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七 ほんとは、今日一番に言いたかったんだけどな。
side流夜3
しおりを挟む「……喧嘩するほど仲がいい?」
「………そこか。確かに降渡と絆、喧嘩ばっかだけどな……」
「………」
違うと思います。降渡さんと絆さんとは違った種類の仲の良さと喧嘩だよ、と続けられた。……違うのか。
「しかし俺があれを怒らないとなると……主咲もあれにはダダ甘いからな……」
「………」
あれは行動力がハンパなさ過ぎるから、ある程度止めておかないと――
「じゃあ私が見てる」
「……は?」
「私も斎月のこと、見てる。間違ったことしそうになったら怒る。流夜くんが、自分にかまけられるように」
「――――」
咲桜の瞳があまりに真っ直ぐ過ぎて、現実を告げる機会を逸してしまった。
咲桜の両肩に手を置いて、ぐだっと頭(こうべ)を垂れる。
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