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61 ルファスからの手紙
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61 ルファスからの手紙
初っ端の一撃はあったものの、その後は和やかに夕食は終わった。ライネもレヴォネの幸には満足してくれたようで「ずっとここで過ごしたいくらいです」と言ってくれたので一安心だ。飯が不味いとやる気無くすからな。
食事を終えるとアルバートがレインからの返事を伝えてくれたが、案の定答えは「是非に」との事だった。どういった会話が二人の間で繰り広げられるのか想像するだけで恐ろしい。
ライネやレインの前では大人しくしておきたいと思う俺とは裏腹にオルテガはノリノリで絡んでくるので非常に迷惑だ。抱き寄せようとしてくる腕を軽く叩きながら玄関に向かう。ネタにされたらどうしてくれる。
「では、また明日参りますね」
「お待ちしております。おやすみなさい、ライネ殿」
ピティスを肩に乗せて馬車に乗り込むライネを見送って溜め息を一つ零す。俺はこれからルファスからの手紙を改め、王都に届けてもらう手紙を書かなければならない。
まだまだ眠れなさそうだ、と思いながら振り返れば玄関にはオルテガが立っていた。部屋に戻ったと思っていたから立っていた事に驚いた。どうしたんだろうかと思いながら近付けば、夕焼け色の瞳が愛おしそうに細くなるから堪らない気持ちになる。
「どうしたんだ、そんな所に突っ立ったままで」
照れ隠しに悪態をついて見せるが、オルテガにはお見通しだったんだろう。流れる様に抱き寄せられて額にキスをされる。
「どうせお前はまだ眠らないんだろう。邪魔はしないから傍にいてもいいか」
「それは構わないが……休まなくて大丈夫か?」
通常の馬で駆けて往復六日掛かる行程を、オルテガはたった四日で帰ってきた。それだけではなく魔物退治までしてきたのだから、おそらく碌に休んでなどいないだろう。
心配になって頬に触れれば、オルテガが小さく微笑む。
「普段の遠征に比べればこれくらい軽いものだ」
そういってオルテガは笑うが、心配な事に変わりはない。どうせ寝ろと言ったってコイツも聞かないだろうと判断して、小さく囁くのは治癒魔法だ。
「大した事はないと言ってるだろう」
柔らかな光に苦笑しながら、オルテガが俺の頬に触れる。分かってはいるんだが、少しでもオルテガに返したいんだ。
「……なるべく早くキリをつけるから」
そう呟いて広い胸に頬を寄せる。久々に味わうオルテガの熱はまだ少し肌寒いレヴォネの夜の空気に心地良い。
応えるように抱き締めてくれる腕が嬉しいが、のんびりしていては寝るのがどんどん遅くなってしまう。
「しんどいようだったら先に寝て良いからな」
「待つよ。お前を一人にしたら机で寝てそうだ」
くすくす笑うオルテガに否定が出来ない。オルテガがいない間は若干不眠気味だったし、昨日はヤロミールのせいで叩き起こされた。今日は今日で半日睦み合っていた訳だしなんなら気分的には今直ぐベッドにダイブしたい。
「……寝たら叩き起こしてくれ」
「その時はベッドまでエスコートさせてもらうさ」
再び額に落とされるキスを受け止めながら、絶対寝落ちしないようにしようと俺は固く決意した。
屋敷に戻った俺は直ぐに寝られるように自室で作業をする事にした。こうすればベッドまで運ばれる姿を家の者に見られる心配もない。
オルテガはソファーでこの間読んでいたレヴォネの昔話をまとめた本の続きを読むつもりのようで早々に俺に一番近い位置を陣取った。近くに居たがるオルテガの様子を擽ったく思いながら、俺は意を決してルファスからの分厚い封筒にペーパーナイフを入れる。
ぎっしり詰まった便箋に何が書いてあるのか、今から読むのが怖いな。
ロアール商会の伝達力をもってしても王都との物理的な距離のせいでどうしても入ってくる情報は遅いし、伝聞で端的に入ってくる情報だけでは決め手に欠ける。そして、中枢の詳細な情報は入って来にくい。その点、当事者である中枢の人間と殆ど時間差なしで直接やり取りが出来るのは大きいよな。
王都の現状を知るのが恐ろしいが、知らないと対策も助言も出来ない。
そう意を決して手紙に目を通し始めるが、半分程読んだ所で俺は心が折れた。読む気も失せて深くて長い溜め息と共にデスクに伸びれば、オルテガが本から顔を上げて立ち上がる。
「どうした、何かあったのか?」
「もう嫌だ。王都に帰らずこのまま隠居したい」
ぐだぐだ愚痴っていれば、オルテガが俺が読んでいた手紙を手に取って読み始める。そして、俺と同じ辺りに辿り着いた所で額に手をやりながら同じように溜め息をついた。
「これは……そう思うのも致し方ないな」
ルファスからの手紙には王都の現状が書かれていたが、俺の予想以上の事態になっているらしい。
曰く、セイアッドが追放された事により、セイアッドが回していた政務がすべてストップした。そして、その影響で公共事業も止まり、王都に来ていた労働者が仕事にあぶれて路上にたむろするようになり、治安が悪化。その人数は徐々に増えており、大火で無くなった貧民街が新たに出来つつあるらしい。
ロアール商会が王都から撤退した煽りを受けて物価も少しずつ上昇し、市民の生活に影響が現れ始めた。初めのうちは不満もセイアッドに向いていたが、露見するのは王太子の新たな婚約者候補の女の浪費だ。民が苦しんでいるのに、自分は贅沢三昧をするステラとそれを咎めない王太子の評判は徐々に落ちてきているらしい。
更にはそんなタイミングでステラがやらかしたラソワ大使に対する失言とそれに波及するラソワとの交易断絶。市井には「戦争が始まるのではないか」という不穏な噂が蔓延しているらしく、治安悪化と合わせて王都の雰囲気は最悪のようだ。
慌ててご機嫌取りでもしようとしたのか、ステラは自らが主導して民が困っているならと王都で一番広い広場で大々的に炊き出しをやり始めたそうだ。しかし、今度はそれ目当てで職にあぶれた者達が広場にたむろし始め、小屋を建て始めたらしい。それまでは王都の片隅に集まっていた者達が貴族街にも程近い王都のど真ん中でスラムを作り始めてしまったのだ。
働かずともタダ飯が食えるなら働きたくないと思う人間が出て来るのも当たり前のことだがそちらにも徐々に人が増えているらしい。お陰で憩いの場であった広場も治安が悪化して一般人や貴族達は遠巻きにしているそうだ。広場沿いには貴族御用達の高級テーラーから有名飲食店まで色んな店が軒を連ねているが、そちらはどうなっているんだろうな?
しかも、肝心の炊き出しも大勢が押し寄せるようになってからは量が足りずに毎回怒号が飛び交う阿鼻叫喚の惨状らしい。
そんな状況を見て近場の領地を持つ貴族の中には王都から離れる者もちらほらいるようで、日に日に貴族議会の人数が減っているのと事だ。
まだ手紙は半分だというのにこの惨状。返り咲いたら俺がこれをどうにかしなくてはいけないんだぞ。隠居したくなるというものだ。
「……このまま二人で逃避行でもするか」
そっと耳元で囁かれる提案は非常に魅力的だ。しかし、この状況の国を放り出すのは「私」も良しとはしないだろう。一部の上が愚かなだけで民はそれに振り回されているだけだ。
大馬鹿達に手は貸さないつもりだったが、ここまで民の生活に影響が出るのは俺も本意ではない。
「そうしたい所だが……私は宰相だ。国を放り出して逃げる訳にはいかないよ」
俺の答えに、オルテガは一瞬表情を曇らせる。
「……俺に何か出来る事があったら何でも言ってくれ。必要なら騎士団も動かそう」
曇った表情は直ぐに優しい笑みに塗り潰され、俺の頭にキスが落ちる。そんな表情をさせてしまう事が苦しいが、宰相で在る事は「私」にとって譲れない矜持だ。
父が、祖父が、それよりもずっと前の祖先達が連綿と守り続けてきたこの国を守り慈しむ事は「私」にとって生きる意味と言っても良い。
その想いは誰にも奪わせない。例え、それがオルテガであったとしても。
「……幻滅したか?」
お前を選ばない事を、と。暗に含めて訊ねれば、オルテガが苦笑いを浮かべる。
「いいや、それでこそお前だ。一番になりたいというのは俺の我儘でしかないからな。もし、お前が国より俺を選んだら俺はお前を叱り飛ばすよ」
すり、と額をくっつけてくるオルテガの言葉が嬉しい。彼は心からセイアッドを、その生き方を愛してくれている。
「ありがとう、フィン」
少し寂しいけれど、オルテガが居てくれるなら「私」は大丈夫だ。その在り方を心から慈しみ愛してくれる人が居てくれるのだから。
初っ端の一撃はあったものの、その後は和やかに夕食は終わった。ライネもレヴォネの幸には満足してくれたようで「ずっとここで過ごしたいくらいです」と言ってくれたので一安心だ。飯が不味いとやる気無くすからな。
食事を終えるとアルバートがレインからの返事を伝えてくれたが、案の定答えは「是非に」との事だった。どういった会話が二人の間で繰り広げられるのか想像するだけで恐ろしい。
ライネやレインの前では大人しくしておきたいと思う俺とは裏腹にオルテガはノリノリで絡んでくるので非常に迷惑だ。抱き寄せようとしてくる腕を軽く叩きながら玄関に向かう。ネタにされたらどうしてくれる。
「では、また明日参りますね」
「お待ちしております。おやすみなさい、ライネ殿」
ピティスを肩に乗せて馬車に乗り込むライネを見送って溜め息を一つ零す。俺はこれからルファスからの手紙を改め、王都に届けてもらう手紙を書かなければならない。
まだまだ眠れなさそうだ、と思いながら振り返れば玄関にはオルテガが立っていた。部屋に戻ったと思っていたから立っていた事に驚いた。どうしたんだろうかと思いながら近付けば、夕焼け色の瞳が愛おしそうに細くなるから堪らない気持ちになる。
「どうしたんだ、そんな所に突っ立ったままで」
照れ隠しに悪態をついて見せるが、オルテガにはお見通しだったんだろう。流れる様に抱き寄せられて額にキスをされる。
「どうせお前はまだ眠らないんだろう。邪魔はしないから傍にいてもいいか」
「それは構わないが……休まなくて大丈夫か?」
通常の馬で駆けて往復六日掛かる行程を、オルテガはたった四日で帰ってきた。それだけではなく魔物退治までしてきたのだから、おそらく碌に休んでなどいないだろう。
心配になって頬に触れれば、オルテガが小さく微笑む。
「普段の遠征に比べればこれくらい軽いものだ」
そういってオルテガは笑うが、心配な事に変わりはない。どうせ寝ろと言ったってコイツも聞かないだろうと判断して、小さく囁くのは治癒魔法だ。
「大した事はないと言ってるだろう」
柔らかな光に苦笑しながら、オルテガが俺の頬に触れる。分かってはいるんだが、少しでもオルテガに返したいんだ。
「……なるべく早くキリをつけるから」
そう呟いて広い胸に頬を寄せる。久々に味わうオルテガの熱はまだ少し肌寒いレヴォネの夜の空気に心地良い。
応えるように抱き締めてくれる腕が嬉しいが、のんびりしていては寝るのがどんどん遅くなってしまう。
「しんどいようだったら先に寝て良いからな」
「待つよ。お前を一人にしたら机で寝てそうだ」
くすくす笑うオルテガに否定が出来ない。オルテガがいない間は若干不眠気味だったし、昨日はヤロミールのせいで叩き起こされた。今日は今日で半日睦み合っていた訳だしなんなら気分的には今直ぐベッドにダイブしたい。
「……寝たら叩き起こしてくれ」
「その時はベッドまでエスコートさせてもらうさ」
再び額に落とされるキスを受け止めながら、絶対寝落ちしないようにしようと俺は固く決意した。
屋敷に戻った俺は直ぐに寝られるように自室で作業をする事にした。こうすればベッドまで運ばれる姿を家の者に見られる心配もない。
オルテガはソファーでこの間読んでいたレヴォネの昔話をまとめた本の続きを読むつもりのようで早々に俺に一番近い位置を陣取った。近くに居たがるオルテガの様子を擽ったく思いながら、俺は意を決してルファスからの分厚い封筒にペーパーナイフを入れる。
ぎっしり詰まった便箋に何が書いてあるのか、今から読むのが怖いな。
ロアール商会の伝達力をもってしても王都との物理的な距離のせいでどうしても入ってくる情報は遅いし、伝聞で端的に入ってくる情報だけでは決め手に欠ける。そして、中枢の詳細な情報は入って来にくい。その点、当事者である中枢の人間と殆ど時間差なしで直接やり取りが出来るのは大きいよな。
王都の現状を知るのが恐ろしいが、知らないと対策も助言も出来ない。
そう意を決して手紙に目を通し始めるが、半分程読んだ所で俺は心が折れた。読む気も失せて深くて長い溜め息と共にデスクに伸びれば、オルテガが本から顔を上げて立ち上がる。
「どうした、何かあったのか?」
「もう嫌だ。王都に帰らずこのまま隠居したい」
ぐだぐだ愚痴っていれば、オルテガが俺が読んでいた手紙を手に取って読み始める。そして、俺と同じ辺りに辿り着いた所で額に手をやりながら同じように溜め息をついた。
「これは……そう思うのも致し方ないな」
ルファスからの手紙には王都の現状が書かれていたが、俺の予想以上の事態になっているらしい。
曰く、セイアッドが追放された事により、セイアッドが回していた政務がすべてストップした。そして、その影響で公共事業も止まり、王都に来ていた労働者が仕事にあぶれて路上にたむろするようになり、治安が悪化。その人数は徐々に増えており、大火で無くなった貧民街が新たに出来つつあるらしい。
ロアール商会が王都から撤退した煽りを受けて物価も少しずつ上昇し、市民の生活に影響が現れ始めた。初めのうちは不満もセイアッドに向いていたが、露見するのは王太子の新たな婚約者候補の女の浪費だ。民が苦しんでいるのに、自分は贅沢三昧をするステラとそれを咎めない王太子の評判は徐々に落ちてきているらしい。
更にはそんなタイミングでステラがやらかしたラソワ大使に対する失言とそれに波及するラソワとの交易断絶。市井には「戦争が始まるのではないか」という不穏な噂が蔓延しているらしく、治安悪化と合わせて王都の雰囲気は最悪のようだ。
慌ててご機嫌取りでもしようとしたのか、ステラは自らが主導して民が困っているならと王都で一番広い広場で大々的に炊き出しをやり始めたそうだ。しかし、今度はそれ目当てで職にあぶれた者達が広場にたむろし始め、小屋を建て始めたらしい。それまでは王都の片隅に集まっていた者達が貴族街にも程近い王都のど真ん中でスラムを作り始めてしまったのだ。
働かずともタダ飯が食えるなら働きたくないと思う人間が出て来るのも当たり前のことだがそちらにも徐々に人が増えているらしい。お陰で憩いの場であった広場も治安が悪化して一般人や貴族達は遠巻きにしているそうだ。広場沿いには貴族御用達の高級テーラーから有名飲食店まで色んな店が軒を連ねているが、そちらはどうなっているんだろうな?
しかも、肝心の炊き出しも大勢が押し寄せるようになってからは量が足りずに毎回怒号が飛び交う阿鼻叫喚の惨状らしい。
そんな状況を見て近場の領地を持つ貴族の中には王都から離れる者もちらほらいるようで、日に日に貴族議会の人数が減っているのと事だ。
まだ手紙は半分だというのにこの惨状。返り咲いたら俺がこれをどうにかしなくてはいけないんだぞ。隠居したくなるというものだ。
「……このまま二人で逃避行でもするか」
そっと耳元で囁かれる提案は非常に魅力的だ。しかし、この状況の国を放り出すのは「私」も良しとはしないだろう。一部の上が愚かなだけで民はそれに振り回されているだけだ。
大馬鹿達に手は貸さないつもりだったが、ここまで民の生活に影響が出るのは俺も本意ではない。
「そうしたい所だが……私は宰相だ。国を放り出して逃げる訳にはいかないよ」
俺の答えに、オルテガは一瞬表情を曇らせる。
「……俺に何か出来る事があったら何でも言ってくれ。必要なら騎士団も動かそう」
曇った表情は直ぐに優しい笑みに塗り潰され、俺の頭にキスが落ちる。そんな表情をさせてしまう事が苦しいが、宰相で在る事は「私」にとって譲れない矜持だ。
父が、祖父が、それよりもずっと前の祖先達が連綿と守り続けてきたこの国を守り慈しむ事は「私」にとって生きる意味と言っても良い。
その想いは誰にも奪わせない。例え、それがオルテガであったとしても。
「……幻滅したか?」
お前を選ばない事を、と。暗に含めて訊ねれば、オルテガが苦笑いを浮かべる。
「いいや、それでこそお前だ。一番になりたいというのは俺の我儘でしかないからな。もし、お前が国より俺を選んだら俺はお前を叱り飛ばすよ」
すり、と額をくっつけてくるオルテガの言葉が嬉しい。彼は心からセイアッドを、その生き方を愛してくれている。
「ありがとう、フィン」
少し寂しいけれど、オルテガが居てくれるなら「私」は大丈夫だ。その在り方を心から慈しみ愛してくれる人が居てくれるのだから。
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