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side咲桜21

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〇・一パーセントの可能性と言われた、ほぼ無理だろうという診断。示されたのはそれだった。

生まれつきのもの。さだまってしまっている天命。

世界を、急に大きく感じた。

「……〇・一パーセントを抱(いだ)いて、九九・九パーセントを否定する」

吹雪さんの固い声音に、私は顔をあげた。

「いいじゃない。そういう生き方があってもいいと思う。僕はそれを肯定するよ。――僕は、そういう風に生きている」

生きる方法があるなら教えてほしかった。

罪咎の命を。

優しい世界でどう生きればいいのか。

ゆるされたくなかった。でも、一緒にいたかった。

ゆるしてほしくなかった。でも、その笑顔を独り占めしたかった。

……どうしたら、私は生きていいの……?

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