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三 まず爆発させないから。

side流夜7

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「変わらず愉快な面子ですね」

「ねー。あ、お昼も出せるよ? 食べてく?」

「……まだ咲桜が帰って来てくれそうにないんで、お願いします」

「りょーかい。でもレンは回収するね。そろそろお客さん来そうだし。レンー、咲桜ちゃんのこと流夜に返してあげなー」

「いや、ケン。読者様の意見をうかがうのも大事なしご
「式のときの写真貼り出していい? ウェルカムボードみたいにー」

「ごめんね、咲桜さん。私も呼ばれてしまった。また、いつでもいらっしゃい」

反論しかけた恋さんだが、剣さんに意味深に言われてころっと方針転換した。

相変わらずイケメン顔で決めていく子持ちの母親だった。

……天科サンと閃が苦労するはずだ。

「はー、ドキドキしましたー」

やっと落ち着いた……のか? 咲桜が隣に戻ってきた。胸の辺りを右手で押さえている。

「恋さんが男でもドキドキすんのか?」

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