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side真紅16

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何をするのか問えば、ママはにっこり微笑んだ。

「そういう自分じゃ解決出来ないどうしよもないときはね、こうするといいのよ」

と、筆を半紙に置いた。

「………」

私は半ば呆然としながらそれを見ていた。

「――こんなとこかしらね」

満足げに呟いたママが書いた文字は――


『また逢えた』


――だった。

「あの、ママ……私逢えてないよ?」

逢える方法がわからなくて途方に暮れていたのに……。

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