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番外編2
side千波5
しおりを挟む「うん。父さんはバスケ部のマネージャーと掛け持ちしてた。総真の父親の想さんが会長だったから、父さんも巻き込まれだったみたいだけど」
「……親子」
血筋というやつだろうか……。
「そうさん、って、碓氷想先輩?」
「はい。一人息子が僕と同い年なんです。今は僕が、息子の総真の巻き込まれで生徒会にいます。僕よりも総真の方が、父親にそっくりです」
「あらあ……それは大変ね。玲哉くんが」
お母さんが一気に真顔になった。玲哉くんは苦笑している。否定しないんだ……。
「僕の父や母と親しかったんですか?」
玲哉くんがティーカップを受け取りながらたずねた。
「うん。特別親しかったわけじゃないんだけど、藍田先輩って色んなところに目の届く先輩だったから、後輩の面倒もよくみてくれていたの。玲奈先輩や美結先輩も優しかったわ。碓氷先輩は……その、規格外と言うか……」
碓氷くんのお父さんの説明には困ったのか、目を泳がせるお母さん。
まさかお母さんたちが玲哉くんのご両親にお世話になっていたなんて。
……何というか、だ……。
「千早! 藍田先輩の息子をもてなすな! 恐ろしい!」
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