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三 ……なんで、そんなものを?

side咲桜2

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旧館とはいえ、ここは学校内だ。


どこに耳があるかわからない。これからも、先生絡みの考えごとは声には出さないように注意しないと。


……何故今にやっとした、自分。


思考が自分の行動にツッコミを入れている。大丈夫かな、私。


あとは、ま。先生にどこまで話して大丈夫か、かな――。


そして、先生はどこまで知っているのか。


………。


さっきまで浮かれていた気持ちが、ふと一段低くなった。いやいや、先生は私と父さんのために請けてくれたんだし、そこまで巻き込めないって。


また、頭を一つ振った。笑満には話すとして、どこで言おうかな……学校内ではまずいよね?


そんなことを考えながら、いつも笑満と頼と一緒にお昼ごはんを食べている中庭へ向かった。

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