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二 発覚
side水都7
しおりを挟む言った! 言ったけど恥ずかしい! ここで笑顔――できない! 顔がこわばっているよ!
「藤沢さん? ……今朝……迷惑じゃなかったの……?」
今朝声をかけてくれた山手さんが、恐る恐るといった感じで言って来た。
「迷惑なんかじゃないよっ。すっごく嬉しかった。でもわたし、別の高校に行った幼馴染以外に友達いたことなくて、どう返したらいいのかわからなくて黙り込んじゃって……ごめんなさい」
二人に向かって頭を下げると、慌てたように「そんなことしないでっ」と言われた。
謝ることすらゆるせないほど怒っていた……?
「私たちこそ、藤沢さんってクールな人だって聞いてたから話しかけていいのかわからなくて……今朝、もっとちゃんと話せばよかった」
「私も止めちゃってごめんね。露季ちゃん、藤沢さんと話したいって言ってたんだけど、困らせてると思って……」
えっ? そんな風に思ってたの?
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