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七 ほんとは、今日一番に言いたかったんだけどな。

side咲桜22

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「……いやって言うか……流夜くんがお料理出来るようになったら完璧になっちゃうじゃん。そしたら私がいる意味ないと申しますか……」

「………咲桜。俺は、咲桜が美味いメシ作ってくれるから大事にしてるわけでも、すきになったわけでもないぞ?」

「………え?」

ふと視線があがって、柔らかい流夜くんの瞳とぶつかる。

「咲桜に惚れた。それだけだ。と言うかむしろ、俺も咲桜を労えるようになりたい。お前はいつも限界突破で頑張ってるからな。咲桜にお疲れって、少しくらい、俺もやりたいと思うんだよ」

「………」

ぽんぽんぽん。

「だから、教えてくれないか?」

「……簡単、なのからでよかったら」

「ああ」

「最初は包丁握らせませんよ」

「……ああ」

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