで効果抜群だ」
これから会う男についてダーランに頼んで下調べしてもらったが、虚栄心は大きいものの小心者らしい。
宰相と騎士団長と揃っていれば間違いなく吐く。あんまり虐めるのも悪いと思ってちゃんと手土産も用意しているから素直に従ってくれると思うが…。
十分程走ったところで馬車がゆっくり停まる。
着いたのはロールレーヴ劇場だ。
王都で三番目…とはいえ、上二つに較べれば遥かに歴史も浅く、規模も小さな劇場である。一番大きな劇場と較べればキャパシティは3分の2といったところか。
それでも、流行りの芝居をやっているとあってそこそこに盛況な様子である。ちなみに内容は某王太子と某聖女候補をモデルにしたあの眠くなる小説をなぞったものらしい。寝ないように気をつけなければ。
ガーランド家の家紋をつけた馬車からまずはオルテガが降りる。乗る時と同じように差し出された手を取って馬車から降りれば、周囲が多少騒ついた。
注目を集めてしまう事に関してはもう諦めた方が良さそうだ。ここまできたら腹を括るしかない。
そんな悲壮な覚悟を抱いた俺とは裏腹にオルテガは実に楽しそうに劇場に向かって歩いていく。歩き慣れないヒールを履いている俺に配慮してくれているのか、いつもより歩くペースもゆっくりなのがまた小憎らしい。本当に何なんだこの男は。
オルテガにエスコートされながら劇場入り口で係員にチケットを渡してホールに入る。
ホールは白亜で塗られていて高い天井には豪華絢爛なシャンデリアと天井絵がある。しかしながらどうにも安っぽく見えてしまうのは多分気のせいじゃないだろう。
ホールを歩けば、四方八方から視線が飛んでくる。どれもこれも好奇心に満ちて探るように俺達を見ているのが少々煩わしい。
案内の者が来るまで待つ事になるが、その間ずっとこの調子では少々しんどいな。
「リア、何か飲むか」
俺の機微を察したのか、オルテガが声を掛けながら俺の腰を抱いて体でさり気無く隠してくれる。さらっとこういう事をやってのける所に弱いんだよなぁ。
オルテガが顎でさすのは簡易的なバーカウンターで、観劇の前や合間に飲み物や軽く酒を嗜む為のものらしい。喉も乾いていたしと頷いて見せれば、俺の腰を抱いたままオルテガが歩き出す。
こうしてお互いの仲を見せびらかすのは作戦の一つではあるが、「俺」も「私」も碌に恋愛経験がないせいでどうにも気恥ずかしさが抜けない。
「平常心。平常心だ」
「どうした?」
自己暗示を掛けようとぶつぶつ呟いていたらオルテガが反応して至近距離で俺の顔を覗き込んでくる。やめろ、平常心が崩れる!
「……こういった場が久々で少し緊張しているようだ」
「そうか」
短く言うとオルテガが俺の髪を一筋掬い上げる。
「緊張するようなら俺だけ見ていればいい」
軽くかがみ、髪の先に口付けながらオルテガが上目でそう囁くからたまったもんじゃない。
「お前……本当にそういうところだぞ……!」
俺の悪態なぞ効きもしないのだろう。余裕たっぷりで微笑むとオルテガが周囲に見せ付けるように俺の手を取り、嵌めていた指輪に口付ける。
スペサルティンガーネットというオルテガの瞳と同じ夕焼けのような濃いオレンジ色の宝石が自分の指に在る事を思い出す。
そして、今自分が身に纏っている物を思い出し、一気に顔が熱くなる。頭から爪先までオルテガの色に身を包んでいるのだ。照れた所で今更だろう。
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