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side咲桜30
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結局、朝まで二人とも眠りはしなかった。
ソファに隣り合って座って、流夜の肩に頭をもたれさせて、たまに話して、静かになってを繰り返して、朝日を見た。
時間、だ。
「……咲桜」
「……はい」
「……帰ろうか」
「…………うん」
いつものように差し出された手を取って、華取の家に戻った。
結局、朝まで二人とも眠りはしなかった。
ソファに隣り合って座って、流夜の肩に頭をもたれさせて、たまに話して、静かになってを繰り返して、朝日を見た。
時間、だ。
「……咲桜」
「……はい」
「……帰ろうか」
「…………うん」
いつものように差し出された手を取って、華取の家に戻った。
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